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肌に良い食べ物の多くは根拠がデタラメで嘘だらけ?

肌に良い食べ物とは

コラーゲンが含まれている食品を食べると肌に良いイメージがあるものですが、これらの多くは科学的には否定されています。

コラーゲンを摂取しても体内でアミノ酸に分解されるので、そのままコラーゲンが肌に向かうわけではありません。

コラーゲンがたくさん含まれていると言われているフカヒレやスッポンや鳥の軟骨、もつ煮、豚足などを食べても、特別肌に良いわけではないと専門家は指摘しています。

ですが、一方でコラーゲン鍋などを食べた翌日の肌の状態が、普段よりも良い事を経験している女性も多いのではないでしょうか。

メイクをする女性ほど肌の状態に敏感なので、その違いを実感している人は珍しくありません。

科学的な根拠がないとしても実感があるのであれば、それはそれで目的を果たしているのではないでしょうか。

単純に現代科学では分かっていないだけかも知れませんし、コラーゲン鍋に含まれている別の成分が肌の状態を良くしているのかも知れません。

さらに言うと、肌に良いという思い込みによってプラシーボ効果が発揮されたのかも知れません。

どの理由で肌の状態が良くなったか分からないとしても、肌の状態が良くなったのであれば目的は達成しているはずです。

これを科学的な根拠がないからと無視してしまうのは、もったいないような気がします。

自分の体感も大事にしよう

実は私も10年以上前に肌の状態が良くなる食品を積極的に取っていたことがあります。それは森永の「アロエドリンク」です。

コンビニやスーパーで売られていた紙パック(500ml)の清涼飲料水で、100円ぐらいでした。

私はこれを飲むと抜群に肌の調子が良くなることを実感していました。お風呂でシャワーを浴びると水の弾きが全然違い、まさにプルプルの肌になっていたことを覚えています。

数年間は定期的に飲んでいたのですが、ある時から見かけなくなって飲めなくなってしまいました。今改めて公式サイトで確認してみると、やはり販売終了になっていました。

アロエドリンクの何の成分が肌に良かったのかは分からないのですが、野菜ジュースやコラーゲンドリンクを飲んでも、これといった実感が得られなかったので、おそらくアロエの成分なのだろうと思い、同じメーカーから販売されているアロエヨーグルトなどを食べてみたのですが、特に肌に良い影響は感じられませんでした。

アロエヨーグルトには少ししかアロエの果肉が入っていないので、仕方がないなと思っていたところ、あるドラッグストアにヨーグルトなどのトッピング素材として、ナタデココ等と並んでアロエの果肉が売られていたのを発見し、さっそく試してみたのですが、これでも全く実感が得られませんでした。

さらに高価なアロエジュース(720mlのビンで2500円)を試してみたこともあるのですが、これも効果がありませんでした。

結局は森永のアロエドリンクの何の成分が肌に良かったのかは分からなかったのですが、当時の私にとっては肌に抜群の効果がある飲み物でした。科学的な根拠はありません。私の実感だけがあるだけです。

おそらく豚足を食べた翌日の肌の状態が良くなると感じている人も同じです。コラーゲンに科学的な根拠がないとしても、何かしらの成分が有効に働いている可能性があります。

豚足にたまたま不足しがちな成分が含まれているのかも知れませんし、相性の問題もあると思います。

このような自分の体感は無視するべきではありません。実際に肌の状態が良くなるのであれば、それはそれでOKなのではないでしょうか。

むしろ科学的な根拠ばかりに頼るのも危険です。「現在の日本人には○○が不足している」といった成分が必ずしも自分に当てはまるとも限りません。

お医者さんの指導を元に不足している栄養素を摂取するのは良いと思いますが、素人判断で不足もしていない成分をサプリメントなどで過剰に摂取してしまうと、内臓に負担が掛かるだけかも知れません。

もちろんアロエドリンクや豚足なども同様です。私は抜群の効果を実感していたので、周りの人達にすすめていたのですが、実際に効果を実感してくれたのは同じ職場の同年代の男性一人だけでした。

身体の構造が似ているであろう親ですら、効果を感じることはありませんでした。

もしかしたら特定の年代の男性にだけ効果があったのかも知れませんし、職場環境の影響で似たような成分が不足していたのかも知れません。

ただその男性だけは「本当に凄い!」と感動してくれ、そいつの家に遊びに行くと冷蔵庫の中にたくさんストックされていました。

私やこの男性のように、科学的な根拠がなくとも相性が良い人にとっては、間違いなく肌に良い食べ物ということになります。

この体感は無視してしまうのは違うのではないでしょうか。

科学的な根拠も意外とデタラメ?

数年前から魚に含まれている油(EPAやDEA)が、血液の流れを良くする効果で健康に良いと言われています。実際に様々な科学的な根拠が示されていますが、これが本当なら魚を多く食べる人ほど健康的で長生きすることになります。

魚介類消費量のランキングを調べてみると、一位が青森県になっていたのですが、長寿ランキングを調べてみると青森県は最下位でした。一方で長寿のイメージがある沖縄県民の魚介類消費量は最下位です。

少し調べただけでまるで反対のデーターが見つかりました。青森県と沖縄では環境や食文化が全然違うので、魚の摂取量だけで判断できるものではありませんが、あまりにも反対の結果になっていた事に驚きました。

少し前にテレビで魚の油は薄毛にも関係するとお医者さんが語っており、漁師さんには薄毛が少ないと紹介していたのですが、世界的にたくさん魚を食べている日本人の薄毛率が高いのはおかしな話です。

日本食が身体に良いと言われていますが、欧米の食文化がいち早く取り入れられた沖縄が長寿なのもおかしな話です。ステーキやフライドチキンが大好きな県民でもあります。

だからといって肉を多く食べている県の寿命が長いわけでもなく、あまり魚、肉、共に食べる量が少ない長野は長寿県です。食べ物による影響がないとは言いませんが、それだけで健康や寿命が決まるものではありません。

もちろん全ての科学的な根拠がデタラメでウソだとは言いませんが、全ての人に当てはまるものではありませんし、あくまでも傾向があるだけです。

また都合の良いアンケート調査もあります。

  • 10%:凄く効果があった
  • 20%:少し効果があった
  • 30%:何となく効果があったような気がする
  • 40%:効果がなかった

といった結果が出ると、上の三つを足して60%もの人に何かしらの効果があったと演出するものです。自社の都合の良いデーターだけをアピールするのは珍しくありません。

30%の何となくの層を抜くと、効果を実感した人は30%だけであり、40%の効果がなかった人を下回っています。

もちろん自分がその30%に含まれる可能性もあるので、試してみるのが悪いとは言いませんが、60%の人に効果があるから間違いないと妄信してしまうと、意味のないどころかリスクだけを抱え続けることになるかも知れません。

科学的な根拠を参考にするのは構いませんが、やはり自分の体験を無視するべきではありません。

まとめ 参考と体感のバランス

肌に良い食べ物というのは人によって違います。この当たり前の事を理解する必要があります。ビタミンCが不足している人にとってはレモンが良いかも知れませんが、不足していない人にとっては効果はありません。

ただ肌の状態が悪くなっている原因を見極めるのは簡単ではありません。もしかしたら腸内環境が崩れているのが原因かも知れないので、レモンの食物繊維のおかげで腸内環境が整って肌荒れが改善されるかも知れません。

この場合だとビタミンCが含まれているレモンジュースでは効果がありませんが、レモンの果実を食べると効果があるかも知れません。

豚足を食べて肌が良くなるのも、科学的な根拠がないコラーゲンとは別の成分が良い影響を与えているのかも知れませんし、分解されたアミノ酸が再びコラーゲンになって肌に向かいやすくなる成分が含まれているのかも知れません。

科学者がこれらのメカニズムを解明するのは立派な事ですが、一般の人は自分の体感を見極めた方が、ずっと近道になるのではないでしょうか。

アロエドリンクだってアロエ成分は全く関係なかったのかも知れません。甘み成分の糖質との相性が良かったのかも知れませんし、極端な事を言えば酸化防止剤や防腐剤といった添加物が好影響を与えていた可能性だってあります。

結局、これらの相性を見極められるのは自分だけです。

自分の体感を無視しないでください。科学的な根拠があるものでも合わない物は合いませんし、世間一般の常識では悪く言われている物でも、もしかしたら相性が良いかも知れません。

当ブログでは以前に好きなモノよりも食べたいモノを選ぼうと紹介したことがあるのですが、

参考食べたいモノを食べると健康になる理由

たまに無性に何かを食べたくなるものですが、それは脳がその時に不足している栄養素が含まれている食品を食べさせようと促すからです。

その時に食べると内蔵に染み渡るかのように美味しく感じられますし、無駄なく栄養を吸収することができます。

バランスの良い食生活を心がけるのが悪いとは言いませんが、不足していない栄養素までどんどん摂取してしまうと、貯めきれなくなって体外へ排出する為に肌が荒れてしまう事は珍しくありません。

明らかに日本よりも不衛生で食生活のバランスが悪い国の子供たちの肌には、日本の子供たちのようにニキビは出来ません。これについても別のところで紹介したことがあるのですが、

参考肌に良い物よりも悪い物を避けよう

過剰な栄養が肌荒れを招いているケースもあるので、気をつけてほしいと思います。

肌に良い食べ物というのは、その時々の身体の状態によっても違いますし、相性の問題もあるので、しっかりと自分で見極めるようにしてください。

野菜ジュースを飲み過ぎて尿管結石になってしまうようなケースもあるので、何事も過剰に妄信しないことです。

冷え性の人に唐辛子に含まれているカプサイシンが良いという情報があり、一日当たりスプーン一杯分の一味が効果的だというデーターがあったとしても、人によってはそれで胃が荒れてしまうかも知れません。

辛い物が得意な人と苦手な人がいるように、相性の問題も無視するべきではありません。

コーヒーに含まれているカフェインが良いという情報も増えてきましたが、人によっては一杯のコーヒーだけで眠れなくなる人もいます。そのような人が健康の為にと三倍ものコーヒーを飲んでしまうと、睡眠不足で不健康になってしまいます。

もちろん参考にするべき情報として、科学的な根拠があるものを選ぶのは間違いではないですし、大いに参考にしてもらって構いませんが、妄信しないで自分の体感とも向き合ってください。このバランス感覚が一番大切なのではないでしょうか

自分の肌の状態が良い日の前日に食べた物の中に、自分と相性が良い正解の食べ物があるのかも知れないので、よくよく見極めてほしいと思います。

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]

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