節約はレジャー!

リサイクルやフリマで節約!?する前に意識したい事

リサイクルやフリマを活用して節約!?

私自身は節約家という事もあり、リサイクルショップや古本屋、ヤフオクやフリマアプリを利用して安く購入して節約する事があるのですが、逆にそれらを利用して物を手放す機会は、どんどん少なくなってきました

不要になった物をリサイクルに出す事で誰かに役に立ったり、資源を有効活用する事になったり、僅かな価格でも買い取ってもらう事で節約になったり、処分費用を節約する事ができるものですが、この選択肢のせいで判断を見誤ってしまう事があるものです。

もちろん上手く活用する事で節約になる事も多いのですが、簡単に手放せてしまうだけに買い物をする時の選択基準が緩くなってしまうリスクがあります。

少し前に知り合った女性がフリマアプリにハマっており、その魅力やメリットについて色々と教えてくれたのですが、彼女は私の目の前にいた短時間でもスマホのフリマアプリでバンバン買い物をし、出品する様子まで説明してくれたのですが、その出品する物もほとんどがフリマアプリで購入した物でした。

要するに使いもしない物までたくさん購入していたわけです。

これは価格の安さに囚われ過ぎている節約家にも当てはまる事なのですが、どんなに安くてお得な価格でも必要のない物まで購入していると節約になりません。

本当に必要な物を安く購入する事は上手な節約ではありますが、セールで安かったり、気軽に売れるからという理由で、それほど必要のない物まで購入していると、手数料が入るお店だけしか得をしません。

リサイクルやフリマのリスク

一般的にリサイクルショップやフリマアプリのリスクというと、品質が保証されていなかったり、期待していた品質よりも劣化していたといった事ですが、私が感じるリスクというのは、簡単に手放せるだけに学びが得られにくくなってしまうリスクです。

ろくに試着もしないで洋服を購入してしまうと、サイズ感がイマイチで無駄になってしまうので、次からはしっかりと試着をして確認しようと考えるものですが、簡単に手放せて損益のリスクも減らせるリサイクルやフリマのおかげ(せい)で、失敗した悔しさまで和らいでしまい、学ぶ機会が失われてしまいます。

これは福袋などが好きな人にも当てはまるのですが、1万円の福袋に1万円相当の洋服が3着入っているからといって、運よく好みのアイテムが入っているとは限りません。

色が好みと違ったり、サイズ感がイマイチだったりする事も多いので、実際に役立つのは1着しかなくても、その他の洋服をフリマアプリで転売すれば元は取れるといった節約テクニックがあるのですが、そもそも福袋に含まれる商品というのは売れ残りが中心なので、3万円相当といってもあくまでも定価の話です。

大抵は福袋に入る前にセール価格になっているので、1万円相当の洋服が3着入っているといっても実売価格は1着5000円程度の洋服かも知れません。だったら売れ残ってセールになっているタイミングのその洋服を購入していれば、5000円だけで済んだかも知れません。

そのタイミングであればしっかりと試着をして確かめられますし、洋服の個体差(汚れやヨレ具合など)も見極める事ができます。

リサイクルショップやフリマアプリで処分するのは、リスクヘッジの手段としては有効ではあるのですが、それがあるだけにギャンブル性の高い買い物になってしまう可能性があります

冒頭で紹介した彼女がまさにそんな感じでした。金額的な損失は少なく出来たとしても手数料や送料の事を考えると得する事はないでしょうし、手続きの手間も増えてしまいます。

リスクヘッジという言葉は投資の世界で用いられる事が多く、保険のようなものだと考えると分かりやすいのですが、自分ではコントロール(為替や国際情勢など)や判断が出来ないギャンブル性の高い案件だからこそ、リスクヘッジが重要になってきます。

ただしっかりと下調べをして確信がもてる投資案件だと、リスクヘッジに費用をかけるよりもその分の資金をつぎ込んだ方が投資効率が良くなります。

リサイクルショップやフリマアプリによるリスクヘッジも同じで、気軽に転売できる事は便利なのですが、それだけに下調べを怠ってギャンブル性の高い買い物になってしまうリスクがあると感じています。

買い物の失敗を和らげる効果は期待できますが、失敗する確率が上がってしまうかも知れません。

リサイクルできなくなるまで使うのが理想

私自身も節約を意識する前というのは、深く考える事もなく買い物をしてしまう事があったので、直ぐに不要になってリサイクルショップに売るような事があったのですが、節約を意識するようになると、そもそも不要な物を所有しなくなっていくので、リスクヘッジとして物を売る機会も少なくなっていきました

現在でも本を売る事はあるのですが、基本的に読みたい本があるとまずは図書館のホームページで調べ、見つからないとネット上の古本屋で検索して探します。このような本がいくつか溜まってくると近所の古本屋で売るのですが、既に古本なので買い取り価格など二束三文にしかなりません。

参考図書館の意外なメリット!

発売されて間もない新刊本だと買取価格も期待できるのですが、最近は電子書籍で安く購入して節約しているので売る機会がありません。

昔はろくに調べもせずに適当に買い物をしていただけに、リサイクルショップやフリマアプリでの転売でリスクヘッジする事ができたのですが、それが出来るという事は、そもそもの選択肢が間違っていたという事です。

当ブログでは以前に不要な物はリサイクルショップに行くとよく分かると紹介した事があるのですが、

参考不要な物はリサイクルショップに溢れている

まさに適当に買い物してしまった商品が溢れているのが、リサイクルショップの特徴でもあります。

もちろん子供服のように物理的に着られなくなった物や、生活環境の変化で不要になった物や、贈答品のようにそもそも必要なかった物も売られているので、全ての物が役に立たない不要な物という事ではありませんが、便利そうな調理家電などが溢れているところを見ると、何となく買って後悔した人が多いのではないでしょうか。

本当に必要な物だけに囲まれている人であれば、その物の寿命を全うするまで使うので、リサイクルショップやフリマアプリに売る機会も無くなっていきます。

これは資源ごみのリサイクルなどにも当てはまるのですが、昔の日本人のように何度も使える風呂敷で持ち歩けば、紙袋の使用を抑えられてエコになりますが、紙はリサイクルできるからと過剰包装を受け入れていると、全くエコではないような事です。

ペットボトルを一本作って消費者の元に届くまでに使われる石油のエネルギーは40mlという計算があるのですが、ペットボトルをリサイクルするとなると輸送費や工場による洗浄や再生の為に、一本当たりに150mlもの石油が必要になるという計算があります。

しかもペットボトルとして再生できるわけでもなく用途が限られるので、せっかく集めたペットボトルでも焼却処分されたり、お金を掛けて海外に運ぶようなおかしな事になってしまっています。だったら燃えるゴミとして近場のゴミ処理場で処分した方が、余計なエネルギーが奪われない分エコになります。

個人がペットボトルの寿命を全うさせるまで使い切るのは難しいですが、リサイクル効率の高いアルミ缶の飲料を選んだ方がエコになるかも知れませんし、ペットボトルのミネラルウォーターではなくウォーターサーバーや浄水器の使用をした方が、不要なゴミを出さずに済むかも知れません。

これらのように良かれと思ってしているリサイクルでも、実際にはエコになっていない事もありますし、フリマアプリによる転売といった事も本質を見誤るきっかけとなってしまうかも知れないので気をつける必要があります。

まとめ リサイクルという名の免罪符

子供服のように成長して着られなくなった洋服や、生活環境の変化で不要になった物を、リサイクルショップやフリマアプリを利用して他の人の役に立つ事は素晴らしいとは思いますが、リサイクルという手段があるからと、そもそも必要のなかった物まで考えもせずに手を出してしまうと、全く節約にならないばかりかエコにもなりません。

これは脂肪の吸収を抑える特保の飲料と似ているのですが、それが免罪符となって暴飲暴食を増えてしまうと元も子もないような事です。

良いスタイルを保っている人の多くは、わざわざ特保の飲料やダイエット食品に頼っていません。食べ過ぎにならないように気をつけているだけです。

リサイクルショップやフリマアプリに頼り過ぎるのも同じで、それが免罪符として機能してしまうと失敗した悔しさや後悔が薄れてしまい、根本的な問題(不要な物を買わない)から遠ざかってしまう可能性があります。

リサイクルそのものが悪いわけではありませんが、その物を大切に扱いながら寿命まで使い切る事こそが最も効率の良いエコなのであり、節約という意味でも有効に働いてくれるのではないでしょうか。

これは靴の寿命で考えてみると分かりやすいのですが、日本は靴を脱ぐ機会が多いだけに多くの人が適当に履いて寿命を縮めてしまっています。

靴紐を緩めることなく強引に靴同士を擦り合わせて脱いで傷だらけになっていき、強引に足を押し込む事で生地が伸びてヨレヨレになっていきます。中には踵を踏みつけていたり、つま先をトントンして傷めている人もいます。

きちんと靴紐を緩めてから脱ぎ履きするだけで防げる事ですが、これが出来ている人は驚くほど少ないです。靴底がすり減って寿命を迎えたのではなく、雑な扱いのせいでボロボロでヨレヨレになって寿命だと判断してしまいます。

丁寧に扱われて型崩れてしていない靴であれば、靴底がすり減ってきても補修材で補う事で寿命が延びますし、靴底の張り替えといった選択肢もあります。

そのような靴というのは中底も足の裏の形に合わせて沈み込んでいるので、抜群のフィット感があるものです。

価格の安い靴だと靴底を張り替えるより買い替えた方が安いのですが、少し良質な靴を大切に扱いながら履き続けていく事で、新品の靴にはない最高の履き心地が手に入るかも知れません

洋服だって丁寧にメンテナンスをする事で寿命が延びますし、ガチガチに縫製されている箇所が徐々に柔らかくなっていくので、着心地が良くなっていきます。

Tシャツの襟元を伸ばしながら脱いでいると、直ぐにヨレヨレになってしまうものですが、手をクロスさせて裾を掴んで優しく脱ぐ事で、必要以上に襟元を伸ばす事がなくなるものです。

物の寿命というのは扱い方によって随分と寿命が変わるものですし、そこと向き合わずに次から次へと新しい物ばかりを購入していると、品質の良い物を見極める眼力も身につきませんし、洗練された動作というものも身につきません。

脱ぎ履きしやすい靴といった基準で選んでいると、大きめのサイズを選ぶ事になってしまうので歩き方にまで悪影響が出てしまいます。洋服のサイズも適当に大きめの物を選んでいると、生地の引きつりや重さが増えて疲労の原因となったり、洗濯物の収納スペースの容量を奪われてしまいます。

参考靴と健康の関係は無視できない要素

多くの物は雑な扱い方のせいで寿命が短くなってしまうので、本気で節約を考えている人は、安易に安い物に買い替えるのではなく、手持ちの物を大切に扱うように意識してほしいと思います。

リサイクルやフリマアプリに頼る前に、手持ちの物だけで何とかなるかも知れませんし、メンテナンス次第では新品時よりも良い状態になるかも知れません。

安い包丁でも丁寧に研ぐ事で新品時よりも切れ味が良くなるかも知れませんし、柄の部分もほどよく手の形に合わせて削れていれば、高価な新品の包丁よりも使い勝手が良くなるかも知れません。

世の中には100均の包丁を100均の砥石で研いで切れ味抜群にさせている人がいるほどです。

このような事は手間も時間も掛かるので誰にでもできる事ではありませんが、手持ちの物と向き合いながらちょっと調べるだけでも、新たな選択肢が見つかるかも知れません。

もちろん必要十分な物をリサイクルショップやフリマアプリで安く購入する事や、不要になった物を手放す事が悪いわけではありませんが、その前にちょっと調べてみるだけで新たな選択肢が見えてきたり、より本質的な問題に気がつくような事があるので、買い替える事になったとしても選択基準が洗練されて失敗する確率が減るはずです。

リサイクルが免罪符のようになってしまうと、なかなか本質的な問題にたどり着けなくなってしまうので気をつけてください。本当に節約になるのか、エコになっているのかと考えるようになると、初めて購入するような物でも上手く選べるようになりますよ。

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]

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