節約はレジャー!

安くて良いモノを見極めるポイントは混同しないこと!

安くて良いモノとは?

節約家に限らず、多くの方が「安くて良いモノ」を選びたいと思うものですが、この「安くて良いモノ」を上手に見極めるには、その「安さ」と「良いモノ」の基準を混同しないことがポイントになります。

「安さ」ばかりに目を奪われてしまうと、求めていた機能を満たしておらず、無駄な買い物になってしまうかも知れません。

一方で「良いモノ」という基準が曖昧なままだと、必要もない機能にまでお金を払ってしまうことになるかも知れません。

そこで今回は「安くて良いモノを上手に見極めるポイント」について紹介します。これはあらゆる買い物に当てはまることなので、しっかりと理解してほしいと思います。

安くて良いモノは主に二種類

安くて良いモノというのは、大きく分けて二種類に分類できます。

一つ目は定価が安いモノです。

わかりやすいのは100円ショップのアイテムのようなことです。たった100円で役に立てば「安くて良いモノだった」ということになります。

基本的に100円ショップのアイテムが、セールになることはないので、本人が必要なタイミングで購入するのであれば、基本的に失敗することはありません。

注意してほしいのは、セールで価格が安くなっているモノを購入する時です。

洋服などはセールが多いのでわかりやすいと思いますが、セール品になった途端に洋服の品質が変わるわけではありません。

参考洋服代を節約するポイントを紹介!

食品の半額セールなどは品質(鮮度)が落ちているので、セールになる理由もわかりやすいですが、洋服がセールになるのは、そのモノの品質の低下ではなく、流行遅れや季節外れなどの環境の変化によって価格が決まります。

あまり流行に関係のないデザインの洋服で気に行ったものがあれば、セール価格で手に入れることは上手な買い物、安くて良いモノということになります。

あくまでも良いモノというのは、当人が求めている機能(洋服であれば防寒やデザインやサイズ)が満たされていることが基準であり、その基準を満たしているモノの中から価格が安いモノが、安くて良いモノということになります。

ただし、この時に価格に引っ張られてしまうと、求めていた機能を満たしていないモノを選択してしまいます

洋服がセールで安かったからと、好きでもない色を選んだり、サイズがいまいちな洋服を購入してしまうと、結局はタンスの肥やしになってしまいます。どんなに安くても無駄な買い物です。

これは福袋が好きな人によく当てはまります。結局は無駄なモノを抱え込むことになってしまいます。

安くて良いモノを上手に見極めるには、安さに引っ張られないことがポイントです。

価格ありきでモノを探すのではなく、先に必要としている機能をしっかりと絞り込んでください

予算ありきはダメ

何かしらのモノを購入する時は、誰でも予算の都合があると思いますが、先に予算を決めてしまうと無駄な買い物になりやすくなってしまいます

例えばテレビを購入するのに10万円の予算を設定したとします。10万円のテレビならそれなりの大きさで録画機能が付いているものがありますが、必ずしも本人がそれらの機能を求めているとは限りません。

今までテレビ番組を録画することが滅多になく、たまに録画する時はDVDプレイヤーで録画していた人が、テレビに付属されている録画機能が必要だとは限りません。

DVDプレイヤーを録画用にしか使っていなかったのであれば、テレビ一台で代用できるので便利かも知れませんが、所有しているDVDやレンタルDVDを視聴するには、結局DVDプレイヤーを接続しておかなければなりません。

一方で「録画機能が付いてDVDも見られる40インチのTVが欲しい」といった基準があれば、それらの機能が満たされているテレビの中から、安いモノを選ぶことが出来ます。

先に予算ありきで選んでしまうと、必要もない機能がたくさんあるテレビを選んでしまうかも知れません

一方で「テレビはニュースと天気予報ぐらいしか見ない」という方であれば、2万円の小型テレビで十分かも知れません。余計な機能が付いていないのでそれらの故障のリスクを避けられ、待機電力も安くなるので購入金額以上の節約になります。

参考家電製品が壊れやすい人の特徴

30万円の高機能な42インチのテレビが、特別セールで10万円で売られていると安くて良いモノのように感じるかも知れませんが、もしかしたら展示品だったのかも知れません。電気屋さんで毎日十何時間もの電源が入っていたテレビの寿命が、それほど長いとは限りません。

一方で同じお店で定価が12万円でシンプルな機能しかない42インチのテレビが、ちょっとした割引で10万円で販売されていたとします。

全く同じ価格、同じ大きさのテレビが、一方は高機能が満載、もう一方はシンプルな機能のみだとすると、安くて良いモノは高機能のテレビだとは限らないということです。

予算ありきで考えると、つい高機能テレビの方に飛びついてしまいますが、自分が求めている機能を満たしているテレビであれば、シンプルなテレビの方が安くて良いモノになるかも知れません。

電化製品が苦手な高齢者であれば、シンプルな機能しかないテレビのリモコンの方が使いやすいはずです。

テレビは囲碁教室ぐらいしか見ないという方であれば、高画質は必要ありません。普通のテレビの画質で十分です。

もちろん高機能を求めることが悪いのではありません。音楽が大好きな方であれば、音質にこだわったスピーカーが付属されているテレビは、最高の選択肢になると思います。

参考純セレブスピーカーの音質に驚いた!

自宅で映画を観るのが趣味という方にとっては、高画質で大画面のテレビは最高の選択肢です。

この場合でも先に30万円という予算を決めてしまうと、

「本当はあっちのテレビ(35万円)の方が音質が良さそうだけど、こっちのテレビ(28万円)のスピーカーも悪くはないかな、しかも録画機能もあるし」

といった感じで、本来求めていた機能の基準がぶれ、中途半端なテレビを選んでしまうことになるかも知れません。

「絶対に高音質のテレビが欲しい!」といった基準がしっかりとあれば、35万円貯まるまで待てばいいだけです。その日だけの特別セールなのであれば、足りない分をローンにすることも出来ると思います。

予算ありきで選択しようとすると、このような事になります。どんなに高機能なモノでも必要のない機能は無駄です。使いもしない機能の為に、余計な重さやスペースや電気代や故障のリスクを抱えることになってしまいます。

これは安くても良いモノではありません。

まとめ 良いモノの中から安く

雑誌などでよく「安くて良いモノ特集」などを見かけるのですが、私には何が良いモノなのかピンときません。

良いモノの基準は人それぞれです。

どんなに高機能でコストパフォーマンスの高い掃除機が新発売されても、私は掃除機の必要性を感じていないので欲しくなりません。私にとっては「ただの不要なモノ」です。

参考掃除機が必要ないライフスタイル

安くても良いモノを探すのではなく、良いモノの中から安いモノを選択するようにしてください。

良いモノ(求めている機能)の基準がしっかりとしていれば、セール品の中からでも最適なモノを見つけることが出来ると思います。

自分なりにオシャレの基準をもっている人というのは、ファストファッションや古着屋さんで洋服を選んでも素敵な着こなしが出来るものですが、有名ブランドの名前にしか価値を見出せない人だと、似合いもしない高価な洋服を選んでしまうものです。

ちなみに私は節約に興味をもつようになる前に、革靴が好きだった時期があります。

革靴の価格もピンキリで安いモノなら2000円ぐらいから売られていますが、そのような革靴は強度もなく直ぐにヘタってしまいました。

5000円ぐらいになると革の質も少し良くなり、踵が強化されていてヘタりにくくなってきます。基本的に踵を踏みつけられる革靴は、かなりの安物です。

さらに1万円ぐらいになると、革靴全体の構造がしっかりとしており、手入れ次第で何年も履き続けることが出来ました。

そのような良質な革靴がセールで半額になっていると、現在の私にとっては素晴らしい選択肢となるのですが、冠婚葬祭ぐらいでしか革靴を履かないという方にとっては、2000円の革靴で十分だと感じるかも知れません。

その選択が間違いとは限りません。良いモノの基準は人それぞれです。

良いモノを見極めるポイントは、しっかりと求めている機能と向き合うことです。

革靴に興味を持ち始めて間もない頃、靴の量販店のチラシで9800円の革靴が1980円で売られていました。各店舗限定5足ということだったので、開店時間に合わせて何とか手に入れることが出来ました。

ただその革靴は二ヵ月もしないでヘタってしまいました。踵もフニャフニャでした。そもそも2000円ぐらいの革靴の品質だったということです。

当時の私は革靴の品質を見極める技術がなかったので、まんまとセール品のチラシに騙されてしまいました。

必ずしも定価の高いモノが高品質だとは限りません。

全国にアウトレットモールが増えていますが、大抵はアウトレット専用商品が売られています。

高品質な商品にキズが付いたり、展示品だったということで割引しているような、本来のアウトレット商品は多くありません。

ある高級紳士靴のアウトレットのお店に入ったことがあるのですが、極一部のコーナーにそのブランドの正規品のアウトレット商品があっただけです。全体の一割にも満たない品揃えです。

しかもサイズが極端に大きいか小さい革靴ばかりでした。おそらくただの売れ残り品です。

アウトレット専用に開発された商品が悪いとは言いませんが、その価格以上の品質があるとは考えない方が良いかと思います

定価の三割引きになっていたとしても、そもそもその価格で売られることが前提で開発された商品なので、お得でもなんでもありません。

もちろん求めている機能が十分に満たされているのであれば、それは良いモノです。そこで初めて予算との兼ね合いを考えれば無駄な買い物になりません。

先に予算ありきで考えてしまうと、求めている機能とズレが生じてしまうので、気をつけてほしいと思います。

参考無駄遣いを減らす方法は意味がない!?

ファッションセンスの良い方というのは、セール品の中からでも良いモノを見つけ出せるものです。これは自分に似合う洋服のタイプや洋服の品質(求めている機能)を、しっかりと理解できているからです。

参考節約上手はオシャレな人が多い!?

どんなに流行している人気のファッションアイテムでも、少しでもサイズが合わなければ、決して取り入れません。どんなに安くても似合わないモノは無駄だと理解しているからです。

洋服のようにセールが多いモノほど、しっかりと自分の基準に当てはめて判断することがポイントです。

しっかりと良いモノを選ぶ基準が身につけ、本当のセール品(安くて良いモノ)を見極められるようになってほしいと思います。

コメント

  • ついつい値段に引っ張られてしまいますね(-_-;)
    勉強になりました_(._.)_

    by 匿名 €

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]

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