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洗濯マグちゃんのリスク!?自作や洗剤併用は要注意

洗濯マグちゃんのリスク

私は少し前に「洗濯マグちゃん」(ベビーマグちゃんですが)を手に入れる事になり、試行錯誤しながら効果を引き出す事に成功し、その事について別のところで紹介したのですが、

参考洗濯マグちゃんの効果を引き出す方法

色々と洗濯マグちゃんについて調べていくうちに、様々なリスクやデメリットといった情報にも出くわしました。

私自身は今のところデメリットを感じているわけではないのですが、いくつか気になる情報があったので、今回はあえて洗濯マグちゃんのリスクについて紹介します。

これらのリスクを理解した上で、上手く付き合っていってほしいと思います。

洗剤併用のリスク

洗剤要らずでお財布にも環境にも優しいのが「洗濯マグちゃん」のメリットなのですが、公式ホームページでも洗剤と併用する事で洗浄力が高まるといった事が紹介されています。

といっても一般的な洗剤よりは少なく済むので、節約という意味でも悪い選択肢ではないように思えるのですが、洗剤と併用すると「石鹸カス」が増えやすくなるという情報がいくつか見受けられました。

そもそも石鹸カスが出来てしまう原因というのは、皮脂などに含まれる脂肪酸が水道水に含まれているミネラル成分(カルシウムやマグネシウム)と結合する事で出来るのですが、極端なことをいえば一切石鹸を使用していなくても、石鹸カス(金属石鹸)が出来ると言われています。

石鹸や洗剤は油汚れを落とす際にその反応を促す事で効率良く洗浄する事ができるのですが、それだけに石鹸カスがたくさん発生してしまいます。

この石鹸カスは軽いので湯船や洗面器の水面に浮く事になり、ザラツキの原因となってしまいます。

特に肌に優しいと言われている「石鹸ベースの洗濯洗剤」と併用すると、マグネシウムと反応して石鹸カスが増えるとありました。

石鹸ベースの洗濯洗剤の主な成分は、脂肪酸カリウムや脂肪酸ナトリウムなので、人間の皮脂汚れと成分が似ているだけに馴染みやすくて汚れを落としてくれるのですが、石鹸カスの発生も助長してしまうリスクがあります。

一般的な洗濯洗剤の多くは石油ベースの合成洗剤なので、石鹸カスの発生も少ない傾向があり、洗濯マグちゃんと併用しても大きなリスクになるわけではないのですが、洗濯マグちゃんの使用を考えている人というのは、既に環境や肌の事を考えている人が多いだけに、石鹸ベースの洗剤を利用している可能性があります

この組み合わせが良くないので、洗濯マグちゃんと洗剤を併用しようと考えている人は気をつけてください。

また塩素系漂白剤との併用も避けてください。これは公式ホームページでも指摘されている事ですが、分かりやすい目安は「まぜるな危険」タイプの漂白剤の事です。

漂白剤と言えばワイドハイターが有名ですが、ワイドハイターは酸素系漂白剤なので問題ないのですが、ワイドではない「ハイター」だと塩素系なので洗濯マグちゃんとの併用にはリスクがあります。

洗剤の中には予め漂白剤が含まれているタイプもありますが、大抵は酸素系漂白剤なので併用しても問題ないと思いますが、「まぜるな危険」の表示がないかチェックしましょう。

洋服の生地との相性

ウールやカシミヤやシルクのような高級天然生地の繊維には動物性の油分が含まれているので、洗浄力の強い洗濯洗剤とは相性が悪い傾向があります。

これは洗濯マグちゃんでも同様であり、実際にウールがゴワゴワになってしまったという意見も見かけました。

綿や麻や化学繊維の生地の洋服であれば、洗浄力の強い粉末洗剤だけで対応できるのですが、デリケートな生地の洋服は洗浄力の弱い中性洗剤で洗う必要があるように、洗濯マグちゃんとも相性が悪いと考えられます。

肌荒れのリスク

洗濯マグちゃんで洗濯をするようになると、洗濯槽の石鹸カスや洗剤の残留成分も無くなるので、敏感肌の人にも優しいと言われているのですが、金属アレルギーの人に反応が出たという情報も見つかりました。

肌の弱い赤ちゃん用やペット用のものがあるぐらいなので、むしろ向いていると思っていたのですが、重度の金属アレルギーの人とは相性が悪い可能性があります。

公式ホームページにも同様の質問が寄せられており、「基本的には金属アレルギーは起こりません」とあるのですが、この辺の反応には個人差がありますし、金属アレルギーといってもマグネシウムに過剰に反応してしまう人もいるので要注意です。

ちょっとした金属アレルギーであればリスクは高くないと思いますが、気になる人はすすぎのタイミングで取り出して、通常の洗濯のようにすすぎを二回行うのが良いかも知れません。

自作派のリスク

洗濯マグちゃんについて調べていると、多くの人がマグネシウムを単体で購入して自作しているのですが、中には危険だと感じられる作り方をされている人が見受けられました。

これは別の記事でも紹介したのですが、本家の物は二重のネットに入っており、内側のネットはかなり細かなメッシュカバーになっていました

マグネシウムは使用しているうちに擦れて小さくなっていくので、適当な洗濯ネットに入れていると網目から飛び出てしまうかも知れませんし、チャックが外れて漏れてしまうかも知れません。

また洗濯マグちゃんを販売している会社の人のインタビュー記事によると、マグネシウムの量は単純に多ければ良いというわけでもなく、洗濯時に適度に動いて擦れる事で反応を促す構造になっているとあったので、適当な入れ物にぎちぎちに入れてしまったり、逆にスカスカに入れてしまっても効果が薄まってしまうかも知れません。

紅茶のティーパックでも昔ながらの平面のタイプより、ピラミッド型のパックの方が茶葉が動いて抽出されやすくなるように、入れ物の形や中身の量によっても差が出るのかも知れません

自作する場合はこの辺も意識してみてください。マグネシウムが小さくなっても漏れ出ない細かなメッシュの入れ物を用意し、チャックなどもしっかりと固定するようにしましょう。

大きさに関しても二個入れや三個入れは提唱していますが、一個で大きな物が販売されていないところを見ると、あまり大きくはしない方が良いのかも知れません。

節約という意味では自作した方がコスパが良くなりますが、適当に作ってしまうと期待しているほどの効果が得られにくかったり、思わぬリスクに見舞われてしまうかも知れないので気をつけてください。

洗濯機の中に硬式のテニスボールをいくつかいれると、洋服の絡まりを防いで洗浄力がアップするといったライフハックがあるものですが、洗濯マグちゃんも一個で重たいより、適度な重さで他の衣類とぶつかり合う事で似たような効果があるかも知れないので、自作する場合でも大きさやグラム数を含めて本家に近いサイズが良いかと思います。

まとめ リスクを回避しよう

私自身は洗濯マグちゃんによる消臭効果に感動した事もあり、本当に素晴らしい商品だなと感じているのですが、様々な人の意見を調べていると、上手く効果を引き出せなかったり、思わぬリスクに遭遇してしまっている人がいるので、今回紹介したリスクを理解した上で上手く付き合っていってほしいと思います。

洗濯マグちゃんは洗濯槽や排水ホースの中まで綺麗になるメリットもあるのですが、既にそれらの汚れが酷い状態の洗濯機だと、一般的な洗濯洗剤のような香りがないだけに、匂い残りが気になってしまう可能性もあります

ある程度使い続けていく事で綺麗になっていくのですが、流石に洗濯槽クリーナーのように一発で綺麗になるわけではないので、初めて洗濯マグちゃんを使用する場合は洗濯槽の掃除も行った方が効果が分かりやすいかと思います。

参考洗濯槽の掃除でコスパが良いのは?

自然派の人が使っている事が多い石鹸ベースの洗濯洗剤との併用は避け、金属アレルギーの人も注意した方が良いですし、白物の洋服が多くて強力な塩素系漂白剤を使用している人も避けた方が良いですし、高価な天然生地の洗濯も避けた方が良いですし、自作する場合もカバーの構造や強度や大きさを意識してみてください。

私自身は洗濯マグちゃんの洗浄力に不満は一切ありませんが、子供の衣類の泥汚れが多いような場合も相性が良くないといった情報が見受けられたので、通常の洗濯洗剤と使い分けると良いかも知れません。

ちなみに私は洗剤との併用はしていません。たった一個の洗濯マグちゃんでも1時間ぐらい漬けておくだけで十分に洗浄効果を発揮してくれるので、必要性を感じていません。

コスパ抜群の洗濯用粉末洗剤ただし白さが求められる洋服を洗濯する場合もあるので、漂白剤入りの粉末洗剤は残してあります。流石に洗濯マグちゃんでも漂白する効果はないので、上手く使い分けています。

元々柔軟剤や漂白剤を使っていなかった事もありますが、それらが必要になる洋服選びを避けるというのも、洗濯マグちゃんとの相性に関係してくると思うので、それほど洋服の生地にこだわりがない人ほど相性が良いかも知れません。

洗濯マグちゃんの効果は使い方や相性の問題があるので、意見が分かれるところですが、今回紹介したリスクが効果に疑問がある人や、購入や自作を考えている人の参考になれば嬉しいです。

追記 自分で相性を見極めよう

洗濯マグちゃんの洗浄効果については否定的な意見も多いのですが、そのような情報を発信している人の背景を想像してみると、裏に隠されている目的が見えてくるものです。

参考情報発信者の背景を観察してみよう

ある人は難しそうな化学式を用いながら否定していたのですが、よくよく観察してみると洗剤を売る側の人でした。実際に洗濯マグちゃんを使用してみたわけでもない人もいましたし、石鹸ベースの優しい洗剤を売りたい側の人もいました。

合理的な判断をする男性ほど、エビデンス(科学的な根拠)といった情報に影響を受けてしまうものですが、それらの情報も都合よく操作されている事があります。

全くのウソの情報は論外ですが、洗濯マグちゃんなら元々の水道水のPHの値や水温によっても影響を受けるので、自分達(洗剤を売りたい側)にとって都合の良い条件で比較するような事をしているケースも考えられます。

参考科学的な根拠も妄信するのは危険

そういう意味では洗濯マグちゃんの洗浄力だって、メーカーが公表しているデーターを鵜吞みにするのはリスクがあるかも知れません。

一般的な洗濯洗剤と同等の洗浄力が認められているといっても、どの洗剤をチョイスしたのか分かりませんし、何年も前の古い洗剤との比較データーかも知れません。洗濯洗剤は毎年のように進化していくので、最新の洗浄力が高い洗剤と同等のレベルにあるかどうかは疑問が残ります。

ただ衣類の汚れも体質や環境によって全然違うので、誰もが抜群の洗浄力が必要だとも限りません。ほとんど汗をかかないデスクワークの人もいれば、肉体労働で汗が皮脂汚れが多い人もいますし、食生活や体質による影響も大きいです。

人によっては洗浄力よりも香りを重視したり、洗剤残りを気にする人がいるように、あくまでも相性でしかありません。

 

結局は自分で判断するしかありません。

 

自分の判断基準に当てはまるエビデンスを参考にするのは良いと思いますが、自分とは当てはまらない要素まで影響されてしまうと、思わぬ落とし穴にハマってしまうかも知れません。

洗濯マグちゃんの効果も〇×で分けられるものではなく、あくまでも相性の問題なので、しっかりと自分の環境に照らし合わせて相性を確かめてください。

コーヒーを一日三杯以上飲む人は長生きするといった情報があっても、砂糖やミルクをたっぷりと入れる人だと別のリスクが生まれますし、ブラックでも胃が弱い人だと荒れてしまうかも知れません。

一杯のコーヒーに含まれているカフェインの量も抽出方法によって変わりますし、コーヒーカップの大きさによっても随分と量は変わります。

カフェインはお茶や紅茶にも含まれていますし、チョコレートやコーラや栄養ドリンクにも含まれているので、それらの事も考えないと過剰摂取になってしまうかも知れません。

そもそもカフェイン耐性にも個人差がありますし、カフェイン中毒になってしまう人もいます。

私自身そうなのですが、朝にコーヒーを飲まないと一日中頭痛を引きずってしまいます。コーヒーに頼らなければ正常な状態を保てないのは、あまり良い事ではないと感じています。

これらのように科学的な根拠があるものでも、自分の体感(相性)を無視してしまうと、思わぬリスクに遭遇してしまう可能性があります。

洗濯マグちゃんにだってリスクがありますし、相性が悪い家庭があっても不思議ではありません。併用する洗剤との相性だけでなく、水質や洗濯機の構造(洗濯槽が汚れにくいなど)によっても違いますし、水温が低い北海道と沖縄では随分と効果に差が出るかも知れません。

体臭が気になる人なら防臭効果のある洗剤や柔軟剤の方が相性が良いかも知れませんし、一日に何度も洗濯をする家庭だと付け置き洗いが難しいかも知れません。

もちろん相性が良い家庭もたくさんあると思います。洗剤残りが気になる敏感肌の人や排水の汚れを気にする人や、水道代を節約(すすぎ一回)したい人には最適な洗濯になる可能性があります。

基本的に衣類の汚れは放置される期間が長くなるほど頑固になるので、毎晩洗濯をする家庭であれば、洗浄力の弱い洗剤や洗濯マグちゃんだけでも十分かも知れません。

あくまでも相性の問題なので、しっかりと自分で見極めてほしいと思います。

私自身は泥汚れなどがあるわけでもなく、洗濯に期待する役割は消臭効果が一番だったので、洗濯マグちゃんと相性が良かったと感じています。

節約という意味ではネット通販のポイント倍増セールを狙うなり、自作してみるなり、フリマアプリなどを利用して安く手に入れるのがお勧めです。

ヤフオクを眺めてみても、未使用のものが出品されていました。おそらくお得な二個パックなどを購入した人や、相性が悪くて効果がイマイチだった人がいるのだと思います。

私は友人から貰い受けたのでラッキーだったのですが、少なくとも自分で体感した上で判断すると、定価でも支払う価値がある素晴らしい商品だったと感じています

ただフリマアプリに出品している人がいるという事は、相性が悪い人もいるという事でもあるので、今回紹介したリスクを理解した上で判断してみてください。

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]

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