年間の散髪代は人それぞれ
年間の散髪代は人によって大きく違うものですが、平均すると3~5万円程度というデーターが見つかりました。
またカットの料金は地域によっても大きく差があります。昔ながらの床屋さんは理容協会が定めた価格になるので、地域の中で価格が統一されているのですが、最近は理容協会に属さずに安い価格を売りにしている散髪店も増えてきました。
一方でより高額な美容室も存在します。人気の美容師となると指名料などが加わる事もあります。
消費者の立場からすると選択肢が増えているのは喜ばしいことです。それぞれの経済力や髪型に対する考え方次第で、簡単に散髪代を節約するができます。
どの選択肢が正解というものではありませんが、様々な選択肢の中から自分が納得できる散髪代の価格を選ぶことで大幅に節約できます。
そこで今回は散髪代を節約する6つの方法を紹介します。それぞれのメリット、デメリットを理解して無理なく取り入れられる方法で節約につなげてみてください。
1 カットの頻度
そもそも髪をカットする頻度を下げると、年間の散髪代を大きく減らすことが出来ます。髪を伸ばしている女性なら数ヶ月に一度という場合も珍しくありません。
逆に髪を短く刈り上げている男性だと、髪型を維持する為に二週間に一度の頻度という人もいます。
髪型にそれほどこだわりがないのであれば、ほどよく髪を伸ばした方が散髪の頻度が下げられて散髪代を節約することが出来ます。
髪のクセや伸びる速度は人それぞれ違うので、誰もが月に一度カットしないと清潔感が保てないというものでもありません。今まで何となく月初めにカットしていたという人は、自分なりに最適な頻度を考えてみてください。
頻度を三日間長くするだけでも、年間にすると一ヶ月分(3日×11月=33日)の散髪代を節約する事になりますよ。
2 クーポン利用
クーポンのよるカット代金の割引は、主に女性が利用する美容室が発行しているケースが多いのですが、最近は大手の理容院でも発行しているケースが増えてきました。
節約家の女性の中には、毎回初回限定のクーポンを利用できる美容室を選ぶ人もいます。ただこれはある程度の都会でないと難しいかも知れませんが。
散髪代の割引クーポンはチラシやフリーペーパーやアプリなどで配布されています。新しい美容室に行くことに抵抗がない人は、これらを利用することで散髪代を節約することが可能です。
こちらも髪型にこだわりがある人には向いていませんが、セット次第でどうにでも印象を変えられる無造作な髪型や長い髪型の人であれば、どこでカットしてもそれほど大きな差にはならないので安く済ませる事が可能です。
3 格安店
理容協会や美容協会によって定められている地域の価格よりも、散髪代を少し安く設定しているお店も増えてきました。
そのようなお店だからといって必ずしも技術が劣るわけではありません。顔剃りやシャンプーも含まれていることがあります。工程に大きな差があるわけではありませんが、全体的なスピードが若干速い傾向があります。
デメリットとしては、やはり中には技術が劣るお店もあります。カットに時間のかかる難しい髪型には向いていませんが、それほどカットの技術がいらない平均的な髪型の人とは相性が悪くありません。
以前の私もこのような格安店(2000円)でカットして散髪代を節約していました。顔剃りやシャンプーなしにすると、さらに価格を抑えることが出来るのもメリットです。格安店は一般的な節約家におすすめの選択肢です。
4 激安店
激安店というのはカットのみで1200円のようなお店のことです。人通りの多い駅やショッピングモールなどに出店している事が多いですね。
激安店では10分、15分で仕上げてしまいます。とにかくスピード重視なので会計が券売機のところが多いです。
また仕上げに掃除機で髪を吸い取ることもあります。効率を重視したい人にもおすすめです。
大手だときちんと短時間でカットをする技術を教えているので、技術的な問題があるわけではありません。しかも激安店の理容師はかなりの数をこなしているので、素早くカットする技術に限っていえば最も優れているかも知れません。
こちらも難しい髪型や細かな指摘は出来ませんが、平均的な髪型であれば節約家との相性がバッチリです。床屋さんが苦手な子供とも相性が良いかと思います。
髪型によっては月に一度の頻度で、理容協会で価格が定められている理容室でカットしてもらうより、半月に一度激安店でカットしてもらった方が、節約になりながらも清潔感がある髪型を保てるかも知れません。
時間を掛けて丁寧にカットしてくれる理容協会の床屋さんが悪いわけではないのですが、流石に良い状態をずっとキープできるわけではありません。
現在の私もこのような激安店を利用して散髪代を節約しています。前は一月半毎に2000円の格安店を利用していたのですが、1200円の激安店で毎月カットしてもらった方が、清潔感のある髪型の状態を保つことが出来るようになりました。
私は髪の頭頂部が少し薄く、サイドは濃いままなので横にボリュームが出てしまい、一ヶ月も経つとバランスが悪くなってしまうのですが、自分なりに相性の良いカット頻度を意識する事で最適な髪型が見つかりました。
激安店のデメリットとしては、担当してくれる理容師さんのアタリハズレが激しい事です。同じお店でカットしてもらっても担当する人によってかなり腕に差があります。以前に良かった人がいても指名することは難しいです。
なので私はそこでアタリだった理容師さんにカットしてもらった時に、その髪型の写真をスマホで撮らせてもらいました。
毎回その写真を見せて「このような髪型にしてください」と伝えると、再現率が高くなるのでおすすめです。
これは格安店やクーポンを利用してお店を変える人にもおすすめのテクニックです。髪型は口で伝えるよりも写真で伝えた方がずっと効率的ですよ。
自分がカットした髪型を気に入ってくれた証でもあるので、大抵の美容師さんは撮影をお願いすると快く受け入れてもらえますよ。髪型の特徴が分かるように正面からだけでなく、横からも撮影してくれました。
5 カットモデル
カットモデルというのは見習い美容師さんにカットしてもらうことです。多くのカットモデルは散髪代は無料ですが、一部料金がかかることがあります(それでも超激安)。
見習いなのでカットの技術が未熟ではありますが、極端に酷いことにはなりません。大抵は最後にプロの美容師さんがバランスをとって仕上げてくれます。
デメリットとしては地域によって募集に差があることです。美容師さんに知り合いがいる場合は聞いてみてください。稀にお店のサイトでも募集することもあります。
ただし希望の髪形にすることは出来ません。ある程度の希望は聞かれるかも知れませんが、想像以上に短くカットされるかも知れないので、そこは覚悟しておいてください。
ちなみに知り合いの女性から聞いた話なのですが、馴染みの美容室にいった時に肩ぐらいまで長かった髪をショートカットにしたいというと、美容師さんの方から
「カット代はサービスするので、見習いにカットさせてもらえないでしょうか?」
という提案を受けた事があるのだそうです。もちろん最後はいつもの美容師さんが綺麗に整えてくれたとの事でした。
6 セルフカット
基本的には坊主頭のような短い髪型に限ります。髪の長い女性は毛先を整えるぐらいは可能かも知れません。
一度バリカンを購入してしまえば、僅かな電気代程度で髪を切ることができます。坊主頭は髪をセットすることも寝癖に悩まされることもありません。
髪型に全くこだわりがないのであれば、最も節約効果が高い方法だと思います。
ただ坊主頭には相性があります。私も経験があるのですが、坊主頭は汗が垂れてきやすいので、意外と清潔感を保つのが難しいと感じました。
実際に清潔なのは簡単に頭皮の汗を拭いやすい坊主頭なのですが、汗や匂いの影響が出やすいだけに、清潔感が失われやすいと感じて断念しました。
さらに強面の人が坊主頭にしてしまうと、押し出しが強くなり過ぎるかもしれません。たまに薄毛だからと坊主にしてしまう男性がいますが、かなり怖い印象になってしまっているケースがあるので気をつけてほしいと思います。
まとめ 髪型は清潔感が大事!
散髪代を節約するポイントは、どこで妥協するかです。髪型へのこだわりが強くなければ、節約することはそれほど難しくありません。
理容協会に属している床屋さんは時間を掛けて丁寧に仕上げてくれます。きれいに顔剃りをしてくれますし、中には肩や首のマッサージ、耳掃除までしてくれるところもあります。
髭ぐらいなら自分で剃る事ができますが、耳元の産毛などが濃い人は定期的にプロに剃ってもらった方が清潔感を保てます。
オシャレな髪型にこだわらなければ、単純に価格が安い激安店を選べば節約できるのですが、プロのよる顔剃りをしてもらわないと清潔感を保ちにくい人もいるので、それぞれの状況に合わせて最適なところを選んでみてください。
また女性はオシャレな美容室で過ごす時間そのもので癒されることがあると思います。そのような髪のカット以外のメリットを甘受したいのであれば、無理に散髪代を節約する必要はありません。
娯楽として楽しむことが出来るので、それはそれで立派な選択肢です。南青山のオシャレな美容院で素敵な美容師さんに接客してもらいながらカットしてもらうという経験そのものに価値を感じる人にとっては、高価でも十分に価値があります。
一方でそれほど髪型にこだわりがない人であれば、散髪代を節約することは難しくありません。今回紹介した方法の中で無理なく取り入れられそうなものを選んでみてください。
ちなみに私が通っている1200円カットのお店は、数年前から女性客が随分と増えてきました。流石にオシャレな若い女性が多いわけではないのですが、年配の女性はよく見かけます。
髪が多い人や長い人だと、適度に梳いてバランスをとるような時だけ、そのような格安のお店を選ぶといった使い分けも出来るのではないでしょうか。
顔の産毛や耳周りの処理なども、しっかりとした理容室と激安店を使い分けても良いと思います。私も基本的には激安店だけなのですが、結婚式などの大事な場面に参加する前などは、顔剃りのあるお店を選ぶ事があります(年に1~2度ですが)。
散髪代は価格が安くなるにしたがって、どうしてもスピードが速くなるので丁寧な仕上がりは望めませんが、若者のような無造作な髪型であれば、それほど気にする必要はありません。
どちらかと言えば、セットの腕次第で決まる髪型です。
一方で小さな子供の髪をお母さんがカットしても不潔とは感じないように、人によってはセルフカットでも問題ありません。
家族にお願いできるのであれば、100円ショップにも髪を梳く専用のカッターが売られていますし、髪型によってはそれほど難しくないのかも知れません。
坊主頭でも違和感なく似合う人なら、バリカンを購入して散髪代を大幅に節約する事も可能です。
人によって似合う髪型や求められる清潔感が違うので、一概に正解を決められるものではないのですが、自分で納得できる範囲の中から上手く清潔感を保てる髪型やカットする頻度を上手く見極めて、散髪代の節約につなげてほしいと思います。
知り合いの女性は男性と見間違うぐらいのショートカットにしているのですが、その女性いわく「髪を乾かさなくていいのが何よりも楽」と言っていました。
散髪代が安く済む髪型といった他に、日頃の手入れといった要素でも左右されるので、長い髪にこだわりがない女性であれば、シャンプーやコンディショナーといった面でも節約につなげられるかも知れませんよ。
追記 美容室よりも床屋を選ぶ女性が増えている?
少し前に学生時代にお世話になった先輩が経営している床屋さんに、挨拶がてらに行く事があったのですが、何とそこは床屋さんなのに女性客の方が多くて驚いてしまいました。
「こんなに女性客が多い床屋さんは珍しいですね」
と言うと、
「美容室よりも床屋の方がカラーやパーマが断然安いからだよ」
と教えてくれました。
私はそれらの料金を気にした事が無かったのですが、なんと半額以下なのだそうです。女性の方がカット代だけでなく、そのような要素も含めて床屋さんを選んだ方が、大幅に節約できる可能性が高いのかも知れません。
そこの床屋さんでは顔剃りをする女性も多いらしく、メイク直し専用のスペースまでありました。
その先輩がイケメンなのも関係しているのかも知れませんが、パーマやカラー代を節約したい女性にとって床屋さんは、かなり良い選択肢なのかも知れません。
もちろんカラーやパーマの技術の問題もあると思うので、そこは事前に調べる必要がありますが、半額以下になるのであれば、しっかりと調べてみる価値もあるのではないでしょうか。
昔ながらの頑固おやじがやっていそうな床屋さんでは難しいと思いますが、最近の床屋さんは色々と多様化しているようなので、節約家の女性はお住まいの地域でカラーやパーマが安い床屋さんがないか調べてみてください。
追・追記 さらに進化していました
1年ぶりぐらいに先輩の床屋さんに行くと、さらに凄い事になっていました。床屋さんなのに女性スタッフを雇って顔のエステも行っており、本格的なマッサージチェアやフットマッサージ器までありました。
店内の雰囲気も明らかに女性客を意識しており、女性向けのファッション雑誌などもたくさんあり、お洒落なティーカップで紅茶も出してくれました。
床屋さんの外見からすると想像できない店内で、男性の私としてはむずがゆいほどの雰囲気で驚いてしまったのですが、特にフットマッサージ器はパーマやカラーの待ち時間の女性に好評なんだそうです。同業者の人がいれば参考にしてみてください。
もしかしたらあなたの街にもそのようなタイプの床屋さんがあるかも知れないので、カラーやパーマ代を安くしたい女性は床屋さんも要チェックですよ。
コメント
僕もずっと千円カットだけど、割と清潔感があると言われますよ
たまにしかカットしないより、定期的に安いとこでいいから行った方が良いと思う
by 匿名
坊主頭は人を選ぶよね
本人が良くても周りの迷惑になるケースもある
by 匿名
このあいだ初めてQBハウスにいったら女性客が多くて驚いた
髪を梳いたり毛先を整えるぐらいなら十分だよね
by 匿名
女の私も十年ぐらい前から床屋さんでカラーをしていますよ♪それまで通っていた美容室よりも3分の1ぐらいで済むので元に戻れません笑カットの技術も申し分ないですよ\(^_^)/
by 匿名
俺は長年バリカンと帽子だけでのりきってる
帽子かぶれば髪型なんて関係なくなるから楽だよ
by 匿名