ゴミ袋の有料化
数年前から多くの自治体で燃えるゴミが有料化されていますが、このゴミ袋代もバカになりません。
節約家にとってはゴミの分別だったり、ゴミそのものを減らす工夫が必要になりました。
ちなみに私の住んでいる地域では、燃えるゴミの有料化が始まった頃、コンビニのゴミ箱が家庭用のゴミで溢れていたほどです。
節約という意味では大きな有料のゴミ袋に隙間なく詰めて捨てたいところですが、あまり長期間溜め込むと生ゴミが腐敗して悪臭を発生させてしまいます。
そこで今回は有料のゴミ袋を使い分けて節約する方法を紹介します。なるべくゴミを出さない生活を意識して、ゴミ袋代を節約しましょう。
1 分別
まずはゴミの分別をきちんと行うことです。これが基本であり、最も重要なポイントです。
多くの自治体では資源ゴミは無料で回収してくれます。リサイクル可能なプラスチックや紙類などをしっかりと分別することで、有料のゴミ袋の使用量を節約することが出来ます。
稀にゴミを一切分別をしない方もいますが、発泡スチロールのようなかさばるゴミを有料のゴミ袋で捨ててしまうのは、節約という意味でも環境にも優しくありません。
またスーパーによっては食品トレーやダンボールの回収を受け付けているところもあります。馴染みのスーパーをチェックしてゴミを減らすように工夫しましょう。
ちょっとした紙やシールのようなものも、雑誌や新聞紙の間にはさんでから処分することで、燃えるごみを減らすことが出来ます。
また洋服などは二束三文だとしてもリサイクルショップなどで引き取ってもらうことで、ゴミ袋代を節約することが出来ます。他にも地域によっては工場などで使うダスターとして回収をしているケースがあります。
お住まいの地域の広報やホームページなどで確認してみてください。これは単純にゴミ袋代を節約するという意味だけでなく、資源の有効活用にもつながってくれます。
2 有料のゴミ袋の使い分け
次は有料のゴミ袋(燃えるゴミ等)を使い分ける方法です。
燃えるゴミの日の度に捨てる小さな有料のゴミ袋と、ギリギリまで貯めてから捨てる大きいゴミ袋を使い分けることがポイントです。
燃えるゴミの日の度に捨てる小さな袋には、主に生ゴミを詰めます。
一方で大きなゴミ袋には長期間保管しても問題ない燃えるゴミを詰めておきます。もちろん生ゴミ用の小さなゴミ袋を捨てる時にスペースに余裕があれば、大きなゴミ袋からうつしてください。
このように毎回捨てる小さなゴミ袋と、いっぱいに貯まってから捨てる大きなゴミ袋を使い分けることで、有料のゴミ袋を隙間なく有効に使いきることが出来ます。
大きなゴミ袋一つに小さな無料の袋などに生ごみを入れて捨ててもいいのですが、生ごみはどんどん腐敗していくので強烈な匂いが発生するものです。
そのイヤな匂いがゴミ箱全体に吸着されることになるので、やはり生ごみは燃えるゴミの日の度に捨てた方が良いかと思います。
また生ゴミ用の小さなゴミ箱は良質なモノがおすすめです。ゴミ箱の蓋の密閉が悪いと匂いが漏れるので気をつけて選んでください。コバエが発生するのは隙間があるからです。
また凝ったデザインのゴミ箱は掃除がしにくいという欠点があります。一方で平坦なゴミ箱だと拭き取るのが簡単で掃除も楽です。ゴミ袋を捨てる度にゴミ箱や蓋の裏側をウェットティッシュなどで拭きとることで、より清潔に保つことができます。
ゴミ箱が不衛生で触れるのがイヤになっていると、管理も雑になってしまうので気をつけたいポイントです。
3 生ゴミ処理
地域によっては生ゴミ処理機の購入に助成金を出しているケースがあります。
そのような地域にお住まいで畑やガーデニングが好きな人であれば、生ゴミ処理機やコンポストを使用することで、有料のゴミ袋の使用量を大幅に減らすことが可能です。
この場合だと小さな有料のゴミ袋は必要ありません。たっぷりとゴミを詰め込める大きなゴミ箱一つで済みます。
ただし、節約という意味では初期投資が必要なので、元を取るにはかなり長い目で考えないと難しいと思います。
あくまでも助成金次第ではありますが、環境にも優しい生ゴミの処理方法です。
4 モノの購入時
節約家であればモノを購入する時に価格を一番に重視するものですが、同じような価格、同じような品質で選択肢がある場合は、ゴミが少なくなる方を選ぶのもポイントです。
ボックスティッシュでも取り出し口のビニールが剥がしにくくて分別がしにくいものがある一方、ビニールがない形状のものもあります。
さらにソフトパックと呼ばれるプラスチックごみになるビニールだけで構成されているものもあります。価格が安いのも節約家にとってありがたいのですが、ティッシュにそれほど質を求めない人であれば十分です。
予めカットされている野菜や果物などは、ほとんど生ごみを出しません。カット野菜は割高になりますが、その時の料理によっては最適な量ということも考えられます。
また大根1本200円、半分にカットされたものが120円だとすると、丸ごと1本購入した方がお得ではありますが、使い切れない大根を腐らせては元も子もありません。80円分損をしただけではなく、冷蔵庫のスペースを奪いながら電気代もかかり、そして有料のゴミ袋のスペースまで圧迫してしまいます。
大根の葉を料理に利用される人はいいのですが、そうではない人は同じ半分の大根でも下側の方が生ゴミが出ないものです。
これらのように必要十分な量を購入するということも、有料のゴミ袋を節約することにつながります。
高級デパートを中心に過剰な包装をされることがありますが、プレゼント用でないのであれば、それらを断ることで大幅にゴミを減らせます。
コンビニでお弁当などを購入した時にもらえる割りばしや、プラスチックのスプーンなども同様ですし、ホテルでアメニティーグッズを持ち帰るのも当てはまります。
無料だからと必要のない物を手にしてしまうと、部屋のスペースを圧迫するだけでなく、処分に余計なエネルギーや処分代が発生してしまうので気をつけてください。
それほど価格や品質に差がないものであれば、ゴミが少ない方(パッケージが無駄に大きくない方など)を選ぶようにすることで燃えるゴミが減り、結果的に有料のゴミ袋代を節約することにつながります。
まとめ ゴミを増やさない工夫が大切
大きなモノを処分するときは、一度リサイクルショップに足を運んでみてください。粗大ゴミの処理費用が節約できるだけではなく、僅かでもお小遣いを手にできるかも知れません。
リサイクルショップには意外なモノが売られているものです。
私は100円ショップで購入した突っ張り棒まで10円でリサイクルショップに引き取ってもらったことがあります。それ一本だけを持っていくのは気が引けるかも知れませんが、他に売るモノがある時に抱き合わせてみてください。
ボロボロになった洋服は厳しいですが、それなりに綺麗であれば数十円で引き取ってもらえることもあります。ちょっとしたブランドモノであれば、多少汚れが目立っても買い取ってもらえるものです。
またゴミの分別は地域によって違うので何とも言えませんが、資源ごみをしっかりと分別してゴミを減らす工夫をしてください。
そして有料のゴミ袋は「大、小」をうまく使い分けてください。常に満杯にしてから捨てて、有料のゴミ袋代を節約してほしいと思います。
また無駄なモノを貰わないことも大切です。節約思考の人は無料だとつい貰ってしまう傾向があるのですが、そもそも必要のないモノなので、そのままゴミ箱行きになるものです。
買い物袋や割り箸なども断る勇気を持ってください。お店によってはエコバックを持参するとポイントを加算してくれることもあります。
ゴミを少なくするということは節約だけではなく、環境にとっても大切なことです。
また詰め替えパックの商品なども上手に活用しましょう。大抵はお得な価格設定になっているので節約に効果的です。プライベートブランドの商品などもパッケージが簡素化されている傾向があるので、それほど品質に差がないのであれば、積極的に取り入れてみてください。
そして同じような品質で同じような価格帯の商品がある場合は、なるべくゴミが少ない方を選んでほしいと思います。そのような商品が売れやすい世の中になれば、他のメーカーもゴミを少なくする工夫を取り入れるようになるはずです。
有料のゴミ袋代を節約する意識をもつと、結果的に巡り巡って環境に優しい流れにつながりますよ。
コメント
デパートの食品売り場の過剰包装はホントにやめてほしい
by 匿名
私は魚を買う時に丸ごと食べられるシシャモのような物を選ぶようにしています。
お肉は骨付きを選びません。手羽先や手羽元は安いですが骨の重さを考えると割高です。
じゃがいもやニンジンや大根の皮も向かずに調理します。
果物は不要な皮が多いのでリンゴぐらいしか買いません。
これらを意識するようになってからは生ゴミはほとんど出なくなりました。
by 匿名