節約はレジャー!

洋服の寿命を延ばして節約する3つのポイント!

洋服の寿命?

悩む女性皆さんが洋服を捨てるときは、どのように判断をしているのでしょうか?

わかりやすく洋服の生地がボロボロに擦り切れたり、流行遅れてになってしまったり、好みが変わったり、体型が変わったり、断捨離ブームに乗ったり、ときめき度で判断したり(笑)、など洋服を捨てる理由は様々だと思います。

ボロボロになってきて外出着としては着なくなってきても、自宅の中でしばらく活躍している洋服もあるので、何をもって寿命と判断するのかは曖昧なものです。

そもそも洋服に寿命を定めるのは難しいのですが、国税庁が公表している「減価償却資産の耐用年数及び償却率」で衣類は「3年」と定められていました。

洋服を会社の経費で落とす場合は、「3年」に分けることが可能ということです。

あくまでも経費で考えると洋服の寿命は「3年」が目安になりますが、一般の洋服は職場の制服や作業着のように毎日着るとは限りません。

単純に洋服を大切に扱って長く着ることで節約になります。学生服を大切に着ている生徒は卒業式でも綺麗なままですが、同じ学生服でもボロボロな生徒がいるものです。

洋服の節約というと安く購入するセールばかりが注目されますが、お気に入りの洋服を大切に扱いながら長く着ることも立派な節約になります。

そこで今回は洋服の寿命を延ばして節約する3つのポイントについて紹介します。大切な洋服ほど上手く使い分けて節約につなげましょう。

1 なるべく着ない

「なるべく着ない」というのは、洋服を全く着ないという意味ではなく、お気に入りの洋服を「大切に扱う」という意味です。

洋服が傷む主な原因は擦れです。どうしても生活をしていると洋服は様々なモノと擦れあいます。椅子やテーブル、通勤ラッシュでは人と擦れることもあります。

他にもリュックや肩掛けバッグによって洋服の型が崩れることもあります。

戦争が起源のトレンチコートは、銃のストラップを肩にかけた時の擦り切れ防止の為にあて布をしています。洋服の一点に重さが集中すると傷んで生地の寿命を縮めてしまうからです。

特に肩パッドのあるジャケットやスーツを着用するときは、鞄のストラップが食い込まないように意識することが大切です。

最近のサラリーマンはビジネスリュックを背負う人も増えてきましたが、これも洋服の寿命を縮める要因の一つになっています。

洋服の擦れはある程度は仕方がないことですが、「なるべく気をつける」という意識を持つことで、大幅に洋服の寿命を延ばすことが可能です。鞄の持ち方一つでも洋服の寿命に影響を与えることがあると覚えておいてください。

また帰宅してからも洋服を着続けることで寿命を縮めてしまいます。実は自宅の中は外出時よりも洋服の生地が擦れる機会が多いものです。

ソファーとクッション自宅はリラックス出来る空間なだけに、ソファーで横になったり、床に寝そべることがあります。

ある程度姿勢を正している外出時よりも、自宅の中の方が洋服の擦れにとっては厳しい環境です。特に横になると様々な方向に洋服の生地が引っ張られて寿命を縮めてしまいます。

外出着(一軍の洋服)としては厳しくなった洋服(二軍)でも、自宅の中であれば活躍(防寒のような機能)してくれるので、どちらの洋服の寿命も延ばす事になります

私はチャックが壊れていて外せなくなったフリースを自宅の中で5年以上は着ているのですが、トレーナーのように脱ぐ事だけで全く問題がありません。

たまにお客さんが着ても、そもそも自宅の中とはいえ人前で脱ぐ事などないので、防寒着としての役割を十分に果たしてくれています。

 

他に靴下も靴を履いていない自宅の中の方が擦れやすくなるので、自宅ではさっさと二軍の靴下に履き替えることで寿命を延ばすことが可能です。

これらのようにお気に入りの洋服だけでも、なるべき着ない時間を増やすと意識するだけで、かなり洋服の寿命を延ばすことが出来ます。帰宅したら直ぐにルームウェア(二軍の洋服)に着替えることを徹底しましょう。

2 洋服のお手入れ

洋服の寿命はお手入れによっても大きく左右します。洋服に汚れが付着したままだと洋服の繊維が傷んでしまいます。

洋服ブラシ定期的に洗濯をすることは誰でも行っていると思いますが、洗濯が難しい洋服は洋服ブラシでサッとホコリを落としてあげるだけで傷みにくくなります。

洋服ブラシはホコリを落とすだけではなく、洋服の繊維の向きを整える効果もあります。小さな毛玉であれば洋服ブラシだけでほどくことも可能です。

安易に毛玉をカットしてしまうと、それだけ洋服の繊維が削れとられるので、その分生地が薄くなって洋服の寿命を縮めることになります。薄くなったセーターをイメージすると分かりやすいと思います。

これはあらゆる服にも当てはまることです。毛玉のできやすい繊維の洋服だけではありません。

また洋服のポケットに重たいモノを入れっぱなしにすると、皺や型崩れの原因になってしまいます。スーツやコートを脱いだ後は、ポケットの中の物を取り出してから適切なハンガーにかけてください。

そしてこのハンガーの質も洋服の寿命に大きく影響を与えます。クリーニングから戻ってきた洋服をそのまま針金ハンガーにかけていると、スーツやジャケットのような張りのある生地の洋服ほど型崩れしてしまいます。

シャツのようなものであれば問題ありませんが、大切な洋服にはフィットしたハンガーを用意してください。100均でも様々なサイズのハンガーが売られていますよ。

また大切な洋服を洗濯する際には、洗濯ネットに入れることで擦れを半減させることが出来ます。

洋服の擦れによる傷みは、洗濯時にも影響があるので、必要以上に洗濯するような事も避けてください。

洗濯ネットに入れると汚れ落ちが若干落ちてしまうのですが、だからこそ余計な皮脂汚れを付着させない為にも、お気に入りの洋服は帰宅したらすぐに着替えることが大切です。

また洋服によっては裏返しにしてから洗濯をすることで、洋服の表の生地の擦れを防ぐことになり、裏に染み込んでいる汗や皮脂汚れも落ちやすいので一石二鳥です。

参考洗濯物を早く乾かす方法

またTシャツやトレーナーを脱ぐときに、首の襟元を持って引っ張りながら脱がないこともポイントです。Tシャツの襟元がヨレヨレになる原因の多くは脱ぎ方が間違っているからです。

Tシャツは脱ぐときは手をクロスさせながら裾の両サイドを持ち、バンザイするようにTシャツを脱いでください。これだけで襟元のヨレをかなり防ぐことが出来ます。

女性はこの脱ぎ方を意識している人が多いのですが、男性は強引に襟を引っ張って脱ぐ人が多いので意識してみてください。

ただし、この時になるべく顔にTシャツが付かないように気をつけてください。顔の皮脂汚れが付着すると頑固な汚れの原因になります。特に女性はメイクが付かないように気を付けてください。

洋服の扱い方や脱ぎ方、メンテナンスによっても寿命は大きく左右します。

3 洋服の収納

洋服は収納の仕方でも寿命が大きく左右します。

洋服をたたむ男性衣替えで洋服を取り出したときに、変色していたり、皺だらけになっていたり、イヤな匂いが染みついていたりして、そのまま洋服を捨てるパターンも多いのではないでしょうか。

衣替えで洋服が傷んでしまう原因は、きちんと洗濯出来ていなかったり、詰め込みすぎたり、防虫剤を入れ忘れたりするからです。きちんと洋服をお手入れしてから収納してください。

そして衣替えをして取り出した洋服は、そのまま着用するのではなく一度洗濯をしてください。どうしても長期保管をするとダニやカビの影響を受けています。着用する前にそれらの汚れを落としてください。

クリーニングでビニールをかけられたスーツまたクリーニングに出すことも有効なのですが、クリーニング後のビニール袋を付けたまま収納してしまうと、通気性が悪いのでカビてしまうことがあります

大切な洋服ほどビニールを取ってから適切なハンガーにかけ直してください。ハンガーの厚みや肩幅が合うものを用意しましょう。

また洋服を収納するクローゼットやタンスの掃除や換気も意外と重要なポイントです。クローゼットの中が湿気っているとカビやダニの温床になり、イヤな臭いを発生させてしまいます。

特に湿度の高い梅雨時などは積極的にクローゼットや押入れの中を換気してください。扇風機で風を送り込むことも有効です。洋服を収納している環境を大切にすることも、洋服の寿命を延ばすことになります。

参考扇風機で出来る6つのこと

たまにしか着ない晴れ着や喪服なども、定期的にクローゼットから取り出して風にあててください。カビを防いで寿命を延ばすことになります。

まとめ いつか着る洋服?

多くの洋服は寿命を迎えて着られなくなるのではなく、様々な理由で着なくなります

参考着なくなった洋服の活用法

流行遅れの洋服を無理して着ることが良いわけではありませんが、数回しか着ないで処分するのは悲しいものです。安いからと安易にセール品に手を出してしまうと結果的に高くついてしまいます。

流行の洋服はガンガン着まわして、そのシーズンだけで満足させるのも良いとは思いますが、全ての洋服を流行に合わせる必要もありません。

良質なハンガー流行にあまり左右されないシンプルなデザインの洋服は、大切にメンテナンスをしてあげることで寿命を延ばすことが可能です。

洋服の節約というとセール品や福袋と考える人が多いのですが、本当に自分が気に入っている洋服を長く着ることが一番満足度が高い節約になるはずです。

洋服の良しあしをブランドや価格だけで判断するのではなく、本当に自分に似合う洋服を大切にしてください。身体にフィットして似合う洋服というのは、身体が疲れにくいだけでなく、余計な皺や引きつりもなくて魅力を引き出してくれるものです。

参考節約上手はオシャレ上手!?

セールだったからと多少の事に目をつぶって購入した洋服というのは、サイズが微妙に合わなかったり、好きな色でなかったりするものです。

セールのチラシそもそも売れ残った洋服がセールになるので、セール品の洋服の中にピタリと合う洋服がある可能性は低いということを頭に入れておいてください。

珍しい洋服のサイズの人でもない限り、売れ残りのセール品で希望の商品を手にする可能性は低いものです。

またセール品で購入した洋服というのは、扱いが雑になる傾向があります。どこかしら目をつぶって選んでいるだけに、「長く着られなくてもいいや」という想いが生まれてしまいます。

あまり好きではない3000円の洋服を毎シーズン買い替えるより、本当に気に入った5000円の洋服を大切しながら2年間着る方が、魅力を引き出してくれて満足度が高くなるだけでなく、結果的に節約になるものです。

その為にも今回紹介した「洋服の寿命を延ばす3つのポイント」を意識してみてください。

  1. 室内着の徹底
  2. 洋服のお手入れ
  3. 洋服の収納

他にも防虫剤のような要素も大事になってくるのですが、高価な天然素材の生地の洋服ほど虫食いの影響を受けるので、大切な洋服にだけでも意識すると良いかと思います。

これらを意識して、大切な洋服の寿命を延ばしてほしいと思います。

追記 洋服を大切にする以外なメリット

洋服を大切に扱えるようになると、普段の行動まで変わってきます。

肘をついている老人洋服ブラシをかける習慣が身につくと、日頃の行動によって洋服が傷む原因がわかるようになるので、無駄に洋服が擦れないように振る舞いが洗練されていきます。

テーブルに肘をつかなくなったり、乱雑に洋服を脱いで置かなくなったり、鞄の持ち方も変わっていきます。さらに洋服が汚れないような食べ方を意識するようになるかも知れません。

自分で洗濯をしたことがない子供ほど平気で洋服を汚してしまうものですが、自分で洗濯をするようになると、汚れの原因や擦れるクセといったものが理解して行動が変わっていきます。

ピーマンが嫌いの子供でも種を植えて水やりをしていると、収穫した時に真っ先に食べたくなるような事です。原因がわかれば行動も確実に変わります。

洋服を汚さないような食べ方を意識できるようになると、食べる姿勢まで良くなります。普段から姿勢が良くなれば、益々洋服が似合うようになります。

どんなに有名なブランドのオシャレな洋服でも、姿勢が悪いと似合うものではありません。猫背で前かがみだと洋服はシワだらけになるものです。姿勢はすごく大切な要素です。

参考姿勢をよくするメリットが多過ぎ!

普段から洋服を大切に扱っていると、確実に日頃の行動が洗練されていき、美しい所作や姿勢といったものまで変化していくので、洋服が似合いやすくなるだけでなく、人としての魅力を引き上げる事につながります。

これは洋服に限った話ではありませんが、モノを大切に扱うようになると様々な気づきが得られます。ドアの開け閉めや周囲への配慮がいきわたり、人間として成長することが出来ます。

コンビニの冷蔵庫のドアの閉め方ひとつとっても人それぞれです。しっかりと取っ手をもちながら丁寧に閉める人もいれば、手放してドンっと閉めても平気な人がいます。

新車を購入して間もない頃に、乗せた人が乱雑にドアを閉められると良い気はしないはずです。このような些細な行動によって避けられてしまう人は珍しくありません。

当人には自覚がないので何が原因か分からないのですが、そのような人ほど洋服を大切に扱う事で様々な気づきが得られるはずです。

洋服の節約というとセールで購入することばかりが注目されますが、現在所有している洋服を大切に扱うことも立派な洋服の節約につながります。洋服を大切に扱えるようになると、長持ちする洋服の生地の違いも理解できるようになります。

同じ素材の生地でも織り方や縫製の違いによっても寿命は大きく左右しますし、メンテナンスの違いといった事にも気がつくようになるので、洋服選びの基準も変わっていきます。

セールで安くても直ぐに傷んでしまいそうな洋服を選ばなくなるので「安物買いの銭失い」にならずに済みます。

シャツとアイロン洋服を安く購入する事ばかりに囚われていると、これらのような気づきが得られないので成長がありません。まずは現在所有している洋服を大切に扱ってください。洋服の寿命が延びるだけではなく、自分自身の魅力も引き出す事になるはずです。

しっかりと手持ちの洋服と向き合っていると、次回に洋服を購入する時に、価格だけで判断することも無くなり、きちんとサイズを合わせをし、お気に入りのデザインや柄や色を吟味し、長く愛用できるという視点で判断できるようになります。

この状態になる事こそが、最も洋服代を節約しながらも魅力を引き出す事につながるのではないでしょうか。

きちんと吟味して選んだ洋服というのは、魅力を引き出してくれるだけでなく、より大切に扱うようになるので寿命も延びます。妥協して選んだセール品よりも、結果的に大きな節約になるものです。

似合いもしない洋服、気分も高揚しない洋服、ボロボロに傷んだ洋服では、どんなに安くても節約とは言えません。自分自身の魅力を引き出すためにも、日頃から洋服を大切に扱うようになってください。洋服の寿命だけでなく、自分の魅力の寿命も延びるかも知れませんよ。

コメント

  • 洋服にお金をかけない節約家の叔母がいつもオシャレなのを思い出しました。叔母は仕草も美しくて本当に魅力的な女性です。私もそのような女性を目指して洋服を大切に扱っていこうと思いました。大変勉強になりました。ありがとうございます♪

    by 匿名 €

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]

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