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JAFは必要ない?見極めるポイントを紹介します

JAFとは

JAFとは日本自動車連盟という自動車トラブルなどのロードサービスを請け負う団体のことです。JAFの発表では免許を持っている人の5人に1人が加入しています。実際に車を運転している人に限れば、もう少し多い割合になるのかも知れません。

JAFの会員になるには入会金が2000円、年会費が4000円必要です。

基本的に自動車トラブルに遭遇しなければ、これらの費用は無駄になってしまうので、節約家に限らずJAFに入会しないという方も珍しくありません。

自動車トラブルの対応以外にもメリットがないわけではありません。自動車に関する情報が載っている小冊子と飲食店などで使えるクーポン券が送られてきたり、JAFの会員書を提示すると割引になるお店などもあります。

これらのメリットで元を取れるという人であれば、加入していて損はありませんが、全ての人に当てはまる条件とは言えないものです。大抵のクーポンはJAF以外でも手に入れられることが多いです。

他にもパンフレットの内容で、新しい道路交通法やルールの説明などが受けられるメリットもあります。大きなルール変更はテレビのニュースなどでも報道されますが、細かな変更も結構あるものです。

一般的にJAFに頼ることになるのは事故や故障時のロードサービスではあるのですが、最近の自動車保険の多くがロードサービスを提供していることもあり、トラブルに関しても必ずしもJAFに頼らなければならないわけではありません。

少し前まではJAF会員ならではのメリットとして燃料切れの際に無料で補給してくれる点があったのですが、これも最近の自動車保険のロードサービスで対応しているところが増えてきています。そもそも燃料切れなど事前に確認しておけば遭遇するトラブルではありません。

これだけなら「JAFは必要ない!」と判断できるのですが、必ずしもそうとは限らない人もいます

そこで今回はJAFが必要な人と必要ではない人の見極め方について紹介します。それぞれのレベルに合わせて判断してください。

JAFが必要な人

JAFに加入しておいた方が良い人というのは、自動車トラブルの対応力で決まります。

JAFのホームページでロードサービスの主な出動理由を調べてみると、

  • 【一位】バッテリー上がり
  • 【二位】タイヤのパンク
  • 【三位」キー閉じ込み

となっていました。割合としては一位のバッテリー上がりがダントツです。二位のタイヤのパンクに比べて三倍以上の件数があります。一位と二位の割合を合わせると全体の半数を上回ります。

昔の車と比べて最近の車には様々な電装品が増えているので、バッテリーへの負担も増しています。後付けでカーナビやテレビを装着したり、スマホの充電など電気が使われることが増えているので、バッテリーのトラブルが増えています。

自動車保険のロードサービスでもバッテリー上がりに対応してもらえることが多いので、必ずしもJAFに加入しなければならないわけではないのですが、日頃からバッテリーをチェックできないレベルの人は他の事もおろそかになっている可能性が高いので、JAFに加入しておいた方が安心かと思います。

二位のタイヤのパンクでJAFが出動するケースが増えているのは、最近の車が燃費を良くする為にスペアタイヤが装着されないケースが増えているからです。

昔と比べてパンクの件数が極端に増えているわけではありません。

スペアタイヤがない車にはパンク修理材が必ず搭載されているのですが、これは軽いパンクにしか対応できません。しかも使い方を教習所で習う訳でもないので、上手くいかずにJAFを呼ぶ方が増えています。

これも自動車保険のロードサービスで対応していることが多いので、必ずしもJAFが必要なわけではないのですが、定期的にタイヤの空気圧を管理していないような人は、タイヤトラブルに巻き込まれやすいのでJAFに加入しておいた方が安心です。

三位のキー閉じ込みは、リモコンキーが増えていることで出動要請が増えています。昔のように簡単にスペアキーを作れないので、自宅の前なのにJAFを呼ぶようなケースも増えています。

これらのようにJAFが出動する原因というのは事故や故障というよりも、自動車のメンテナンスを疎かにしていたり不注意が原因です。

これらはどれも自動車に詳しい人であれば、定期的にチェックしているのでトラブルに巻き込まれる可能性は低いのですが、そうではない人にとっては、しばしば遭遇してしまうトラブルということです。

道路交通法の改正なども車の情報に敏感な人にとっては、わざわざJAFの会報で知る必要はありません。

車に備え付けられているタイヤのパンク修理材なので、車のエンジンルームを開けたことがない人やパンク修理剤がどこにあるかもわからないようなレベルの人は、JAFに入っておいた方が安心かと思います。これが一つの目安になるのではないでしょうか。

もう一つの目安は仕事などで様々な車を運転する機会がある人です。

自動車保険は車に対して対応するものなので、乗る車が変わると対応出来ません。他人の車でも自動車保険に加入していれば、対応してくれる可能性があるのですが、いざトラブルに巻き込まれた時に車の持ち主がいないと確認に手間取ってしまいます。また自動車保険の契約内容によっては、ドライバー制限や年齢制限があるかも知れません。

一方でJAFは人に対して対応しているので、会員であれば基本的にどの車に乗っていても対応してもらえます。様々な車に乗る機会が多い人ほどJAFに加入しておいた方が安心です

必要ない人

一方でJAFに加入する必要がない人というのは、自分でバッテリーのチェックやタイヤの空気圧のチェックなどの基本的な車のメンテナンスを行える方です。

当ブログでも車のバッテリーの寿命の見極め方について紹介したことがあるのですが、

参考車のバッテリーの寿命を見極め方法

定期的にバッテリーの調子を確認して交換している人であれば、かなりの確率でJAFに頼らなくても良くなります

またタイヤの空気圧チェックも大切です。タイヤの空気圧は半年ぐらいチェックしないと3割ぐらい減ってしまうので、タイヤがつぶれた状態になってしまいます。するとタイヤの横に皺が入ってひび割れの原因となってしまいます。

突起物を踏んでタイヤの設置面に穴が開いてしまったようなパンクというのは、パンク修理材で対応できることが多いのですが、タイヤの側面に穴が開いてしまうと交換するしかありません。

タイヤの空気圧をチェックしていない人ほど、このパンク修理材で対応できないパンクに遭遇しやすくなる傾向があります。

この一位と二位だけでJAFの出動理由の半数以上をしめるので、日頃から車のメンテナンスを心がけている人にとっては必要ないということです。

同じような理由でディーラーで定期的に検査を受けている車も当てはまります。お金を支払って定期検査を受けている人がJAFの費用を節約したいと思うかどうかは別ですが。

他にも細かな自動車トラブルがたくさんありますが、JAFにしろロードサービスにしろその場で対応できることなど多くないので、結局は近くの整備工場に運ばれることになります

だったらそのまま自動車保険のロードサービスで対応してもらった方が後々の手続きが楽になるので、JAFに頼る理由がありません。

日頃から車の状態を把握して対応している人で、他人の車を運転する機会がない人にとっては、JAFの入会金や年会費の元が取れる可能性が低いので、加入する必要はないと判断して良いかと思います。

まとめ 自信がない人には必要

最近は自動車保険のロードサービスが充実しているので、必ずしもJAFに入らなければならない理由はないのですが、自動車の整備や保険の契約を人任せにしている人はJAFに入っておいた方が安心かと思います

そもそもJAFに加入していなくても使用することが出来るのですが、それなりの費用が発生してしまうので、頻繁にトラブルに巻き込まれるという人はJAFに加入するメリットがあると思います。古い中古車に乗っている人も当てはまるかも知れません。

一方でそれなりに車に気をかけて整備している人であれば、JAFのお世話になる可能性が低いので自動車保険のロードサービスだけで十分だと思います。いざという時の為にロードサービスの内容を確認しておいたり、電話番号を携帯に登録しておきましょう。

車好きであればそれなりに日頃から整備をしているものですが、全くわからなくて興味もないという人であれば、JAFに加入することで安心感というメリットが得られます。

車のルームミラーにお守りをぶら下げたり、神社の安全祈願のステッカーを後ろの窓に貼ることで安心感が得られ、結果的に安全運転につながるという人もいるので、JAFに加入することで得られる安心感にも意味がないとは言いません。

冷静に考えるとルームミラーの下で揺れているお守りは前方視界を遮りますし、後ろの窓のステッカーも後方視界を遮って安全運転の邪魔になるので、個人的にはどうかとは思うのですが、そうしないと安心できない人にとっては意味がある行為です。

ただいくつものお守りをぶら下げたり、後ろの窓が塞がれるほどステッカーを貼るのは大問題です。

たまに安全運転キャンペーンなどで交差点の角で大勢の人達が旗を振っている事がありますが、私は彼らが邪魔で近くの通行人が見えなくてヒヤッとしたことがあります。このような本末転倒にならないように気をつけてください。

お守りはどこかに邪魔にならないところに収納して、ステッカーも窓ではなく車体に貼った方が安全運転につながると思います。

もちろん自動車保険のロードサービスを事前に調べておいたり、車のメンテナンスをすることでも安心感が得られるので、なるべくならそうしてほしいものです。

またJAFやロードサービスで近くの整備工場やガソリンスタンドに運ばれると、そこで定価で売られている物で対処することになってしまいますが、事前に交換するのであればカー用品店やホームセンターなどで割引されているの物を選ぶことができるので、結果的に節約にもなるものです。

参考カー用品の節約はホームセンターが有利?

一方で、

「機械(車)の事は一切わからない!」

といったタイプの人は自分で調べようとはせず、メンテナンスを怠ってトラブルに遭遇する機会が増えてしまうので、いざという時の為にJAFに入っておいた方が良いかと思います。

参考車に愛情がないとトラブルが増える?

しばしば車に詳しい人の意見で「JAFは必要ない!」と声高に叫んでいるのですが、全ての人に当てはまるとは限らないので、自分の状況に合わせて見極めてください。

車に詳しくなくて周りに頼れる人がいないような人は、やはりJAFに入っておいた方が安心です。クレジットカードで複数年契約をすると入会金が割引になるようなので、上手く節約につなげてみてください。

日本自動車連盟(JAF)

ちなみに私はJAFに加入していません。免許を取って車を運転するようになって20年ぐらい経ちますが、一度もJAFのお世話になったことはありません。

ただ一度だけ自動車保険のロードサービスを利用したことがあります。長期旅行から帰ってきたタイミングで体調を崩してしまい、3週間ぐらい車のエンジンをかけられなかった時に、自家用車のバッテリーが上がってしまいました。

携帯電話に登録しておいた保険会社に電話すると丁寧に対応してくれ、1時間後ぐらいに駆けつけてくれました。そして無事に無料で対応してくれました。もちろん保険等級が上がるようなこともありませんでした。

保険会社によってロードサービスの内容が違いますが、大手の保険会社であれば親切丁寧に対応してくれるものですよ。

急な事故や故障に出くわしてしまう可能性があるので、JAFの存在が無駄だとは思いませんが、日頃から車のメンテナンスをしたり、故障しにくい車を選ぶことでリスクは下げられるものなので、それぞれの状況に合わせて見極めてください。

追記 交通安全協会も必要?

ちなみにJAFの必要性と同時によく話題になるのが「交通安全協会」です。費用は都道府県によって違い、免許の更新時に年間で200~800円ほどかかります。

昔は免許の更新を知らせるハガキが届くというメリットがあったのですが、現在は加入していなくても届くので大したメリットはありません。

無事故無違反を長年続けると表彰されるので、それを目指して安全運転を心がけられるのであれば意味がないとは言いませんが、表彰されるために安全運転をするのもおかしな話なので、常に安全運転を心がけることが大切です。

参考車の節約はやっぱり安全運転が一番!

デメリットは免許の更新時に断ると受け付けの人に嫌な顔をされるぐらいなので、私は加入していません。個人的にはJAF以上に必要ないと感じています。

僅かな金額でも毎年のように積み重ねることで結構な金額になるので、極力無駄なものを省いて節約につなげてほしいと思います。

コメント

  • 安全協会はいらん!天下り先を潤す必要など全くなし!
    JAFは過去に助けてもらったことがあるから感謝の意味で継続している

    by 匿名 €

  • 私は免許を取得してからずっとJAFに入っています。幸いお世話になったことはないのですが、しばしば観光名所やレジャー施設で会員書を提示すると割引になって助かっています。家族の分も割引になるので、意外とメリットがあるものですよ。

    by 栃村 €

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]

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