車を長持ちさせる方法
車を長持ちさせるには定期的なメンテナンスが大切なのは誰もが理解していると思います。
理想的な「車を長持ちさせる方法」を先に紹介すると、屋根のある車庫に保管し、ディーラーで定期検査、車検を受けることです。
さらに細かく言えば、「一週間に一度は30分以上走行する」や「雨の日には乗らない」など、車にとってシビアな走行条件を避けることもポイントになります。
これらはあくまでも理想ですが、誰もがこのような車の使い方が出来るわけではありません。
そこで今回は誰でも簡単に車を長持ちさせる意外な方法を紹介します。理想のメンテナンスとは違いますが、出来る範囲で取り入れて長く車を愛してほしいと思います。
車に愛を!
車を簡単に長持ちさせる方法、それは車に愛情を持って接することです(笑)。
「車にも感情があって愛に答えてくれます・・・」
ということではなく、車に対して愛情をもっていると車の変化や異変に気づくことが出来るようになるからです。
初めて車を購入した人の多くは、車に対して愛情がたっぷりです。休日には丁寧にワックスをかけてあげて、車内の掃除をして車に名前をつけたりします。
このように愛情を持って車に接していると、車の細かなキズや異変に気が付きます。細かなキズであればワックスで埋めることも出来ますし、タッチペンで補修して錆びを防ぐ事ができます。
小さなキズでも放置していれば錆びが発生して広がっていきます。錆びは見た目が悪いだけではなく、鉄の強度を下げることにもなるので、そこから錆びが広がれば大きな故障に発展するかもしれません。
そして日頃から愛情を持って車に接していると自然と車に詳しくなります。簡単なメンテナンスであれば自分で行いたくなりますが、愛情が失われると面倒になって放置してしまうわけです。
愛情をもって車に接している人というのは、頻繁に洗車をしたり、車内の掃除や窓拭きをしたり、タイヤの空気圧を調整のようなちょっとしたメンテナンスまで行えるようになります。
窓が汚れていると視界が悪くなりますし、車内が散らかっているとブレーキペダルの下に物が挟まってしまうような事になってしまうかも知れません。
ろくに車内の掃除もしないで食べ物や飲み物の匂いが充満していると、オイル漏れのような不具合に気がつくのも遅くなってしまいます。
好きな人のことなら何でも知りたくなるように、車に愛を持つことで車のことを自然と楽しく知ることが出来ます。そのためにも「車に名前を付ける」ことは素晴らしいことです。名前一つで愛着が一気に増す効果があります。
自分の車ではない会社の車となると、この愛情が欠如している傾向が強いので、あまり良い状態を保っている車が少ないような事です。
愛情の欠如
逆に車への愛情が減ってしまうと、多くの車は調子を崩してしまいます。これも感情のある車が拗ねてしまうような事ではありません。
単純に車に乗る機会が少なくなり、洗車の回数も減っていきます。
車をしばらく動かさずに放置されると、あちこちに油切れが起こってしまいます。
エンジンの中のオイルが重力で下に落ち切ってしまうと、そのエンジンを動かす時にオイルの潤滑効果が薄れているのでキズが付いてしまいます。
また後部座席のドアなども開ける機会が少ないと油切れを起こしてしまいます。逆に頻繁に開け閉めしている運転席のドアは問題がないケースが多いものです。
バッテリーの充電も自然に減っていくので、車に乗る機会が少ないと弱っていきます。
また一定の圧力が長時間かかったゴムは変形してしまいます。重たい車を支えているタイヤのゴムは数週間放置されるだけで変形してしまいます。
これは見た目にはわからなくても、高速道路などで振動の原因になることもあります。
また車内の掃除を怠ったまま放置されると、湿気を吸ったホコリがカビて異臭を放つことにもなります。これも頻繁に乗っている車であれば空気の流れがあるので、多少のホコリやカビは問題になりません。
ワイパーのゴムも同様です。長期間使用しないとゴムにクセがついて拭き取りが悪くなります。特に後ろのワイパーは忘れやすいので、中にはゴムが溶けて窓ガラスに張り付いてしまうこともあります。
別のところでも紹介しましたが、エアコンやウォッシャー液も使わないことによるリスクがあります。
これらのように車への愛情(感心)が欠如すると、不具合が出やすくなって車の調子が落ちてしまいます。
これは車に限った話ではありません。鍋や包丁も放置されると錆びてしまいますが、毎日使われている鍋や包丁は光り輝いているものです。
愛情だけで車が長持ちするとは言いませんが、感心が薄れるとメンテナンスを怠ったり、不調の前兆を見逃してしまう事になります。
だからこそ車に名前でもつけて愛情を持つことで、結果的に長持ちする可能性が高くなります。
まとめ 名付けの重要性
車への愛情があるということは車の変化を見逃さずに済みます。車検の期限を見落としたり、エンジンオイルの交換を忘れるようなこともありません。
一方で愛情が欠如すると車の管理がずさんになります。消耗品をきちんと交換しないと必ずどこかにしわ寄せが出てしまいます。
これは燃費を悪化させるような事だけではなく、事故の原因にもなってしまいます。
エンジンが壊れても動かないだけですが、もしブレーキが壊れると大事故につながります。
車に愛を注いだからといって車の調子が良くなるわけではありませんが、少なくとも不調のサインを見落とさずに済みます。
車はいきなり故障することは稀です。多くは何かしらサインを発しています、異音や匂い、振動など様々な変化を発しています。
車への興味が薄れると、それらのサインを見逃してしまいます。
車を長持ちさせる為に様々な専門知識があるに越したことはありませんが、車への愛情があるとサインを察知する(変化に気づく)ことは出来るようになります。
対処はプロの整備士に任せてもいいので、車からのサインだけは見逃さないようにしてください。その為にも日頃から愛情をもって車に接してほしいと思います。その為にも名付けという行為は相乗以上に効果があるものですよ。
ペットに名前を付けるのは当たり前ですが、観葉植物に名前を付けている人というのは、日々のちょっとした変化を敏感に察知するものです。
また愛情が欠如すると運転も荒くなってしまう傾向があります。車好きの人ほど駐車場にも丁寧に止めるので、技術もどんどん向上していくのですが、車への関心が薄い人ほど適当に駐車場に止めてしまう傾向があり、余計な事故を誘発する要因を増やしてしまします。
バックで上手に駐車場に止めている車のタイヤの向きは真っすぐになっていますが、適当に止めている車ほどタイヤが曲がっているものです。停車中の車のハンドルを動かすと、タイヤのゴムやパワーステアリングのシステムに負担が掛かってしまいます。
パワーステアリングが無かった頃の車を運転している人は実感していると思いますが、停車中の車のハンドルは凄く重たいので、想像以上の負荷が掛かってしまいます。
頻繁に洗車をしている人だと、フロントガラスについた僅かなキズを見落とさずに発見できるので、キズを埋めて対処する事ができますが、無関心なままだとキズを放置して大きなひび割れを引き起こす事になってしまうかも知れません。
ワイパーのゴムの劣化などにもいち早く気がつくようになるので、急な大雨に巻き込まれる前に交換する事ができます。無関心だと大雨が降るまで気がつかないので、いざという時に危険な状態に陥ってしまいます。
これらのような些細な事でも積み重なる事で、車の寿命を縮めてしまう原因になったり、危険な状態を招いてしまうわけです。
愛情をもって車と接していると、故障のリスクを下げられるだけでなく、安全運転にもつながるので、結果的に車も長持ちするという事です。これは節約という意味でも大切なことではないでしょうか。
現在の私は昔ほど車好きではなくなったのですが、一応名前は付けていますし、基本的な掃除やメンテナンスは欠かしていません。
車を長持ちさせる為に専門的な知識を得ることも大切ですが、まずは愛車に名前を付けることから始めてみてください。愛着がわくと自然と様々な知識が入ってくるものですよ。
愛情が失われてきた人でも名前つけてあげるだけで、意外と捉え方が変わるものなので、ぜひ試してみてください。ちょっとした事ではありますが、想像以上に変わるものですよ。
コメント
前の愛車を手放す時に調子が悪くなったことを思い出しました、きちんと理由があるものですね、今の愛車は末永く大切に愛していきます。
by 303
私のマイカーの名前は「田中」ですwww
10年以上経ちますが元気に走りますよ~!
by 田中の飼い主
メーカーが愛情をかけているのも大事ですよね
ちょこちょこマイナーチェンジをしていたり
オーナーを大切にするモデルの車は大事にされるけど
発売されてからそのまま放置されてしまうモデルほど
改造車が増えてグレていく車種が多い気がします
子供への愛情と似ています
by 匿名