便利なお掃除グッズ
クイックルワイパー(お掃除ワイパー)が登場してから、フローリングの掃除の手間がグッと楽になったと感じている人も多いのではなでしょうか。
クイックルワイパーは掃除機を取り出す手間や力もいらず、サッと掃除出来るモップのような手軽さがあり、さらに使い捨てシートのおかげで衛生的に掃除が出来るようになりました。
節約という意味では、雑巾がけを行った方がお得なのかも知れませんが、やはりお手軽さという意味ではクイックルワイパーの圧勝です。掃除時間の大幅な節約にもなります。
そんな便利なクイックルワイパーですが、床掃除以外にも使えることをご存知でしょうか?
そこで今回はクイックルワイパーの様々な活用法を紹介します。さらにシートの節約法も紹介します。
クイックルワイパー活用法
クイックルワイパーは非常によく考えられており、それほど力を入れることなくホコリや汚れを絡めとってくれます。
出始めの頃はシートの端の方しかホコリが付かなかったものですが、最近のクイックルワイパーは立体的な構造になっており、シート全面で汚れを拭きとってくれます。
ということは、力を入れにくい「壁」や「天井」の掃除とも相性がいいと考えられます。そもそも壁や天井は床ほど頑固な汚れがこびりつくわけではないので、クイックルワイパーでも十分に落とすことができます。
掃除をした後でも少し時間が経つと床にホコリが貯まるのは、壁や天井に付着しているホコリが原因ともいわれているので、定期的に壁や天井のホコリを掃除することは有効です。
流石に昔ながらのざらざらした土壁では厳しいですが、普通の壁紙であればクイックルワイパーでも綺麗にホコリを絡めとることが出来ます。
これは重たい掃除機では難しいものです。コードレス式でもしっかりと天井に当て続けるのは至難の業です。
クイックルワイパーの手軽さだからこそ、向いている掃除です。
他にも窓掃除をするときにも便利です。手の届かない窓でもクイックルワイパーであればそれなりに力を加えることが出来ます。
さらに網戸の掃除をすることも出来ます。窓の汚れは気になっても網戸の汚れは気になりにくいものですが、実際にはかなり汚れているものです。
網戸の隙間に挟まったホコリや汚れにカビやダニが繁殖してしまいます。そこを経由した風が室内にばらまかれることになるので、定期的な網戸の掃除をする必要があります。
YouTubeにクイックルワイパーを活用して、網戸掃除をしている動画があったので紹介しておきます。
これらと同様に手の届きにくいお風呂の天井や壁を掃除することも出来ます。お風呂掃除用の様々な専用グッズが売られていますが、クイックルワイパーでも簡単に掃除できるものです。
通常のクイックルワイパーの除菌シートなどを組み合わせれば、手が届きにくいお風呂場の天井のカビを除菌をすることができます。
また通常のシートでもエタノールを染み込ませると、天井や壁のカビの除菌ができます。
この場合は着なくなった洋服の切れ端などでも可能です。むしろ拭き掃除に向いているぐらいです。
価格を確認して頂ければわかりますが、エタノールは安価で売られているので安心してください。大抵のドラッグストアで売られていると思います。
基本的に少量しか使わないので、お徳用サイズはおすすめしません。
そしてクイックルワイパーには掃除以外にも活用法があります。少し大げさなことですが、私は防犯用としてもクイックルワイパーを頭に入れています。
テレビドラマなどで深夜にインターホンが鳴った場合、よくゴルフクラブやバットを持って警戒しながらお父さんが出ていくシーンがあると思います。
私の家にはゴルフクラブもバットもありません。以前はこのような場合だと傘と決めていたのですが、クイックルワイパーの方が長いので武器としても使えそうだと考えています。
もちろんそのようなピンチに陥ったことはありませんが、ある映画の中でも部屋の不審者が侵入した時にクイックルワイパーをもって立ち向かうシーンがありました。頭の片隅に入れておくと良いのではないでしょうか。
王道のクイックルワイパーのすすめ
出来ればクイックルワイパー(お掃除モップ、お掃除ワイパー)は、花王の本家のモノを使用してください。
100円ショップやホームセンターでも似たような商品が売られていますが、質がまるで違います。
本家はシートをあてがうヘッド面が立体的な構造になっており、シート全体でホコリを絡めとることが出来ます。
これが安物だと平面で偏りが出来てしまいます。シートの端にしか汚れがつかないので真ん中辺りが無駄になってしまいます。
そして柄の強度が物足りないこともあります。本家はしっかりとしているので、天井や窓の掃除でもそれなりに力を入れることが出来ますが、柄が弱いものだとしなってしまうので使えません。
本家はしっかりとしているからこそ、防犯グッズとしても活用できると感じています。
一方でクイックルワイパーのシートの方は安物でも構いません。最近はスーパーなどでも格安のシートが売られています。
これ(→)は格安スーパーのトライアルで購入したものです。価格はうる覚えなのですが、80円未満で購入できたと思います。ドライシートは30枚、ウェットシートでも20枚あります。
本家のクイックルワイパーのシートの価格をamazonで調べてみると、40枚入りで544円もしました。
本家は立体吸着シートというものなので、全く性能に差がないとはいいませんが、1枚辺りの価格差が5倍にもなります。
いくら立体吸着シートとはいえ、流石に格安シートの5倍もの汚れを取れるわけではないので、スーパーやホームセンターなどで売られている格安シートの方が節約的にはおすすめです。
シートの節約法
そしてクイックルワイパーのシートは、無駄なく活用することでも節約可能です。シートの裏面も掃除に使っているという人は珍しくないと思いますが、さらに活用できるテクニックがあります。
まずはシートの設置位置を一工夫します。
クイックルワイパーにシートを設置する時に、なるべく角(ここでは右下)に合わせて設置します。ギリギリくぼみにシートをはさみ込めるような位置に設置してください。
この状態で普通に掃除をした後に、シートをずらします。
今度はシートの反対側の角(左上)になるように設置してください。
こうすることでホコリが吸着していないシートの余白の部分を利用することが出来ます。
ホコリが付いた右下の面をくぼみに設置するときは、ホコリのついている表面を折り重ねることで、手に汚れの箇所が触れることはありません。
これで約半分ぐらいは未使用の状態でシートを再利用することが可能です。
これだけでクイックルワイパーのシートを1.5倍ぐらい使用することが出来ます。
ですが、シートの節約はこれで終わりではありません。
さらに掃除後のシートを裏返して、再利用することができます。
裏返すとホコリが付いた面がクイックルワイパー本体に触れて不衛生なのですが、間にティッシュを一枚はさめば解決します。
このように一枚では足りないのですが、ティッシュは元々二枚重ね合わせてあるので、それをはがせば一枚で綺麗にクイックルワイパーのシート全体を覆い隠すことが出来ます。
裏面でも同じようにシートの位置を工夫して設置すれば、トータルで3倍ものシートの使用量になってくれます。
ティッシュ一枚だけでシートが3倍になる活用法です。ちょっと手間かも知れませんが、大幅にクイックルワイパーのシート代を節約することが出来るのでおすすめです。
まとめ 手軽さこそがクイックルワイパーの魅力
クイックルワイパーは本当に便利な掃除グッズです。私は基本的に日ごろの掃除は毛ばたきとクイックルワイパーだけで済ませています。
これらの魅力は何といっても手軽さです。掃除機だと取り出す手間を考えて億劫になってしまうものですが、クイックルワイパーだと気になった時にサッと掃除出来るで、頑固な汚れにならずに済みます。
汚れは放置される時間が長いほど頑固になっていきます。この手軽さこそが、クイックルワイパーの最大の魅力でもあります。
最近の掃除機も軽くてコードレスで便利になってきましたが、騒音の問題やバッテリーの劣化、本体価格の向上など、節約家にとっては様々な問題があるものです。
流石に絨毯が多い家庭では掃除機がないと厳しいと思いますが、フローリングが中心の家庭であればクイックルワイパーだけでも日頃の掃除は十分だと思います。
またフローリングが広い家庭では、業務用の大きなクイックルワイパーを活用するのもおすすめです。さらに掃除の効率が上がると思います。
またちょっとした布製品であれば、コロコロクリーナーを組み合わせるだけで事足ります。
家庭環境によっては掃除機を手放すことも難しくありません。
クイックルワイパーを上手に活用して、時間とお金の節約をしながら面倒な掃除を済ませましょう!
最後にクイックルワイパー本体を長持ちさせる方法を紹介します。
それはシートが当たるヘッド面をこのように床に触れないように保管することです。
こうすることで盛り上がっているヘッド面の状態を保ちやすくなります。
知り合いが古いクイックルワイパーを使用していたので、最新の本家の素晴らしさを教えてあげると、さっそく購入してくれたのですが、明らかに私が現在使用しているものよりも、ヘッド面がふっくらとしていて驚きました。
それから保管方法を意識するようになりました。柄の先端に穴があるので吊るして保管してもらっても構いません。こういうところも本家のクイックルワイパーはしっかりと考えられているものです。
手軽さというのは想像以上に掃除のモチベーションに影響を与えるので、上手く活用してほしいと思います。
また最近は様々な箇所に適した専用シートが100円ショップなどで売られているので、用途に合わせて選んでみてください。
窓用、網戸用だけではなく、ペットの毛の掃除用や壁紙用など色々なタイプのシートが売られていますよ。
追記 吸着アップの裏技
ここまでは本家のクイックルワイパーをすすめていましたが、既に安いお掃除ワイパー(平面)や古いクイックルワイパーを使っている人向けに、吸着力をアップさせる裏技を紹介します。
本家のクイックルワイパーはクッション面が立体になっていて効率が良いと紹介しましたが、平面のお掃除ワイパーでもシートとクッション面の間に、緩衝材のプチプチを挟むことで適度に膨らみや隙間ができ、満遍なくゴミを絡め取れるようになります。
流石に本家ほど効率よく掃除できるわけではありませんが、古いクイックルワイパーや安いお掃除ワイパーを使っている人は試してみてください。
この方法だとシートを裏返して使用した時に、汚れが直接クッション面に触れないというメリットもあります。わざわざティッシュを挟む必要もありません。
プチプチは毎回交換しなければならないわけでもないので、テープなどで固定してしまいましょう。
凸凹のプチプチ面が下(床)に向くように取り付けるのがポイントです。逆向きだとあまり掃除効率が上がらないので気をつけてください。
コメント
保管方法は気にしたことがなかったので納得でした。シートの裏面を使うのはイヤですが
by 匿名
本当の節約家はクイックルワイパーのシートまで無駄なく使うのですね。勉強になりました。
by 匿名
百均のクイックルワイパーでも普通に使えるよと思っていたけど、よくよく見たら端にしかゴミがついていなかった・・・
by 匿名
とても参考になりました。クイックルワイパー初心者です。シートが使い捨てなので勿体ないイメージがあり、今までは雑巾掛けをしていました。ですが、やはり面倒でサボりがちになり、日々ハウスダストが気になっていたので、クイックルワイパーを購入しました。効率よくシートを使う方法、ワイパーの保管方法は素晴らしいアイデアだと思います。他の記事も読ませていただきます。ありがとうございました。
by 匿名