節約はレジャー!

砂糖のリスクを改めて感じた出来事。依存症にならない為に!

砂糖の過剰摂取のリスク

私は普段から甘いモノはあまり食べません。徹底的に避けているという訳ではないのですが、自分でお菓子を買うような事は滅多にありません。飲み物も基本的には糖分が入っていないものばかりを自然と選んでいます。

だからといって糖質制限や炭水化物抜きといった事でもありません。むしろ食事は糖質が多い炭水化物が中心です。

数年間から糖質制限や炭水化物抜きダイエットというものが流行っていますが、そこまで極端な食生活をしているわけでもなく、基本的には食べる量を抑えるぐらいです。

そんな私なのですが、少し前に仕事の関係で甘いモノをたくさん食べなければならない機会がありました。普段の仕事内容とは全く関係がないのですが、ひょんなことから様々なスイーツを食べ比べる事になり、それが三日ほど続きました。

そして三日目の最終日になり、会社にはたくさんの和菓子が余ってしまいました。

「好きなだけ持って帰っていいよ」

とのことだったのですが、私も含めて職場の同僚達も甘いモノに飽き飽きになってしまった事もあり、なかなか持ち帰る人がおらず、上司が全員に無理やり配るような展開になりました。

私は食品を捨てる事に強いストレスを感じるので、それらのスイーツを食事替わりにする事にしました。

さらに私は冷蔵庫を手放している事もあり、賞味期限が迫っている物からどんどん食べ、トータルで五日間ほど甘いモノだらけの食生活になってしまいました。

賞味期限の長い羊羹以外を全て片付けて六日目を迎え、いつもの食事に戻すと・・・なんだか物足りなさを感じてしまい、妙に甘いモノが欲しくなって食後に羊羹を食べて満足しました。しかも一本丸ごとです。

七日目には家に甘いモノがなくなったのですが、それからが大変でした。

いつもの食事に戻しても、妙に口さみしい感じになり、食後のデザートが欲しくてたまらなくなってコンビニにスイーツを買いに出かけてしまいました。

甘いモノの為だけに買い物に行くような経験が初めてだったので、自分でも驚いてしまったのですが、そんな日がなんだかんだで十日目ぐらいまで続いてしまいました。

あまりの食生活の変化に怖くなり、改めて砂糖について調べてみると、「砂糖中毒」や「砂糖依存症」といった情報がたくさん見つかりました。

砂糖の中毒性は薬物以上?

「砂糖依存症」というのは、糖分によって上がった血糖値を下げる為のインスリンが、過剰に分泌されることで低血糖になってしまい、糖分を欲してしまう状態の事です。

普通の食事をしている分には、このような事にはならないのですが、砂糖のように甘み成分だけを抽出したものをたくさん取ってしまうと、急激に血糖値が上がってしまい、大量のインスリンが分泌されてしまいます。

さらに砂糖には脳内で快楽を感じる物質を分泌させる効果もあり、その気持ちの良い状態を求めて中毒になってしまう事があるそうです。これらのような状態が続くと、いわゆる「糖尿病」になってしまいます。

私は健康診断で血糖値に異常が出たことは一度もないのですが、流石にこのままではヤバいと思い、食後のデザートを我慢する事にしました。

ただ、それが想像以上に辛いものでした。

辛い期間は三日ほどで終わったのですが、十数年前にタバコを止めた時以上の辛さを感じました。タバコの時はイライラが中心だったのですが、甘いモノは喉が渇いているのに水を飲めないような、飢えのような辛さがありました。

たかだか十日ほど砂糖が続いただけで、ここまでの中毒性がある事に自分でも驚きました。

私は普段から砂糖が入っている食品をあまり食べていなかった事もあり、一気に傾いてしまったのかも知れませんが、やはり砂糖の過剰摂取は避けた方が良いのだと感じる出来事となりました。

果物や野菜には糖分だけでなく様々な成分が含まれており、少しずつ消化吸収されていくので負担も少ないのですが、糖分だけを抽出した砂糖のような成分は、ダイレクトに一部の内蔵に負担が掛かってしまいます。

これはサプリメントなどにも当てはまるのですが、レモン一個分のビタミンCが含まれているサプリメントを取るより、実際にレモンを一個食べた方がゆっくりと消化されていくような事です。水分や食物繊維といったものも取れますし、他のビタミンやミネラルも含まれています。

ビタミンCは取りすぎても尿で排出されるから問題ないといった意見もありますが、だからといって過剰に摂取してしまうと、それだけ内臓が余計な仕事をしなければならなくなります。

日常的にこのような状態が続くと、一部の内蔵だけが疲弊していくのはイメージできるのではないでしょうか。

野菜や果物だけでなく炭水化物にも糖分は含まれていますが、砂糖のようにダイレクトに消化吸収されるわけではないので、急激な血糖値の上昇といった事にはなりません

砂糖に限った事ではないのですが、特定の成分だけを抽出した物に頼るのにはリスクがあります。もちろんお医者さんの管理の元に不足している成分を取るのは問題ありませんが、素人判断で何となく身体に良いだろうと、不必要な栄養を過剰に摂取してしまっている人がいるものです

砂糖のように中毒性の高い成分ほど気をつけてほしいと思います。依存症、糖尿病になるリスクがあるので、日頃から過剰になっていないか向き合ってください。

うつ病患者は甘いモノが好き?

また砂糖について調べていくうちに、さらに興味深い情報も見つかりました。それは人は鬱になると強烈に甘い物を欲する事があるというものです。

普段甘い物をほとんど食べていなかった人が、鬱になると異常に甘いモノを求めるのは、副腎からコレチゾールというストレス性のホルモンが出るようになり、強烈に甘いモノを求めるのだそうです。

特に冷たいモノを好むので、やたらとアイスクリームのような甘いモノを求める傾向があるそうです。

逆に考えれば甘いモノにはストレスを抑える効果があるのかも知れませんが、頼り過ぎるのも危険なのではないでしょうか。

まとめ 食が身体に与える影響

当ブログでは以前に「甘いモノを食べたら腋臭が悪化した」といった内容のものを紹介したことがあるのですが、

参考ソフトクリームを二つ食べたら・・・

食品が身体に与える影響力というのは、やはり軽視するべきではありません。

人それぞれ体質が違うので一概に正しい食生活など決められるものではありませんが、普段から自分の身体の状態と向き合い、「いつもと何か違うな」と感じた時は、その前の食事の内容を思い出してみてください。

「○○をいっぱい食べたからかな?」

といった気づきを得ることで、再び同じ食品を食べた時の身体の変化に気づきやすくなります。

腋臭のような変化だと分かりやすいですが、ちょっとしたイライラや甘いモノを食べたくなるといった感情もあります。その感情の変化と向き合う事で、自分の身体と相性の良い食品、悪い食品といった基準が見つかるようになります。

ちなみに私はある時におしっこから妙な匂いがして驚いた事があります。明らかに普段とは違うので、「なんだこれ?」と不安になり、その日に食べた物を思い出してメモした事があります。

その匂いは次のおしっこからはしなくなったのですが、数ヶ月後に再び同じような匂いを感じたので、メモをチェックしてみると、普段はあまり食べない共通の食材が見つかりました。

それは「アスパラ」です。

「アスパラ おしっこ 匂い」と検索してみると、興味深い内容が見つかりました。

アスパラガスを食べたらおしっこが?(外部サイト)

少し古い情報だと体質の違いで4人に1人だけ変化するといったものもあったのですが、最近の研究では遺伝的にアスパラを食べた後に匂いの変化に気づける人と、そうではない人がいるとのことでした。

さらに色々調べてみると、匂いそのものが悪いという事ではなかったので安心する事ができました。

ただアスパラは最近になって食べ始めたわけではないので、そこが不思議だったのですが、これも自分なりに向き合う事で答えが出ました。

おそらく昔の私はトイレの前に立って「おしっこ」をしていたので、単純に鼻の位置が遠くて匂いの変化を感じられなかったからです。

私は数年前から節約に目覚め、トイレ掃除の効率化や汚さない工夫を意識するようになり、男でも座っておしっこをするようになっていたので、鼻の位置が下がって匂いの変化に気づいたのだと思います。

参考トイレのイヤな匂いの原因は○○

そもそも私がアスパラを食べる機会というのは、居酒屋のメニューぐらいで少量です。お酒も入っていますし、男子トイレで立っておしっこをするので、今までは全く気がつかなかったのだと思われます。

匂いに気がついた時はアスパラを貰って自宅で調理していました。しかも一束丸ごと調理したので量が多かったのも関係しているのかも知れません。

このように自分の身体の変化と向き合う事で、様々な気づきが得られるものです。砂糖による影響もしっかりと向き合う事で、バランスの良い量といった基準が見つかるのではないでしょうか。

そもそも人間の脳は不足している栄養があると、その栄養が含まれている食品を食べたくなるように促します。

参考好きな物と食べたい物の違い!

大量にインスリンが分泌されて低血糖になると甘いモノを欲するように、脳にあらがう事は簡単ではありません。

ただ砂糖の場合は不足しているのではなく、依存症や糖尿病の可能性もあるので、しっかりと頭で考えて脳の命令と向き合う必要があるのではないでしょうか。状況よってはお医者さんに頼るべきです。

それこそ鬱病の初期段階なのかも知れませんし、それを砂糖の大量摂取で抑えているのかも知れません。

参考水曜どうでしょうが鬱に効く!?

一方で私のように短期的な砂糖中毒であれば、自力でいつもの食生活に戻る事も出来るかも知れないので、甘いモノを食べる機会が増えてきたという人は、しっかりと食生活と身体の変化と向き合ってみてください。

あえて炭水化物を多めに取る事で食後のデザートが抑えられるかも知れませんし、野菜から食べるといった順番で血糖値の上昇が抑えられる事もあります。

どうしても食後のデザートが止められないのであれば、食事の糖質を下げるといった工夫も出来ます。身体に良いと言われている和食でも砂糖やみりんがたっぷりと入っているものも多いので、それらを避けるのが有効かも知れません。

甘い菓子パンを避けるぐらいであれば誰でもイメージできると思いますが、しょっぱいイメージのある総菜パンの生地の中にも砂糖は含まれています。砂糖が含まれていないパンは多くないのですが、フランスパンのような新たな選択肢が見つかるかも知れません。

参考お菓子をやめたい人は手作りしてみよう

根性だけで無理やり食生活を変えられる人は多くないと思うので、少しずつでも出来る事を取り入れてみてください。

砂糖の中毒性は薬物以上といった情報もあるので、過剰摂取にならないように気をつけてほしいと思います。

また日常的に飲むジュースなども気をつけてください。成分表に砂糖と表示されていなくても、「果糖ぶどう糖液糖」とあると危険です。砂糖をさらに凝縮したようなものなので、日常的に摂取するのにはリスクがあります。

もちろん砂糖にはストレスを軽減してくれるような効果もあるので、上手く付き合えば味方になってくれると思います。たまに無性に甘いモノを食べたくなったようなタイミングであれば、それほどリスクがあるわけではありません。

ただ日常的に何となく砂糖が多く含まれている食べ物に偏っていると、思わぬリスクを引き寄せる事になるかも知れないので気をつけてほしいと思います。それほど甘いモノを求めていない時は、砂糖を避けるぐらいの付き合い方が良いと思います。

 

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]

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