節約の味方!カラーボックス
節約家に限らず、カラーボックスにお世話になっている家庭は多いのではないでしょうか。私も昔から愛用しています。
カラーボックスは安価にも関わらず、非常に強固で使い勝手もよく、工夫次第では机やテレビ台としても利用することが出来る素晴らしい家具です。
そんな便利なカラーボックスですが、一つだけ欠点があります。
それは「カラーボックスの裏側がカビやすい」ということです。湿気の多い梅雨時になると、イヤな匂いが漂ってくる事もあります。
そこで今回はカラーボックスの裏側のカビ対策を紹介します。上手くカビ対策を施して節約につなげてほしいと思います。
カラーボックスの裏側がカビる原因
カラーボックスの裏側がカビてしまう原因は、単純に湿気を吸収しやすいからです。
カラーボックスは安価で販売されている事もあり、コストダウンのために裏側の加工が施されていません。木材(合板)がむき出しの状態なので、湿度が高いと湿気を吸収してカビが生えてしまいます。
また部屋の壁近くに設置すると空気の流れも悪くなるので、ホコリも貯まりやすくなります。この貯まったホコリも湿気を吸収してカビてしまう事があります。
よく「ホコリで人は死なない」などと言いますが、長年蓄積されたホコリはダニやカビの温床になり、健康を害する可能性があります。実際に私も緑色に変色したホコリの塊を見たことがあります。しかもプラスチックの衣装ケースの隙間に貯まったホコリです。
部屋の換気をしている家庭も多いと思いますが、どうしても家具の裏側となると換気効率が悪いので、カラーボックスの裏側ように加工されていない箇所はカビが生えやすくなってしまいます。
これを防止するには家具類を壁にピッタリと寄せないで、たまに掃除をする事です。
掃除機だと床に落ちてきたホコリぐらいしか吸い込めないのですが、毛ばたきのようなものでカラーボックスの裏側の段差を定期的に掃除するのが簡単でおすすめです。
空気の流れが少ない押入れやクローゼットの中にカラーボックスを入れている場合は、特に気をつけてください。
ホコリそのものは貯まりにくいかも知れませんが、湿気を完全に防ぐのは難しいので、定期的に空気の入れ替えをするなり、裏側の掃除をするなり、除湿剤などを利用して湿気対策をしてください。
カラーボックスの表側は加工処理されているので、よほどな事がない限りカビる心配はないのですが、裏側は構造上湿気やホコリが貯まってカビやすいので気をつけてください。
次はこのカラーボックスの裏側のカビ対策として、自分で加工処理する方法を紹介します。
カラーボックスのカビ対策!裏面を加工しよう
壁から少し離して設置し、定期的に換気や掃除をする事でカビの発生を防ぐ事が出来るのですが、どうしても部屋が狭くなってしまうので、なるべくなら壁にピタッと設置させたい人も多いと思います。
そのような場合はカラーボックスの裏側を、表側と同じように湿気を吸わない加工処理する事でカビを防ぎやすくなります。
加工処理と言っても難しく考える必要はありません。基本的にカラーボックスの裏側は人に見られることはないので綺麗に加工する必要はありません。
要するに裏側のザラザラを塞いで空気に触れないようにすればOKです。
理想はカビ防止の塗料を塗ることですが、自宅に余っている何かしらの塗料があれば代用できます。カラーボックスの裏側は人目につかないので、空気が触れないように隙間なく塗るだけでOKです。
ただ匂いの強い塗料は注意してください。別の意味で不快感が伴います。
他にも壁紙などが余っていれば、カラーボックスの裏側のボードに貼ってもOKですし、糊で覆ってしまっても効果があると思います。ザラザラとして木目に空気が触れないようにできれば何でも構いません。
私はガムテープで塞ぎました。ボードだけでなくボックスの淵にも張り付けています。
ただツルツルとしたガムテープは剥がれやすく、重ねて張り付ける事もできないので、布のガムテープの方が簡単かも知れません。
カラーボックスのボードを取り外してから張った方が綺麗になるかも知れませんが、厚みのあるテープや壁紙だと入らなくなってしまうかも知れないので気をつけてください。
ただし、これらの加工処理はあくまでもカラーボックスの裏側がカビる前にするべきことです。新品のカラーボックスを組み立てる時に、これらのようなカビを防止する加工するのがおすすめです。
カラーボックスにカビが生えてしまったら
一方で既にカラーボックスの裏側がカビてしまった場合は少々対策が面倒です。
お風呂用のカビ取り剤や漂白剤のようなものは木材には使用できません。アルコールやエタノールといった消毒液を使ってカビを除菌する事も出来なくはないのですが、カビは木材の奥深くにまで入り込んでいるので、これらは一時的な効果しかないと思ってください。
私も除菌用のファブリーズをふりかけて見た事があるのですが、一時的にカビの匂いは和らいでも、その効果は持続してくれませんでした。
カラーボックスの裏側がザラザラのままだと、いずれまたそこに湿気やホコリが付着してカビてしまいます。
完璧にカビを落としたいのであれば、紙ヤスリなどで表面を削った上で先ほど紹介した裏側の加工をするのが良いのですが、これはかなり大変な作業になってしまいます。
カビてしまったカラーボックス対策として私がお勧めなのは、背面のボードを取り外してしまう方法です。
これはカラーボックスの使い方にもよるのですが、100円ショップなどで売られているカラーボックス専用のインナーボックスを組み合わせると、カビやすい背面ボードが無くても困りません。
本棚のような使い方だと難しいですが、収納棚として利用する分には背面ボードが無くても問題ないケースがあるので、あえて取り外してみるのも良いのではないでしょうか。
この方法の利点はカラーボックスの裏側の空気の流れを考える必要もないので、壁のギリギリまで近づけて設置できます。
空気の流れが少ない押入れの中などに設置する場合にも相性が良いので、既にカビてしまったカラーボックスは、思い切って背面ボードを外して活用できないか考えてみてください。
ただし、背面ボードを取り外してもボックスの淵の合板はむき出しでザラザラなままなので、そこだけ軽く削ってカビを落とし、塗料やテープなどで塞いで防止しましょう。
セロテープでもビニールテープでも構わないので、空気が触れないように覆い隠せばOKです。
ちなみにネットで調べてみると、この淵をコテで焼いて加工している猛者までいました。流石にそのような道具を所有している人は多くないと思うので、適当なテープや塗料や糊などで塞いでしまう方が簡単だと思います。
カラーボックスは横側にネジがあるので、それを外すと簡単に分解できます。ボードを取りはずだけなら片面だけで十分です。このようにシールでネジが隠されている場合もあるのでよく確認してみてください。
ボックスの淵のカビだけであれば、削るのも簡単ですし、コロコロクリーナーやガムテープを張り付けるだけでも結構な汚れが落ちてくれるので、簡単にカビ防止の為の加工をする事ができますよ。
まとめ カラーボックスの凄さ
カラーボックスは本当に良くできた素晴らしい家具です。ちょっとしたアレンジを加えるとオシャレな家具に早変わりしてくれます。
最近では様々なカラーも増えていますし、昔ながらの3段だけではなく2段も増えてきました。
あえて横置きにする事でテレビ台として活用できたり、横置き用のインナーボックスも売られているので、アイデア次第で可能性が広がります。
カラーボックスは節約家の強い味方なので、今回紹介したカビ防止対策を施して上手く活用してほしいと思います。
既にカビてしまったカラーボックスの場合は、ボートを取り外して使えないか考えてみてください。ちょっとしたカビなら除菌したり削り落として加工処理をすれば良いかとは思いますが、びっしりと緑色のカビが生えてしまった場合は難しいと思います。
カラーボックスは非常に強固なので、倉庫や物置の隙間空間を無駄なく有効活用することができるので、背面ボートが無くても収納棚として活躍してくれるものですよ。
カラーボックスを買い替えるとなると、粗大ゴミ扱いになるので大変なのですが、背面ボードだけなら燃えるゴミで処分できるので、節約という意味でもお勧めの方法です。
カラーボックス本体もノコギリで小さく分解すれば燃えるゴミとして出せるので、道具や根気がある人であれば処分費用も抑えられるかと思います。
ちなみに私は古いカラーボックスを、リサイクルショップで買い取ってもらったことがあります。
引っ越し前に洗濯機の買い取りの為にリサイクル業者に自宅に来てもらった時、「他に何か不要なモノはありますか?」との事だったので、ダメもとでカラーボックスを出してみると50円で買い取ってくれました。中々の年期が入っていたのもかかわらずです。
単品で持ち込んで買い取ってもらえるのかわかりませんが、近くのリサイクルショップにカラーボックスが売られていれば、引き取ってもらえる可能性があると思います。
ちなみにその時はカラーボックスの他にも突っ張り棒、ドライヤー、アイロン、電気ストーブ、姿勢矯正椅子、古いギター、シンク下の収納棚なども買い取ってもらいました。どれも数十円程度の買い取り価格でしたが、有料のゴミ袋や粗大ゴミに出すよりは節約になりますよ。
節約という意味では安易にカラーボックスの買い替えは勧めにくいのですが、背面ボード付きのまま使いたくて状態が酷い場合は買い替えも検討してみてください。ホームセンターなどで千円前後で売られていますし、持ち運ぶのが大変な場合でもネット通販で手ごろな価格で見つけられます。
ちなみに背面のボードだけで売られているのか調べてみたのですが、私は見つけられませんでした。分厚い棚の方は売られていたのですが、送料の事を考えると買い替えた方がお得でした。
どうしても背面のボードも必要な場合は、サイズを計って自作したり、綺麗にヤスリで削ってから加工処理するのも良いかと思いますが、背面ボードを外した状態で使える用途も多いと思うので、やはりこれが最も簡単なカビ対策になるのではないでしょうか。
追記 激安カラーボックスを発見!
節約家である私がよくお世話になっている激安スーパー「トライアル」にも、カラーボックスが売られていました。
ホームセンターで売られているカラーボックスよりも安価だったので、近所にトライアルがある人はチェックしてみてください。トライアルは税込み価格なので節約家の強い味方ですよ。
ただカラーボックスを持ち帰るとなると大変なので、車がない家庭や階段が大変な住宅の場合は、自宅まで運んでくれるところで購入した方が良いかと思います。
コメント
なんか面倒そうなのでカビの上に直接ガムテープを貼ったらいい感じでしたw
カビの匂いもしなくなったし応急措置なら直でいいと思う
by 匿名
洋服のホコリをガムテープで取るように
カビも何度かガムテープを当てるとそれなりに取れましたよ
試す価値ありです
by 匿名
カラーボックスのボードって取り外せるんだ!
by 匿名
トライアルやばいね!カラーボックス以外も安くて驚いた。税込み価格だし
by 匿名
裏を確認してみたら緑色のカビがホントにあったわ・・・やっぱり安物はダメだね
by ろくろ