ポン酢納豆とは?
一般的に販売されている多くの納豆には、タレやからしが付属していますが、このタレの代わりにポン酢を入れると、サッパリとして美味しいだけでなく、健康や美肌にとって素晴らしい効果があると言われています。
当ブログでは以前に「納豆のサイズの違い」による栄養価の違いを紹介したことがあるのですが、
納豆の大豆の大きさだけでなく、タレによっても栄養価が変化するのは当然のことです。一般的な納豆のタレは醤油ベースに甘み成分が加えられている事が多いので、ポン酢に変えるだけで糖分を少なくする効果もあります。
ちなみにこの(→)納豆は同じメーカーの同じ価格の納豆ですが、タレ・からし付きの緑の方が3つなのに対し、なしの赤い方は4つもあります。
節約家にとってありがたい価格の安い納豆ほど、タレやからしが付属していない事が多いので、ポン酢が最高の選択肢となってくれます。
納豆は普通の醤油でも美味しいものですが、ポン酢の方が栄養価が高いだけでなく酸味があるだけに塩分も抑えられるので、ぜひ一度試してみてほしいと思います。
ポン酢納豆の効果
お酢による健康効果は有名ですが、代表的なものを上げると、
- 血圧の安定
- 整腸作用
- 血液サラサラ
になるのでしょうか。他にも二日酔いに効くとか血糖値の上昇を抑えるとか色々な効果があるのですが、要するに全身の健康に影響が大きい血液の状態を良くしてくれると考えると分かりやすいかと思います。
何故にお酢にそのような素晴らしい健康効果があるかというと、現代人ならではの食生活と関係しています。
現代は加工食品を取る機会が多いだけに食品がアルカリ性の傾いているので、酸性のお酢と組み合わせる事でバランスを保つ事になるからです。
お酢にはクエン酸やアミノ酸などの有機酸が豊富に含まれているので、油っこい料理や加工食品と相性が良いと言われています。
中華料理のように油っこい料理ほど、お酢との相性が良いものですが、もしかしたら自然と身体がバランスを取る為に、お酢(酸性)の成分を求めているのかも知れません。
ただお酢と相性が良い料理というのは、それほど多くなく、何でも組み合わせられるものではありません。
だからこそ納豆のような食べる頻度が多い食品と組み合わせる事で、無理なくお酢を取り入れる事ができます。
もちろん納豆そのものにも様々な健康効果があるのですが、あえてデメリットを上げると塩分過多になることです。
その原因になるのが納豆に付属されているタレの塩分になるので、そのタレをポン酢で代用することで減塩効果が期待できます。
健康の事だけを考えるのであれば、ポン酢でなくお酢だけでかき混ぜてもOKです。黒酢やバルサミコ酢を合わせる人もいるそうです。
また納豆に付属されているタレにお酢をプラスしてもいいのですが、お酢には酸味があるので、タレの量を少し減らすように意識してみてください。
毎日お酢を使った料理を食べている人であれば、それほど気にする必要はないかも知れませんが、お酢はどんな料理にでも合うわけではないので、意外と取り入れる事が難しいものです。
ポン酢納豆の凄さはここにあります。単純に価格の安いタレなし納豆で節約になるだけでなく、気軽にお酢を食生活に取り入れられるので、それだけお酢による効果を引き出しやすくなります。
お酢が合う料理がそれほど多くないからこそ、納豆にポン酢を組み合わせられる機会が貴重だと感じています。
お酢が身体に良いからといって、ガバガバと飲めるものではありませんし、飲みやすいお酢ドリンクには結構な糖分が入っている事も多いので、意外と難しいものです。
お酢による健康効果を引き出すポイントというのは、あくまでも普段の食事に少し組み合わせて中和を助ける事であり、お酢ドリンクをがぶ飲みする事が良いわけではありません。酸性に傾き過ぎてもバランスが崩れてしまいます。
だからこそ納豆のような食べる機会が多い食品に組み合わせやすいポン酢納豆が素晴らしいと感じています。
ポン酢納豆は一日二つが理想?
お酢の健康効果については様々なところで言われていますが、私がポン酢納豆のことを知ったのは、斎藤一人さんの本からでした。
斎藤一人さんは主に健康食品のサプリメントを販売されている実業家なのですが、数々の書籍を出版されている凄い方です。
病気の原因は「心が7割」「栄養が3割」といった考え方なので、サプリメントを販売するだけでなく、書籍で心のモヤモヤを晴らす様々なテクニックについて紹介されている方です。
私は斎藤一人さんの大ファンなので、一人さん神社にまで行ったことがあるほどです。
そして斎藤一人さんが凄い点は、食事の栄養の面で「必ずしもサプリメントを取らなければならない」とは言わない事です。
「白米に少し玄米を混ぜて、めざしでも食べていれば栄養は十分だよ」
といったことを平気で教えてくれます。食事によって病気になる原因の多くは栄養の偏りや取りすぎであり、不摂生な食生活が止められない場合は、サプリメントでバランスをとるのが良いといった感じのスタンスです。
そしてその代表的なサプリメントが「青汁酢」です。斎藤一人さんは数十年前から、お酢の効果を実感されていました。
毎日少しのお酢を取ることが理想ではあるのですが、お酢はどんな料理にでも合うわけではないので、意外と毎日摂取するのが難しいものです。
だからこそサプリメントなどで手軽に摂取するのが有効なのですが、それにも関わらずポン酢納豆をすすめてくれる斎藤一人さんに感動してしまいました。
自社製品の売り上げが下がってしまうかも知れないような事を、平気で教えてくれる懐の大きさに感動してしまいます。
私は斎藤一人の影響もあり、自宅でご飯を炊く時に玄米を使用する事があるのですが、毎回めざしを用意できるわけではありません。
それこそ納豆で玄米を食べる日もよくありました。このタイミングでポン酢納豆にすることで気軽にお酢を摂取できるので、節約家である私にとっては高価な青汁酢を、毎日飲まなくてもOKなのだと解釈できました。
他にも蕎麦が良いといった事も昔から紹介してくれており、最近になってようやく蕎麦に含まれている優れた栄養が話題になる事も増えてきましたが、何十年も前から当たり前のように紹介してくれていました。
ちなみに斎藤一人さんによると、ポン酢納豆は一日二つ食べると良いそうです。お通じが良くなって美肌効果も期待できます。朝食に二つのポン酢納豆を食べるより、朝晩のように分けた方がよりバランスが取れます。
おそらくこれもお酢による中和を引き出す意味があるのだと思われます。他の料理でお酢を使っている場合は、それほどポン酢納豆にこだわる必要はないと思いますが、加工食品や脂っこい料理を食べる時だけでも意識してみてください。
まとめ ポン酢納豆はコスパ抜群
私は節約家ということもあり、価格の安い納豆を購入することが多いのですが、安い納豆ほどタレやからしが付属していないのでポン酢納豆と相性が抜群です。
ちなみに納豆菌に酸性のお酢を組み合わせてしまうと、納豆菌が死滅してしまうと思う人がいるかも知れませんが、納豆菌はかなり強いので影響は少ないのだそうです。
ただ納豆菌を増やすには、ポン酢を入れてからかき混ぜるより、先に納豆だけでかき混ぜた方が良いので、ポン酢は食べる直前に軽く混ぜた方が良いかと思います。
これは付属のタレやからしでも同じなのですが、納豆菌の効果を引き出したい場合は常温に戻してから納豆だけでかき混ぜて、20分ぐらい放置すると良いと言われています。
先にポン酢やタレを入れた方が混ざりやすいのですが、健康の為に食べている人はタイミングを意識してみてください。
ちなみに付属しているタレの量と同じぐらいポン酢を入れると、若干薄味になります。それでもお酢には酸味があるので、さっぱりと美味しくいただけます。
私はさらに納豆に胡椒を混ぜることもあります。私は冷蔵庫を手放しているので、からしを常備することが出来ないのですが、胡椒も意外と納豆と合うものですよ。
ポン酢は普通の納豆のタレよりも減塩効果があるだけでなく、甘み成分の糖質も少ないので高血圧や糖尿病の人にもおすすめです。
健康になる為には高価な食材やサプリメントが必要だと考えている人も多いですが、食材の価格は栄養価の高さで決まるわけではなく、希少性で決まるものです。
わかりやすいのはウナギの価格でしょうか。ウナギの味や栄養価が高くなったから高価になるのではなく、取れなくなって希少性が増したから価格が高くなっただけです。
納豆のような安い食材だからといって健康効果がないというわけでは決してありません。大豆製品の多くは栄養価が優秀です。
極端に安い納豆だと、遺伝子組み換え大豆が使用されている可能性も否定できないのですが、大抵の納豆には「遺伝子組み換えではない」といった表示があるので、初めて購入する納豆の場合はチェックしてみてください。
もちろん納豆に限らず様々な食材にお酢やポン酢を取り入れてみてください。一度にたくさん摂取するのではなく、毎日少しずつお酢を摂取するのがポイントです。
納豆に限らず、醤油の変わりにポン酢を合わせられる料理があれば、どんどん活用していきましょう。
ただしお酢が含まれている食品だからといって、必ずしも健康に良いとは限らないので、そこは上手く見極めてください。お寿司のシャリを作った事がある人であれば実感していると思いますが、結構な砂糖を入れるものです。
これは飲みやすいお酢ドリンクなどでも同じですが、健康の為に良かれと思って取り入れていても、期待しているほどの効果が得られないばかりか、別のリスクが出る事もあるので要注意です。
どんな物でも食べ過ぎは良くないので、ポン酢納豆といったものでもたくさん食べれば良いという問題でもありません。
あくまでも加工食品や油っこい食品に傾く事が多い現代人の食生活のバランスを整えるのに効果的だという事なので、その時々の食事に合わせて上手く組み合わせてみてください。
もちろんポン酢にも塩分や糖分が含まれているので、たくさん摂取すれば良いというものではありませんが、醤油よりは酸味が強くて少ない量で済む事が多いので、普段からよく納豆を食べている人であれば、ポン酢納豆を試してみてほしいと思います。
コメント
私も節約でタレなしの安い納豆を食べていたので参考になります。普通の醤油より身体に良さそうですね。
by 匿名
中華料理に酢が多いのにも理由があるんだ
といっても酢が合う料理ってあんまりない
だからこそのポン酢納豆なんだろうけど
ポン酢料理でも増やせばいいかな
by 匿名
これは良記事!納豆を常温にしてかき混ぜてからポン酢を入れる、と。
by 匿名