食品スーパーの半額時間を理解しよう
みなさんがよく通っている食品スーパーでは、お弁当やお惣菜に「2割引きシール」や「半額シール」が貼られることがあるでしょうか?
私の自宅から徒歩2分のところにあるスーパーでは、だいたい18時50分頃になると半額シールを貼る店員さんが登場します(輝いて見えます笑)。
あらかじめ馴染みのスーパーが半額になる時間帯を理解しておくと、上手に節約をすることができるものです。
この半額シールを張り出す時間を理解していないと、レジを済ませてから半額シールを貼り始めるの店員を目撃することになり、かなり凹むことになります(苦笑)。
私もそのような経験から、はっきりと半額シールを貼る時間を意識するようになりました。馴染みのスーパーで買い物をする時は時間を意識してみてください。
一般的なスーパーだと閉店時間の2~3時間前から半額シールが貼られる事が多いようです。
そこで今回はスーパーの半額シールを上手(?)に利用して節約する方法を紹介します。半額でお得だからと何でもかんでも購入してしまうと、思わぬしっぺ返しがあるかも知れないので気をつけてほしいと思います。
半額セールで購入してはいけない食品とは?
節約家にとって半額や割引価格で食品を購入出来るのは嬉しいものですが、中にはあまりおすすめ出来ない食品もあります。
それは「その日の内に食べないもの」です。
次の日のお弁当に入れるための、お惣菜なども当てはまります。
おそらく次の日に食べても大きな問題はありませんが、揚げ物の場合は油の酸化が進んでしまうので健康の為におすすめできません。
しかもスーパーで売られている総菜の具材というのは、そのスーパーの中の売れ残り商品が利用されていることが多いと言います。
コロッケやメンチカツなどの揚げ物が多いのは、売れ残ったお肉を加工しやすいからでもあります。多少色が悪くなっても高熱で揚げてしまえば分かりません。
揚げ物のように高熱で調理すると雑菌が死滅するので、食中毒などの問題があるわけではありませんが、次の日に食べるとなると衣の油の酸化だけでなく、中身も含めてかなり劣化していると考えてください。
もちろんその日のうちに食べるのであればいいのですが、半額シールでお得だからとたくさん買い占めて冷凍保存までする人もいます。
冷凍しても劣化や雑菌の繁殖が完全に抑えられるわけではないので、この方法もあまりおすすめしません。
冷凍食品というのは食材の鮮度が良い時に調理して直ぐに冷凍するので、賞味期限内であればほとんど雑菌が繁殖しないのですが、調理後にしばらく放置されてしまったお弁当やお惣菜となると別です。
特にパン粉をまぶしてあるコロッケのような揚げ物ほど、たくさんの油を吸収していて酸化のリスクが高まるので気をつけましょう。
私の例でいうと、半額シールが貼られているコロッケなどを食べると、直ぐに胃がもたれをしてしまう事もあります。唐揚げだとそうでもないのですが、やはりパン粉が多い揚げ物ほど油分が多くて酸化のリスクが高まってしまいます。
同じような理由で生モノの半額セールもおすすめではありません。お寿司屋やお刺身なども日をまたぐことには大きなリスクがあります。
これも「冷凍さえすれば問題ない」と言った考えもあるのですが、冷凍しても少しずつ細菌は増殖してしまいます。
食品加工会社のように食材が新鮮な内に加工して冷凍をするのであれば、それなりに長持ちしますが、調理してから時間が立っているものは、すでに細菌が増え初めています。
冷凍することで雑菌が増殖するペースを抑える事は出来ますが、リセットできるわけではありません。
揚げたての食品をきちんと管理された工場で急速冷凍するのと、それなりに時間が経って半額シールが貼られている食品を冷凍するのでは全く条件が違います。
これは半額や割引になっているお肉なども同様です。一度解凍してから販売されているお肉を再冷凍するのは避けた方が良いです。味や風味もかなり落ちてしまいます。
それだったら冷凍されているお肉や魚を購入した方がいいぐらいです。半額だからと冷凍保存するぐらいたくさん購入するのはおすすめしません。
スーパーの半額シールは、その日に食べる分だけと意識してください。それであれば美味しく健康にいただけるので、結果的に節約にもつながります。安さだけに囚われて欲張ってしまうと、健康上でのリスクが高まって結果的に高く(医療費)ついてしまうかも知れません。
半額シールで狙うべき食品
一方で「半額シール」がついていることで、積極的に狙うべき食品もあります。
それは「発酵食品」です。
ヨーグルトや納豆は賞味期限ギリギリの方が、最も乳酸菌などが増えている状態と言われています。
この辺はスーパーによっても違いますが、お弁当やお惣菜だけではなく、ヨーグルトのような食品にも半額シールが貼られることがあるので、「その日のうち」に食べるのであれば、かなりおすすめです。
私はチーズが大好きなので「半額シール」が貼られているのを見つけるとつい購入してしまいます。普段手が出ない高級チーズや試したことがないチーズが半額だと嬉しくなってしまいます。
スーパーによってはお弁当やお掃除だけでなく、様々な食品に半額シールが貼られることがあるので、馴染みのスーパーをよくチェックしてみてください。
鮮魚コーナーにも半額シールが貼られたお寿司やお刺身が売られている事がありますし、一部のコーナーに半額の食品をまとめているケースもあるので、見落とさないようにしましょう。
私がよく通っているスーパーでも半額シールが貼られる時間になると、お弁当コーナーに人が群がって直ぐに売り切れてしまうのですが、鮮魚コーナーのお寿司などは残っている事が多いです。
生ものなので日をまたぐ事は危険ですが、その日に食べるのであれば問題ありません。
ちなみにあるテレビ番組で「良いスーパーは消費期限が短い乳製品の管理がしっかりと出来ている!」と紹介されていました。
良いスーパーほど消費期限が近づいている乳製品などを棚の手前に小まめに配置しなおし、半額や割引シールなどで無駄に食品を廃棄しないような工夫をしているのだそうです。
逆にこのようなことを積極的にしていないスーパーほど、商品の管理が出来ていないので廃棄するものが増え、利益率も低くなるので消費者に還元(値引きや割引)する事ができません。
意外と高級志向のスーパーの方が、食品の鮮度が悪いことがあると紹介していました。
ちなみに発酵食品は食べる少し前に常温にしておくことで、乳酸菌や納豆菌の発酵が促されます。
あまり難しく考えなくていいのですが、スーパーで半額シールの張られた発酵食品を購入して、自宅に戻る間に自然と常温に晒されるので、そのまま冷蔵庫に入れずに食べるぐらいでOKです。
普通に冷蔵庫に保管している発酵食品でも、食卓に並べる少し前から常温にさらしておくことで発酵が促されるので意識してみてください。
他にも果物や野菜が半額になるケースもあります。カットされたスイカやメロンのように、切り口が空気に触れてしまっているような果物だと劣化が激しいので、その日に食べるのでなければ半額でもおすすめはしません。
同様に加熱しないで食べる生のカット野菜も、その日のうちに食べないのであれば、半額シールが貼られていても避けた方が良いかと思います。
一部のスーパーではカットされた断面の劣化を防ぐ為に、酸化防止剤を添加しているケースがあります。
野菜の半額セールも基本的にはその日のうちに食べられる分だけ購入するのがおすすめです。ただその日のうちに調理(加熱処理)するのであれば、次の日に持ち越してもそれほど問題はないかと思います。
バナナは黒い点々(シュガースポット)が出てくる頃が、最も甘くて食べ頃と言われていますが、実は栄養面でも大きな効果が期待できます。
1~2日で食べきれる大きさのバナナの房であれば、半額シールを積極的に狙う価値があります。
他にも冷凍食品の半額セールも狙い目です。スーパーにもよりますが、消費期限が近づいたから半額セールというものではなく、○曜日は「冷凍食品一律で半額セール」というようパターンもあります。
冷凍食品は新鮮な食材を調理した直後に急速冷凍されているので、かなり安全性が確保されています。調理時間の節約にもなるので、冷凍食品の半額セールは節約家にとっても有効です。ちなみに私は冷蔵庫を手放しているのですが、
たまに冷凍食品のチャーハンやピラフ、ピザなどを購入することがあります。それこそ半額シールが貼ってあると飛びついてしまいます。冷凍食品もその日のうちに食べるのであれば、必ずしも冷蔵庫が必要なわけではありません。
ただ私は電子レンジもないので、フライパンで加熱できる冷凍食品に限ります。冷凍食品やチルドのピザもフライパンに入れて蓋をし、弱火で温めると美味しく出来上がるものですよ。
そして節約家の味方、安価で栄養豊富な「卵」も賞味期限間近の半額はおすすめです。
そもそも卵の賞味期限は常温で保存された卵を生で食べても問題がないレベルに設定されています。詳細について別のところでも紹介しているのですが、
卵は加熱するのであれば賞味期限を大幅に過ぎていても問題になりません。卵好きの人の中には、あえて新鮮ではない卵を選ぶ人がいるほどです。
スーパーによっては卵の半額や割引は行われませんが、卵のセール中なら少し多めに購入しても賞味期限の問題にはならないので節約につなげられると思います。もちろん生のまま卵を食べる場合は賞味期限に気をつけてくださいね。
まとめ 半額の理由
基本的にはスーパーの半額の商品は、その日のうちに食べる分だけを買うのが得策です。
半額で購入できる事は嬉しいのですが、欲張って次の日まで持ち越してしまうと、健康面でのリスクが高まりますし、美味しさも半減してしまいます。
稀に半額で購入したお弁当などを丸ごと冷凍する人もいますが、酸化(劣化)した後に冷凍しても遅いと覚えておいてください。
またお弁当やお惣菜の多くはプラスチック容器に入っています。プラスチック容器を電子レンジなどで加熱し過ぎると成分が溶け出してしまうこともあります。
コンビニなどの冷蔵保存されているお弁当の容器であれば、その辺の事も考えて温める時間が設定されているのですが、冷蔵で保存されているお弁当を冷凍して電子レンジで解凍するとなると、大幅に想定時間を超えることになり、プラスチック容器が変形してしまうようなことがあります。
お惣菜などが入っている透明なパックなども、電子レンジで加熱し過ぎると溶けてしまうので気をつけてください。
この辺のことに敏感な国では、電子レンジを使う時にはプラスチック容器からお皿に移してから温める事が常識となっています。
半額でお得だからと素人判断で冷凍してしまうと、思わぬリスクを負うことになるかも知れないので気をつけてほしいと思います。
半額セールでお金を節約できたとしても、健康を害して病院に通うことになれば節約どころではありません。結果的にお金も時間も無駄になってしまいます。
また半額だからと食べたくないものを食べることにもリスクがあります。つい半額シールが張られていると手が伸びてしまいますが、本当に心から食べたいと感じる食品には、その時々に身体が欲している栄養素が含まれているケースが多いです。
好きなものと食べたいものは違います。久しぶりに「なんだか今日は肉を食べたいなぁ~」といった心の声も大切にしてみてください。
ちなみに日頃から酸化したものを多く食べていると、身体の中も酸化しやすくなってしまうと言われています。
人間の身体をつくっているのは食べ物なので、極端に質や鮮度を落とさない方が良いのではないでしょうか。日々のパフォーマンスが落ちてしまうと、全ての行動に影響を与えてしまいます。
特に揚げ物が多く入っているお弁当や総菜の半額セールは気をつけてください。
その日に食べきるとしても、毎日のように取り続けてしまうことはリスクになります。
半額の揚げ物を選ぶにしても、スーパーによっては調理時間を掲示しているケースもあります。
そのような食品ほど半額になる時間が遅い傾向があるのですが、スーパーで朝一に作られた揚げ物より、お昼過ぎに作られた揚げ物の方が酸化していないので、半額の揚げ物を選ぶのであれば調理時間も意識して選んでみてください。
そして、おそらくですが、スーパーの調理場で使用されている油や調味料も新鮮なものではありません。
スーパーで売られている商品の中から消費期限が近づいたものから選ぶはずです。賞味期限内であれば問題はないのですが、何でも半額だからと極端に偏らないように意識してほしいと思います。
節約という意味では半額シールは凄く魅力的ですが、健康も意識しながらほどよく取り入れることこそが上手な活用法です。この辺はまとめ買いにも言えることですが、
半額だからと欲張り過ぎてしまうと、思わぬしっぺ返し(味だけでなく健康面)をくらうかも知れないので気をつけてほしいと思います。上手くスーパーの半額セールを味方にして健康的に節約につなげましょう!
ちなみに大晦日などでスーパーの閉店時間が早くなる時は、半額シールが貼られる時間も早くなるので意識してみてください。元旦が休みのスーパーだと普段はあまり半額にならないような食品まで対象になる事もあります。
もしかしたら豪華なおせち料理やオードブルが格安で手に入るかも知れないので、大晦日の閉店まじかは狙い目ですよ!
コメント
卵かけご飯は賞味期限ギリギリの方が美味しんだよね
by 匿名
半額シールが貼られる前に買い物かごに弁当を確保しておいて、半額シールを張り始めてから店員につめよるおばちゃんどうにかならないかな。ああはなりたくない。
by 匿名
私の家の近所のスーパーは半額がないからうらやましい
by 匿名
閉店間際で8割引きになるスーパーでコロッケを買って食べたら、とんでもない胸焼けをしてまいった事がある
半額でも時間の経った揚げ物は避けた方がいいよ
by 匿名