節約はレジャー! https://pocyaco.com 節約を楽しく続けるコツを紹介するブログ!辛い節約ではなく楽しめる節約を一緒に頑張りましょう! Fri, 08 Dec 2023 12:48:50 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.9.26 使いやすさだけでなく、洗いやすさやメンテナンスも意識しよう https://pocyaco.com/zaru-11728 https://pocyaco.com/zaru-11728#respond Sun, 04 Oct 2020 02:26:39 +0000 https://pocyaco.com/?p=11728 使いやすさで失われるもの 少し前に長年(8年ぐらい?)利用していたプラスチックの調理用ザルの持ち手が折れてしまいました。ザルとしての機能は維持しているので、だましだまし使っていたのですが、流石に使いにくいので買い替えを検 […]

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使いやすさで失われるもの

少し前に長年(8年ぐらい?)利用していたプラスチックの調理用ザルの持ち手が折れてしまいました。ザルとしての機能は維持しているので、だましだまし使っていたのですが、流石に使いにくいので買い替えを検討していたところ、様々な気づきが得られました。

一般的なステンレスのメッシュのザルだと、使い勝手は良いものの洗いにくいといった欠点があったり、持ち手がないものだと火傷のリスクがあったり、プラスチックだと溝に食材が挟まりやすいといった違いがありました。

私はあまり本格的な料理をするわけではなく、ザルを利用する時はパスタや蕎麦の湯切りに使用する程度なので、プラスチックのザルで特に問題がなかったのですが、ザルの使いやすさはあくまでも用途次第であり、誰にでも正解があるわけではないようでした。

あくまでも相性の問題

ネットで調べてみると「コスパ最高の調理用のザル」といった情報も見つかるのですが、私がよく使う方法で考えると、これといってコストもパフォーマンスも優れているように思えません。

あるサイトで紹介していたステンレスのザルは、柄がないタイプなのにも関わらず「大きな穴でパスタの湯切りに最適!」と紹介しており、わざわざ鍋つかみを装着しないといけないような形状で、どこが最適なのか分かりませんでした。

強度もしっかりとしている高機能なザルを利用していれば、柄が折れるような事もなかったのかも知れませんが、洗いにくかったり乾燥に時間がかかったり、置き場所に困るような別の問題(手間)が増えていたのかも知れません。

調理器具を吊るして保管している家庭であれば、柄の形状やフックが重要なポイントになりますし、お米を研ぐのにザルを利用している家庭であれば、お米がこぼれないような目の細かいメッシュのザルが適しているように、あくまでも相性の問題です。

私の料理習慣にとっては、100均で売られているようなプラスチックの洗いやすいザルが、最も適しているのだと改めて感じる出来事となりました。

安物だからといって相性が悪いとも限りませんし、高機能な物だからといって使い勝手が良かったり、メンテナンスがしやすいとも限りません。

調理器具にオシャレさを求める人もいるので、それはそれで悪い選択肢だとは思いませんが、本質とは違う要素で余計な手間が増えてしまうと、大抵は使わなくなってしまうので気をつけたいポイントです。

まとめ 購入後の事も考えよう

安易に便利そうだからと必要以上の機能を取り入れてしまうと、そのメリットよりもデメリットが上回ってしまう事は珍しくありません。

例え僅かな手間だとしても、それが毎日のように積み重なってしまうと、膨大な時間が奪われる結果となってしまいます。

お米を研ぐのにザルを利用するのが悪いとは言いませんが、無洗米を選ぶ事で手間が大幅に減らす事ができますし、手荒れといった問題も軽減できるかも知れません。

節約という意味では価格が高い無洗米を選ぶのは間違いなのかも知れませんが、家事の負担が減ったり、手荒れのダメージが減ると考えると相性の良い家庭もあると思います。

私自身にも当てはまる事ですが、どうしても節約家は価格で選びがちなので気をつけたいところです。あくまでも相性の問題であり、購入後の事も考えて相性が良い物を選べるようになりましょう。

相性の良い物を安く購入する事は上手な節約ですが、余計な手間が増えてしまう相性の悪い物を安く買うのは上手な節約ではありません。たまにしか使わない物であれば、使いやすさよりもメンテナンスのしやすさを意識した方が楽になる事も多いです。

飲食店のように頻繁に使うような環境であれば、メンテナンスに時間をかけてでも調理時間を短縮できるのは素晴らしい事ですが、たまにしか使わない一般家庭だと僅かな時短の為に、片付けの時間や置き場所を奪われる結果になるものです。

という事で私は再び100均で同じようなザルを購入してきました。あくまでも私の料理環境にとって相性が良いだけなので、どの家庭にもお勧めできる物ではありませんが、皆さんも改めて自分の環境と照らし合わせて考えてみてください。

価格の安さや見た目の可愛さなど、本質とは違うポイントを優先して選んでしまうと、かなりの確率で購入後に後悔してしまいますよ。

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デジタルのチープカシオの軽さと薄さに感動! https://pocyaco.com/cheap-casio-11665 https://pocyaco.com/cheap-casio-11665#comments Sat, 09 May 2020 23:16:59 +0000 https://pocyaco.com/?p=11665 チープカシオとは? 「チープカシオ」とは名前の通り、日本の腕時計メーカーであるCASIOが販売しているリーズナブルな価格の腕時計のシリーズであり、少し前から見た目もおしゃれで注目を集めるようになっていました。 私は節約家 […]

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チープカシオとは?

「チープカシオ」とは名前の通り、日本の腕時計メーカーであるCASIOが販売しているリーズナブルな価格の腕時計のシリーズであり、少し前から見た目もおしゃれで注目を集めるようになっていました。

私は節約家という事もあり、どんなに安くて良かろうが不要な物はなるべく所有したくないタイプなのですが、少し前からライフスタイルの変化もあり、現在所有している腕時計に不満を覚えるようになりました。

節約を意識する前に購入した機械式の腕時計を定期的にメンテナンスしながら使っていたのですが、4年に一度のオーバーホール(分解整備)に万単位の費用が掛かる事もあり、電池式の腕時計への買い替えを検討していたところ、たまたま知り合った人がデジタルのチープカシオ(F-91W)を身につけており、手に取って見せてもらうと、そのあまりの軽さと薄さに感動してしまいました。

価格を聞くと「2000円ちょっとだったかな」と言われ、そのあまりの価格の安さに興味が惹かれ、ネット(⇒)で調べてみると1000円前後で売られていてまたまた驚いてしまい、知り合いと同じ物を購入してしまいました。

Gショックのトラウマ

実は私は今から30年ぐらい前の学生時代にGショックを購入した事があり、それが初めての腕時計だったのですが、あまりの重さとごつさのせいで手首がこって疲れてしまい、イヤになってしまった過去があります。

手首が細いせいかバンドのあまりも多く、シャツの袖にも引っかかってしまうので、あまり良い印象にはなりませんでした。

とはいえ、それなりの価格だったこともあり、10代はそのGショックを身につけて過ごしていたのですが、成人してからは薄くて軽いシンプルな針の腕時計を愛用していました。

それも電池交換をしながら8年ぐらいは使用していたのですが、ある程度の年齢になって高級時計に興味をもつようになり、そこそこの価格の機械式腕時計を購入し、現在も所有しているのですが、仕事の関係で働く時間帯が変化した事もあり、灯りのない機械式時計だと視認性に不満をもつ機会が増えてきました。

結局は時間を確認する為だけにスマホを開く事になり、それはそれで役割を果たしてくれていたのですが、ポケットの中からスマホを取り出してスイッチを押すというひと手間があるので、パッと時間を確認できる腕時計の購入を考えていました。

ただ灯り付きのデジタル時計というと、やはりGショックのイメージがあり、Gショックに似たような形の安いデジタル時計でもごついイメージがあり、スマートウォッチだと充電の手間や電池の劣化の問題もあるので、知り合いのデジタルのチープカシオの薄さを見た時に、「まさに求めていた腕時計だ!」とピンときてしまい、即購入してしまいました。

薄さと軽さの重要性

高級腕時計に惹かれる人というのは、やはりどこか自慢したい欲もあるので、見た目が豪華だったり、誰もが知っているブランドだったりするので、厚みや重さといった重厚感が好きな人も多いのですが、私は重たいGショックのトラウマがあったので、比較的薄くて軽いシンプルな構造の物を選んでいました。

ベルトも金属のものだと重たいので革ベルトにしていたのですが、この革ベルトも定期的に交換する必要があり、2~3年置きに買い替えていました。

大切にメンテナンスしながら長く愛用する事は節約という意味でも素晴らしい事ではありますが、その為に結構な費用を掛けている計算になり、節約家になった現在の私にとっては相応しい腕時計とも思えなくなってきたので、薄くて軽くて価格も安いデジタルのチープカシオに凄く惹かれました。

重たい腕時計だと疲れるのは多くの人がイメージできると思いますが、腕時計にとって薄さというのも重要なポイントであり、特にビジネスの場で身につけるとなると、シャツの袖にスッポリと収まる必要があります。

高級腕時計好きの人ほど、このシャツの袖に収まらないほど分厚くてごつい腕時計を、これ見よがしに身につけているのですが、個人的にはあまりスマートな印象には映らないので好きではありません。

この辺は好みの問題でもありますが、腕時計を見る時にサッと腕を振り上げて袖をひっこめた時に時計が出てくるぐらいの方がスマートな印象になるので、私にとっては腕時計の薄さは重要なポイントでした。

見た目もおもちゃのデジタル時計ほどチープではないですし、灯りとカレンダー機能も付いていたので十分でした。しかも手首の細い私の腕にもフィットし、ベルトのあまりも少なくて嬉しくなってしまいました。

私が求めていた要素が全て満たされており、それでいてリーズナブルな価格という事もあって感動してしまいました。チープだからといって侮れません。

まとめ チープ=低品質ではない!

腕時計に限った事ではないのですが、価格なりに品質に差があるのは当たり前ですが、高価だからといって高品質かというと、そうとも限りません。

参考高価な物が優れているとは限らない話

そもそも求めている機能や品質は人それぞれ違いますし、必要以上の品質や機能にお金を掛けても満足いく結果になるとも限りません。

もちろん有名なブランドという要素に価値を感じる人もいるので、そこを優先する人にとっては大枚をはたく価値があるのだとは思いますが、使い勝手や機能という面では一致しているとは限らないものです。

あくまでも相性の問題であり、どんな物にも絶対的な正解があるわけでもありません。

私にとっては薄くて軽くて灯りが付くデジタルのチープカシオが最高の選択肢になってくれたわけですが、これだって誰でも相性が良いわけではありませんし、そもそも腕時計を必要としない人もいると思います。

オシャレとして腕時計を身につけたい人であれば、デジタルではないチープカシオが向いているかも知れませんし、その他のメーカーの腕時計も選択肢に入ってくると思います。

どんな物でも「安かろう悪かろう」といった傾向がないとは言いませんが、高価な物でもその理由がブランドイメージを構築する為の広告宣伝費だったり、機能とは関係ない装飾品だったりする事も多いので、それぞれの人が求めている役割に照らし合わせて見つけるのが大切です。

もちろんそのブランドイメージに惹かれる人もいますし、腕時計の機能とは関係ない宝石などの要素に惹かれる人もいるので、それが悪いわけでもありません。

ただ何となくイメージだけで選んでしまうと、無駄に高くついてしまったり、せっかくの役割を活かす事もできないので気をつけてほしいと思います。

高価な機械式時計でも防水機能が無かったり、衝撃に弱いものもあるので、使い所を誤ると直ぐにダメにしてしまいます。

高価な物ほど買い替えが難しいだけに、不要な機能や役割のせいのデメリットを長く受けてしまいます。私の例だとオーダーメードの枕が合わなかったのに、しばらく使い続けて睡眠の質を悪化させてしまいました。

参考そもそも枕は必要なのか!?

高価だったからと、医学的な根拠があるからと、合わない物を無理して使い続けてしまうと、結果的にデメリットばかりになってしまうので、節約家の皆さんは上手く見極めてほしいと思います。

と偉そうに語ってきましたが、今回私が購入したチープカシオにも失敗がありました。それは電池交換が少し難しいという事です。

「チープカシオ 電池交換」

と検索すると、「素人でも100均の電池で簡単に交換できた」といった感じの情報がたくさんヒットしていたので、そういうものなのだと決めつけてしまっていたのですが、デジタルのチープカシオに限って言えば、それなりに技術が求められるようでした。

アナログ(針時計)のチープカシオだと簡単そうなのですが、デジタルだとそれなりに難しそうなので、長い目で見ると失敗だったのかも知れません。

アナログでも灯り付きの腕時計がありますし、カシオだけでなくシチズンやセイコーでもチープカシオのようなリーズナブルな価格帯のシリーズがあったので、もう少し慎重に選んだ方が良かったのかも知れません。

購入したチープカシオの機能や価格には満足していますが、もっと良い選択肢があったかも知れないと思うと節約家としては反省です。

ただ腕時計のような物は実際に手に取ったり、身につけてみないと分からない事もあるので、そういう意味では知り合いから現物を見せてもらえたことはラッキーでした。ネット通販の写真だけだと分からない事も多いので、長く使う物ほど慎重に選びたいものです。

チープカシオを絶賛したいわけでもお勧めしたいわけでもないのですが、人によっては私と同じように相性が良いかも知れないので、腕時計の買い替えや購入を考えている人は検討してみる価値があるのではないでしょうか。

もちろんスマホで十分な人には腕時計は必要ありませんが、腕時計には長引く話をうまく切り上げるきっかけ作りに使えたり、腕時計がきっかけで話が弾むような事もあるので、意外とメリットがあるものですよ。

参考腕時計に隠された役割

この辺のメリットは高級腕時計でなくてもあるので、一度も腕時計を身につけたことがない人は、借り物でも良いので試してみてほしいと思います。スマホが当たり前の若い世代の人ほど、このメリットを知らないので試してみる価値があると思います。

ちょっと腕時計の知識があるだけで初対面の相手とも打ち解けやすくなりますし、相手側にも同じきっかけを与えられるので、会話の潤滑油としても便利なアイテムになってくれるものですよ。

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安物の毛抜きを紙ヤスリで砥いだら高品質に進化した! https://pocyaco.com/tweezers-11636 https://pocyaco.com/tweezers-11636#respond Sun, 26 Apr 2020 00:26:38 +0000 https://pocyaco.com/?p=11636 10年以上使っていた安物の毛抜き 私は眉毛の形が少し大きく、ほっとくと繋がってしまうので定期的に毛抜きで整えているのですが、10年以上愛用していた毛抜きの噛み合わせが悪くなってきてしまいました。 今までも同じような事があ […]

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10年以上使っていた安物の毛抜き

私は眉毛の形が少し大きく、ほっとくと繋がってしまうので定期的に毛抜きで整えているのですが、10年以上愛用していた毛抜きの噛み合わせが悪くなってきてしまいました。

今までも同じような事があり、ハサミの切れ味を復活させるライフハックのように、アルミホイルを挟んで擦る事で何とか対処していたのですが、今回はそれでも全然良くなってくれませんでした。

目を凝らして毛抜きの先を見てみると、明らかに傷がついていたので、噛み合わせが随分と悪くなっているようでした。

ちょっとした傷ならアルミホイルが隙間を埋めてくれるのですが、目で見てわかるほどの大きな傷だと難しいようです。

毛抜きなど高い物ではないですし、そもそも安物の毛抜きを使用していたので、買い替えようとも思ったのですが、もしかしたら対処法があるのかとネットで調べてみると、紙ヤスリで研ぐ方法が見つかりました。

紙ヤスリで毛抜きが復活!?

毛抜きは包丁のような砥石で研ぐ事が難しいわけですが、折り畳んだ紙やすりを毛抜きで挟んで擦らせると簡単に研げるとあり、さっそく試してみると見事に刃先の接地面が綺麗になって傷が消えてくれました。

ただそれで毛抜きをしてみてもイマイチ毛が挟みにくく、新品時のような使いやすさには復活してくれませんでした。

紙ヤスリの番手は1000ぐらいの細かい物が良いという意見や、逆に200番手ぐらいの粗い方が良いという意見もあったのですが、どちらを試してみても毛の掴みにくさは改善されません。

毛抜きの本体が歪んでいて噛み合わせが悪いのであれば、その理由もイメージできるのですが、軽い力で挟んでみても綺麗に刃先が揃っており、本体の歪みが原因とも思えません。

そこでさらに色々と調べていると、刃物の研ぎ方の解説動画などが見つかり、一方向にだけ研ぐと返し(バリ、刃先が反対側に反り返る)が出来てしまうので、反対側も少し研いで抑えるのが良いとありました。

毛抜きを閉じた状態で指先で触れてみると、まさに返しの手触りがありました。

これが掴みにくさの原因だと思い、紙ヤスリで刃先の表側を軽く研ぎ、さらに毛抜きを閉じた状態で垂直に紙ヤスリに当てて擦ってみると、見事に毛の掴みやすさが復活してくれました!

というか、新品の時よりも掴みやすいぐらいです。細かな産毛もガッチリキャッチしてくれる高性能な毛抜きに進化してくれました。

折り畳んだ紙ヤスリを毛抜きで挟んで何度か擦れば、刃先の接地面を整える事は簡単に出来ますが、それで刃先に返しが出来てしまうと毛を掴みにくくなってしまうので、そちら側も軽く整えるのが劣化した毛抜きを復活させるポイントです。

私が毛抜きを復活させる方法を調べてみた中では、この研いだ後の返しについて紹介している情報が見当たらなかったので、参考になれば嬉しいです。

本体が歪んでいる場合は直すのが難しいかも知れませんが、そうでなければ紙ヤスリだけでも復活するかも知れないので、ぜひ試してみてください。

まとめ 高品質な毛抜き

毛抜きについて色々と調べていると高品質な毛抜きがある事を知り、職人さんが一つ一つ噛み合わせを調節していたり、歪みにくい金属を薄く仕上げる職人技などが紹介されており、すごく興味が惹かれました。

毛抜きは100均で売られているような安物でも十分ではあるのですが、長い目で考えると少し良質な物を選ぶのも良いのかも知れません。

この辺は爪切りとの相性と似ているのですが、100均の爪切りでも全く問題がない人もいれば、切れ味やヤスリの質が良い爪切りによって、効率がアップする人がいるような事です。

参考使いやすい爪切りで節約!?

使いやすい毛抜きというのも、人によって相性があると思います。眉毛のように太い毛であれば安物でも掴めるものですが、産毛のような細い毛を抜くとなると、刃先の薄い高品質な毛抜きの方が掴みやすいのではないでしょうか。

良質な毛抜きといっても1000円台で収まるものなので、これから購入を考えている人は、長い目で見て相性が良い毛抜きを選んでみてください。

【amazon】毛抜き

【楽天】毛抜き

ピンセットのような刃先が小さいタイプや、逆に肌を傷めないように丸いタイプなどもあるので、用途によっては毛抜きの効率もアップしたり、抜いた時の痛みも少なくなるかも知れません。

とはいえ、既に毛抜きを持っている人や普通の毛抜きで十分だという人も多いと思うので、今回紹介した紙ヤスリで刃先を整える方法を試してみてください。挟んで擦るだけでなく、返しを処理するのがポイントですよ。

この為だけに100均で紙ヤスリを購入するぐらいなら、毛抜きを買い替えた方が簡単ではありますが、自宅に紙ヤスリが余っている人は試してみてください。

ちょっとした傷ならアルミホイルを何度か擦るだけでも綺麗になるので、買い替える前に試してみてほしいと思います。

本体が大きく歪んでいる場合でも、もしかしたら手やペンチで曲げて良くなるかも知れません。安物の毛抜きでも研ぎ方次第で高品質な毛抜きに進化してくれるかも知れないので、買い替える前に試してみる価値があるのではないでしょうか。

安物の包丁をプロが丁寧に砥いで切れ味抜群になっても、元の金属の質が良くないと直ぐに切れ味が悪くなってしまいますが、毛抜きはそれほど傷むものではないので、良い状態が長続きしてくれますよ。

追記 毛抜きの制作動画

そもそも毛抜きはどのように作られているのかと気になったので調べてみると、素晴らしい動画が見つかりました。

こちらの動画でも仕上げの工程でヤスリを使用しており、最後に刃先の返しを整える為か、毛抜きを閉じた状態で刃先を削っていたので、やはりここがポイントになるのだと思います。

流石に一流の職人さんのように叩いて形を整えるような事は難しいですが、仕上げのヤスリの工程だけであれば、それほど難しい作業ではないと思うので、指先で触れて確認しながら調節してみてください。

この角度で指先を擦らせると、研いだ後と刃先の返しがあると分かります。

返しは少しぐらい残っていても問題ないのですが、大き過ぎると毛を掴みにくくなってしまうので軽く整えてみてください。

イメージとして刃先の接地面を整えるのが9、返しが1ぐらいでしょうか。返しもやり過ぎると刃先の設置側にはみ出て噛み合わせが悪くなってしまうので気をつけましょう。

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肌着は着ない派の人に知ってほしい昔ながらの肌着のメリット https://pocyaco.com/underwear-11562 https://pocyaco.com/underwear-11562#respond Wed, 08 Apr 2020 06:19:03 +0000 https://pocyaco.com/?p=11562 肌着の着用率が増加傾向!? 少し前にネットニュースで「肌着の着用率がじわじわと上昇している」と紹介されていました。この理由は機能性インナーの登場により、肌着のメリットを感じる人が増えてきているからなんだそうです。 最近の […]

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肌着の着用率が増加傾向!?

少し前にネットニュースで「肌着の着用率がじわじわと上昇している」と紹介されていました。この理由は機能性インナーの登場により、肌着のメリットを感じる人が増えてきているからなんだそうです。

最近の機能性インナーは消臭効果や速乾性や肌触りが良く、価格もこなれているのでメリットが多いのですが、私はわきが体質なので相性が良くありません。機能性インナーは化学繊維が中心なので、私のようなわきが体質の人でなくても、敏感肌だと相性が良くないケースがあります。

あくまでも相性の問題ではあるのですが、それほど機能性の事を考えられていない昔ながらの綿の肌着でも着用するメリットが色々とあります

肌着を着ない派の人も多いとは思いますが、単純に保温性が高くなるようなメリットだけでなく、人によっては肌着を着た方が快適性が増したり、節約につながるケースもあります。

そこで今回は肌着を着る意味、様々なメリットについて紹介します。

裏方に徹している肌着

洋服の着心地を左右する要素というのは、フィット感や生地の硬さや肌触りと色々とあるのですが、肌着は見た目の良さ(デザイン)よりも裏方に徹しているタイプの衣類です。

Tシャツだとデザインやシルエットや生地の質感なども重要なポイントになるので、着心地や快適性に適した構造にはなっているとは限りません。

Tシャツ一枚だけで様になるファッションというのは、伸縮性が少ない厚手の上質な生地が用いられています。

たまに肌着替わりにTシャツを着ている人もいますが、Tシャツは生地に張りがあって全体的にボリュームもあるので、上に着る洋服のシルエットに影響が出てしまいます。

Tシャツのように襟が丸首だと上に着るシャツの襟元から見えてしまいますが、肌着はU首やVネックが多いので見えません。袖の長さもはみ出ないように短めにつくられています。

色も透けにくいベージュやライトグレーを用いる事が多く、女性なら下着の透け防止や肌に張りつくのを抑えられる効果も嬉しいのではないでしょうか。

徹底的に裏方に徹して機能性が高いのが肌着の特徴です。

最近の機能性インナーは耐久性や質感を良くする為に化学繊維が用いられていますが、昔ながらの綿100%の肌着にも構造上のメリットがあり、天然素材なので肌の負担にもならない傾向があります。

敏感肌の人向けの肌着や赤ちゃん用の肌着にオーガニックコットン(無農薬栽培の綿)が用いられるように、洋服の生地の繊維は肌にとって負担になる事もあるので、肌に張り付く面積が多い上着こそ、綿100%の昔ながらの肌着を一枚挟む価値があるのではないでしょうか。

アウターの寿命を延ばす

肌着は上に着る洋服への皮脂汚れや汗の付着を抑えるメリットがあります。

そもそも洋服の汚れというのは外側からの付着する汚れよりも、内側から付着する汚れの方が頑固で落としにくい傾向があります。

食べこぼしや泥汚れなどは別ですが、普通に生活をしている分には洋服の外側の汚れはそれほど多くなく、ホコリや花粉は生地の表面に乗っているだけなので、普通に洗濯するだけで簡単に落ちてくれるのですが、身体の内側から付着する汗や皮脂汚れは何度も擦り合わされてしまうので、生地の繊維の奥深くにまで入り込んでしまいます

肌着を着ると落としにくい汚れを一手に引き受けてくれるので、アウターへの汚れを防止して寿命を延ばすメリットがあります。

洋服の傷みというのは着用時の擦れだけでなく、洗濯機の中で他の衣類と擦れ合う際にも発生してしまうので、高価な洋服の洗濯の回数を減らせられる肌着には、節約という意味でも大きな効果が期待できます。

ちなみに肌着を洗濯する時は裏返して洗った方が皮脂汚れも落ちやすくなります。他の衣類でもそうなのですが、裏返すと洗濯機の中で表側の生地が擦れて色褪せや毛羽立ちが起こるのを防ぐ事ができます。

参考洋服の寿命を延ばして節約!

綿100%でも安価な肌着

価格の安いワイシャツやTシャツだと綿100%という事が少なく、化学繊維を混ぜて生地の強度を上げたり、厚みや光沢をもたせて質感を良くしているのですが、綿100%で質感を良くするには繊維の量を増やして厚みをもたせなければならないので、それなりの価格になってしまいます。

一方で肌着の生地は見た目の事を考えずに薄く作られているので、価格が安くても綿100%の物が珍しくありません(機能性インナーは別)。

厚手で上質な綿100%の生地のワイシャツをTシャツを着ている人にとっては、わざわざ肌着を着なくても快適性が保たれるのですが、私のようにそれほど高価な洋服を着ていない人にとっては、肌着を着た方が快適性が増すメリットがあります。

紳士服の世界では「ワイシャツの下に肌着を着るのはけしからん」といった意見もあり、そもそもワイシャツは下着扱いだから必要ないとも言えるのですが、これはポリエステルなどの化学繊維の生地が用いられる前の欧米で言われていた事であり、高温多湿の日本だと条件が変わってきます。

現在でも綿100%のワイシャツを着ている人なら肌着を着なくても良いのだとは思いますが、最近は少し高価なワイシャツでもシワを抑える為に化学繊維が混ぜてある事もあるので、肌着を着た方が快適性が増す可能性があります。

特にポリエステルという繊維は石油ベースなので親油性が高く、皮脂のような油汚れが落ちにくい傾向があります。ポリエステルは吸水しないだけに毛細管現象で汗の水分を外に放出しやすいのですが、汗の汚れや皮脂汚れは繊維の隙間に蓄積していってしまいます。

洗濯機の中で他の衣類の皮脂汚れも吸着してしまったり、それも酷くなると洗濯の度に他の衣類に汚れや匂いを移してしまう事もあります。

機能性インナーが悪いわけではないのですが、汗や皮脂汚れが多い人にとっては相性が悪い事もあるので、むしろ価格の安い昔ながら綿100%の肌着の方が清潔な状態を保ちやすい傾向があります。

ポリエステルほど速乾性が高いわけではないのですが、洗濯による汚れが落ちが良いだけにメンテナンスが簡単です。

肌着を着る意味というのは単純に防寒性だけでなく、快適性を増してくれたり、他の衣類の寿命を延ばしてくれたり、清潔感を保つのに役立ってくれるので、多くの節約家と相性が良いのではないでしょうか。

機能性インナーも汗や皮脂が多くない人であれば相性が良いのだとは思いますが、昔ながらの安価な肌着にも十分なメリットがあるので、ぜひ一度試してみてください。

最近は環境汚染の一つとしてマイクロプラスチックの問題が叫ばれるようになってきましたが、化学繊維の衣類は洗濯する度に膨大な量のプラスチック繊維が放出されてしまうので、肌着のようにガンガンに洗濯して汚れを落とす必要がある衣類ほど、綿100%と相性が良いのではないでしょうか。

まとめ 肌着はコスパ抜群!

お金持ちの人なら厚みのある上質な生地を用いたアウターを着られるので、わざわざ肌着で補う必要はないのかも知れませんが、そうではない人にとっては機能性が不十分なアウターの機能を肌着が補ってくれます

高価な洋服を頻繁に買い替えられる人にとっては、今回紹介した肌着のメリットはそれほど多くないかも知れませんが、節約家の多くはなるべくなら洋服を長く着用したいと思うので、あえて肌着を着る意味、メリットがあるのではないでしょうか。

温かいコートを購入するとなると万単位のお金が必要になるかも知れませんが、肌着だけなら1000円未満で済むかも知れません。

日頃から肌着だけでも徹底的に洗濯をしていれば、クリーニングが必要な洋服の費用を抑えられたり、高価な洋服の寿命も延びて節約になってくれます。

なんとなく「肌着なんてダサい!」と決めつけていた人は、改めて今回紹介した肌着を着る意味やメリットを理解してから判断してみてください。

私自身も20代中頃ぐらいまでは何となく「肌着なんておじさんっぽい」と決めつけて避けていたのですが、現在では手放す事など考えられません。夏場でもワイシャツの下には肌着を着ています。

思い返してみると、ここ数年ぐらいTシャツを購入していませんでした。Tシャツはシンプルな洋服だけに生地の質感が価格なりに出てしまうので、節約を意識するようになってからコスパが悪い洋服のように感じています。

特に白いTシャツは安いものだと薄手で透けてしまったり、数回の洗濯で襟がヨレたり毛羽立ってしまったり、色移りも気にしなければならないので、自然と避けるようになりました。

一方で肌着であれば多少の色移りやヨレは気にならないので、ガンガンに洗濯をして清潔な状態を保つ事ができます。価格が安いだけに買い替えもしやすく、脇の匂い残りが気になった時はお湯で漬け置き洗いをすればスッキリとしてくれます。

肌着は私のようなわきが体質の人だけでなく、多くの節約家にとってもメリットがあると思うので、何となく毛嫌いしていた人こそ肌着を試してみてください。価格が安くても機能性が高いのでコスパ抜群ですよ。

参考コスパ最高のわきが対策!

しかも昔ながらの肌着はホームセンターや大型スーパーなどでも扱っているだけに、価格競争が働いて安く手に入ります。最近の高機能インナーだと一部のメーカーに限られますが、昔ながらの綿100%の肌着はそこら中で売られているので、在庫処分コーナーなどで激安価格で見つかる事もあります。

機能性インナーも相性が良い人であれば良いかと思いますが、昔ながらの安価な肌着でも様々なメリットがあるので、コスパ的には優れているのではないでしょうか。

最後に肌着選びのポイントを紹介すると、夏用と冬用で分けて選んでください。保温性や快適性が全然違います。あとあまり大きなサイズは選ばないでください。多くの肌着は伸縮性が高いので、ちょっと小さめぐらいの方が肌にフィットしてくれて機能性が高まります。

肌着とはいえブカブカ過ぎると、上に着る洋服のシルエットに影響が出てしまったり、脇に空間が出来て汗を吸収しにくくなってしまいます。

肌着の襟の形は上に着る洋服の形状や着方(ボタンの開け閉め)に合わせて選んでください。私は冬用の肌着は防寒性を優先して丸首を選んでいるのですが、薄着になる夏用の肌着はU首かVネックで透けにくいカラーを選んでいます。

ランニングタイプの肌着は脇汗をガードできずに透けも目立ちやすいので、私は一枚も持っていないのですが、上に着る洋服の形状によっては相性が良いのかも知れません。

肌着は人前でさらけ出すとダサいといったデメリットがないとは言いませんが、思春期のような多感な時期でもなければメリットの方が大きいと思うので、節約家こそ上手く肌着の機能を活かしてほしいと思います。

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使いにくい物でも目的と合致しているケースがある話 https://pocyaco.com/hard-to-use-11546 https://pocyaco.com/hard-to-use-11546#respond Mon, 06 Apr 2020 05:35:16 +0000 https://pocyaco.com/?p=11546 使いにくい物の方がいい事もある!? 当ブログでは、しばしば 「安易にオシャレな要素を優先し過ぎると使いにくくなる」 といった感じで、本来の目的から遠ざかってしまうと元も子もないといった情報を紹介してきたのですが、 参考オ […]

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使いにくい物の方がいい事もある!?

当ブログでは、しばしば

「安易にオシャレな要素を優先し過ぎると使いにくくなる」

といった感じで、本来の目的から遠ざかってしまうと元も子もないといった情報を紹介してきたのですが、

参考オシャレ雑貨のせいで損する人

あくまでも目的に合致している事が重要なのであり、その目的も人それぞれ違うので、洗濯が大変なデリケートな生地の衣類でも価値を感じる人もいれば、実用性を優先する人もいます。

キャラクターデザインがあしらわれた使いにくい形状のハサミだとしても、小さな子供を相手にする場(保育園など)であれば、最高の選択肢かも知れませんし、たまにしかハサミを使わない人には最高の切れ味や使いやすさが必要なわけでもないので、100均のハサミで十分かも知れません。

もちろん仕事で頻繁にハサミを使うような人であれば、切れ味や手の大きさとの相性を意識して選んだ方が使い勝手が良くなるのですが、人それぞれ目的が違うだけに正解の物などありません

ただ中途半端にオシャレさを意識したり、価格の安さに引っ張られてしまうと、本来の目的から逸れてしまう事があるので気をつけてほしいのですが、少し前に雑誌で紹介されていた「お金が貯まる財布」を見た時に、目的がブレブレになっている良い例だなと感じました。

お金が貯まらない財布の特徴

一般的な「お金が貯まる財布」の特徴というと、風水を意識した黄色やゴールドといった感じの物が多いですが、その雑誌で紹介されていた財布は渋い深緑であり、その理由が「昔の金庫に使われていた色だから」との事でした。

「緑色は気持ちを落ち着ける」といった感じで、それっぽい理屈も紹介されていたのですが、その財布は機能面でもよく考えられており、カードが16枚も収納できるとか、薄くて軽い頑丈な革を厳選しているとか、その革にエンボス加工を施して耐久性を上げて高級感を出しているとか、L字ファスナーのおかげで一般的な長財布よりもコンパクトなのに大きく開いて使いやすいとか、財布の機能としては素晴らしいものがありました。

ただ「お金が貯まる」という目的からすると、どこも合致しているようには思えませんでした。むしろ「お金が貯まらない財布」のように思えました。

使いやすい財布はそれだけお金も使いやすくなってしまいます。薄くて軽くてコンパクトで大きく開いて使い勝手の良い財布というのは、鞄やポケットからサッと取り出せて会計もスマートになります。

当ブログでは以前にキャッシュレス決済が節約になる人とそうではない人の違いを紹介した事があるのですが、

参考キャッシュレス決済は節約になる!?

お店側からすると現金よりも使い勝手の良いキャッシュレス決済を導入すると、客単価が上がるメリットがあります。余計な物まで購入する人が増える傾向があります。

もちろんそのような要素に惑わされない人にとっては、ポイントバックなどでお得になるケースも多いのですが、国によっては経済政策としてキャッシュレス決済を取り入れているほどなので、多くの人が現金よりも多く使う傾向があります。

大手ショッピングサイトなどもそうなのですが、会員登録でクレジットカードなどの決済方法を紐づける事で、「ん?これいいかも?」と思った瞬間にワンクリックで購入できる仕組みにしています。

毎回個人情報を入力するとなると、その間に冷静になって気持ちが冷めてしまう人もいるので、本当に欲しい物や必要な物でないと諦めてしまう事もあるのですが、決済の効率を良くする事で冷静な判断をさせないようになっています。

テレビショッピングなどでもそうですが、「今から30分だけの特別価格!」や「数量限定!」といった感じでその場で判断しなければならない状態にする事で、少し冷静になって考えると不要だと思える物まで上手く購入させています

よく堅実な人に対して「財布の紐が固い」と言ったりしますが、売る側はいかに財布の紐を緩めるかがポイントなので、使い勝手の良い財布はお金が貯まる財布には当てはまりません。

お金が貯まる理由を風水的な事だけに求めている人であれば、目的と合致しているとも言えるのですが、あまり合理的な判断ではないのでお金が貯まるとも思えません。

参考風水や迷信で損する事もある話

お金が貯まる財布とは?

財布の紐が固い人ほどお金を使わないので、単純に貯まりやすくなります。

お金が貯まる財布というのは使い勝手の良い財布ではなく、むしろ使いにくい財布や人目に出すのが恥ずかしい財布なのではないでしょうか。

鞄の内ポケットにサッと収まる薄い財布より、重たくて鞄の奥底に埋もれてしまう財布の方が取り出すのが面倒なので、ちょっと喉が渇いたからと自動販売機でジュースを買うような事を諦めるかも知れません。

人目に出すのが恥ずかしい財布だと、周りの人に合わせて買い物をするような事が少なくなります。逆に自慢したくなるような素敵な財布だと、積極的に見せびらかしたくなって「ここは私が!」などと見栄を張って余計なお金が出ていくかも知れません。

休日でノーメイクだったり、無精ひげが生えていると、ちょっとした用事の為に整えるのが面倒で諦めてしまう事があるように、手間取る事のおかげで我慢できるケースがあるものです。

お金が貯まる財布という目的なのであれば、むしろ使いにくい財布の方が目的と合致しています。

たまにスーパーのレジなどで、老眼の人が小銭を取り出すのに手間取っている事がありますが、その事にストレスを感じている人がキャッシュレス決済にすると、どんどん買い物に出かけるようになるかも知れません。

スーパーのレジの人からすると素早く済ませてくれた方がありがたいとは思いますが、お金は使いやすくなるほど出ていきやすくなります。

財布の紐が緩い人がクレジットカードをもつと散財してしまうように、使いやすさや利便性の良さは人によってはデメリットになってしまう事があります。

財布の使い勝手の差などそれほど大きなものではありませんし、節約家であれば自制心が働いて無駄な買い物につながるとは思いませんが、使いにくい物やシステムの方が目的と合致しているケースがあるかも知れません。

あくまでも目的次第ではありますが、お金が貯まる財布という観点で考えると、世の中で売られているそれらの財布のほとんどが当てはまりません。

まとめ 目的から逆算しよう

私は冷蔵庫を手放しているので調理をしないで食べられる食品のストックがほとんどなく、多少お腹が空いたぐらいだと調理する手間や買い物に行く手間の方が上回るので、わりと簡単に空腹を我慢する事ができます。

私が冷蔵庫を持っていないのは、体型維持の為に食べ過ぎを抑制する目的があるからではなく、食品を管理するストレスから解放されたいからなのですが、その目的が得られたばかりでなく、結果的に様々なメリットがありました。その事については別のところで詳しく紹介しているのですが、

参考冷蔵庫がいらないライフスタイル

使い勝手の良さや便利になってしまった事で、抑制が効きにくくなる事もあるのではないでしょうか。大きな冷蔵庫に買い替えてしまったばっかりに、必要以上に食品をストックして無駄にしてしまったり、車通勤にした事で運動不足になってスポーツジムに通うようになるかも知れません。

エレベーターのない住宅の方が、知らず知らずのうちに階段を昇り降りしていて健康が保たれているかも知れませんし、電動アシスト自転車のせいで筋力が衰えたり、盗難のリスクも増してしまうかも知れません。

便利な物が少なかった昔の人が、わざわざ健康の為に運動をする必要がなかったように、便利になり過ぎてしまったばかりに、やらなければならない事も増えてきました。

あくまでも目的次第ではありますが、しっかりと目的から逆算して考えないと失われてしまう事もあるので気をつけてほしいと思います。

雑誌で紹介されていた緑色の財布は、黄色い財布ほど風水っぽさが強くなくて汚れも目立たちにくく、ちょっとだけ風水的な事が気になる人にとっては、機能面も含めて凄くマッチした素晴らしい財布だとは思うのですが、お金を貯めたいという目的から考えると、何も当てはまっていません。

風水を気にする人にとっては精神面でのメリットがあるのだとは思いますが、本当にお金を貯めたいのであれば、今の財布を使い続けた方が確実にその分のお金が貯まります。

節約して貯金箱にお金を貯める男性ハンマーで割らないと取り出せない貯金箱のように、手間のおかげで自制心が働く事があるように、利便性や使いやすさによって失われてしまう事もあるので上手く見極めてください。

利便性を追求するあまりに運動不足になってダイエット器具を購入していると、どんどん物は増えてしまいます。ダイエットをする時間で身体を動かす掃除でもすれば、高価な掃除機も必要なくなって一石二鳥になるかも知れません。

もちろん便利な物のおかげで生活が楽になる事も多いのですが、その事で失われてしまった要素に再びお金を掛けて対処していると、いつまで経ってもそのサイクルから逃れられません。

血圧が高い人が一切生活習慣を見直さずに降圧剤に頼っていると、どんどん薬の量が増えて副作用に悩まされたり、その副作用を抑える為の別の薬が必要になったり、さらにその薬の副作用といった感じで、どんどん薬の量が増えてしまいます。

たくさんの荷物を積む事もないのに、燃費の悪い大きな車に乗って燃費向上グッズを取り付けるような、おかしなバランスになってしまっている人もいます。

参考燃費向上グッズはデタラメ!?

何が何でも大きな車に乗りたい人であれば、維持費が増えても納得できるのだとは思いますが、何となくで選んでしまったばかりに余計な手間や維持費が増えてしまい、その対策にさらにお金が掛かってしまうかも知れません。

生活用品や家電製品のような物でもこのような悪循環に陥ってるケースがあるので、目的を見失わないように逆算して考えてみてください。価格が安くて低品質な使いにくい物の方が、実は目的と合致していたというケースがあるかも知れませんよ。

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お米に含まれているタンパク質を調べてみたら面白かった! https://pocyaco.com/rice-proteins-11501 https://pocyaco.com/rice-proteins-11501#respond Mon, 30 Mar 2020 04:34:40 +0000 https://pocyaco.com/?p=11501 美味しいお米の栄養価 私は節約家という事もあり、あまり高価なお米は購入しないのですが、10キロで3000円ぐらいの安価なお米でも、昔から比べると随分と美味しくなったなと感じていました。 流石に高価なコシヒカリと比べると美 […]

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美味しいお米の栄養価

私は節約家という事もあり、あまり高価なお米は購入しないのですが、10キロで3000円ぐらいの安価なお米でも、昔から比べると随分と美味しくなったなと感じていました。

流石に高価なコシヒカリと比べると美味しさに差がありますが、その差が随分と埋まってきたなと思っていました。

この辺は生産者の努力や品種改良などのおかげなのだと思いますが、お米の栄養価について調べてみると「美味しいお米=高栄養」というわけではないようでした。

美味しいお米の条件は色々とあるのですが、中でも私が気になったのがタンパク質の含有量です。

お米に含まれてるタンパク質量

お茶椀一杯のごはんに含まれるタンパク質量は約3.8gで、平均的な日本人の食生活で一日に必要なタンパク質量の18%を、お米から摂取しているのだそうです。

ただお米に含まれるタンパク質は食味に大きな影響があり、タンパク質が多いお米ほど粘り気が少なくてパサパサになるので、美味しいお米を作る為には、いかにタンパク質の量を抑えるかがポイントになっているようでした。

コシヒカリに代表される甘くて粘り気が強いお米ほど、タンパク質が含有量が低い(7%前後)傾向があり、そうではないお米だとタンパク質の含有量が高い(8~9%)傾向がありました。

少し前までの北海道のお米は美味しくないと言われていており、私は北海道に住んでいるので手頃な価格で手に入るだけに選んでいたのですが、近年北海道米の評価が上がってきているのも、タンパク質の含有量を抑えられるようになってきたからなんだそうです。

お米の品種改良や生産者の努力もあって美味しくなっているわけですが、その事で貴重なタンパク源が失われていると考えると、むしろ安いお米の方が私にとっては相性が良いのかなと感じてしまいました。

安価なお米でも炊き立てなら十分に美味しいですし、私は粘り気のあるご飯よりも少し硬めのご飯の方が好みなので、タンパク質が少ない高価なお米を選ぶ必要がありません。

お弁当やお寿司などに使われるお米だと、冷めても美味しい高価なお米の方が相性が良いのだとは思いますが、その時に食べる分だけのお米を炊く家庭であれば、むしろ安価なお米の方が向いているのかも知れません。

研ぎ方による栄養価の違い

またお米の栄養価は研ぎ方によっても随分と変わるようでした。詳しい比較データーは見つけられなかったのですが、基本的には研ぎば研ぐほど栄養が失われてしまいます。

最近は精米機の進化もあり、軽く数回かき混ぜるだけで良いといった研ぎ方が主流になっているのですが、昔のように水が濁らなくなるまでゴシゴシと研いでしまうと、それだけお米の栄養も失われてしまいます。

お米を砥ぐ必要がない無洗米が出始めた頃は、当時の常識であった力を入れて研ぐ方法よりも栄養価が高いと言われていました。現在は普通のお米でも精米が良いので、軽く数回かき混ぜる程度の優しい研ぎ方であれば、無洗米と栄養価はほとんど変わらないのだそうです。

昔のお米は精米機の性能だけでなく、保管方法なども今ほどしっかりと管理されていなかったので、虫やカビの事も考えてしっかりと研いだ方が良いとのことでした。

ただ一方で現在でもお米はしっかりと研いだ方が美味しくなるという情報もあります。お米マイスターと呼ばれる専門家でも、昔ながらの研ぎ方のように、手のひらでギュッと押し付けて米の表面に軽く傷をつけて吸水性を上げた方が美味しくなると紹介している人もいます。

あるテレビ番組で紹介されていた料亭でも昔ながらの力を入れた研ぎ方をしており、「食べてみれば一発で違いが分かる!」との事で、リポーターの芸能人が軽く研いだだけのお米としっかりと研いだお米を食べ比べると、「全然違う!」としっかりと研いだ方のお米の方が美味しいと評価していました。

またこだわりの強いお米屋さんや直販している農家のお米だと、最新の大型精米機ではなく古い精米機を利用しているケースがあり、しっかりと研がないと雑味が混ざるケースがあるようでした。

私はこだわりのある高価なお米を購入するわけではないので、栄養価の事も考えて軽く研ぐ程度で良いのですが、高価なお米だと研ぎ方の相性も変わってくるのかも知れません。

栄養という意味ではお米はなるべく研がない方が良いのですが、全く研がないと風味が損なわれたり、時間が経つと黄色っぽくなりやすいので、それぞれの状況や目的に合わせてお米の研ぎ方も調節してみてください。

美味しさと栄養の関係

現代人はお米以外からもタンパク質を摂取しているので、お米に含まれているタンパク質量の1~2%の差など気にする必要はないのかも知れませんが、私は節約家という事もあり、炭水化物が中心の食生活なので気になるポイントでした。

野菜や果物でもそうなのですが、高価で美味しい物ほど糖度が高い傾向があり、必ずしも健康に良いというわけでもありません。美味しいお米ほど甘みを感じられるものですが、実際に糖度も高いので糖質過多になりやすいのかも知れません。

糖質制限の為に炭水化物の摂取を控える人も増えていますが、あらゆる食品が美味しさを求めて品質が向上しているだけに、栄養価のバランスが崩れてしまった事も関係しているのかも知れません。

当ブログでは以前に減塩について紹介した事があるのですが、

参考減塩も人によってはリスクになる

昔ながらの製法で作られている塩には、良くも悪くも様々な成分が含まれており、ミネラル成分が豊富な一方で雑味にもなるので、料理によっては相性があるのですが、きちんと精製された食塩だと99%が塩化ナトリウムです。

自然塩だと10g使用しても塩分は9g程度であり、体内から塩分を排出するカリウムも含まれています。

スィーツのような分量をきっちりと計測する必要がある料理だと、食塩の方が余計な雑味がなくて向いているのですが、和食の場合は自然塩の雑味が旨味にもなってくれるので相性が良い事もあります。

お米でも塩でも生産者が美味しさや品質を求めて努力するのは素晴らしい事ではありますが、その事によって失われてしまう栄養や偏ってしまう栄養があるものです。

白米よりも玄米の方が栄養価が高いように、ヌカが残りやすかった昔のお米の方が自然と栄養を補えていたのかも知れません。

お米の精米技術が確立されていった江戸時代には「江戸煩い」という言葉があり、玄米を精米するようになった事でビタミンB1が欠乏して脚気になる人が増えてしまいました。

銃弾よりも多くの命を奪った脚気心

当時の日本人は今以上にお米を食べていただけに影響も大きかったわけですが、便利さや美味しさを求めるがあまりに、栄養バランスが崩れてしまう事があるのではないでしょうか。

まとめ お米選びは目的次第

お米に対して何よりも美味しさを求める人にとっては、甘みや粘り気が強い高価なコシヒカリのようなお米と相性が良いと思いますが、健康面を気にする人にとっては別の選択肢もあるのではないでしょうか。

玄米で食べる人なら無農薬や減農薬が良いのかも知れませんし、私のようにコスパも意識する節約家だと、手ごろな価格帯でもそれなりに美味しいブレンド米が良いかも知れません。

朝にご飯をたくさん炊いて保温して夜も食べる家庭と、その時に食べる分だけの炊く家庭によってもお米の相性が変わってくると思います。

参考炊飯器は本当に必要!?

あくまでも相性があるだけです。目的から逆算する事で最適なお米や研ぎ方や炊き方が見えてくるので、それぞれの状況に照らし合わせて最適なお米を選んでみてください。

美味しい食事によってストレスが減る事もあるので、そこを求める事が悪いわけでもありませんが、普段から美食にこだわり過ぎてしまうとバランスが崩れてしまうかも知れないので、たまに楽しむぐらいが丁度良いのではないでしょうか。

たまに脂身の多い霜降り肉や大トロを食べるぐらいであれば良いと思いますが、普段からそのようなものばかりを食べていると栄養も偏ってしまいますし、そこに慣れてしまうと舌も肥えて普通のものでは満足できなくなってしまいます。

参考舌が肥えると不幸になる!?

甘くて美味しいお米もたまに外食した時に食べるぐらいであれば、お米の美味しさだけでも感動できるものですが、普段から自宅で最高のお米を食べていると、その辺の飲食店のご飯では満足できなくなってしまうかも知れません。

安いお米しか買えない貧乏人のひがみに聞こえるかも知れませんが、その辺のチェーン店の料理でも満足できる人と、星付きレストランでないと満足できない美食家では、どちらの方が外食で満足してストレスが減る機会があるかと考えると、前者の方が多いのではないでしょうか。

給料日にだけ焼き肉屋や回転寿司に行く家庭であれば、子供が落ち込んでしまった時に「よし!今日は焼き肉だ!」とコントロールする事ができますが、予約待ちのある人気レストランの料理がご馳走の家庭だと、そう簡単にはいきません。

高価な食材だからといって栄養価が優れているとは限りませんし、必ずしも美味しいと感じるわけでもありません。美味しさは慣れの問題も大きいです。

参考節約に効果的な安価な食材10選

苦味が少ない甘い野菜より雑味のある安価な野菜の方が栄養バランスが良い事もあるので、健康の為に食材選びを意識している人は、その辺のバランスも考えて見極めてほしいと思います。

お米にタンパク質を期待して食べている人は少ないと思いますが、昔の日本人はお米(玄米)と漬物と味噌汁ぐらいでもハードな農作業を行えていたように、お米に含まれているタンパク質も意外とバカに出来ない栄養なのではないでしょうか。

現代の日本人は昔の人ほど身体を酷使する仕事ではないので、一人で3合も4合もお米を食べないだけに低カロリーで高タンパクな肉や魚も重要なのですが、それなりに身体を動かしている人であれば、極端に炭水化物を避ける必要もないと感じます。

お米に含まれているタンパク質について調べていると、「ライスプロテイン」なるものまで見つかり、肉や魚にアレルギーがある人にとっては貴重なタンパク源となっているようでした。

数年前まではやたらと糖質制限がもてはやされていましたが、研究が進むにつれてリスクも大きく取り上げられるようになりました。糖質制限も最新の研究結果から導きだされたことですが、その後の研究によって覆されるような事も珍しくありません

どんな事にもメリットとデメリットがあるので、自分の体感とも向き合いながら相性を見極めていくのが大切なのではないでしょうか。。最新の研究結果も参考にするべき情報源としては優れていますが、自分の体感を無視してまで鵜吞みにしてしまうと、後々見つかるデメリットを受けてしまうかも知れません。

「玄米は100回噛まないと栄養的なメリットはない」と言う医学博士もいるのですが、玄米を食べた人の多くが便通が良くなる事を実感しているように、消化吸収にも個人差があります。

外国人と日本人では腸の長さが違いますし腸内細菌も違います。唾液や胃液の量や質も人それぞれ違いますし、歯の噛み合わせや顎の筋力によっても変わるかも知れません。

水や気候や調理法も違う海外の最新研究が、そっくりそのまま日本人に当てはまるとも限りませんし、人それぞれの違いもあるので、自分の体感も大切にする必要があります。

甘くて粘り気が強い高価なお米も誰にとっても相性が良いとは限りませんし、お米の研ぎ方や炊き方や料理によっても相性があるので、それぞれの状況に合わせて選んでみてください。

私のように炭水化物が中心の食生活で、その時に食べる分だけのお米を炊くのであれば、タンパク質が多くて糖度が低い安価なお米の方が相性が良いかも知れませんよ。

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包丁いらずの簡単調理を見て思わず笑ってしまった話 https://pocyaco.com/total-balance-11462 https://pocyaco.com/total-balance-11462#comments Thu, 26 Mar 2020 04:02:59 +0000 https://pocyaco.com/?p=11462 包丁いらずの調理法 少し前にテレビで「包丁いらずの簡単レシピ」といったものが紹介されていたのですが、それを見ていると思わず笑ってしまいました。 豚汁を作っていたのですが、豚のバラ肉をキッチンバサミで切った後に、長ネギも同 […]

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包丁いらずの調理法

少し前にテレビで「包丁いらずの簡単レシピ」といったものが紹介されていたのですが、それを見ていると思わず笑ってしまいました。

豚汁を作っていたのですが、豚のバラ肉をキッチンバサミで切った後に、長ネギも同じハサミで切り始めたので、「ん?」と気になってしまいました。一般的には雑菌がある豚肉をカットした包丁やまな板で野菜をカットするのはご法度です。

その後もツッコミどころが満載で、思わず笑ってしまいました。

便利グッズを総動員

その後も包丁とまな板を使わずに豚汁を作っていたのですが、ニンジンの皮を剥く為にピーラーを使い、鍋に入れる時にはスライサーでカットし、ジャガイモはすりおろして煮込む時間を短縮していました。

確かに包丁とまな板は使っていないのですが、キッチンバサミとピーラーとスライサーとすりおろし器は洗わなければならないので、ずっと手間が増えてしまっています。

キッチンバサミは便利なものですが、入り組んだ構造なだけに持ち手や刃の付け根の汚れは落としにくいですし、水切れも悪いのでしっかり乾燥させないと錆びてしまう事があります。

海苔をカットするぐらいであれば、洗うのも簡単に済ませられると思いますが、脂がつく肉をカットしてしまうと、かなり慎重に洗わなければなりません。包丁やまな板を洗うよりもずっと大変なような気がします。

スライサーでニンジンをカットする時も、薄くスライスする必要がある料理であれば意味も分かるのですが、豚汁だったので「ささがき」ぐらいの大きさにカットしており、包丁でもまな板を使わずに同じぐらいの大きさにカットするは難しくなさそうでした。

ジャガイモをすりおろして煮込み時間を短縮するのは時短になるとは思いますが、ニンジンはそこそこ煮込む必要があるので、ジャガイモも小さめにカットするだけで事足りそうですし、すりおろし器など洗うのが本当に大変です。

私が「包丁いらずの調理法」に期待していたのは、コンニャクのように手で割く方法が他の食材にも当てはまっていたり、一般的には皮ごと調理しない食材の発見のような事だったので、期待外れの内容でした。

包丁を使うのが苦手な人にとってはありがたいテクニックなのかも知れませんが、簡単とかお手軽といった視点で紹介していただけに、片付けの手間が増えてしまうのはどうかと思いました。

豚肉の代わりに手でちぎりやすいソーセージを使うなど、新たな発見があれば良かったのですが、ただただ包丁やまな板を使わない代わりに、その他のグッズを使って調理しているだけでした。

包丁やまな板は平面なので洗うのも簡単ですし、水切れも良いので拭きとらなくても良いのですが、便利そうなグッズの多くは洗いにくくて乾燥にも気を使う必要があるので、調理時間は短縮できても片付ける時間が延びてしまいます。

収納スペースも奪われてしまいますし、包丁のように簡単に砥げるものでもないので、よほど頻繁に使う人でもない限り、あまりメリットがないのではないでしょうか。

トータルバランスで考えよう

調理時間を短縮する便利なグッズが悪いわけではありませんが、よほど大量に食材を調理したり頻繁に調理をする人でないと、かえって手間が増えてしまう事が珍しくありません。

リンゴの自動皮むき器のような便利家電もありますが、たった一つのリンゴの為だけに使用すると、セットする手間や片付ける手間の方が上回ってしまいます。

リンゴの皮むきが苦手な人であれば、それらの手間が増えてでも取り入れる価値があるのかも知れませんが、先にリンゴをカットしてからであれば、包丁で皮を剥くのも簡単になりますし、皮を剥かずに食べてしまうといった選択肢もあります。

リンゴをカットする専用のグッズなども同様です。一発で適切な大きさにカットできるのは便利ですが、飲食店のように大量のリンゴをカットするのでなければ、あまりメリットがありません。

蜜が詰まっている中心部の残りが大きいですし、刃を一つ一つ洗うのも大変です。包丁の方がずっと無駄なくカットできてしまいます。

これぐらい分かりやすい専用品であれば、理解しやすいので取り入れている家庭は少ないと思いますが、ちょっとした便利グッズでも当てはまる事があるものです。

私自身も昔はピーラーを使用していたのですが、現在は皮ごと調理した方が栄養を無駄なく摂取できると思うようになったので出番が無くなりました。

ニンジンやジャガイモやごぼうは、水道水で表面を洗うだけで皮ごと調理してしまいますし、大根は皮つきだと味が染み込みにくいので、包丁で皮をむいた後に細かくカットして入れてしまいます。

プロの料理人のように薄くかつら剥きが出来るわけではありませんが、多少厚みがあってもいっしょに煮込んでしまうので問題ありません。

ピーラーぐらいであれば大して場所を取るものでもないので、無理に処分する必要もありませんが、気づいたら何年間も使用していなくて刃が錆びてしまっていたので処分しました。

料理の見た目にも気をつけたい人であれば、皮むき器のような物は便利だと思いますが、食事の栄養価を気にする人であれば、皮ごと食べられるといった視点で食材選びをするようになるので、そもそもの必要性がなくなってしまいます。

ジャガイモも銘柄によって形が結構違いますし、メークインのようなデコボコが少ないタイプを選ぶと、細かな泥汚れも水だけで落としやすくなります。

何となく便利そうだからといった感じで選んでしまうと、別の選択肢が見えなくなったり、余計な手間が増えてしまう事もあるので、気をつけてほしいと思います。

皮を剥かなくても良いといった考え方になると、野菜選びの基準も変わっていきますし、無農薬や有機栽培といった情報も目に入ってくるようになります。こちらの方がより本質的な問題解決につながるのではないでしょうか。

包丁やまな板いらずの調理法というのも同じで、見た目にそれほどこだわらないのであれば、手でちぎるような調理法で片付けが楽になりますが、その他の洗い物が増えてしまうような方法だと全く楽になってくれません。

キッチンバサミを多用するテクニックも良いとは思いますが、キッチンバサミは十得ナイフのように栓抜きや瓶の蓋をガッチリと掴むようなギザギザがあるものも多いので、意外と洗うのが大変です。

多用するのであれば洗いやすさも含めてシンプルな造形の物を選べば良いと思うのですが、その為だけに新たに購入するとなると、物はどんどん増えていってしまいます。

包丁の刃は研ぐ事ができますが、スライサーやハサミの刃を砥ぐのは簡単ではないように、意外と便利そうな物のせいでコスパが悪くなったり、管理する手間が増えてしまう事もあるので、トータルバランスで考えて最適な選択肢を見つけてほしいと思います。

もちろん頻繁に使うような便利調理器具が悪いわけではないので、そこを否定しているわけではないのですが、ちょっと手間をかければ包丁とまな板だけで出来る事も多いので、たまにしか使用しない物は専用品でなくても良いのではないでしょうか。

玉子焼きだって普通のフライパンで作る事ができますし、たまにしかお弁当を作らないような家庭であれば十分なのではないでしょうか。

最近はネットで代用する方法が簡単に見つけられるので、安易に購入してしまう前に調べてみましょう。意外と様々な事で代用できる方法が見つかるものですよ。

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鉄たまごの代用品を調べて発見した「てつまる」が素敵! https://pocyaco.com/iron-ring-11437 https://pocyaco.com/iron-ring-11437#respond Mon, 23 Mar 2020 09:00:45 +0000 https://pocyaco.com/?p=11437 鉄たまごはメンテナンスが大変? 当ブログでは以前に実家の母親が使っていた鉄たまご(なすび型)のリスクについて紹介した事があるのですが、 参考鉄たまごの注意点! 鉄だけに錆びてしまうリスクがあり、形状によってメンテナンスの […]

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鉄たまごはメンテナンスが大変?

当ブログでは以前に実家の母親が使っていた鉄たまご(なすび型)のリスクについて紹介した事があるのですが、

参考鉄たまごの注意点!

鉄だけに錆びてしまうリスクがあり、形状によってメンテナンスのしやすさも大きく変わるので、実用性を考えると余計な装飾がない薄型の鉄たまごが良いのではないかと紹介しました。

ただ私自身は鉄分不足に悩まされているわけでもないので、購入する気にはなっていなかったのですが、少し前に行った献血の血液検査の結果を眺めていると、赤血球やヘモグロビンの値が少しずつ減っていた事に気がつきました。

参考献血で節約?簡易健康診断になる

まだ基準内なので大きな問題になるわけではないのですが、前回、前々回のデーターと比べると減少傾向が確認できたので、気軽に鉄分を摂取できる薄型の鉄たまごでも購入してみようかと思ったのですが、そもそも鉄なので代用する方法がないかと色々と調べてみました。

鉄たまごの代用品

そもそも鉄たまごの使用方法を調べてみると、黒豆やなすびの漬物に入れて色付けする際に使われていた鉄釘の代用品でもあったので、逆に釘だけでも代用できると考えられます。

ただ漬物に入れる釘について調べてみると、現在の釘は錆防止加工が施されていたり、耐久性を上げる為に合金になっているものが主流のようで、適当な釘を漬物に入れても上手くいかないケースがあるようでした。

それこそ鉄釘ではなく鉄たまごを用いた方が良いという意見も多く、鉄釘で代用するのは意外と難しいのかとも思い、そもそも私は漬物を作るわけでもなく、鍋やケトルに入れて使うつもりなので、鋭利な釘だと取り出す際に落として傷つけてしまうリスクも考えられます。錆びを落とすのも簡単そうではありません。

鉄釘で代用できるぐらいなので、基本的には鉄でさえあれば何度も良いと考えられるので、針金について調べてみると、こちらも合金やコーティングされている物が多く、鉄の純度についてもよく分からない物ばかりで意外と代用するのが難しいなと思えました。

だったら適当な工業用の鉄のリングでも良いのかと調べていると、こちらもそれぞれの用途に合わせた合金の物が多くて微妙だったのですが、そこでまさかの鉄たまごのような用途として開発された鉄のリングが見つかりました。それが星三製作所の「てつまる」です。

てつまるの特徴

「てつまる」を製造している星三製作所は、魚串やアイスピックや天ぷら箸などの金属製雑貨を制作している会社で、食品用の金属加工の実績がある会社が開発したものでした。

販売ぺージを確認してみると、食品衛生法に適合した商品との事だったので安心感もあり、そして何よりも購入者のレビューが良いものばかりで驚きました。

リング形状なので使用後に取り出しやすく、かけて乾燥させやすいといった評価があり、一般的な鉄たまごのデメリットを回避してくれているようでした。

私が求めていた要素を満たしていたので、さっそく「てつまる」を購入してみました。楽天(⇒)で送料込みで704円でした。アマゾンでもそれほど価格は変わらないのですが、prime会員でないと送料が発生してしまうので避けました。

そして実際に「てつまる」を入れてお湯を沸かしてみると、ほんのりとお湯が色付きました。スマホで撮影もしてみたのですが、普通にお湯を沸かすだけ短時間だと、違いが分かるほど見た目の色は変わらなかったのですが、肉眼で良く見ると分かります。

鼻を近づけてみると、うっすらと鉄の匂いが感じられるので、しっかりと鉄分が湧出されている事が分かりました。

お湯を沸かすだけの短時間の使用だと、お茶やコーヒーの味を変えるほどの影響はありませんでした。この辺は浸しておく時間によっても変わるのだと思います。

「てつまる」の重さを計ってみると45gでした。軽いので使用後に箸で持ち上げるのも簡単で、何といっても吊るして干せるのが素晴らしいです。

鉄たまごを使用している人だと、おたまやトングで取り出している人が多いようで、この辺の使い勝手の良さは「てつまる」の方が優れているのではないでしょうか。本家の鉄たまごの重さを調べてみると260gもあり、取り出す時に落としてしまうと、結構なダメージがあるかも知れません。

そして何といっても素晴らしいと感じたのは、「てつまる」は錆びが分かりやすい点です。「てつまる」の表面は特殊バレル研磨仕上げが施されており、ステンレスのような綺麗な見た目なのですが、あくまでも鉄なので錆びていきます。匂いを嗅ぐと鉄棒に触れた時のような匂いがします。

ただステンレスのような見た目だからこそ、その錆びの発生が凄く分かりやすく、パッと磨いて落とす事が出来てしまいます

私の母親が使っていたなすび型の鉄たまごは黒っぽい色だったこともあり、茶色くなるほど大きな錆でないと目視で確認できないのですが、「てつまる」は直ぐに錆びに気がつけるだけに安心感がありました。

錆び始めならキッチンペーパーで擦るだけで落ちてくれますし、ちょっと大きくなってもメラミンスポンジで擦り落とす事ができました。金タワシで力を入れてゴシゴシ擦らないと落ちない頑固な錆になる前に対処できます。

この扱いやすさというのは、王道の鉄たまごと比べて大きなメリットになるのではないでしょうか。「てつまる」は鉄分摂取用補助グッズとして後発組なだけに、使い勝手の事もしっかりと考えられていて感心しました。

使い続けていくうちにステンレスのような輝きは失われていき、多少の黒ずみは残ってしまうのですが、茶色い錆びは直ぐに分かるのでサッとメラミンスポンジで擦って対処できています。

これを忘れるといかにも錆びくさいお湯になってしまうのですが、複雑な造形で黒っぽい鉄たまごだと見落としやすいと思うので、これから購入を考えている人には「てつまる」はお勧めですよ。

まとめ 後発組ならではの魅力

「てつまる」は本家の鉄たまごほど表面積があるわけではないので、鉄の湧出量という意味では劣るかも知れませんが、この辺は浸しておく時間で対処できます。

「てつまる」は45gと小さいだけに水で濯ぐと直ぐに冷めてくれるので、水分を拭き取って吊るすだけで良いのですが、大きい物だと冷ますのにも時間が掛かるのかも知れません。

缶詰などもそうですが、鉄をキッチンのステンレスの上に置いておくと錆びがうつってしまう事があるように、意外と置き場所も大切な要素になります。

ちなみに鉄たまごは珪藻土のコースターの上に乗せると乾燥しやすいそうなので、既に持っている人は意識してみてください。適当に置いてしまうと下側に残った水分が乾きにくかったり、下側が錆びて置き場所にもうつってしまうかも知れません。

扱いやすさやメンテナンスのしやすさという意味では、「てつまる」はかなり優秀だと思うので、この手の商品の購入を検討している人の参考になれば嬉しいです。

価格も鉄たまごより安いですし、食品衛生法に適合した商品なので安心感もあります。何といっても錆びが分かりやすいのが素晴らしいです。多少錆びの成分を摂取したからと言って身体に悪いわけでもないのかも知れませんが、やはり衛生面の事も考えたいので、私にとっては最適な鉄分摂取用補助グッズとなってくれました。

節約という意味では鉄釘や他の鉄で代用した方が安く済ませられるかも知れませんが、もしかしたら人体に悪影響がある成分が含まれているかも知れませんし、それほど頻繁に買い替えるような物でもないので、使い勝手や安全性を優先して「てつまる」を選んで良かったと思っています。

「てつまる」に限った事ではないのですが、本家の物よりも後発組の方が機能面で優れているケースは珍しくありませんし、価格も安いだけに節約家にとって有益な事が多いです。

安物だからといって品質が低いとも限りませんし、本家のようなこだわりがないだけに、大胆にブラッシュアップされて素晴らしい事があるものです。

参考世の中を変えるのは安物なのかも知れない

もちろん新しい発想を生み出した本家も素晴らしいのですが、中にはその事にあぐらをかいてブランドイメージを高める事ばかりに執着して価格を吊り上げていくケースもあるので、節約家の皆さんはしっかりと機能面や求めている役割を満たしているか見極め、最適な物を選んでほしいと思います。

私の地元にあるケーキ屋さんは、新鮮なフルーツがたっぷりと入ったロールケーキが美味しく、昔から地元の人に愛されていたのですが、ある時にテレビに取り上げられて全国的な人気になってしまい、サイズを小さくしてパッケージを豪華にして価格を吊り上げ、ついには通販用に合わせて冷凍ものだけになってしまいました。

数年前まで1200円で購入できた美味しいロールケーキが、今では店頭で購入しても冷凍で小さくなって1800円もするので、地元民からは見向きもされなくなってしまいました。

利益を追い求める企業としては間違っていないのかも知れませんが、消費する側はしっかりと見極めないと、無駄に高い物をつかまされてしまうので気をつける必要があります。

最適な物を安く購入するのは上手な節約ですが、ブランドイメージや価格ありきで求めている機能がズレてしまうと、購入後に後悔してしまうので気をつけましょう。

別に鉄たまごが悪いという意味ではないのですが、名前にたまごがあるだけに、使い勝手の良いリング形状という発想には至れなかったのかも知れません。

私にとってはたまご型である必要はないですし、微量の鉄分が補えれば十分だったので、扱いやすさやメンテナンスのしやすさを優先して「てつまる」にたどり着く事ができました。

長い目で考えると45gしかない「てつまる」よりも、260gもある鉄たまごの方が寿命が長くて良い面もあるのかも知れませんし、たくさんの鉄分を求める人にとっては、表面積が大きくて複雑な造形の鉄たまごの方が適しているかも知れませんし、鉄器の鍋やヤカンの方がより適しているかも知れませんし、急須で淹れたお茶を良く飲む人なら鉄器の急須がベストかも知れません。

「てつまる」だけが良いというわけではないので、それぞれ求めている役割に合わせて選んでみてください。「てつまる」にもつなぎ目があって錆びやすいデメリットがあります。さらなる後発組がより良い物を開発する日もそう遠くないのかも知れません。

もちろん後発組でも利益を優先してコストカットで低品質な物を売るケースもあるので、必ずしも後発組の方が品質や使い勝手が良いとも限らないのですが、自分がその物に期待する機能や役割をしっかりと明確にし、最適な物を選んでほしいと思います。

その最適な物を安く購入するのは上手な節約ですが、ブランドイメージや価格に左右されて求めていた役割からズレてしまうと、購入後に後悔してしまうので気をつけてほしいと思います。

追記 てつまると鉄丸

「てつまる」は漢字の「鉄丸」で探すと別のメーカーの物⇒が出てきます。

これは表面に凹凸をもたせて内側を中空にして表面積が大きいので、鉄分の湧出率という面では凄く優れているのですが、メンテナンスは難しいと想像できます。私が紹介したのは平仮名の「てつまる」です。

【amazon】てつまる

【楽天】てつまる

鉄分摂取用補助グッズの使い勝手や錆びの衛生面を求める人にとっては、平仮名の「てつまる」と相性が良いと思うので参考にしてみてください。

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五感は意外と曖昧?

当ブログは主に節約情報を紹介しているのですが、純セレブスピーカーというものを何度も紹介しており、

参考純セレブスピーカーについて

音楽の素人の私でも簡単に上質な音楽に触れられるようになり、この経験が節約にとっても大いに役立っていると感じているので、何度も形を変えながら純セレブスピーカーについて紹介してきました。

純セレブスピーカーは箱で作る変わった発想の物なので、一般的なスピーカーの概念とは全く違うだけに様々な気づきが得られ、物事の本質を見極める上でとても良い経験となりました。

人は誰もが様々な情報に影響を受けるものですが、それも行き過ぎると自分の感覚で判断する能力が失われてしまいます

料理の美味しさというのは単純に料理の味だけで決まるものではなく、器や盛り付け方やお店の雰囲気や接客サービスの質によっても左右されますし、自分の体調や機嫌によっても左右されるので、冷静に味覚だけで判断するのは簡単ではありません。

それらを理解した上で自分の好みで判断するのであれば良いのですが、この辺がごっちゃになってしまうと自分の感覚よりもその他の情報の方が重要になってしまい、本音では美味しくないと感じる料理まで、美味しいと思い込むようになってしまいます。

スピーカーやイヤホンの音質といった物も同じで、見た目の豪華さや価格や専門家の意見など、音質以外の情報によっても判断が狂わされてしまいます。

味覚や聴覚だけでなく五感全てがそうです。私は以前にバスの中で後方から良い香りを感じ、振り返ってみると素敵な女性がいたので「ああ、彼女の匂いか」と嬉しくなったのですが、次のバス停で彼女が降り、それでも同じ匂いが残っていたので再び振り返ってみると、彼女がいた後ろにケバい化粧のご婦人がおり、急に不快な匂いという認識になってしまいました。

全く同じ匂いでも印象(その他の情報)によって感じ方が変わります。

愛する子供のおならの匂いを不快に感じる親は少ないですが、大嫌いな人が目の前でブッとおならをすると匂いを感じる前から不快になってしまうように、その他の情報の方が影響が大きい事は珍しくありません。

さらに五感以外の文字情報ですら影響を受けます。美味しいカレーを食べ終えた後に、

「実はそのカレーの肉は○○(ゲテモノ)なんだよ」

と言われてしまうと、急に気持ち悪くなって吐いてしまうかも知れません。味覚や嗅覚や視覚や触覚(歯応え)では美味しいと判断していたカレーでも、文字情報によって印象が変わってしまう事もあります。

味気のない美味しくない料理でも、シェフに「オーガニックな自然療法で作られた身体に優しい食材で丁寧につくりました」と説明されると、急にありがたみが増して美味しく感じるかも知れません。

お店の雰囲気に合ったBGMだって影響します。海鮮居酒屋なら市場っぽい雰囲気の明るい曲が良いかも知れませんし、落ち着いた雰囲気のレストランで流行りのJポップが流れていても違和感があります。

これらのように様々な情報によって五感は影響を受けてしまうので、自分の気持ちだけで判断する事は意外と簡単ではありません。

特に自分が詳しくない分野の事ほど判断基準が少ないで、その他の情報に影響を受けてしまいます。自分が感じたままの情報を素直に受け入れた方が気持ちが良いのに、周りの人の意見に合わせてしまうと、その内に自分が感じた気持ちまで失われてしまいます

この自分の感覚を取り戻す為には、きちんと自分の気持ちと向き合って判断するしかないのですが、その為には自分の中に判断基準を構築するしかありません。

要は経験を重ねる事しかないのですが、この経験を重ねる方法には大きく分けて二つあり、より質の高い物を選ぶ方法と、質の低い物を選ぶ方法があります。

どちらも現状のレベルから離れるほど違いが分かりやすいのですが、基本的に質を上げる方法にはお金が掛かるので、誰もが積極的に経験を積み重ねていけるとは限りません。

一方で質の低い物を選ぶのであれば経済的な負担も少なくなりますし、同じ物でもあえて質が低くなるような方法を試してみる事で、同じような経験をする事ができます。

元に戻せないような極端な方法はお勧めしませんが、あえて質が下がるような事を試して違いを感じられるようになると、自分の中に多くのデーターが蓄積されていき、自分なりの判断基準が構築しやすくなります。

質を下げると分かる事

私が純セレブスピーカーと向き合っている中で面白いなと感じたのは、ちょっとした事で音質が良くも悪くも変化する点でした。ダンボールの中に詰める紙の量や材質によっても音質が変わり、ちょっとした向きの違いや蓋の閉め方やダンボールの下に敷く物によっても音質が変わり、良くも悪くも音質が簡単に上下してくれます。

点数で例えてみると80点の音質が82点に向上しても、よほど耳が良い人でもない限り違いが感じられないのですが、私のような素人でも80点から78点に下がると違和感が感じられるので、その違いを体験できるような事です。

人間の五感というのはどうしても慣れてしまうものなので、質が上がって80点から85点になってもそれが当たり前になってしまうと、初めの頃のような感動は得られなくなってしまいます。

純セレブスピーカーは予算を掛けずとも音質が上下するだけに学びが多いのですが、多くの物は質を上げる為には高価な物に頼らないと難しくなるので、誰もが取り入れられる方法ではありません。

ただ判断基準を構築する為の経験を重ねるだけなら、あえてコストが掛からない質を下げる方法の方が、たくさんの経験を短期間で積む事ができます。

オーディオ業界の情報は玉石混交で曖昧なものが凄く多く、中には明らかに音質が悪化しているのに、高額な価格設定や専門家の意見だからと、本音に蓋をして受け入れてしまっている人が珍しくないのだそうです。

これはあらゆる業界にも当てはまる事なのですが、特に高額で大きな物ほど比較が難しいだけに、専門家の意見を鵜吞みにしてしまう人が多い傾向があります。

自動車などが特に分かりやすいでしょうか。よほどのお金持ちでもない限り、頻繁に買い替える事や複数所有する事など出来ないので比較など出来ません。

車は何万ものパーツが組み合わさって出来ているので、かなり個体差が大きい物です。同時期に購入した新車でも当たり外れがあり、車雑誌の企画で同じ新車の馬力を計ってみると、カタログ数値よりも低い車が結構あったり、稀にカタログ数値よりも良い車があったりします。

モータージャーナリストのような専門家の意見が正しかったとしても、自分の車に当てはまっているとは限りませんし、全く同じ運転の仕方をするわけでもないので、必ずしも相性が良いとは限りません。

オーディオの世界も高額な物は何百万もする世界なので、背伸びしてそのような物に手を出してしまうと、あまり自分好みの音質でなかったとしても受け入れざる負えなくなってしまいます。

「音楽雑誌が紹介しているのだから良いのだろう」

「きちんと分析したデーターだから間違いない」

「最新モデルだから悪いわけがない」

といった感じで納得してしまうと、どんどん自分の感覚がズレて(狂って)いってしまいます。それこそ食べログで4点以上だから美味しいのだろうと思い込んでしまうような事です。

この狂ってしまった自分の感覚を取り戻す為には自分で判断をするしかないのですが、この時により良い物を求めて判断基準を増やす方法と、あえて質を下げる判断基準を増やす方法があり、お金が掛けずに質を下げる方法の方が、素早くたくさんの経験を積む事ができます。

あえて不味くしてみよう

純セレブスピーカーはお金を掛けずにこれが可能なので凄くお勧めなのですが、私がこの質を下げる方法を試してみるようになったのは、「コーヒーの美味しい淹れ方」と向き合った時です。

美味しいコーヒーを淹れるのに手っ取り早いのは、質の良い高価なコーヒー豆を購入してくる事ですが、それだと常にその高価なコーヒー豆でないと満足できなくなってしまいます。

なのでネットや書籍でコーヒーの美味しい淹れ方について調べて色々と試していたのですが、ハッキリ言って大した違いが分かりませんでした。言われてみれば確かに美味しくなったような気もするのですが、今までの淹れ方の味と大きく違うかというと微妙であり、その必要性をあまり感じられませんでした。

そこであえて美味しくなる方法と逆の事を試してみると、その違いが大きく反映されて意味が理解できるようになりました

あえてコーヒー豆の分量を増やしたり減らしたり、ぬるま湯で淹れてみたり、ドリップでお湯を注ぐ時にご法度とされている縁側ばかりから注いだりと、あえて美味しくなる淹れ方と違う方法を試してみると、「確かに雑味が混ざるな」とか「香りが弱いな」といったデメリットを理解できるようになりました。

特にコーヒーペーパーは面白かったです。以前の私は適当に縫い目(繋ぎ目)にそって折り曲げていたのですが、美味しいコーヒーの淹れ方だと縫い目よりも少し手前で折り曲げる事で、縫い目から漏れ出てしまうコーヒーが減って均等に抽出されるとあり、さっそく試してみても大した味の違いは分からなかったのですが、あえてペーパーを畳まずに淹れてみると、明らかに早くドボドボとコーヒーが落ちてしまい、コクや風味の薄い味になってしまいました。

コーヒーカップも色々と試してみると面白かったです。

私は普段はマグカップでコーヒーを飲んでいるのですが、あえて味噌汁用のお茶椀に入れて飲んでみると、口当たりが全く変わって不味くなったり、ワイングラスに入れてみると香りが立つ一方で、少量ずつしか飲めないので不思議な感じがしました。

コーヒーカップについて調べてみると、似たような形状のティーカップですら明確な違いがあり、熱湯で抽出した方が美味しくなる紅茶というのは、カップも薄めで冷めやすくなっており、さらに飲み口が広くて外に広がっており、飲む時に空気を含みやすいという特徴がありました。

一方でコーヒーは熱湯よりも少し冷ました温度で抽出した方が良いので、コーヒー用のカップは厚めで冷めにくい構造になっており、飲み口もティーカップのように広がっておらず寸胴型になっていました。コーヒーそのものの温度が低いからこそ、カップを温める意味があるのだと納得できました。

同じメーカーから販売されているコーヒーカップとティーカップを比べると分かりやすいのですが、同じようなデザインなのにそれぞれに特化した構造になっていて驚きました。さらに中間ぐらいの兼用カップという物もあり、ファミレスなどに行くとそれが多い事にも気がつくようになりました。

あえて合わない物を選んでみる事で、その違いが明確に理解できたり、その意味が分かるような事があるものです。おそらくお酒が好きな人であれば、グラスにもこだわっているのではないでしょうか。

料理などもあえて正解ではない方法を試してみる事で、新たな気づきが得られる事があります。カレーに使用する一口大のジャガイモの大きさも、色々な大きさを試してみる事で煮込み時間による違いが理解できるようになります。

ジャガイモの種類によっても煮崩れの具合が変わりますし、必ずしも同じ大きさがベストだとは限りません。煮込む時間がない時と二日目のカレーも想定している場合でも変わりますし、圧力鍋で煮込む場合でもベストな大きさが変わるものです。

今まで80点だった料理が82点に向上しても、味覚や嗅覚が鋭い人でないと違いがハッキリとと感じられないものですが、あえて逆の事を試して78点になると、私のような素人でも違いがハッキリと感じられ、その意味が理解できるようになります。

人の五感というのは曖昧で直ぐに慣れてしまうので、良いと思っていたものでも当たり前になると感動が薄れてしまうのですが、一方でその慣れたラインから少しでも下がってしまうと、急に違和感が出てしまいます。

こちらの方が判断基準が少ない人にとては大きな経験となるので、自分の感覚を取り戻す良いきっかけとなってくれるのではないでしょうか。

わざわざ食品を不味くなるような事を頻繁に行わなくても良いのですが、一時的にでもあえて試してみると学べる事があるので意識してみてください。

まとめ あえて逆を試してみよう

ちょっとした違いで質が良くなる方法を試してみる人は多いと思いますが、あえて逆を試してみる事で違いが感じられて学びになる事があるものです。

バランスを取る為に足りない方にプラスする事が悪いとは言いませんが、あえてマイナスにする事で簡単につり合いが取れる事があるように、意外と簡単な方法で解決する事があるかも知れません。

質を下げる方法といっても、元に戻せない方法は試すべきではありませんが、コーヒーの淹れ方やカップのようにその場限りのものであれば、あえて質を下げたり相性が悪い方法を試してみる事で経験を積む事ができます。

安易に生活レベルを下げると辛い思いをしてしまうかも知れませんが、いつでも元に戻せるような対象であればリスクはないはずです。

参考生活レベルを下げるのは難しい!?

オーディオの音質といったものも純セレブスピーカーでなければ、本体をいじると取り返しがつかなくなるかも知れないのでお勧めしませんが、イコライザーのようなセッティングを調節するであれば、色々と試してみる事で自分好みの音質が分かるようになります。

あえて不快な音質に調節してみたり、高温や低音を強調してみる事で、自分の中で様々な経験が積み重なっていき、自分好みのバランスを見極められるようになります。

パソコンで音楽を管理している人であれば、音源の圧縮加減も色々と調節して違いを試してみてください。自分の再生機器にとっては容量の大きい低圧縮でなくても十分と判断できるかも知れませんし、これ以上圧縮すると音質が下がるといった基準が分かるようになります。

YouTubeにも圧縮比の違いによる音質の違いを判断する動画があったので紹介しておきます。

容量が大きいハイレゾでなくても十分なのであれば、無駄に保存媒体の容量も奪われないので、大容量のSDカードを購入しなくても済むかも知れません。安易に専門家の意見を真に受けて取り入れても、必要以上の性能や機能は意味がありませんし、違いが分からなければ無駄になってしまいます。

自分にとって必要十分なラインを見つける為にも、あえて質を下げてみたり、相性が悪い方法を試してみる事で学びがあるので、節約家の皆さんはぜひ試してみてほしいと思います。

何かしらの意味や機能が理解できると、次回の購入時に役立ってくれますし、必要以上の機能に余計なお金を掛ける事もなくなります。

もちろん買い替えが難しい物や取り返しの付かない物は別なので、そこはしっかりと分けて考えてください。直ぐに元に戻せるような物であれば、あえて質を下げてみる事で気づきがあるものですよ。

洗濯機の洗剤の量なども分かりやすいかも知れません。大した汚れでなければ水だけでも綺麗になるかも知れませんし、洗剤を少なめにしてすすぎを一回にしても十分かも知れませんし、スピードコースでも十分かも知れません。

私は腋臭体質なので肌着やTシャツに限っていえば、ガッチリと洗濯をする必要があるのですが、その他の衣類を洗濯する時は調節しています。

参考ワキガ対策にはミョウバン水がお勧め!

常に通常コースだけで洗濯をするのが悪いわけでもないのですが、衣類の傷みは着用時だけでなく洗濯(強力過ぎる洗剤や擦れ)によっても影響を受けるので、必要以上に洗う必要はありません。

炊飯器も通常コースはお米の浸水時間も考えられている物が多く、自分でお米の浸水時間を設けているのであれば、スピードコースで炊いた方が余計な電気代が奪われるだけでなく、素早く美味しく炊けるかも知れません。

テレビの画質も天気予報やニュースしか見ない人にとっては、電気代が大きくなる高画質な設定にする必要はありませんし、部屋の照明だって適度に落とした方が目が休まって睡眠の質も良くなるかも知れません。

あえて質を下げる方法というのは意外と多くのもので試せるものなので、ぜひ節約家の皆さんは色々と試してみてください。

調理方法といったものでも味にそれほど影響がないラインが分かれば、手抜きも出来るようになりますし、掃除なども必要十分なラインや頻度が分かるとグッと手間が減ってくれます。

参考お風呂掃除を楽に済ませるコツ!

必要以上の機能や高品質は購入時に余計にお金が掛かるだけでなく、故障の原因となったり、使い勝手が悪くなったり、スペースが奪われる事も多いので、しっかりと自分が求めているラインを見極める為にも、簡単に元に戻せるような対象であれば、あえて質を下げたり相性が悪い方法を試してみてください。

スマホの画面の明るさを少し落とすだけでもバッテリーの持ちが随分と変わるように、意外なほど様々な事で当てはまるものですよ。

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安物買いの銭失い!?

しばしば「少しぐらい価格が高くても高品質な物を選んだ方が長期的に見るとコスパが良い」といった意見があり、その通りだなと思う反面、だからといって安物を軽視するのもどうなのかと感じてしまいます。

私自身も節約家という事もあり、どうしても価格に引っ張られて低品質な物を選んでしまい、購入後に後悔してしまうような事があって「安物買いの銭失いだな」と反省するのですが、その経験があったからこそ、自分が求めている品質の基準が明確になり、次回に最適な物を選べるような事も多く、必要以上に高品質な物に無駄なお金を掛けずに済んだとも感じています。

「安物だから品質が悪くても仕方がない」

と使い捨てのように扱っていると、なかなかこの自分が求めている品質、必要十分な品質を見極められないのではないでしょうか。

少し前にテレビで自称セレブという女性が、ご自慢の高価なブランドバッグを披露しながら、

「品質が良くて一生ものなので全く後悔していません!」

と豪語していたのですが、一生ものの高品質なバッグなのに、いくつも所有している事に違和感があり、彼女のプライベートを追っていったVTRの中で鞄を乱雑に扱っている様子が映し出され、全く大切にしている様子がありませんでした。

どんなに高品質なバッグでも扱い方が悪いと傷んでしまいますし、メンテナンスや保管状態が悪いと劣化してしまいます。彼女のご自慢のバッグのコレクションの多くも、中に詰め物をしていないせいかヨレヨレになっているものが多く、とても一生ものには見えませんでした。

品質が高い物ほど長持ちするのは間違いありませんが、品質がそれほど高くない物でも扱い方次第で寿命は変わってきますし、そこと向き合わずに安易に高品質な物を選んでしまうと、せっかくの高品質を活かす事も出来ないのではないでしょうか。

安物だからと使い捨て感覚で扱うのではなく、安物で品質がそれほど良くなくても、きちんと向き合う事で学びがあるものです。

使い捨てのビニールの手袋といったものでも、それほど汚れが酷くなければ軽く洗って乾かせば使えますし、わざわざマグボトルを用意しなくてもペットボトルを洗うだけで代用できるかも知れません。

出先で処分できるだけに荷物が減るといったメリットもありますし、むしろ安物だからこそ向いているケースもあるものです。

安物買いは銭失いになるからと自分に言い訳をして、無駄に高価な物を買っても節約になりませんし、売る側もその事を上手くアピールして必要以上に高価な物を売りつけてくる事があるので、しっかりと見極める必要があります。

安物の品質の向上

現在は企業努力のおかげもあって安物でも随分と品質が良くなってきました。洋服の品質で考えてみると分かりやすいのですが、昔は1000円のTシャツなど直ぐにヨレヨレになってしまいましたが、最近は1000円未満のTシャツでも品質が悪くない物は珍しくありません。

100円ショップなどで売られている物でも同じです。昔は明らかに品質が低くて一度使うだけでダメになってしまうような物も多かったですが、最近はしっかりと実用に耐えうる品質の物が多くなりました

安物側の品質が昔よりも大幅に向上している一方で、高級品の品質が同じぐらい向上しているかというと微妙です。もちろん時代の進化で向上している面がないとは言いませんが、高価になっている理由が品質の向上ではなく、ブランドイメージ構築の為につぎ込まれた広告宣伝費だったり、品質とは関係ない装飾やパッケージといった要素のせいで、価格ばかりが吊り上げられているケースが多いものです。

広島県にある高品質なデニム生地を生産している会社は、世界中のアパレルメーカーから引っ張りだこなのですが、そこのデニム生地はユニクロにも卸しており、同程度の品質のデニム生地で作られたジーンズが、ユニクロで3000円程度で売られている一方で、有名ブランドからは3万円ぐらいで売られています。

デザインやロゴや縫製は違うので全く同じ物ではありませんが、デニム生地の品質という点で考えると必ずしもユニクロが劣っているわけではありませんし、スタイル抜群のスーパーモデルの体型に合わせて作られた有名ブランドのジーンズより、サイズ展開やシルエットが豊富なユニクロのジーンズの方が、多くの人に似合う可能性が高いのではないでしょうか。

私自身も10年ぐらい前に購入したユニクロのジーンズを未だに愛用していますが、色落ちしないように洗剤を入れずに裏返してから洗濯をしていたり、畳みシワによる色褪せなどが出来ないように吊るして保管しているので、未だに良い発色を保ってくれています。

別に高価な物を購入する事が悪いというわけではないのですが、安物でも大切に扱う事で長持ちさせる事は可能ですし、必ずしも品質が低いとも限りません

どの程度の品質を求めているかにもよりますが、切れ味抜群で握りやすい高品質なハサミが役立つのは仕事で頻繁にハサミを使う人ぐらいですし、たまにちょっとした物をカットするのであれば、100均のハサミの品質でも何も問題がありません。

私が子供の頃の安物のハサミは明らかに品質が低く、価格なりの差があったのですが、現在は安物でも品質が大幅に向上しているので、多くの人が求めている最低限度の品質を上回っている物が増えています。

安価でも求めている品質が満たされているのであれば十分ですし、それを大切に扱いながら長く使い続ける事も大切なのではないでしょうか。高価で品質が高い物ほど長持ちするのは間違いではないですが、だからといって安物でも品質が低いとは限りませんし、乱雑に扱ってしまうのは違うなと感じています。

高価な物ほど大切にしたくなる気持ちも分かりますが、その気持ちの差だけで扱い方が変わって寿命も延びているのかも知れません。もしかしたら安物でも同じぐらい大切に扱っていけば、高価な物と同じぐらい長く使える事もあるのではないでしょうか。

期待値の違い

誰だって高価な物ほど品質が良いような気がしますし、大切に扱いたくなるものですが、安物の品質が大幅に向上した現代であれば、価格なりに良いような気がするの「気」の部分だけの差しかないケースもあるのではないでしょうか。

品質の差による寿命の違いというよりは、期待値の差によって扱い方が変わり、結果的に長持ちしているだけかも知れません。

高価な物や有名ブランドの物でないと大切に出来ない人にとっては、あえて選ぶ価値があるのかも知れませんが、安価な物でも大切に扱う事ができるようになると、本当の品質を引き出す事ができたり、必要十分な品質を見極められたり、無駄に寿命を縮めてしまうような事もありません。

これで分かりやすいのは靴の寿命でしょうか。靴は品質の違いだけでなく扱い方によって随分が寿命と変わる物です。

靴は脱ぐ時に靴同士を擦り合わせて脱いでいると、直ぐに傷だらけになってヨレてしまいますが、しっかりと靴紐をゆるめてから脱いだり、靴を履く時に靴べらを使うと型崩れを防止する事ができます。適当に靴紐を緩めて固定して脱ぎ履きしていると、靴本来の寿命(靴底のすり減り)を引き出す事など出来ません。

高価な革靴を好む人ほど豆にメンテナンスをし、靴底を張り替えてでも履き続ける傾向があるのですが、安価な革靴でも品質が悪くないものであれば、しっかりとメンテナンスをする事で長く履く事ができます。

私自身も過去に革靴選びで失敗しているのですが、新社会人になって革靴を履き始めるようになって間もない頃、初めは2000円ぐらいの合成皮革の激安革靴を履いていると、直ぐにシワがひび割れてボロボロになってしまいました。

3ヶ月ぐらいで酷い状態になってしまい、先輩にアドバイスを求めると「1万円以下の革靴は長持ちしないからやめた方がいいよ」と言われ、靴屋で1万円の革靴を購入して靴磨きをするようになると1年半ぐらいもつようになりました。

3ヶ月毎に2000円の靴に買い替えていると1年で8000円なので、1万円の靴を1年毎に買い替えるよりはコスパは良いのかも知れませんが、私の場合は靴磨きをしながら1年半ぐらいはもったので、その手間の事を考えなければ、品質が良い物を長く使った方がコスパが良かった事になります。

もちろん履き心地といった面でも全然違ったのでメリットがあったのですが、流石に靴底がすり減ってしまったので買い替えようと靴屋に行くと、たまたま9000円の革靴がセールで2000円になっており、即購入して喜んでいたのですが、そのセール品の革靴は強固な構造になっておらず、直ぐにヨレヨレに型崩れしてしまいました。

おそらく元々9000円で売られる革靴ではなく、セールありきで安く作られた革靴だったので、全く品質が良くありませんでした。

それまで履いていた1万円の革靴は踵とつま先の革が強化されており、踏みつけてもつぶれるような硬さではないのですが、9000円の方は全く強化されておらず一枚革だけだったので、直ぐにヨレヨレになってしまいました。

革靴の寿命にとって踵とつま先の強化がポイントなのだと気がついた私は、その基準で革靴を選ぶようになり、6000円ぐらいの革靴でもしっかりと踵やつま先が強化されている物がある事に気がつきました。革靴のデザインによっても、つま先側が強化されているものと、そうではないものがある事を知り、しっかりと選ぶ事ができました。

その後はしばらく6000円ぐらいの革靴をメンテナンスしながら履くようになりました。メンテナンスの知識も増えていき、シューツリーという靴用のハンガーを入れる事で型崩れを予防したり、すり減った靴底を修理する補修材や、肉盛り接着剤などを用いる事でさらに寿命が延びるようになり、2年以上は綺麗な状態で履けるようになりました。

さらに革靴はローテーションさせて履く事で傷んだ革が回復しやすくなるとあったので、二足の革靴を用意して交互に履くようになると、二足で5年(一足あたり2年半)ほど履けるようになりました。

6000円の革靴を安物と判断するのか、高価な革靴だと判断するかは人それぞれ違うかも知れませんが、私にとってはより高価な何万円もする革靴でなくても十分な品質だと判断できました。

3万円ぐらいする革靴だと靴底を縫い付けている構造の物が増え、交換する事でさらに長持ちさせる事ができるのですが、靴底の交換費用が1万円以上するようだったので、あまりコスパが良いとは思えませんでした。

さらに数年前からはスニーカーのような履き心地を実現した革靴が様々なメーカーから販売されるようになり、しかも価格が手ごろ(5000円)で踵やつま先も強化されている物もあったので愛用するようになりました。その革靴の事については別のところで紹介した事があるのですが、

参考テクシーリュクスはサラリーマンの味方!

本当にスニーカーのようにフィットしてくれるので、疲れ具合が随分と軽減されて感動してしまいました。とはいえスニーカーと違って革で出来ているのでメンテナンスは欠かせません。そこと向き合わない人にとっては直ぐにボロボロになってしまう靴です。

全くメンテナンスをする気がない人であれば、メンテナンスの必要がない合成皮革の安価な靴を数ヶ月毎に買い替えた方が良い状態を保つ事ができますが、安易に品質が良さそうだからと高価な革靴を選んでも、扱い方が雑なままだと直ぐにダメにしてしまいます。

これらのように求めている品質によってもベストな選択肢が変わります。必ずしも高ければ良いという物でもありませんし、相性の問題もあります。

満員電車に揺られてハイヒールに踏まれてダメになってしまう可能性もありますし、高価な革靴ほど靴底がフラットな革だったりするので、雨の日の駅の構内で滑りやすくなってしまいます。

昔の貴族のように馬車で移動していたり、高級車の後部座席でふんぞり返れる人であれば、靴底も革の高級革靴でも傷めずに済むかも知れませんが、自らの車を運転する人であれば、革の靴底はペダルが滑りやすくなってしまいますし、歩くにしてもゴムほど弾力がないので疲れる要因となってしまいます。

高品質だからといって誰もが相性が良いとは限りませんし、高価な物だからといって長持ちするとも限りません。

上質な革が用いられている高級ブランドバッグも、通勤で使うには重すぎるかも知れませんし、雨に当たるとメンテナンスが必要になってしまいます。軽くてメンテナンスも簡単な化学繊維のバッグの方が適している人は珍しくないですし、強盗に狙われるようなリスクも下げられ、仮に紛失したとしても経済的なダメージも少なくなります。

常に車の後部座席で移動してほとんど歩かなくても良い本当のセレブであれば、高級革靴や高級バッグを使用していても問題ないかも知れませんが、そうではない人が中途半端に背伸びしてしまうと、メリットよりもデメリットの方が上回ってしまうかも知れません。

まとめ 審美眼を養おう

自分にとって最適な物を上手く見極めるという意味でも、安物でもしっかりと向き合う価値があるのではないでしょうか。自分側のミスのせいで本来の品質を引き出せていないケースも珍しくありません。

必要以上に高品質な物を選んでしまうと、余計な機能のせいで使い勝手が悪くなってしまったり、余計なメンテナンスまで増えてしまうかも知れません。

私は結婚していた頃に、元奥さんの趣向もあってあらゆる家電や家具を高価な物に一新した経験があるのですが、冷蔵庫の自動製氷機能が働いて深夜にガタガタと氷が出てくる音に悩まされたり、蓋が4つにも分解される高級炊飯器を洗う度に面倒だと感じていました。

その炊飯器は釜も銅で出来ていたので凄く重たく、お米を砥ぐのにも一苦労しましたり、お米や水が入ると片手で持つのも難しいので、炊飯器にセットするだけでも大変でした。

20万円ぐらいしたドラム式洗濯機も、それまで使っていた5万円ぐらいの縦型の洗濯機より洗浄力が弱くてガッカリしましたし、ゴミ取りネットの掃除がとにかく面倒で驚いてしまいました。乾燥機能は便利だったのですが、洋服の繊維が散らばってしまうので取り出してから掃う必要があり、白物だとかなり目立ってしまうので、乾燥機能はあまり使わなくなってしまいました。

魔法瓶の機能が付いているコーヒーメーカーも、蓋が小さくて中に手が入らず洗うのに苦労しましたし、サイクロン掃除機も小まめにフィルターを掃除しないといけなくて面倒でした。

どれも当時の最先端の高機能な物ばかりだったのですが、メリットよりもデメリットが気になる物が多くて驚きました。

もちろん高機能によるメリットもあるので、それを求めている人にとっては最適な選択肢ではあるのですが、それほど求めていない機能が良すぎても、メリットがあるとは感じられないばかりか、デメリットばかりになってしまいます。

必要十分な機能や品質が満たされている物が良いのであり、必要以上の機能や品質は無駄に価格が高くなるだけでなく、煩わしさが増えてしまう事もあるので、しっかりと見極める必要があるのではないでしょうか。

この見極める能力を磨く為にも、現在所有している物を大切に扱ったり、安物だらかと雑に扱うのではなく、もきちんと向き合う事が大切なのだと感じています。

それほど品質が高くない安物の靴や洋服ほど、扱い方によって傷み具合に差が出るだけに、そこで学べる事が多いですし、その基準が構築されると品質を見極める目も養われていくので、最適な品質の物を上手に選べるようになるはずです。

Tシャツの襟がヨレヨレになってしまうのは、Tシャツそのものの品質の違いも大きいですが、滑らないハンガーに干すだけで随分と軽減できるかも知れませんし、洗濯機のコース選びや洗剤選びといった事でも変わってくるかも知れません。

それらと向き合わずに襟の縫製や生地がしっかりとしている高品質なTシャツを選んでしまうと、扱い方は雑なままなので、いずれはヨレヨレになってしまいます。

それほど品質が高くない安物だからこそ、扱い方の差によって違いが出やすいので審美眼も磨かれていきます。

高価な物だからと大切にする事が悪いわけではありませんが、安価な物でも大切に扱う事で学びがあるので、節約家の皆さんはぜひ向き合ってみてください。

安価な物の品質もどんどん向上しているので、もしかしら求めている品質を十分に満たしているかも知れませんし、満たしていないにしてもしっかりと向き合う事で基準が構築されていくので、次回の購入時に最適な物を選びやすくなるはずです。

安易に高価な物や高機能な物を選んでしまうと、購入時に余計なお金が失われるだけでなく、スペースが奪われてしまったり、使い勝手が悪くなってしまったり、待機電力が増えてしまったり、メンテナンスの手間が増えてしまう事もあるので気をつけてほしいと思います。

節約という意味でも高価な物だけを大切に長く使うより、安価な物も大切に長く使った方が良いですし、使い捨てのような物だって上手く扱えば何度も使えるような事があるので、大きな学びがあるものですよ。

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