節約はレジャー!

腸内細菌の権威、藤田紘一郎のハゲが改善した理由

藤田紘一郎とは

今回紹介する本は藤田紘一郎さんの「55歳のハゲた私が76歳でフサフサになった理由」です。

髪の毛の話なので節約とは直接は関係のない内容ですが、結果的にこの本で紹介されている薄毛対策が節約にもなる本なので、髪の毛が薄くなってきた節約家の人の役に立つと思います。

近年はテレビや雑誌で腸内環境を整えることが健康のテーマになっていますが、藤田紘一郎さんは十数年前から腸内環境の重要性について数々の書籍を出版してきました。

中でも私が十年ぐらい前に読んで衝撃を受けたのが「清潔はビョーキだ」という本です。

多くの人がアトピーやアレルギーになる原因が、「清潔過ぎることで免疫力が弱まり、過剰に反応するようになったから」という衝撃の内容でした。現在ではこの考えも随分と一般的になってきましたが、当時はかなり過激な発言でした。

行き過ぎた抗菌グッズや抗菌ブームのおかげで、赤ちゃんが雑菌や細菌に触れる機会が激減し、僅かなホコリやダニに対して免疫が過剰に反応してしまうのが、アトピーの原因の一つだといった内容でした。

一方で昔のように外で遊んでいる子供は健康に育つそうです。現代でも積極的に公園で遊んで土や草に触れることが大切なんだそうです。ペットを飼っている家庭の子供もアトピーが少ない傾向があります。

そんな先見の目がある藤田紘一郎さんが、なんとハゲ対策について紹介しているのが、「55歳のハゲた私が76歳でフサフサになった理由」という本です。私自身も薄毛が気になってきたので、この本を見つけた時に即買いしてしまいました。

55歳のハゲた私が76歳でフサフサになった理由

育毛剤を塗る男性のイラスト藤田紘一郎さんがこの本の中で紹介しているハゲ対策は、ほとんどお金がかかる方法ではありません。

世の中によくあるハゲ対策、育毛法、増毛法といったものは、すごくお金がかかるのものが多いのですが、「55歳のハゲた私が76歳でフサフサになった理由」は基本的に生活習慣を改めることだけです。とても節約と相性の良いハゲ対策です。

一部天然のシリカを含むミネラルウォーターをすすめていたりもするのですが、これは水道水の塩素を避けることが目的でもあります。

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生活習慣を改めて腸内環境を整えるということが、健康にとって良いことなのは誰でも想像できると思います。

結果的に腸内環境の改善が様々な内蔵の機能を回復させて新陳代謝が良くなり、結果的に髪にとってもよい影響を与えるといった内容です。

しかもその為に特別な何かを食べろというわけではありません。

亜鉛を多く含んでいる牛肉や牡蠣、うなぎなどは、たまに食べてくださいといった程度です。

基本的には昔ながらの健康的な食生活をすることをすすめています。発酵食品の味噌汁や納豆、そして食物繊維が豊富な野菜、海藻類をすすめています。

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要するに腸内環境を整えることで健康になり、結果的に髪にも好影響があるという内容なのですが、その事をしっかりと頭で理解できるようになるので一読する価値があると思います。

昔からワカメや昆布や黒ゴマがハゲに効くと言われていますが、藤田紘一郎さんはこれも間違いではないと言っています。科学的にこれらの成分のおかげで髪の毛が生えるということではなく、食物繊維が豊富な食材は腸内環境を整える効果があるので、結果的に髪にも好影響があるということです。

参考黒ゴマの育毛効果を体現している定年男性に出合った

薄毛やハゲを改善させる特別な栄養があるわけではなく、腸内環境を整えることに有効な食べ物のおかげで、結果的に全身が健康になって髪にも好影響を与えてくれるといった事が分かりやすく学べるので、薄毛に悩んでいる人はぜひ読んでみてください。

最新の研究では、歯周病や口内環境の悪化が成人病につながったり、アルツハイマーの原因にもなると言われているように、全身の健康のバランスを整える事が、巡りめぐって他の箇所にも好影響があるものです。

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人間の髪の毛に必要な栄養が不足していて薄毛になるのであれば、眉毛や腋毛といった他の毛だって薄くなるはずですが、決してそんな事はないように髪の毛に必要な栄養がないのではなく、髪の毛に上手く栄養を届けられなくなっている身体の不調と向き合うのが大切だという事です。

これは目の下のクマで考えると分かりやすいのですが、目の下の皮膚というのは薄くて柔らかいので、血行が悪くなった状態が分かりやすく反映されるだけであり、目の下だけをマッサージをしてクマが解消されたからといって、全身の血行が良くなるわけではないような事です。

目の下のクマという症状そのものは軽減できるかも知れませんが、根本的な解決にはなっていません。しっかりと睡眠を取るなり、生活習慣を改めて目の下にクマが出ない状態を目指す事こそ、根本的な解決に向かいます。

藤田紘一郎さんの薄毛に対する考え方というのも同じであり、中でも腸内環境を整える事こそが、全身の健康にとって大切だという事が理解できます。

薄毛に悩んでいる人の中には、このような事を無視して高額な育毛剤やシャンプーを利用している人が多いのですが、それは目の下に美容液入りのパックをするような対処療法であり、その対策が必ずしも間違いだとは言いませんが、藤田紘一郎さんの「55歳のハゲた私が76歳でフサフサになった理由」を読むと、より本質に根差した薄毛対策が理解できるようになると思います。

髪の洗い方

髪を洗う男性のイラストそしておそらくこの藤田紘一郎さんの「55歳のハゲた私が76歳でフサフサになった理由」の中で、最も衝撃を受けるが「髪の洗い方」です。

これを全て書いてしまうとネタバレになってしまうので詳しくは控えますが、その理由を効くと納得の内容になっています。

少しヒントを言うと、発展している先進国ほどハゲが多く、その中でも日本人男性にハゲが多い理由がわかる内容になっています。

実はこの「髪の洗い方」について、似たような方法を紹介している本があります。

それは双田譲治さんの「育毛物語」という本です。この本は現在では中々手に入らないのですが、私はたまたま図書館で見つけて読むことが出来ました。

参考図書館の意外なメリット!

東大卒で頭脳明晰な著者が数々の育毛法に挑戦し、その矛盾点を指摘する内容になっています。

そして様々な育毛用を試して行き着いた結果、藤田紘一郎さんのハゲ対策と非常に近い方法に落ち着いていました。

「そもそも頭皮は毛穴は詰まらない」といった一般的によく言われている問題点の間違いが分かりやすく解説されており、いかに育毛対策のグッズを売りたい側が都合よく情報を操作しているのかが良く分かる内容になっています。

お二人はアプローチこそ違えど到達地点が一致しており、富士山を静岡側と山梨側から登ったような感じで、本当の薄毛対策とはどんなものかよく理解できると思います。

どちらの本も薄毛に悩んでいて、高価な育毛剤やシャンプーを使用している男性にこそ読んでもらいたい本です。単純に節約になるだけではなく、薄毛対策の本質を理解できるようになると思います。

ハゲは健康状態のバロメーター

暴飲暴食する男性のイラスト藤田紘一郎さんのハゲが進行していた50代の頃というのは、医者の不養生といった諺の通りに食生活が乱れていたそうです。それから様々な健康法を実践していくことで健康な身体と髪を取り戻しました。

健康的な食生活の人の身体が健康なのは当然のことです。

不摂生が続くと内蔵の活動が鈍り身体に様々な症状が出ます。わかりやすいのは肌の吹き出物などでしょうか。

参考間違った肌荒れ対策とは

吹き出物に薬を塗り込む事が悪いとは言いませんが、それだけでは吹き出物が出る原因は何も変わっていません。吹き出物が出ない身体の状態に導く方が、根本的な解決になるような事です。

女性であれば寝不足やストレスで肌が荒れるのは誰もが体験しているものですが、実際には男性の肌も日々変化しています。ただメイクをしないので肌の変化に気づく男性が少ないだけです。

参考睡眠環境を整えるポイント!

藤田紘一郎さんは薄毛やハゲも同じだと言います。身体の不調を表すバロメーターの一つと考えると、やるべき対処法というものが見えてきます。

「55歳のハゲた私が76歳でフサフサになった理由」の中で、猿による実験結果が紹介されていたのですが、お腹いっぱいに食べさせた猿の毛は抜き落ちていき、腹八分目に抑えた猿の毛並みは若々しく輝いていました。

ハゲや薄毛の原因が老化だけであれば、100歳を超えるお年寄りは皆ハゲていなければなりません。ですが、高齢の元気なお年寄りほど髪がフサフサしているものです。

逆につるっぱげで100歳を超えている人は少ないのではないでしょうか。テレビで見る高齢者は意外と髪があるものです。

極度な肥満が健康な状態ではないように、極端なハゲや薄毛も健康ではないということなのだと思います。これがわかると日頃から行うべきハゲ対策も見えてくるのではないでしょうか。

お金のかかる薄毛対策をされている男性こそ、ぜひ藤田紘一郎さんの「55歳のハゲた私が76歳でフサフサになった理由」読んでみてください。もちろん腸内環境を整えるといった本質的な健康についても学べるので、節約家にもおすすめです。

腸内環境を整えるというと、高額なサプリメントを思い浮かべる人も多いのかも知れませんが、ちょっと食生活を改めるだけでも随分と変わるものなので、節約家こそ意識してほしいと思います。

参考一流アスリートは腸内細菌も優秀!?

まとめ 自然の凄さ

藤田紘一郎さんの「55歳のハゲた私が76歳でフサフサになった理由」を読むと、人として生物として当たり前の事が改めて理解出来るようになります。

一般常識として受け入れてきた様々なことが、いかに売りたい側の都合だけで惑わされていたことか理解出来ます。

ハゲを治すことにとらわれ過ぎると、企業のいいカモにされてしまいます。

つい数年前までは頭皮の毛穴に詰まった皮脂が薄毛の原因だとアピールし、それらを徹底的に落とすために、朝と夜の二回シャンプーすることを推進する流れがありました。

これは頭皮のことを考えて言っていたのではなく、シャンプーの使用量を増やす為にメーカーが仕向けたことだと言われています(これは藤田紘一郎さんの本の情報ではありません)。

単純にシャンプーの使用量が増えればメーカーが儲かるからです。これは洗顔フォームなども同様です。朝晩しっかりと洗う事が大事だと当たり前のようにアピールされてきました。

石鹸で皮脂を根こそぎ落としてしまうと、正常な状態に戻るのに半日ぐらい掛かってしまうので、一日に二度も洗ってしまうと常に皮脂を分泌し続けるような状態になってしまいます。

歯磨き粉のCMでは歯ブラシにこんもりと乗せていますが、実際には小豆ぐらいの大きさでも十分に歯を磨くことができます。これも歯磨き粉を売る側にとっては、たくさん消費してくれる方が売り上げになるので、わざわざそのような使い方をアピールしています。

歯科医の中には歯磨き粉が不要だと訴える人もいます。歯磨き粉を使用すると爽快感があるので、実際には歯が十分に磨けていないのに磨いた気になってしまうのだそうです。

そもそも人類が一日三食も食べるようなったきっかけは、トースターを販売しているメーカーが言いだしたことなんだそうです。自分の会社の商品を売りたいが為に、新しい常識を提案してきました。

このような企業側にとって都合の良い情報というのは、世の中にたくさん溢れています。

定期的にコーヒーやチョコレートが身体に良いというニュースが話題になりますが、大抵は情報の出所がコーヒーメーカーやチョコレートを製造している企業が運営している(寄付している)研究機関だったりします。

参考科学的な根拠だからと妄信するのは危険!

眠っている犬のイラスト余計な情報に惑わされない犬は調子が悪い時は何も食べずにひたすら休んでいます。一方で人間は食べないと元気が出ないからと無理やりにでも食べてしまいます。

何か食べると胃や腸で消化しなければなりません。病気と闘う為に使用していたエネルギーが食べ物の消化に使われてしまうので長引いてしまいます。

胃がもたれるのは、脳が「もう食べなくていいよ」という信号を出しているのであり、それを胃腸薬を飲んでまで食べ続けるような事が身体に良いわけがありません。

一日三食もお腹いっぱいに食べると、その消化の為に内臓が使うカロリーはフルマラソンを走るよりも多いそうです。

犬は走り回ったり何かを食べると、内蔵の活動が悪くなって病気が治るのが遅くなることを本能でわかっているので、調子が悪いときは何も食べないで、おとなしくしていると言われています。

自分の自然治癒力を高める為に、徹底的に身体や胃腸を休めた方が良いのは理解できるのではないでしょうか。

一方で人間は様々な常識に左右されて本能に逆らってしまいます。免疫力を高める為に熱を出しているのにも関わらず、解熱剤を飲んで長引かせてしまいます。

最近では38度以下では解熱剤を使用しないという流れになってきましたが、少し前までは微熱でも当たり前のように解熱剤を処方していました。その方が病院側が儲かるからです。

風邪をひいて食欲が落ちるのは当然の流れです。消化の為にエネルギーを奪われないように、脳が食欲を落とす命令を下しています。

水分をとって寝ていれば直ぐに治るような風邪でも、わざわざ解熱剤で熱を下げて免疫力の活性化を抑え、さらに食欲増進剤まで処方することもあります。

これでは免疫力が高まりません。

単純に病院が儲ける為に山ほどの薬を出している可能性があります。咳もくしゃみも鼻水といった症状も必要(排出する)があって出ています。それらを薬で抑えてしまうと、一時的には楽になるかも知れませんが、むしろ回復は遅くなってしまいます。

参考薬剤師は薬を飲まない!?

もちろん生命に危険を及ぼすほどの症状(高熱など)があれば、お医者さんの管理を元にコントロールしてもらう必要がありますが、ちょっとした症状なのに素人判断で市販の薬を飲んでばかりいると、治るのが遅くなるだけでなく、副作用のリスクも抱える事になってしまいます。

頭皮の毛穴に油汚れが詰まっているから薄毛になるといった情報も、このような事です。シャンプー用のブラシや育毛シャンプーを売りたい側にとって都合の良い情報ばかりです。

頭皮を清潔な状態に保たないとハゲてしまうのであれば、インフラが整っていない発展途上国ほど薄毛率が高くなるはずですが、実際には先進国の中でも清潔感のある日本人の薄毛率が高くなっています。

これだけでも分かるように、現在出回っている多くの育毛対策というのは的を得ていません。

藤田紘一郎さんが提案する育毛法というのは、まさに生物本来の力を引き出す方法です。決して高価な育毛剤に頼るような方法ではありません。基本的にお金がかからない方法ばかりなので節約家とも相性が抜群です。

高額な薄毛治療で上手くいかなかった人こそ、藤田紘一郎さんの「55歳のハゲた私が76歳でフサフサになった理由」は読んでみてください。目から鱗が落ちると思います。

 

また「育毛物語」も本当におすすめの本です。もし手に入る機会があれば、是非読んでみてください。

彼らのように常識を疑う視点をもっていたいものです。少し考えれば当然のことでも、様々な情報に洗脳(扇動)されてしまっているかも知れません。

そもそも毛穴は詰まりません。何もしないと毛穴が詰まって毛が抜けるのであれば、自然界の動物はつるっぱげになります。ホームレスや発展途上国の人ほどハゲが多いはずです。

しっかりと自分の身体と向き合ってください。身体の調子が良い日と悪い日に違いを意識してください。身体の調子を良くする方法に囚われるのではなく、身体の調子が悪くなる原因を見極め、上手く回避するようにしてください。

これは自分でしか決められません。全ての人の健康に役立つ食べ物など存在しませんし、どんなに身体に良いと言われている食品でも食べ過ぎると毒になります。

身体を温める漢方薬は冷え性の人には良薬になりますが、普通の人や冷え性が改善した人にとっては毒薬になってしまいます。

参考東洋医学的な薄毛対策

自分の身体を大切にしてください。しっかりと自分で判断する強さを身につけてください。本質と向き合う習慣は節約にとっても大切なことです。

全ての情報には裏があります。その裏を理解した上で自分に役立つ情報を選択してください。上辺の情報だけに惑わされると企業のカモにされてしまいますよ。

コメント

  • 早速購入しました、届くのが楽しみです!
    育毛物語は売り切れですね、凄く興味があります

    by 匿名 €

  • 之墓の若返りで有名な南雲先生と同じでは?アンチエイジとして昔のような生活、食事すればいいと・・・
    でも今な飽食の時代で昔の食事作るのは大変な時代です。他変な事のようですがシンプルに戻せばいいだけですね。やってみます。

    by たま €

  • 腸内環境さえ整えれば全てOKという藤田先生の考え方には疑問をもつが、この本の内容には同意。当たり前のことを当たり前にすれば、髪だって元気になるよ。

    by 駒田 €

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]

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