節約はレジャー!

手荒れが治らない人は対策だけでなく根本的な原因と向き合おう!

手荒れが治らない人の特徴

知り合いに手荒れが酷くてハンドクリームが手放せない人がいたのですが、半年ぐらい前に自分の皮脂で乾燥した肌を潤す方法を教えてあげると、かなり改善してきたという嬉しい連絡が届きました。

自分の皮脂というのは顔や髪に分泌される皮脂のことです。おでこのように皮脂の分泌が多いところに触れて手のひら全体に馴染ませてあげると、たちまち肌の乾燥が収まります。自分の油なので副作用もありません。

これはある美容家が数十年前に出版した本で紹介されていたテクニックなのですが、いまだに世間に浸透していないのが不思議です。

おそらくテレビや雑誌でこのような情報を紹介してしまうと、手荒れ対策の商品を販売しているスポンサーから嫌われてしまうので、なかなか大きな声で伝えられないのではないでしょうか。

私自身も昔は化粧水が手放せない体質だったのですが、この自分の皮脂で補う方法を意識するようになってからは、化粧水やリップクリームなども使用せずに済むようになりました。

ハンドクリームの中には防腐剤や着色料や香料などが含まれている物も多く、人によってはそれらによって手が荒れてしまう事もあります。

ワセリンのようなシンプルなものであれば害も少ないと思いますが、女性向けのオシャレなハンドクリームほど余計な成分(特に香料)が含まれている傾向があるので気をつけてください

天然由来成分や添加剤無添加のハンドクリームだとしても、人によってかぶれの原因となってしまう事があります。

きちんと皮膚科で調べてもらって処方された薬であれば、極端に悪化するような事は少ないと思いますが、素人判断で安易にハンドクリームのようなもので手荒れ対策をしていると、いつまで経っても治らないものです。

しかもこれらはあくまでも対処療法なので、一時的に手荒れが改善したとしても手が荒れる原因そのものは何も変わりません。

根本的に手荒れを改善したいのであれば、やはり手が荒れてしまう原因と向き合う必要があります

手荒れ対策として相性の良いハンドクリームを見つける事が悪いとは言いませんが、そもそもハンドクリームのようなものに頼らずとも済む状態を目指す事こそ根本的な手荒れ対策になるので、手が荒れてしまう原因と向き合いましょう。

手が荒れる原因

手が荒れてしまう原因は様々ですが、多くの人は何かしらの理由で手の皮脂が失われてしまっているからです。

皮脂には肌をガードする役割があるので、雑菌の侵入を防いでくれたり、肌の水分の蒸発し過ぎを防いでくれます。

美容師のように頻繁にシャンプーをすると手の皮脂がどんどん失われていきますし、看護師のように頻繁に手を洗ったり、アルコール消毒をしていても肌の皮脂や水分が失われていきます。

仕事の都合で手が荒れてしまう場合は、ハンドクリームなどで積極的に補うのも仕方がないのですが、自宅であれば対策はそれほど難しくありません。食器を洗う時にゴム手袋をしたり、食洗機を導入するのも一つの手段です。

参考食洗機のメリットとデメリット

手が荒れにくい食器用洗剤などもありますが、そのようなモノに頼るよりも、根本的な原因と向き合った方が改善する可能性が高くなります

シャンプーだってゴム手袋をすることができますし、私のようにシャンプーや石鹸を使わないという選択肢もあります。

参考脱石鹸・シャンプーで肌質改善!

「そんなこと出来るわけがない!」と感じる人も多いと思いますが、シャンプーや石鹸といったものも添加物が少ない物を選ぶ事で肌荒れや手荒れが改善するかも知れません。

背中ニキビなどはシャンプーの残留成分が原因という事が多いですし、髪の長い女性ほど背中に触れてしまいます。

また行き過ぎた清潔は身体の免疫力を衰えさせる原因になる事もあります。昔の日本人やインフラが整備されていない国の人達のように、必ずしもシャンプーや石鹸で綺麗に洗っていなくても肌が荒れていない人がいますし、むしろ昔の日本人の写真を見るとニキビが出来ている学生など滅多にいないものです。

不潔な状態が良いというわけではありませんが、徹底的に汚れを落とすと肌をバリアする皮脂も失われてしまい、ちょっとした雑菌の影響を受けやすくなってしまうので、その辺のバランスの事も向き合ってみてください。

自宅に帰ってきたら石鹸で手を洗い、うがい薬を使用するのが当たり前と考えている人も多いですが、そのような事を全くしなくても平気な人は少なくありません。

私自身もそうなのですが、頑固な油汚れでも付かない限り手も顔も石鹸を使いません。普段は軽く水で洗い流すだけですし、うがいもしていません。

アメリカ人男性と結婚した日本人女性の本の中で、うがいをしていると夫に笑われたというエピソードが紹介されていたのですが、「そんなことをしているから日本人は病気になりやすいんだよ」と言われ、実際に夫は全然風邪をひかないとのことでした。

私は離婚をしているのですが、子供が小さかった頃にインフルエンザに罹ってしまったのですが、私は抱っこしていて目の前で咳をされてもうつりませんでした。一方で潔癖症の嫁一家は揃ってインフルエンザになってしまいました。

これは元々もっている体質の違いもあるので、誰もが同じ結果になるとは限りませんが、私は過去に「清潔はビョーキだ」という本を読んでいた事もあり、あえて過度な除菌や清潔と距離を置いていたせいか、今まで一度もインフルエンザに罹った事はありません。

もちろん不潔な状態が良いというわけではないのですが、空気清浄機や抗菌グッズなどで徹底することが必ずしも良いとは限りませんし、むしろ清潔過ぎる事で雑菌に触れる機会が減り、ちょっとした事で過剰に反応するようになってしまうケースがあることを覚えておいてください。

この本の中でも子供たちを外で遊ばせる事や、ペットを飼うような事で雑菌に強くなると紹介されており、清潔な先進国ほどアトピーやアレルギーの人が増えているのだそうです。

ニキビ対策として徹底した洗顔を勧めている人が多いですが、昔の人は洗顔フォームや化粧水を使用しなくてもニキビなど出来ませんでした。自然界の動物も同じです。

参考ニキビ対策にお金はいらない!

ニキビや手荒れは食品添加物などが原因という事もあるので、それらも含めて見直す事が大事なのですが、症状だけを抑える事ばかりだと、なかなか根本的な改善に向かわないので、やはり原因と向き合う事が大切です。

頻繁に石鹸で手を洗って皮脂が失われてしまう度にハンドクリームで補っていると、自ら皮脂を分泌する必要もなくなるので皮脂腺が正常に働かなくなってしまう事もあります

手荒れ対策をすることが悪いわけではないのですが、根本的な原因と向き合って手が荒れない環境づくりも忘れないでください。薬やハンドクリームに頼りきっていると、その状態から改善する事が出来ません。

手荒れにだけアプローチしない

手荒れを改善する為に保湿してから手袋をはめて寝るという人もいますが、手荒れにだけにアプローチするより、全身の健康と向き合った方が改善する可能性が高まります。

手は皮脂を奪われる機会が多いだけに荒れやすくなりますが、手の皮膚と同じように全身の皮膚の状態が悪くなっているかも知れません。

これは目の下のクマで考えるとわかりやすいのですが、目の周辺の皮膚は薄くて柔らかいので、ストレスや寝不足などで血行が悪くなると真っ先に症状として表れます

参考目の疲れを取るよりも大切なこと

目の下を優しくマッサージして血行が良くなれば症状は和らぐかも知れませんが、目の下だけ血行が良くなっても全身の血行が良くなるわけではありません。クマという症状は消えても根本的な原因である血行不良は改善していません

肩こりが原因で首から上の血流が悪くなっているのであれば、目の下よりも肩をマッサージした方が効果的かも知れません。さらに肩がこる原因と向き合い、デスクワークの人なら姿勢を改善する椅子を導入することが、より根本的な解決につながるかも知れません。

足の冷え性対策も似ています。足の毛細血管に勢いよく血液が届かなくなることで冷たくなってしまうのですが、足先を温めて痛みや辛さが和らいだとしても、全身の血液の流れが改善したわけではないので冷え性は治りません。

参考足の指回し体操の効果が凄い!

足を温めることが悪いわけではありませんが、それと同時に足先まで血流を届けられるような全身の運動やストレッチを取り入れた方が、根本的な解決になるようなことです。

手荒れやクマや冷え性のようにピンポイントで対策をしたくなる気持ちもわかりますが、全身の健康に目を向けた方が根本的な解決に近づくということです。

疲れや栄養不足で免疫力が弱っていると、洗剤などの影響を受けて手が荒れてしまうかも知れませんが、そこでハンドクリームなどで対策をしても根本的な解決には向かいません。

栄養バランスを整えたり、睡眠環境を整える事の方が全身から健康になり、新陳代謝も活発になって皮脂の分泌も正常になり、手荒れも改善しやすくなるのではないでしょうか。

ハンドクリームで手荒れの症状を抑えることが悪いのではなく、それだけで安心してしまうと、いつまで経っても根本的な解決にならないので気をつけてほしいと思います。

手に優しい食器用洗剤を選ぶ事も選択肢の一つですが、そもそもの洗い物が少なくなるような工夫をしたり、油汚れが残りやすい料理を避けるのも効果的ですし、皮脂が失われやすいお湯で食器を洗うのを避ける事も有効かも知れません。

手が荒れる原因は人それぞれ違いますが、ちょっとした工夫で軽減できる可能性があるので、そこをしっかりと見極めて手荒れ対策をしていきましょう。

まとめ 症状は一部でも原因は様々

西洋医学というのは基本的に戦争で進歩してきた医学です。あくまでも対処療法なので原因がはっきりとしている外部(ケガやウイルスなど)からの症状に対しては優れていますが、様々な原因が複雑に絡まりあっている身体の内側から出てくる症状だと、原因ではなく症状を抑えることしか出来ません

風邪による高熱や鼻水やのどの痛みなどの症状を抑えることは得意ですが、風邪そのものを治せるわけではありません。むしろ症状を抑えてしまったこと(ばい菌を排出する咳や鼻水など)で、回復が遅くなることも珍しくありません。

あくまでも風邪を治すのは自分の力(免疫力)です。

一方で東洋医学はこの免疫力を高める(正常にする)ために発展したきた医学です。体温が低い人には生姜のような身体を温める漢方薬が効果的ですが、体温が高い人には毒になってしまうので、万能薬のようなものは存在しません。

あくまでも患者の身体の状態を正常に近づける手助けとして漢方薬を利用するのが東洋医学的な発想です。症状は目の下のクマのように弱い箇所(皮膚の薄い箇所)に出ますが、その影響は全身にあるので、全身の血流にアプローチして改善を目指していきます。

手荒れがなかなか治らない人というのも、西洋医学的な対処療法ばかりに頼っている可能性が高いです。手荒れの症状を抑えることには有効ですが、同時に手が荒れる原因とも向き合って根本的に改善していく必要があります

美容師や看護師のように明らかに手が荒れてしまう原因を避けられない場合は仕方がないのですが、普通の生活をしているのに手が荒れてしまうという人は、手荒れ対策をするだけでなく、全身の健康と向き合ってみてください。

血圧が高い人というのは血圧を上げないと全身にくまなく血液を届けられなくなっているからです

これを無理やり薬で下げてしまうと、血液が届かなくなった箇所に不具合が出てしまったり、副作用の問題の方が大きくなってしまう事があります。

参考薬剤師は薬を飲まない!?

一方で生活習慣を見直して血液の質が良くなったり、適度な運動で筋肉がスムーズに動きやすくなると、血液の流れも改善されて血圧も正常値に戻っていきます。

もちろんお医者さんの判断で危険な高血圧になっている場合は、適格に処置してもらう必要がありますが、薬で下がったから安心だと生活習慣を改めないでいると、一生薬を飲み続けて副作用に悩まされることになってしまいます。

手荒れに悩んでいる人も症状を抑える事だけでなく、手が荒れてしまう原因を遠ざけるのと同時に、全身の健康と向き合ってみてください。人によっては便秘を改善するような事が効果的かも知れません。

全身が健康になって手荒れが改善してくれば、冒頭で紹介した人のように自らの皮脂だけで潤うようになるかも知れません。これは節約的にもおすすめの方法です。

実は私も昔はお風呂上りに全身が乾燥して痒くなるので、保湿クリームを塗りたくっていたのですが、石鹸やシャンプーを使わなくなると何もしなくても良くなりました。

今でも食器を洗った後は手が乾燥して指の間の水かきが白っぽく乾燥してしまうことがありますが、おでこの皮脂を手に馴染ませてあげるだけで、直ぐに潤いを取り戻すことができています。

肌の乾燥は革製品のメンテナンスで考えると分かりやすいのですが、財布のように頻繁に手が触れる革製品というのは、わざわざ手入れをしなくても綺麗な状態を保つことができます。一方で革靴のように皮膚が直接触れる機会が少ない革製品ほど、乾燥してひび割れてしまうので、定期的にメンテナンスが必要になります。

スマホの画面を綺麗に拭いても少し使うだけで皮脂がベタベタにつくように、人間の肌には自然と皮脂が分泌されています。本来であれば何もしなくても乾燥するものではありません

江戸時代の日本人女性は高貴な人でも月に一度ぐらいしか髪を洗っていなかったのですが、それでも綺麗な黒髪を保てていたのは、日頃から櫛で髪の汚れを落としながらも頭皮の皮脂を毛先まで馴染ませていたからです。

現代人は強力なシャンプーで皮脂をごっそりと取り除いてしまうからこそ、リンスやコンディショナーで補わなければならなくなってしまいました。

それらを売る側からすると両方売れてウハウハな状態ですが、消費者側からするとたまったものではありません。

手荒れもわざわざハンドクリームなどで油分を補わなければならない方が、不自然な状態だという事を忘れないでください。

手が荒れてしまう原因を遠ざけ、健康的な身体の状態を取り戻していく事こそが、本質的な手荒れ対策なので、しっかりと向き合っていきましょう。

追記 中途半端なこだわりが原因かも?

ゴム手袋をすると食器が洗いにくくなりますが、洗いにくい原因が中途半端にオシャレな食器だからという可能性もあります。

参考オシャレ雑貨のせいで損する人

装飾が多いオシャレな食器ほど細かな隙間に汚れが残ってしまうので、丁寧に洗わなければならないものですが、それほど食器にこだわりがないのであれば、シンプルな食器にする事で洗い物の手間が軽減するかも知れません。

頑固になりやすいコンロの汚れも平面のIHコンロにする事で掃除が楽になりますし、料理によっても油汚れは随分と違います。油跳ねが少ない料理や調理法を選ぶ事でも掃除による手荒れが軽減するかも知れません。

これらのように意外なポイントによって、手が荒れる原因が増えてしまっているケースは珍しくありません。

「中華料理しか作りたくない!」とか「オシャレな食器じゃなかイヤ!」という強いこだわりがあるのであれば、それらの手間が増えても仕方がありませんが、それほどこだわりがない箇所であれば、日々のメンテナンスも含めて楽なものを選ぶと、家事の負担が軽減していくだけでなく、手荒れといった問題も軽減してくれるかも知れません。

参考掃除のしやすさを意識したもの選び

掃除機をかける度にフィルター掃除をして手を洗わなければならないのであれば、たまに交換するだけでいい紙パック式の掃除機を選んだ方が、手荒れ対策になるかも知れません。

車の洗車もガソリンスタンドにある自動洗車機に任せれば手荒れの原因になりませんが、中途半端に車にこだわって複雑な造形のスポーツカーなどを選んでしまうと、自動洗車機が使えなくなり、手洗いしなければならなくなるかも知れません。

参考洗車代を節約するポイント!

せっかく食洗器があるのにオシャレな陶器や磁器のせいで使えなかったりと、自らの選択によって余計な手間や負担を増やしてしまっている事もあるので、改めて手が荒れてしまう原因と向き合い、環境を変える事も意識してみてください。

仕事の関係でどうしても避けられないのであれば、ハンドクリームで補うのも仕方がありませんが、身近な事であれば意外なほど選択肢があるものです。

必要以上に大きな家に住んでいるせいで、掃除の手間が増えて手が荒れているかも知れませんし、長い髪のせいでシャンプーの使用量や時間が増えて、手が荒れてしまっているかも知れません。

インフルエンザなどが流行っている時期だと、石鹸による手洗いやうがい薬やアルコール除菌などを意識した方が良いかも知れませんが、日常的に清潔にし過ぎると免疫力が弱まってしまう事もあるので、上手くバランスを取ってみてください。

人によっては引っ越す事だったり、車を買い替える事だったり、髪を短くする事で手が荒れる原因を遠ざける事になるので、改めて手が荒れてしまう原因と向き合ってみてください。意外とちょっとした事で負担が減るかも知れませんよ。

コメント

  • 肌荒れしにくい石鹸や洗剤を長年使用していたのに、一向に手荒れが改善しなかった原因がわかったような気がしました。これからは手が荒れる原因と向き合っていこうと思います。ありがとうございました。

    by 匿名 €

  • ホントこれだよね
    自分の油が最高の化粧水だよ
    わざわざ取り除いてクリーム塗るとか
    化粧品会社を儲けさせるだけ

    by 匿名 €

  • お風呂のシャワーや食器洗いのお湯の温度を下げるのも有効ですよ。私はそれで随分と手荒れが良くなりました。

    by 匿名 €

  • 確かに革の財布は何もしなくてもカサカサにならんわな,ホームレスにハゲが少ないとか言われているし,清潔になりすぎるもリスクがありそうだ

    by 匿名 €

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]

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