節約思考 – 節約はレジャー! https://pocyaco.com 節約を楽しく続けるコツを紹介するブログ!辛い節約ではなく楽しめる節約を一緒に頑張りましょう! Fri, 08 Dec 2023 12:48:50 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.9.26 使いやすさだけでなく、洗いやすさやメンテナンスも意識しよう https://pocyaco.com/zaru-11728 https://pocyaco.com/zaru-11728#respond Sun, 04 Oct 2020 02:26:39 +0000 https://pocyaco.com/?p=11728 使いやすさで失われるもの 少し前に長年(8年ぐらい?)利用していたプラスチックの調理用ザルの持ち手が折れてしまいました。ザルとしての機能は維持しているので、だましだまし使っていたのですが、流石に使いにくいので買い替えを検 […]

The post 使いやすさだけでなく、洗いやすさやメンテナンスも意識しよう first appeared on 節約はレジャー!.

]]>
使いやすさで失われるもの

少し前に長年(8年ぐらい?)利用していたプラスチックの調理用ザルの持ち手が折れてしまいました。ザルとしての機能は維持しているので、だましだまし使っていたのですが、流石に使いにくいので買い替えを検討していたところ、様々な気づきが得られました。

一般的なステンレスのメッシュのザルだと、使い勝手は良いものの洗いにくいといった欠点があったり、持ち手がないものだと火傷のリスクがあったり、プラスチックだと溝に食材が挟まりやすいといった違いがありました。

私はあまり本格的な料理をするわけではなく、ザルを利用する時はパスタや蕎麦の湯切りに使用する程度なので、プラスチックのザルで特に問題がなかったのですが、ザルの使いやすさはあくまでも用途次第であり、誰にでも正解があるわけではないようでした。

あくまでも相性の問題

ネットで調べてみると「コスパ最高の調理用のザル」といった情報も見つかるのですが、私がよく使う方法で考えると、これといってコストもパフォーマンスも優れているように思えません。

あるサイトで紹介していたステンレスのザルは、柄がないタイプなのにも関わらず「大きな穴でパスタの湯切りに最適!」と紹介しており、わざわざ鍋つかみを装着しないといけないような形状で、どこが最適なのか分かりませんでした。

強度もしっかりとしている高機能なザルを利用していれば、柄が折れるような事もなかったのかも知れませんが、洗いにくかったり乾燥に時間がかかったり、置き場所に困るような別の問題(手間)が増えていたのかも知れません。

調理器具を吊るして保管している家庭であれば、柄の形状やフックが重要なポイントになりますし、お米を研ぐのにザルを利用している家庭であれば、お米がこぼれないような目の細かいメッシュのザルが適しているように、あくまでも相性の問題です。

私の料理習慣にとっては、100均で売られているようなプラスチックの洗いやすいザルが、最も適しているのだと改めて感じる出来事となりました。

安物だからといって相性が悪いとも限りませんし、高機能な物だからといって使い勝手が良かったり、メンテナンスがしやすいとも限りません。

調理器具にオシャレさを求める人もいるので、それはそれで悪い選択肢だとは思いませんが、本質とは違う要素で余計な手間が増えてしまうと、大抵は使わなくなってしまうので気をつけたいポイントです。

まとめ 購入後の事も考えよう

安易に便利そうだからと必要以上の機能を取り入れてしまうと、そのメリットよりもデメリットが上回ってしまう事は珍しくありません。

例え僅かな手間だとしても、それが毎日のように積み重なってしまうと、膨大な時間が奪われる結果となってしまいます。

お米を研ぐのにザルを利用するのが悪いとは言いませんが、無洗米を選ぶ事で手間が大幅に減らす事ができますし、手荒れといった問題も軽減できるかも知れません。

節約という意味では価格が高い無洗米を選ぶのは間違いなのかも知れませんが、家事の負担が減ったり、手荒れのダメージが減ると考えると相性の良い家庭もあると思います。

私自身にも当てはまる事ですが、どうしても節約家は価格で選びがちなので気をつけたいところです。あくまでも相性の問題であり、購入後の事も考えて相性が良い物を選べるようになりましょう。

相性の良い物を安く購入する事は上手な節約ですが、余計な手間が増えてしまう相性の悪い物を安く買うのは上手な節約ではありません。たまにしか使わない物であれば、使いやすさよりもメンテナンスのしやすさを意識した方が楽になる事も多いです。

飲食店のように頻繁に使うような環境であれば、メンテナンスに時間をかけてでも調理時間を短縮できるのは素晴らしい事ですが、たまにしか使わない一般家庭だと僅かな時短の為に、片付けの時間や置き場所を奪われる結果になるものです。

という事で私は再び100均で同じようなザルを購入してきました。あくまでも私の料理環境にとって相性が良いだけなので、どの家庭にもお勧めできる物ではありませんが、皆さんも改めて自分の環境と照らし合わせて考えてみてください。

価格の安さや見た目の可愛さなど、本質とは違うポイントを優先して選んでしまうと、かなりの確率で購入後に後悔してしまいますよ。

The post 使いやすさだけでなく、洗いやすさやメンテナンスも意識しよう first appeared on 節約はレジャー!.

]]>
https://pocyaco.com/zaru-11728/feed 0
安物でも大切に扱って長く使う事で学びがあると思う https://pocyaco.com/cheap-2-11369 https://pocyaco.com/cheap-2-11369#comments Sat, 14 Mar 2020 07:46:44 +0000 https://pocyaco.com/?p=11369 安物買いの銭失い!? しばしば「少しぐらい価格が高くても高品質な物を選んだ方が長期的に見るとコスパが良い」といった意見があり、その通りだなと思う反面、だからといって安物を軽視するのもどうなのかと感じてしまいます。 私自身 […]

The post 安物でも大切に扱って長く使う事で学びがあると思う first appeared on 節約はレジャー!.

]]>
安物買いの銭失い!?

しばしば「少しぐらい価格が高くても高品質な物を選んだ方が長期的に見るとコスパが良い」といった意見があり、その通りだなと思う反面、だからといって安物を軽視するのもどうなのかと感じてしまいます。

私自身も節約家という事もあり、どうしても価格に引っ張られて低品質な物を選んでしまい、購入後に後悔してしまうような事があって「安物買いの銭失いだな」と反省するのですが、その経験があったからこそ、自分が求めている品質の基準が明確になり、次回に最適な物を選べるような事も多く、必要以上に高品質な物に無駄なお金を掛けずに済んだとも感じています。

「安物だから品質が悪くても仕方がない」

と使い捨てのように扱っていると、なかなかこの自分が求めている品質、必要十分な品質を見極められないのではないでしょうか。

少し前にテレビで自称セレブという女性が、ご自慢の高価なブランドバッグを披露しながら、

「品質が良くて一生ものなので全く後悔していません!」

と豪語していたのですが、一生ものの高品質なバッグなのに、いくつも所有している事に違和感があり、彼女のプライベートを追っていったVTRの中で鞄を乱雑に扱っている様子が映し出され、全く大切にしている様子がありませんでした。

どんなに高品質なバッグでも扱い方が悪いと傷んでしまいますし、メンテナンスや保管状態が悪いと劣化してしまいます。彼女のご自慢のバッグのコレクションの多くも、中に詰め物をしていないせいかヨレヨレになっているものが多く、とても一生ものには見えませんでした。

品質が高い物ほど長持ちするのは間違いありませんが、品質がそれほど高くない物でも扱い方次第で寿命は変わってきますし、そこと向き合わずに安易に高品質な物を選んでしまうと、せっかくの高品質を活かす事も出来ないのではないでしょうか。

安物だからと使い捨て感覚で扱うのではなく、安物で品質がそれほど良くなくても、きちんと向き合う事で学びがあるものです。

使い捨てのビニールの手袋といったものでも、それほど汚れが酷くなければ軽く洗って乾かせば使えますし、わざわざマグボトルを用意しなくてもペットボトルを洗うだけで代用できるかも知れません。

出先で処分できるだけに荷物が減るといったメリットもありますし、むしろ安物だからこそ向いているケースもあるものです。

安物買いは銭失いになるからと自分に言い訳をして、無駄に高価な物を買っても節約になりませんし、売る側もその事を上手くアピールして必要以上に高価な物を売りつけてくる事があるので、しっかりと見極める必要があります。

安物の品質の向上

現在は企業努力のおかげもあって安物でも随分と品質が良くなってきました。洋服の品質で考えてみると分かりやすいのですが、昔は1000円のTシャツなど直ぐにヨレヨレになってしまいましたが、最近は1000円未満のTシャツでも品質が悪くない物は珍しくありません。

100円ショップなどで売られている物でも同じです。昔は明らかに品質が低くて一度使うだけでダメになってしまうような物も多かったですが、最近はしっかりと実用に耐えうる品質の物が多くなりました

安物側の品質が昔よりも大幅に向上している一方で、高級品の品質が同じぐらい向上しているかというと微妙です。もちろん時代の進化で向上している面がないとは言いませんが、高価になっている理由が品質の向上ではなく、ブランドイメージ構築の為につぎ込まれた広告宣伝費だったり、品質とは関係ない装飾やパッケージといった要素のせいで、価格ばかりが吊り上げられているケースが多いものです。

広島県にある高品質なデニム生地を生産している会社は、世界中のアパレルメーカーから引っ張りだこなのですが、そこのデニム生地はユニクロにも卸しており、同程度の品質のデニム生地で作られたジーンズが、ユニクロで3000円程度で売られている一方で、有名ブランドからは3万円ぐらいで売られています。

デザインやロゴや縫製は違うので全く同じ物ではありませんが、デニム生地の品質という点で考えると必ずしもユニクロが劣っているわけではありませんし、スタイル抜群のスーパーモデルの体型に合わせて作られた有名ブランドのジーンズより、サイズ展開やシルエットが豊富なユニクロのジーンズの方が、多くの人に似合う可能性が高いのではないでしょうか。

私自身も10年ぐらい前に購入したユニクロのジーンズを未だに愛用していますが、色落ちしないように洗剤を入れずに裏返してから洗濯をしていたり、畳みシワによる色褪せなどが出来ないように吊るして保管しているので、未だに良い発色を保ってくれています。

別に高価な物を購入する事が悪いというわけではないのですが、安物でも大切に扱う事で長持ちさせる事は可能ですし、必ずしも品質が低いとも限りません

どの程度の品質を求めているかにもよりますが、切れ味抜群で握りやすい高品質なハサミが役立つのは仕事で頻繁にハサミを使う人ぐらいですし、たまにちょっとした物をカットするのであれば、100均のハサミの品質でも何も問題がありません。

私が子供の頃の安物のハサミは明らかに品質が低く、価格なりの差があったのですが、現在は安物でも品質が大幅に向上しているので、多くの人が求めている最低限度の品質を上回っている物が増えています。

安価でも求めている品質が満たされているのであれば十分ですし、それを大切に扱いながら長く使い続ける事も大切なのではないでしょうか。高価で品質が高い物ほど長持ちするのは間違いではないですが、だからといって安物でも品質が低いとは限りませんし、乱雑に扱ってしまうのは違うなと感じています。

高価な物ほど大切にしたくなる気持ちも分かりますが、その気持ちの差だけで扱い方が変わって寿命も延びているのかも知れません。もしかしたら安物でも同じぐらい大切に扱っていけば、高価な物と同じぐらい長く使える事もあるのではないでしょうか。

期待値の違い

誰だって高価な物ほど品質が良いような気がしますし、大切に扱いたくなるものですが、安物の品質が大幅に向上した現代であれば、価格なりに良いような気がするの「気」の部分だけの差しかないケースもあるのではないでしょうか。

品質の差による寿命の違いというよりは、期待値の差によって扱い方が変わり、結果的に長持ちしているだけかも知れません。

高価な物や有名ブランドの物でないと大切に出来ない人にとっては、あえて選ぶ価値があるのかも知れませんが、安価な物でも大切に扱う事ができるようになると、本当の品質を引き出す事ができたり、必要十分な品質を見極められたり、無駄に寿命を縮めてしまうような事もありません。

これで分かりやすいのは靴の寿命でしょうか。靴は品質の違いだけでなく扱い方によって随分が寿命と変わる物です。

靴は脱ぐ時に靴同士を擦り合わせて脱いでいると、直ぐに傷だらけになってヨレてしまいますが、しっかりと靴紐をゆるめてから脱いだり、靴を履く時に靴べらを使うと型崩れを防止する事ができます。適当に靴紐を緩めて固定して脱ぎ履きしていると、靴本来の寿命(靴底のすり減り)を引き出す事など出来ません。

高価な革靴を好む人ほど豆にメンテナンスをし、靴底を張り替えてでも履き続ける傾向があるのですが、安価な革靴でも品質が悪くないものであれば、しっかりとメンテナンスをする事で長く履く事ができます。

私自身も過去に革靴選びで失敗しているのですが、新社会人になって革靴を履き始めるようになって間もない頃、初めは2000円ぐらいの合成皮革の激安革靴を履いていると、直ぐにシワがひび割れてボロボロになってしまいました。

3ヶ月ぐらいで酷い状態になってしまい、先輩にアドバイスを求めると「1万円以下の革靴は長持ちしないからやめた方がいいよ」と言われ、靴屋で1万円の革靴を購入して靴磨きをするようになると1年半ぐらいもつようになりました。

3ヶ月毎に2000円の靴に買い替えていると1年で8000円なので、1万円の靴を1年毎に買い替えるよりはコスパは良いのかも知れませんが、私の場合は靴磨きをしながら1年半ぐらいはもったので、その手間の事を考えなければ、品質が良い物を長く使った方がコスパが良かった事になります。

もちろん履き心地といった面でも全然違ったのでメリットがあったのですが、流石に靴底がすり減ってしまったので買い替えようと靴屋に行くと、たまたま9000円の革靴がセールで2000円になっており、即購入して喜んでいたのですが、そのセール品の革靴は強固な構造になっておらず、直ぐにヨレヨレに型崩れしてしまいました。

おそらく元々9000円で売られる革靴ではなく、セールありきで安く作られた革靴だったので、全く品質が良くありませんでした。

それまで履いていた1万円の革靴は踵とつま先の革が強化されており、踏みつけてもつぶれるような硬さではないのですが、9000円の方は全く強化されておらず一枚革だけだったので、直ぐにヨレヨレになってしまいました。

革靴の寿命にとって踵とつま先の強化がポイントなのだと気がついた私は、その基準で革靴を選ぶようになり、6000円ぐらいの革靴でもしっかりと踵やつま先が強化されている物がある事に気がつきました。革靴のデザインによっても、つま先側が強化されているものと、そうではないものがある事を知り、しっかりと選ぶ事ができました。

その後はしばらく6000円ぐらいの革靴をメンテナンスしながら履くようになりました。メンテナンスの知識も増えていき、シューツリーという靴用のハンガーを入れる事で型崩れを予防したり、すり減った靴底を修理する補修材や、肉盛り接着剤などを用いる事でさらに寿命が延びるようになり、2年以上は綺麗な状態で履けるようになりました。

さらに革靴はローテーションさせて履く事で傷んだ革が回復しやすくなるとあったので、二足の革靴を用意して交互に履くようになると、二足で5年(一足あたり2年半)ほど履けるようになりました。

6000円の革靴を安物と判断するのか、高価な革靴だと判断するかは人それぞれ違うかも知れませんが、私にとってはより高価な何万円もする革靴でなくても十分な品質だと判断できました。

3万円ぐらいする革靴だと靴底を縫い付けている構造の物が増え、交換する事でさらに長持ちさせる事ができるのですが、靴底の交換費用が1万円以上するようだったので、あまりコスパが良いとは思えませんでした。

さらに数年前からはスニーカーのような履き心地を実現した革靴が様々なメーカーから販売されるようになり、しかも価格が手ごろ(5000円)で踵やつま先も強化されている物もあったので愛用するようになりました。その革靴の事については別のところで紹介した事があるのですが、

参考テクシーリュクスはサラリーマンの味方!

本当にスニーカーのようにフィットしてくれるので、疲れ具合が随分と軽減されて感動してしまいました。とはいえスニーカーと違って革で出来ているのでメンテナンスは欠かせません。そこと向き合わない人にとっては直ぐにボロボロになってしまう靴です。

全くメンテナンスをする気がない人であれば、メンテナンスの必要がない合成皮革の安価な靴を数ヶ月毎に買い替えた方が良い状態を保つ事ができますが、安易に品質が良さそうだからと高価な革靴を選んでも、扱い方が雑なままだと直ぐにダメにしてしまいます。

これらのように求めている品質によってもベストな選択肢が変わります。必ずしも高ければ良いという物でもありませんし、相性の問題もあります。

満員電車に揺られてハイヒールに踏まれてダメになってしまう可能性もありますし、高価な革靴ほど靴底がフラットな革だったりするので、雨の日の駅の構内で滑りやすくなってしまいます。

昔の貴族のように馬車で移動していたり、高級車の後部座席でふんぞり返れる人であれば、靴底も革の高級革靴でも傷めずに済むかも知れませんが、自らの車を運転する人であれば、革の靴底はペダルが滑りやすくなってしまいますし、歩くにしてもゴムほど弾力がないので疲れる要因となってしまいます。

高品質だからといって誰もが相性が良いとは限りませんし、高価な物だからといって長持ちするとも限りません。

上質な革が用いられている高級ブランドバッグも、通勤で使うには重すぎるかも知れませんし、雨に当たるとメンテナンスが必要になってしまいます。軽くてメンテナンスも簡単な化学繊維のバッグの方が適している人は珍しくないですし、強盗に狙われるようなリスクも下げられ、仮に紛失したとしても経済的なダメージも少なくなります。

常に車の後部座席で移動してほとんど歩かなくても良い本当のセレブであれば、高級革靴や高級バッグを使用していても問題ないかも知れませんが、そうではない人が中途半端に背伸びしてしまうと、メリットよりもデメリットの方が上回ってしまうかも知れません。

まとめ 審美眼を養おう

自分にとって最適な物を上手く見極めるという意味でも、安物でもしっかりと向き合う価値があるのではないでしょうか。自分側のミスのせいで本来の品質を引き出せていないケースも珍しくありません。

必要以上に高品質な物を選んでしまうと、余計な機能のせいで使い勝手が悪くなってしまったり、余計なメンテナンスまで増えてしまうかも知れません。

私は結婚していた頃に、元奥さんの趣向もあってあらゆる家電や家具を高価な物に一新した経験があるのですが、冷蔵庫の自動製氷機能が働いて深夜にガタガタと氷が出てくる音に悩まされたり、蓋が4つにも分解される高級炊飯器を洗う度に面倒だと感じていました。

その炊飯器は釜も銅で出来ていたので凄く重たく、お米を砥ぐのにも一苦労しましたり、お米や水が入ると片手で持つのも難しいので、炊飯器にセットするだけでも大変でした。

20万円ぐらいしたドラム式洗濯機も、それまで使っていた5万円ぐらいの縦型の洗濯機より洗浄力が弱くてガッカリしましたし、ゴミ取りネットの掃除がとにかく面倒で驚いてしまいました。乾燥機能は便利だったのですが、洋服の繊維が散らばってしまうので取り出してから掃う必要があり、白物だとかなり目立ってしまうので、乾燥機能はあまり使わなくなってしまいました。

魔法瓶の機能が付いているコーヒーメーカーも、蓋が小さくて中に手が入らず洗うのに苦労しましたし、サイクロン掃除機も小まめにフィルターを掃除しないといけなくて面倒でした。

どれも当時の最先端の高機能な物ばかりだったのですが、メリットよりもデメリットが気になる物が多くて驚きました。

もちろん高機能によるメリットもあるので、それを求めている人にとっては最適な選択肢ではあるのですが、それほど求めていない機能が良すぎても、メリットがあるとは感じられないばかりか、デメリットばかりになってしまいます。

必要十分な機能や品質が満たされている物が良いのであり、必要以上の機能や品質は無駄に価格が高くなるだけでなく、煩わしさが増えてしまう事もあるので、しっかりと見極める必要があるのではないでしょうか。

この見極める能力を磨く為にも、現在所有している物を大切に扱ったり、安物だらかと雑に扱うのではなく、もきちんと向き合う事が大切なのだと感じています。

それほど品質が高くない安物の靴や洋服ほど、扱い方によって傷み具合に差が出るだけに、そこで学べる事が多いですし、その基準が構築されると品質を見極める目も養われていくので、最適な品質の物を上手に選べるようになるはずです。

Tシャツの襟がヨレヨレになってしまうのは、Tシャツそのものの品質の違いも大きいですが、滑らないハンガーに干すだけで随分と軽減できるかも知れませんし、洗濯機のコース選びや洗剤選びといった事でも変わってくるかも知れません。

それらと向き合わずに襟の縫製や生地がしっかりとしている高品質なTシャツを選んでしまうと、扱い方は雑なままなので、いずれはヨレヨレになってしまいます。

それほど品質が高くない安物だからこそ、扱い方の差によって違いが出やすいので審美眼も磨かれていきます。

高価な物だからと大切にする事が悪いわけではありませんが、安価な物でも大切に扱う事で学びがあるので、節約家の皆さんはぜひ向き合ってみてください。

安価な物の品質もどんどん向上しているので、もしかしら求めている品質を十分に満たしているかも知れませんし、満たしていないにしてもしっかりと向き合う事で基準が構築されていくので、次回の購入時に最適な物を選びやすくなるはずです。

安易に高価な物や高機能な物を選んでしまうと、購入時に余計なお金が失われるだけでなく、スペースが奪われてしまったり、使い勝手が悪くなってしまったり、待機電力が増えてしまったり、メンテナンスの手間が増えてしまう事もあるので気をつけてほしいと思います。

節約という意味でも高価な物だけを大切に長く使うより、安価な物も大切に長く使った方が良いですし、使い捨てのような物だって上手く扱えば何度も使えるような事があるので、大きな学びがあるものですよ。

The post 安物でも大切に扱って長く使う事で学びがあると思う first appeared on 節約はレジャー!.

]]>
https://pocyaco.com/cheap-2-11369/feed 1
生活レベルを上げて良い物とダメな物の違いを見極めよう! https://pocyaco.com/living-standard-11274 https://pocyaco.com/living-standard-11274#respond Sat, 29 Feb 2020 08:00:49 +0000 https://pocyaco.com/?p=11274 生活レベルの下降によるストレス 経済的な理由や節約の為に生活レベルを下げてしまうと、かなり強いストレスが生じで後悔してしまったり、ダイエットのリバウンドのように散財してしまう事もあるので、当ブログでは以前に生活レベルを維 […]

The post 生活レベルを上げて良い物とダメな物の違いを見極めよう! first appeared on 節約はレジャー!.

]]>
生活レベルの下降によるストレス

経済的な理由や節約の為に生活レベルを下げてしまうと、かなり強いストレスが生じで後悔してしまったり、ダイエットのリバウンドのように散財してしまう事もあるので、当ブログでは以前に生活レベルを維持するメリットについて紹介した事があるのですが、

参考生活レベルを下げられないなら現状維持しよう

ストレスなく生活レベルを下げるには、先に大きな考え方の転換が必要なので、誰もが成功するものではありません。

ただ現状維持さえしていれば、多くの物が勝手に進化していって追い抜いていくので、いずれはコストが安い最低レベルの物でも上昇サイクルに入る事ができます。

一方で生活レベルを上げても良い物もあります。安易に生活レベルを上げるとダメな物もあるのですが、良い物まで我慢する事が必ずしも良いわけでもないので、きちんと違いを理解して上手く分けられるようになりましょう。

生活レベルを上げても良い物

生活レベルを上げても良い物というのは、生活レベルという言葉からするとおかしな表現になってしまうのですが、直接生活に関係ない物に関してはレベルを上げていっても問題になりません。

分かりやすいのは趣味の世界の物です。趣味の物は生活に直接は関係ないので、経済的な理由でレベルを維持できなくなったとしても生活に支障は出ません。

もちろんストレス面での支障はあるかも知れませんが、いわゆる衣食住に関わらない箇所のレベルの変化であれば、上下しても生活が困窮するわけではありません。

オーディオが趣味の人が予算を掛けられなくなると、ストレス発散をする機会は失われてしまうかも知れませんが、生活に支障が出るわけでもありません。

生活レベルを上げるとダメな物

一方で生活レベルを上げるとダメな物というのは、衣食住を代表とする生活必需品の物です。

生活レベルという言葉の通り、生活に密接に関係している物のレベルを必要以上に上げてしまうと、下がった途端に生活に支障が出てしまうので強いストレスになってしまいます。

これで難しいのは衣食住が趣味の人です。オシャレが大好きだったり、グルメだったり、住処にこだわりが強い人ほど衣食住のレベルも上がってしまうので、ちょっと経済的に苦しくなってしまうと、生活レベルが下降して苦しくなってしまいます。

ティッシュペーパーやトイレットペーパーといった消耗品で考えてみても分かりやすいのですが、お金に余裕があるからと肌触りの良いティッシュやトイレットペーパーを選んでしまうと、それが当たり前になって普通の物では満足できなくなってしまいます。

普通の物を使用していた時は、これといった不満が無かったはずなのに、安易に生活レベルを上げてしまったばっかりにストレスを感じる場面が増えてしまいます。会社やお店のティッシュやトイレットペーパーに不満を覚えるようになってしまいます。

お金持ちの人達だけが集うような場であれば、そのような物の品質も良いので不満を覚える事が少ないかも知れませんが、そうではない人が背伸びをして生活必需品のレベルを上げてしまうと、初めは満足しても徐々に慣れてしまい、その一方で不満を覚える機会が増えてしまいます

「舌が肥える」といった表現がありますが、これのデメリットは多くの人がイメージできると思いますが、生活必需品も同じような事になってしまいます。

参考舌が肥えると不幸になる!?

洋服の生地で考えてみても分かりやすいかも知れません。高価な洋服ほど扱いが難しい天然素材の高級生地が使われているので、クリーニングに出さないと良い状態を保てなくなるような事です。

日常的にそのような高級生地を着る人達というのは、運転手付きの車の後部座席で移動するような人達なので、生地が傷むような事もないのですが、一般の人が背伸びして着てしまうと満員電車で擦れて傷んでしまったり、鞄のストラップで傷んで直ぐにダメになってしまいます。

ハイヒールは馬車で移動する貴族のような人達が履いていたものであり、ほとんど歩かなくても良い人達だからこそ耐えられた靴なので、通勤で歩く人が履いてしまうと足に負担が掛かってしまいます。

男性用の革靴でも高級な物ほど靴底も革で出来ていますが、あれは絨毯の上を歩くような高貴な人達だからこそ耐えられるのであり、アスファルトの上を歩いていると直ぐにすり減ってしまいますし、衝撃も吸収できないので足の負担になってしまいます。

凹凸もないので雨が降ると滑ってしまいます。雨の日の駅のホームで滑っているサラリーマンの多くが、背伸びをして購入した革靴を履いているものです。昔ながらの製法で革底が縫い付けられているので水分も染み込みやすいのでケアも大変です。

昔の貴族のような人達であれば、それらのメンテナンスも全て人任せにですし、自ら傘をさす事もなく歩く距離も知れているのですが、一般の人が背伸びして高級天然生地の洋服や高級靴を取り入れてしまうと、せっかくのメリットも上手く活かせないものです。

これらのように生活に欠かせない物のレベルを上げてしまうと、維持する手間や費用も増えてしまうので、右肩上がりの収入でもない限り生活が苦しくなってしまいます。

衣食住と分けよう

人それぞれこだわりが違うので一概に生活レベルを上げても良い、ダメと決められるものではありませんが、衣食住を中心とした生活必需品に限っていえば、生活レベルを上げられる機会があっても、あえて上げないぐらいで考えておいた方が、余計なストレスを抱えずに済むようになります。

一方で趣味の世界の物であればレベルが下がっても生活に影響がないので問題ありません。

衣食住と混同しない事が重要です。

例えば趣味がバイクの人だと分かりやすいのですが、バイクで通勤している人は少ないので、バイクが動かなくなっても生活に困る事はありません。税金や保険といった費用は発生し続けるので、全く影響がないというわけではありませんが、これがもし車だと事情が大きく変わります。

車も電車やバス通勤の人であれば、車が故障して動かなくなっても生活は困らないかも知れませんが、移動手段が車だけの人だと大問題に発展してしまいます。

田舎の方に行くほど車にこだわる男性が多いものですが、家族がいるのに趣味を色濃く反映した車を選んでしまうと、燃費が悪くなったり保険や税金が高くなったり、余計な改造のせいで故障のリスクが高まってしまいます。

車も家族用に適した車とは別に趣味用でもう一台用意するのであれば、それが壊れたところで生活に支障はでませんが、混同してしまうと様々なリスクが高まってしまいます。

生活に欠かせない家電製品なども同じです。テレビにこだわるぐらいであれば、故障したところで生活に支障がでるわけではありませんが、大型の4Kテレビだと天気予報を確認するぐらいの使い方でも電気代が大幅に増えてしまいますし、ネットにつながる機能があると待機電力も増えてしまいます。

今まで昔ながらの普通の掃除機で何も不満が無かった人が、最新のコードレスサイクロン掃除機を購入してしまうと、フィルター掃除といった新たな手間が増えて煩わしく感じてしまうかも知れませんし、数年でバッテリーがもたなくなって交換費用が掛かってしまうかも知れません。

もちろん最新の軽いコードレス掃除機の方が掃除が楽になるケースもありますが、それほど大きくない部屋であれば、コンセントを付け替えなくても対応できるので昔ながらのキャスタータイプの掃除機で十分かも知れません。

最新の機能が搭載されている高価なモデルほど、その機能ならではのデメリットがあったり、初期不良といったリスクも高まります。ただそれらの新機能も徐々に進化して洗練されていくので、何世代か後に標準的なモデルに搭載される頃には、様々な問題も解決されて使い勝手も良くなっているので、その段階で手にした人は余計なリスクを抱える事もなく、高額な支払いをする事もなく、勝手に生活レベルが上がっていきます。

手ごろな価格の普通の掃除機でも、10年前の物よりは取り回しがしやすくなっていたり、排気が綺麗になっていたり、音が静かになっていたりといった正常進化をしています。

この勝手に上がっていく生活レベルであれば、買い替え時に下がる事もないのでストレスもないのですが、背伸びして上げてしまった生活レベルは下がる可能性があるので、生活必需品に関しては、あまり背伸びをしない方が良いと思います。

まとめ 上げなくても上がる生活レベル

あらゆる物は時代の流れによって勝手に進化していくので、生活レベルも勝手に上がっていきます。昔ながら生活を維持しようとしても簡単に維持できるものではありません。むしろ昔ながらにこだわり過ぎてもコストが高くなってしまいます。

コスパの良い平均的な物を選んでいれば、勝手に生活レベルは上がっていくものなので、無理に上げる必要もないのではないでしょうか。

カローラのような普通の車でもモデルチェンジする度に燃費や安全性が高まっていきます。最新の高級車を選ぶ事で一気に高める事もできますが、現状維持をしているだけでも生活レベルは上がっていくものなので、遅かれ早かれ甘受する事ができるものです

100円ショップで売られているような安物でも、どんどん進化して使い勝手が良くなっていきますし、数年前まで1000円ぐらいしていた物よりも高品質な物は珍しくありません。

参考100均のすね毛カッターに感動!

趣味の世界の物であればレベルが上下しても生活に支障が出るわけでもないので、予算の範囲内で楽しむ分には良いと思いますが、衣食住を中心とした生活必需品に限っていえば、あえて生活レベルを上げないぐらいで考えていた方が、余計なリスクを抱えずに済むものです。

グルメな人ほど食事に対する不満が多いものです。本当に美味しい料理を知っているだけに、よほどの当たりを引かない限り大満足できませんが、粗食を心掛けている人というのは、たまに外食をするだけでも大満足できてしまいます。

食に関心が強い人とそうでもない人が、食で感動する機会というのは意外と差がないものなのではないでしょうか。逆に食で不満を覚える機会は、こだわりが強いグルメの人の方がずっと多いはずです。

どちらの方が食で楽しめているのかというと、微妙な感じがするのではないでしょうか。

私は基本的に家電製品は故障してから買い替えているのですが、必要十分な機能がある安物を選んでいるのに、毎回のように進化に驚いて感動してしまいます。この感動は最新モデルが出る度に買い替えている家電好きの人の感動より、もしかしたら大きいんじゃないかとすら感じています。

家電好きな人ほど、事前にしっかりと調べて新機能を理解して期待値も高まっているだけに、そのラインを上回ってくれないと感動できないと思うのですが、私はそれほど期待していないだけに期待値のラインも低いので、必要十分な機能が満たされている平均的なモデルを選んでも、正常進化してくれているだけで毎回のように大幅に期待値を上回って感動してしまいます

進化の早い携帯電話などは本当に毎回感動しっぱなしです。20年ぐらいに携帯電話を持つようになってから、電池の持ちが極端に悪くなってくる4~5年置きぐらいで買い替えているのですが、その度に一番安い物を選んでいるのに関わらず、毎回進化に驚いてしまいます。

ただ一度だけ1年も経たずにスマホが故障してしまった事があり、修理費用より買い替えた方が安かったのでそうすると、何も感動がありませんでした。

モデルチェンジをする度に買い替えている人にも感動があるとは思いますが、私は何世代か分いっきに進化してくれるので、相当大きな感動が降りかかってくれます。

どんな生活レベルでも時代の流れによって勝手に上がっていくものなので、下がった時にストレスになる生活必需品に限っていえば、わざわざ上げなくても良いのではないでしょうか。

お金持ちや給料が右肩上がりの公務員であれば、生活レベルを上げても良いとは思いますが、最近は大手企業でも先行きが不安定な時代なので、生活に直結するような要素はあまり上げない方が良いかと思います。

もちろん趣味のような物は別なので、そこは生活に支障が出ない範囲で楽しむのは良いと思います。私自身も趣味の読書に関してはそれなりに予算をかけて楽しんでいます。

生活レベルを上げて良い物、ダメな物を上手く見極めて節約につなげていきましょう!

The post 生活レベルを上げて良い物とダメな物の違いを見極めよう! first appeared on 節約はレジャー!.

]]>
https://pocyaco.com/living-standard-11274/feed 0
問題が起きる前に備え過ぎる事もリスクになる話 https://pocyaco.com/problem-11093 https://pocyaco.com/problem-11093#respond Sat, 08 Feb 2020 10:44:23 +0000 https://pocyaco.com/?p=11093 最新便利アイテム特集への違和感 少し前にネットニュースで「水はけのいい最新便利スポンジラックで雑菌とおさらば!」といった特集を見たのですが、私はそれを見て違和感を覚えました。 オシャレなデザインのせいで水はけがあまり良く […]

The post 問題が起きる前に備え過ぎる事もリスクになる話 first appeared on 節約はレジャー!.

]]>
最新便利アイテム特集への違和感

少し前にネットニュースで「水はけのいい最新便利スポンジラックで雑菌とおさらば!」といった特集を見たのですが、私はそれを見て違和感を覚えました。

オシャレなデザインのせいで水はけがあまり良くなさそうな物だったり、洗うのが大変そうだったり、わざわざクリップを開いてスポンジを挟むものだったりと、「雑菌とおさらば」という観点からは程遠いように思えました。

しかも多くのスポンジラックがシンク内に設置するタイプであり、ただでさえ乾燥しないくいシンク内で水はねの影響も受けやすいので、水はけが良くても問題が解決しているようには思えませんでした。

頻繁にスポンジを変えたり、ラックの掃除もする人であれば、水はけ効率よりもオシャレを優先しても良いとは思いますが、だったら「オシャレスポンジラック特集」で良いのであり、誤解を招くような事はありません。

こういった最新便利アイテム特集のようなものは、ネットニュースだけでなく雑誌やテレビでもよく紹介されているものですが、よく考えてから選ばないと後悔する事になってしまいます。

スポンジの悪臭といった問題に悩んでいる人が参考にする分には良いと思うのですが、特にそのような問題を抱えていない人が参考にしてしまうと、売る側の思うツボになってしまいます。

ベストバイのリスク

しばしば「今年度のベストバイアイテム!」とか「これなしには戻れないマストバイアイテム特集」といったものを見かける事がありますが、数年後には多くの物が消え去っているものです。

中にはより進化して便利になった物が現れ、結果的に消えていくものもありますが、多くの物はそもそも必要なかったと判断されてリピート買いされなくて消えていきます

もちろん新しい発想の便利な物もあるので、全てがそうだとは言いませんが、新しい発想で生まれた物ほど新しい不具合やデメリットが生まれてきてしまうので、そのままの形で残る事は多くありません。

本当に良い物はライバルメーカーもこぞって開発していきますし、どんどん不具合やデメリットも解消しながら進化していくので、誰もが知っている定番商品といった認識になり、わざわざ特集される事がなくなるものです。

100円ショップで売られているアイテムの多くはそのような物です。一定の評価が得られていて需要がある事が分かっている物だからこそ、大量生産されてコストが抑えられ、多くの人の役に立つ定番商品となっていきます。

参考100均のすね毛カッターに感動!

逆にわざわざ特集してアピールしないと売れない物というのは、評価が分かれる物が多く、誰にとっても役立つアイテムとは限りません。

もちろん相性が良ければ本当に生活を便利にしてくれるアイテムになってくれるかも知れませんが、自分が不満に思っているポイントが上手く改善されているのか確認しないと、期待していたメリットがないばかりか、余計な手間ばかりが増えてしまいます。

水はけのいいスポンジラックといった物でも、何ヶ月もスポンジを使う人にとっては解決策にはなりませんし、小まめに食器を洗う家庭なら石鹸置きのように置くだけのタイプと相性が良いかも知れません。

オシャレで清潔そうだからと吊り下げ式のクリップタイプなど選んでしまうと、煩わしさだけが増してしまいます。

問題が起きてから買い替えるのであれば、問題点も明確なので解決策も見つけやすいものですが、問題が起きていないのに何となく便利そうだとか、備えておこうと選んでしまうと、メリットよりもデメリットが上回ってしまいます。

物を売りたい側の都合

スポンジの匂いに悩んでいる人であれば、雑菌が繁殖しにくいように乾燥しやすいスポンジラックは便利なアイテムになりますが、物を売りたい側というのは、そのような悩みを抱えている人だけにしか売れないと効率が悪いので、わざわざスポンジの雑菌のリスクを過度にアピールして不安にさせてくる事があります

CGで身体に悪そうな雑菌をアピールされると不安になるように、それまで何も問題を感じていなかった人に対して、わざわざ不安を煽って売りつけようとしてきます。

そういった何も問題を感じていなかった人ほど、自ら調べて情報を求める事がないだけに、売りたい側は広告費をかけて不安を煽る必要があります。当然その広告費も商品価格に含まれるので割高になります。

不安を煽れて購入してしまった物というのは、元々必要性を感じていなかった物なので何も変化はありません。押し付けられた不安が和らいでマイナスがゼロに戻るだけです。

掃除機の吸引力に不満がある人が、吸引力の凄い掃除機を調べて購入するのであれば良いのですが、今まで使っていた掃除機に何の不満もない人が、それほど吸引力が良くない掃除機で残ってしまう汚れのアップを見せつけられると、急に不安になってしまうような事です。

毛足の長い絨毯がある家庭であれば、掃除機の吸引力も重要かも知れませんが、フローリングが中心の家庭であればそれほど重要ではないはずです。徹底的に掃除をしたいのであれば、スチームモップのような物の方が向いているかも知れません。

布団やベッドのダニ対策として紫外線で消毒できる掃除機も、肌が弱くてダニの影響を受けやすい人にとっては素晴らしい掃除機かも知れませんが、たまにシーツを洗濯するだけで問題なかった人が不安を煽られて購入してしまうと、何もメリットが感じられません。

私の実家にもそのような掃除機があり、買って半年も経っていないのに父親から「欲しかったらやるぞ!」と言われました。

これらのように不安を煽られて買ってしまった物というのは、リサイクルショップに行くとたくさん売られているものですが、多くの人が買ってはみたけど役に立たなくて後悔しているわけです。

参考不要な物はリサイクルショップに溢れている

このような問題が起きているわけでもないのに、不安に駆られて備えてしまった物というのは、単純にお金を損しただけでなく、保管スペースまで奪われてしまいます。

物を売りたい側というのは、このような様々なテクニックを使って仕掛てくるので、節約家の皆さんは安易に騙される事なく冷静な判断を心掛けてほしいと思います。

押し付けられた不安は簡単には和らぎませんが、一晩寝かせるだけでも随分と違うので、時間を味方にするように意識してみてください。

参考欲しいと思ったら一晩寝かせよう

震災対策や保険といった備えが必要なものもありますが、必要以上に不安に駆られて備え過ぎてしまうと、お金が掛かるだけでなくて生活を圧迫する事になってしまいます。

まとめ 問題が起きてから考えても遅くない

所有している物が壊れたり、生活環境の変化で新たな問題(不満)が生まれたのであれば、その対策として物を選ぶ基準も明確になるので失敗しないものですが、これといった問題がないのに不安を煽られて購入したり、必要以上に備えてしまうとデメリットばかりになってしまいます。

これは保険で考えると分かりやすいのですが、結婚や出産などの大きな環境の変化があると、自分の仕事や収入の重要性が変わり、保険の必要性やカバーできる額などの目安も見えてくるので、最適なプランも見つけやすくなるのですが、知識も経験も乏しい新社会人が不安を煽られて言われるがままに保険に加入してしまうと、売る側にとって都合のいいプランを選ばされてしまいます。

誰もが自分の物ぐらい自分の基準でしっかりと判断できていると思っているのですが、本当にそうであれば買ってから後悔するような物はないはずです。

買ってから後悔する物の多くは、ありもしない不安を煽られて備え過ぎてしまった物なのかも知れません。

水はけのいい便利なスポンジラックという物でも、潔癖症の人や水垢が苦手な人だと、ちょっと脅すだけで不安になってしまいます。それまで何も問題がなかった事でも、一度不安になってしまうと解決せずにはいられなくなり、目の前に提案された解決策に飛びついてしまいます。

押し付けられた不安は和らぎますが、元々問題があったわけでもないので、何もメリットはありません。

一方で自発的に食器洗い用のスポンジの匂いが気になったのであれば、使用後のスポンジの水分をしっかりと絞るだけで解決するかも知れませんし、スポンジを交換する頻度を管理するなり、スポンジラックの置き場所を変えて乾燥しやすくするなり、スポンジの殺菌も出来る台所洗剤に変えるなり、様々な選択肢が見えてきます。

参考食器洗い用のスポンジの交換目安

季節による湿度の違いや室温の違いが原因かも知れませんし、油汚れが多い中華料理にハマっていたからかも知れません。それらの問題点が分かれば対処法も変わってきます。

水はけのいいスポンジラックを購入するのが、必ずしもベストだとは限りません。

このように問題が起きてから自分で解決策を考える順番であれば、問題点もはっきりとしているので最適な選択肢が見つけやすいのですが、何も問題ではなかった箇所の不安を煽られてしまうと、そもそも存在しない問題を解決する事になるのでベストなどありません。だからこそ後悔してしまいます。

多くの問題は問題が起きてから考えても遅くないですし、その時には必要性も感じているので学ぶ事も難しくないのですが、不安を煽られてありもしない問題を解決するとなると、必要以上に備える事になったり、割高なコストを支払う事になったり、発展途上のイマイチな商品を掴む事になってしまいます。

当ブログでは以前に家電製品が壊れやすい人の特徴を紹介した事があるのですが、

参考家電製品が壊れやすい人の特徴

まさにこれも新商品に飛びつきやすい人だからこそ、新機能ならではの新たな問題に遭遇しやすくなるからです。最新家電の事が大好きな人であれば、そのリスクを抱えてでも楽しめるものですが、そうではない人が安易に便利そうだからと使いもしない最新機能に手を出してしまうと、ただただ割高になって壊れるリスクが増えてしまいます。

この先に4k放送が始まるからと4k対応機能があるテレビを選んでしまうと、画素数が倍になって仕切りが増えてしまうので、画面が暗くなって見えにくくなり、明るさを最大にしないと普通に見られないので、電気代が余計に掛かってしまいます。

しかもテレビ放送の4kを見るとなると、チューナーが別途必要になり、せっかく壁にかけてスッキリと配置していたのが台無しになってしまいます。

これはテレビ放送が地デジ化された時にもそうなのですが、地デジ対応テレビが出始めた頃というのは、割高なだけでなくアナログ放送の機能も備えていたので、完全に地デジに移行してからは不要な機能が残ってしまいました。

一方で完全移行間近の頃のテレビはアナログ放送の機能がない分スッキリとしており、価格もこなれていました。

おそらく4k放送も何年か後には当たり前になっていきますが、わざわざ今から備える必要はありませんし、ギリギリまで待った方が価格も安くなって機能も洗練されているので、余計なリスクを抱える事が無くなります。

多くの問題は問題が起きてから考えても遅くないですし、問題点が明確になっていればベストな対処法も見つけやすいのですが、この順番が逆になってしまうと、売りたい側の思うツボになってしまうので気をつけてほしいと思います。

これは節約の失敗にも通ずる事なのですが、「お得な物はないかな~」といった順番で物を選んでしまうと、ろくに使わない物や必要以上の量を備えてしまう事になってしまいます。

本当に必要な物を安く購入する事は上手な節約ですが、必要もない物や必要以上の機能にお金を使う事は、どんなに安く買えても節約にはなりません。

それこそ4k対応のテレビがセールで半額になっていて、普通のテレビと同じぐらいの価格で買えたとしても、画面が暗くて見えにくかったり、電気代が嵩んでしまいます。

セールで半額だったからと着ていく場もない洋服を選んでしまったり、好みの色やサイズがイマイチな洋服を選んでしまうと、結局はタンスの肥やしになってしまいます。購入代金分を損しただけでなく、タンスのスペースも奪われて本当に必要な洋服の管理まで悪影響が出てしまいます

これこそが備え過ぎる事のシルクです。

いつか使うかも知れないと捨てず取っておいた物のせいで、探す手間が増えたり、掃除が大変になったり、部屋一つ分のスペースがつぶれてしまうかも知れません。

防災グッズのような備えですら、不要な物が多いといざという時に取り出すのに手間取ったり、転がってしまうとケガの原因になるかも知れません。

備え過ぎてしまったり、お得だったからと購入してしまった物というのは、単純にお金を損するだけでなく、本当に重要な物の使い勝手や管理にまで悪影響が出てしまうので気をつけてほしいと思います。

もちろん最低限の保険や災害時の不安に備える事は悪いとは言いませんが、それらだって過剰に備え過ぎてしまうと、問題が起きた時の備えとして最も万能なお金を減らしてしまいます

大災害だとお金よりも水や食料の方が需要かも知れませんが、多くの備えはお金ほど万能でも使い勝手も良くないので、必要以上に備え過ぎてお金を減らしてしまう事もリスクになります。

「備えあれば患いなし」とは言いますが、備え過ぎると患いがあるかも知れないので、上手くバランスを取ってほしいと思います。

災害や病気といったリスクに備える事は大事ですが、ちょっとしたお金があればいつでも対応できるような備え(旅行中の着替えの予備など)は、デメリットの方が大きくなる事が珍しくないので、日頃から必要十分な量を意識て備え過ぎによるリスクを避けておきましょう。

The post 問題が起きる前に備え過ぎる事もリスクになる話 first appeared on 節約はレジャー!.

]]>
https://pocyaco.com/problem-11093/feed 0
リサイクルやフリマで節約!?する前に意識したい事 https://pocyaco.com/flea-market-11086 https://pocyaco.com/flea-market-11086#respond Fri, 07 Feb 2020 07:31:08 +0000 https://pocyaco.com/?p=11086 リサイクルやフリマを活用して節約!? 私自身は節約家という事もあり、リサイクルショップや古本屋、ヤフオクやフリマアプリを利用して安く購入して節約する事があるのですが、逆にそれらを利用して物を手放す機会は、どんどん少なくな […]

The post リサイクルやフリマで節約!?する前に意識したい事 first appeared on 節約はレジャー!.

]]>
リサイクルやフリマを活用して節約!?

私自身は節約家という事もあり、リサイクルショップや古本屋、ヤフオクやフリマアプリを利用して安く購入して節約する事があるのですが、逆にそれらを利用して物を手放す機会は、どんどん少なくなってきました

不要になった物をリサイクルに出す事で誰かに役に立ったり、資源を有効活用する事になったり、僅かな価格でも買い取ってもらう事で節約になったり、処分費用を節約する事ができるものですが、この選択肢のせいで判断を見誤ってしまう事があるものです。

もちろん上手く活用する事で節約になる事も多いのですが、簡単に手放せてしまうだけに買い物をする時の選択基準が緩くなってしまうリスクがあります。

少し前に知り合った女性がフリマアプリにハマっており、その魅力やメリットについて色々と教えてくれたのですが、彼女は私の目の前にいた短時間でもスマホのフリマアプリでバンバン買い物をし、出品する様子まで説明してくれたのですが、その出品する物もほとんどがフリマアプリで購入した物でした。

要するに使いもしない物までたくさん購入していたわけです。

これは価格の安さに囚われ過ぎている節約家にも当てはまる事なのですが、どんなに安くてお得な価格でも必要のない物まで購入していると節約になりません。

本当に必要な物を安く購入する事は上手な節約ではありますが、セールで安かったり、気軽に売れるからという理由で、それほど必要のない物まで購入していると、手数料が入るお店だけしか得をしません。

リサイクルやフリマのリスク

一般的にリサイクルショップやフリマアプリのリスクというと、品質が保証されていなかったり、期待していた品質よりも劣化していたといった事ですが、私が感じるリスクというのは、簡単に手放せるだけに学びが得られにくくなってしまうリスクです。

ろくに試着もしないで洋服を購入してしまうと、サイズ感がイマイチで無駄になってしまうので、次からはしっかりと試着をして確認しようと考えるものですが、簡単に手放せて損益のリスクも減らせるリサイクルやフリマのおかげ(せい)で、失敗した悔しさまで和らいでしまい、学ぶ機会が失われてしまいます。

これは福袋などが好きな人にも当てはまるのですが、1万円の福袋に1万円相当の洋服が3着入っているからといって、運よく好みのアイテムが入っているとは限りません。

色が好みと違ったり、サイズ感がイマイチだったりする事も多いので、実際に役立つのは1着しかなくても、その他の洋服をフリマアプリで転売すれば元は取れるといった節約テクニックがあるのですが、そもそも福袋に含まれる商品というのは売れ残りが中心なので、3万円相当といってもあくまでも定価の話です。

大抵は福袋に入る前にセール価格になっているので、1万円相当の洋服が3着入っているといっても実売価格は1着5000円程度の洋服かも知れません。だったら売れ残ってセールになっているタイミングのその洋服を購入していれば、5000円だけで済んだかも知れません。

そのタイミングであればしっかりと試着をして確かめられますし、洋服の個体差(汚れやヨレ具合など)も見極める事ができます。

リサイクルショップやフリマアプリで処分するのは、リスクヘッジの手段としては有効ではあるのですが、それがあるだけにギャンブル性の高い買い物になってしまう可能性があります

冒頭で紹介した彼女がまさにそんな感じでした。金額的な損失は少なく出来たとしても手数料や送料の事を考えると得する事はないでしょうし、手続きの手間も増えてしまいます。

リスクヘッジという言葉は投資の世界で用いられる事が多く、保険のようなものだと考えると分かりやすいのですが、自分ではコントロール(為替や国際情勢など)や判断が出来ないギャンブル性の高い案件だからこそ、リスクヘッジが重要になってきます。

ただしっかりと下調べをして確信がもてる投資案件だと、リスクヘッジに費用をかけるよりもその分の資金をつぎ込んだ方が投資効率が良くなります。

リサイクルショップやフリマアプリによるリスクヘッジも同じで、気軽に転売できる事は便利なのですが、それだけに下調べを怠ってギャンブル性の高い買い物になってしまうリスクがあると感じています。

買い物の失敗を和らげる効果は期待できますが、失敗する確率が上がってしまうかも知れません。

リサイクルできなくなるまで使うのが理想

私自身も節約を意識する前というのは、深く考える事もなく買い物をしてしまう事があったので、直ぐに不要になってリサイクルショップに売るような事があったのですが、節約を意識するようになると、そもそも不要な物を所有しなくなっていくので、リスクヘッジとして物を売る機会も少なくなっていきました

現在でも本を売る事はあるのですが、基本的に読みたい本があるとまずは図書館のホームページで調べ、見つからないとネット上の古本屋で検索して探します。このような本がいくつか溜まってくると近所の古本屋で売るのですが、既に古本なので買い取り価格など二束三文にしかなりません。

参考図書館の意外なメリット!

発売されて間もない新刊本だと買取価格も期待できるのですが、最近は電子書籍で安く購入して節約しているので売る機会がありません。

昔はろくに調べもせずに適当に買い物をしていただけに、リサイクルショップやフリマアプリでの転売でリスクヘッジする事ができたのですが、それが出来るという事は、そもそもの選択肢が間違っていたという事です。

当ブログでは以前に不要な物はリサイクルショップに行くとよく分かると紹介した事があるのですが、

参考不要な物はリサイクルショップに溢れている

まさに適当に買い物してしまった商品が溢れているのが、リサイクルショップの特徴でもあります。

もちろん子供服のように物理的に着られなくなった物や、生活環境の変化で不要になった物や、贈答品のようにそもそも必要なかった物も売られているので、全ての物が役に立たない不要な物という事ではありませんが、便利そうな調理家電などが溢れているところを見ると、何となく買って後悔した人が多いのではないでしょうか。

本当に必要な物だけに囲まれている人であれば、その物の寿命を全うするまで使うので、リサイクルショップやフリマアプリに売る機会も無くなっていきます。

これは資源ごみのリサイクルなどにも当てはまるのですが、昔の日本人のように何度も使える風呂敷で持ち歩けば、紙袋の使用を抑えられてエコになりますが、紙はリサイクルできるからと過剰包装を受け入れていると、全くエコではないような事です。

ペットボトルを一本作って消費者の元に届くまでに使われる石油のエネルギーは40mlという計算があるのですが、ペットボトルをリサイクルするとなると輸送費や工場による洗浄や再生の為に、一本当たりに150mlもの石油が必要になるという計算があります。

しかもペットボトルとして再生できるわけでもなく用途が限られるので、せっかく集めたペットボトルでも焼却処分されたり、お金を掛けて海外に運ぶようなおかしな事になってしまっています。だったら燃えるゴミとして近場のゴミ処理場で処分した方が、余計なエネルギーが奪われない分エコになります。

個人がペットボトルの寿命を全うさせるまで使い切るのは難しいですが、リサイクル効率の高いアルミ缶の飲料を選んだ方がエコになるかも知れませんし、ペットボトルのミネラルウォーターではなくウォーターサーバーや浄水器の使用をした方が、不要なゴミを出さずに済むかも知れません。

これらのように良かれと思ってしているリサイクルでも、実際にはエコになっていない事もありますし、フリマアプリによる転売といった事も本質を見誤るきっかけとなってしまうかも知れないので気をつける必要があります。

まとめ リサイクルという名の免罪符

子供服のように成長して着られなくなった洋服や、生活環境の変化で不要になった物を、リサイクルショップやフリマアプリを利用して他の人の役に立つ事は素晴らしいとは思いますが、リサイクルという手段があるからと、そもそも必要のなかった物まで考えもせずに手を出してしまうと、全く節約にならないばかりかエコにもなりません。

これは脂肪の吸収を抑える特保の飲料と似ているのですが、それが免罪符となって暴飲暴食を増えてしまうと元も子もないような事です。

良いスタイルを保っている人の多くは、わざわざ特保の飲料やダイエット食品に頼っていません。食べ過ぎにならないように気をつけているだけです。

リサイクルショップやフリマアプリに頼り過ぎるのも同じで、それが免罪符として機能してしまうと失敗した悔しさや後悔が薄れてしまい、根本的な問題(不要な物を買わない)から遠ざかってしまう可能性があります。

リサイクルそのものが悪いわけではありませんが、その物を大切に扱いながら寿命まで使い切る事こそが最も効率の良いエコなのであり、節約という意味でも有効に働いてくれるのではないでしょうか。

これは靴の寿命で考えてみると分かりやすいのですが、日本は靴を脱ぐ機会が多いだけに多くの人が適当に履いて寿命を縮めてしまっています。

靴紐を緩めることなく強引に靴同士を擦り合わせて脱いで傷だらけになっていき、強引に足を押し込む事で生地が伸びてヨレヨレになっていきます。中には踵を踏みつけていたり、つま先をトントンして傷めている人もいます。

きちんと靴紐を緩めてから脱ぎ履きするだけで防げる事ですが、これが出来ている人は驚くほど少ないです。靴底がすり減って寿命を迎えたのではなく、雑な扱いのせいでボロボロでヨレヨレになって寿命だと判断してしまいます。

丁寧に扱われて型崩れてしていない靴であれば、靴底がすり減ってきても補修材で補う事で寿命が延びますし、靴底の張り替えといった選択肢もあります。

そのような靴というのは中底も足の裏の形に合わせて沈み込んでいるので、抜群のフィット感があるものです。

価格の安い靴だと靴底を張り替えるより買い替えた方が安いのですが、少し良質な靴を大切に扱いながら履き続けていく事で、新品の靴にはない最高の履き心地が手に入るかも知れません

洋服だって丁寧にメンテナンスをする事で寿命が延びますし、ガチガチに縫製されている箇所が徐々に柔らかくなっていくので、着心地が良くなっていきます。

Tシャツの襟元を伸ばしながら脱いでいると、直ぐにヨレヨレになってしまうものですが、手をクロスさせて裾を掴んで優しく脱ぐ事で、必要以上に襟元を伸ばす事がなくなるものです。

物の寿命というのは扱い方によって随分と寿命が変わるものですし、そこと向き合わずに次から次へと新しい物ばかりを購入していると、品質の良い物を見極める眼力も身につきませんし、洗練された動作というものも身につきません。

脱ぎ履きしやすい靴といった基準で選んでいると、大きめのサイズを選ぶ事になってしまうので歩き方にまで悪影響が出てしまいます。洋服のサイズも適当に大きめの物を選んでいると、生地の引きつりや重さが増えて疲労の原因となったり、洗濯物の収納スペースの容量を奪われてしまいます。

参考靴と健康の関係は無視できない要素

多くの物は雑な扱い方のせいで寿命が短くなってしまうので、本気で節約を考えている人は、安易に安い物に買い替えるのではなく、手持ちの物を大切に扱うように意識してほしいと思います。

リサイクルやフリマアプリに頼る前に、手持ちの物だけで何とかなるかも知れませんし、メンテナンス次第では新品時よりも良い状態になるかも知れません。

安い包丁でも丁寧に研ぐ事で新品時よりも切れ味が良くなるかも知れませんし、柄の部分もほどよく手の形に合わせて削れていれば、高価な新品の包丁よりも使い勝手が良くなるかも知れません。

世の中には100均の包丁を100均の砥石で研いで切れ味抜群にさせている人がいるほどです。

このような事は手間も時間も掛かるので誰にでもできる事ではありませんが、手持ちの物と向き合いながらちょっと調べるだけでも、新たな選択肢が見つかるかも知れません。

もちろん必要十分な物をリサイクルショップやフリマアプリで安く購入する事や、不要になった物を手放す事が悪いわけではありませんが、その前にちょっと調べてみるだけで新たな選択肢が見えてきたり、より本質的な問題に気がつくような事があるので、買い替える事になったとしても選択基準が洗練されて失敗する確率が減るはずです。

リサイクルが免罪符のようになってしまうと、なかなか本質的な問題にたどり着けなくなってしまうので気をつけてください。本当に節約になるのか、エコになっているのかと考えるようになると、初めて購入するような物でも上手く選べるようになりますよ。

The post リサイクルやフリマで節約!?する前に意識したい事 first appeared on 節約はレジャー!.

]]>
https://pocyaco.com/flea-market-11086/feed 0
詳しくない分野の物を購入する時はタブーを調べてみよう! https://pocyaco.com/taboo-2-11011 https://pocyaco.com/taboo-2-11011#respond Wed, 29 Jan 2020 08:41:33 +0000 https://pocyaco.com/?p=11011 様々な業界のタブー 最近はネットの普及もあり、個人で情報を発信するのが容易になりました。このブログもそうですが、SNSのように気軽に情報が発信できるようになった事もあり、様々な業界の人が内部の人間にしか分からないようなタ […]

The post 詳しくない分野の物を購入する時はタブーを調べてみよう! first appeared on 節約はレジャー!.

]]>
様々な業界のタブー

最近はネットの普及もあり、個人で情報を発信するのが容易になりました。このブログもそうですが、SNSのように気軽に情報が発信できるようになった事もあり、様々な業界の人が内部の人間にしか分からないようなタブーを発信する事が増えてきました。

当ブログでは以前に、内部情報を知っている人の選択が参考になると紹介した事があるのですが、

参考内部情報を知っている人の選択

まさにこのような情報をネットで簡単に調べられる時代なので、自分が詳しくない分野の事や初めて購入する高額な物ほど、事前にタブーを調べておくと騙される事が少なくなります。

そこで今回は私が調べてみて印象に残ったタブーの例を紹介します。私が興味があって調べた業界の事なので、かなり偏った例ですが、このような考え方を身につける為にも参考にしてみてください。

車業界のタブー

ある洗車業界の人がネットで車業界のタブーについて暴露していたのですが、中でも私が気になったのが錆び防止加工の話でした。

私は北海道に住んでいる事もあり、冬場になると路面の凍結防止の為に道路に塩カル(塩のようなもの)が撒かれるので、それが原因で車の下廻りが錆びてしまうのですが、その対策として新車の購入時や車検の度に、車の下廻りに錆び防止塗装を施す事が常識になっています。

この費用がバカにならないのですが、それこそが車を売る側や整備する側にとって美味しい商売になっているので、あえて錆びやすい設計のままにしていると車業界のタブーを暴露していました

欧米の車メーカーだと鉄板のつなぎ目に、樹脂のようなものを埋めて錆の原因となる水の侵入を防ぐような加工がされているのですが、日本の車の多くは内側だけにしか加工せず、外側のつなぎ目はそのままなので、車が大きく動く度に鉄板がヨレて塗装が剥げていき、直ぐにつなぎ目から錆びてしまうのだそうです。

樹脂のような弾力があるもので鉄板のつなぎ目を塞いだ上で塗装すれば、鉄板の地肌がむき出しになって錆びる事もないのですが、そうすると車の寿命が延びて買い替えサイクルが遅くなってしまったり、車検の度に塗装をする人も減ってしまうので利益が下がってしまうわけです。

そういうものなのかと思って自分の車を調べてみると、確かに車の内側の鉄板のつなぎ目にはゴムのような物で覆われており、手で触れても弾力があって剥がれるような感じではなかったのですが、最もダメージを受けやすい下廻りの外側にはこのような加工がされていないので、車検の度に塗装をし直さなければならないわけです。

外車に乗っているような人は車好きが多いので、大切に扱う事で古くても良い状態で乗れているのだと思っていたのですが、寿命が短い国産車にはこのような車業界のタブーが関係していたのかも知れません。

この対策は個人では難しいですが、新車を購入した時に少し割高でも、ノックスドールのような機能性の高い錆止め加工をするのが良いのだと学びました。

アパレル業界のタブー

アパレル業界のタブーを紹介している人もいたのですが、日本では年間30億着もの洋服が販売されており、その半分の15億着が売れ残ってしまうのですが、ブランドによっては安売りしてブランドイメージを下げたくないので、あえて焼却処分をするケースが多いのだそうです。

一部のブランドはタグをカットし、ブランド名を分からなくしてから格安で流通する事もあるのですが、いわゆる高級ブランドほど焼却処分する傾向が強いのだそうです。

そんな事をしていても莫大な利益をあげられるわけであり、当然それはそれだけの価格が上乗せされている事になります。

洋服ほど価格が変動する物は多くありません。季節外れになれば半額ぐらいになる事は珍しくありませんし、在庫一掃セールともなれば8割引きなんて事もあります。

倉庫に保管しているだけでも費用が掛かるので、ほとんど利益が出なくても売り切ってしまった方が良いのは理解できますが、洋服は生鮮食品のように直ぐに劣化するわけでもなく、半年ぐらいで品質が大きく下がるわけでもありません。

流行のデザインの洋服だと旬の時期があるものですが、そうでもない多くの洋服に限っていえば、この値崩れは異常です。洋服の原価率や仕入れ価格というのは、他の業界からすると考えられないぐらい暴利をむさぼっているそうで、その比率は花屋さん並なんだそうです。

花は寿命が短く、枯れかかっている花を半額にしたところで売れるものでもありませんし、だからといって売れ筋の花だけを店頭に並べるわけにもいかないので、半分以上が売れ残って処分される事を前提として値付けがされています

これは寿命が短い花を扱うという性質上、ある程度は仕方がない事ですが、ハイブランドを中心としたアパレル業界も、半分ぐらいを焼却処分してでも利益が出るような値付けになっているのだそうです。

花ほど寿命が短くない洋服を定価で買うのは、かなりバカバカしい事なのかも知れません。

洋服屋のタブー

洋服屋のタブーというと、全く似合っていない洋服でも「すごくお似合いですよ~」と褒めたたえたり、いくらでも在庫があるのに「この洋服は大人気で今あるだけなんですよ~」といった感じが多いのですが、洋服屋のタブーを調べていて面白かったのが「鏡」でした。

洋服屋の試着室の鏡というのは凄くよく考えられており、壁紙や照明まで含めて計算されており、多くの人が自宅の鏡で見るよりも良い印象に映るのだそうです。

購入してから着てみると、「あれ?なんか違う・・・」と感じる事があるものですが、巧みな照明によって上手く誤魔化されていたのかも知れません。

酷いところだと実際に細く見える鏡を設置しているのだそうです。

この細く見える鏡は都市伝説のようなもので昔から噂があったのですが、本当にそんな鏡があるのかと調べてみると、普通にネットで売られていました(⇒)。

販売ページを見てみると、「お客様に気づかれることなく映像を調整できる全身鏡」と紹介されていました(苦笑)。

他のメーカーの物だと「ブティックの販売促進に」という説明もあったので、洋服屋にとってはそれほど珍しくない事なのかも知れません。

「the chive」というアメリカのサイトでは、アメリカ国内にある様々な洋服屋の鏡の見え方を暴露しており、日本にも出店しているファストファッションブランドもいくつかあって驚いてしまいました。

全ての洋服屋がこのような鏡を設置しているわけではないと思いますが、試着する前の着慣れている洋服の見え方が、いつもと違う場合は注意しましょう

保険業界のタブー

保険業界も様々な人がタブーを暴露しているのですが、あまりにも酷い仕組みのせいで心が病んでしまい、長続きしない人が多いのも保険業界の特徴です。

必要以上に不安を煽って相手を怖がらせ、その解決策として保険を提案するのが一般的なセールス方法なので、心が優しい人ほど辛くなってしまうのだそうです。

そしていざ保険が適用されるようなケースになった時に、契約通りの支払いをしてしまうと個人の成績が下がってしまうので、なんとか誤魔化そうとしなければなりません。そうしないと上司から大目玉をくらってしまうので、精神的に物凄いストレスが掛かるのだそうです。

成績の良い保険外交員というのは、本当に保険が必要になりそうな人に勧めるのではなく、いかに必要のない人に売るのかが腕の見せ所なんだそうです

保険業界のタブーは昔から様々な書籍でも暴露されており、わざわざ分かりにくい表現を用いたり、どうとでも取れる曖昧な表現にしたり、約款を物凄く読みにくい小さな文字にしていたりするものですが、保険に詳しい人ほど最低限の保険にしか入っておらず、家族や親戚にも勧めない傾向が強いのだそうです。

思い返してみると、私の学生時代から仲の良い20年来の旧友も保険外交員をやっているのですが、彼女から保険の勧誘を受けた事は一度もありません。

彼女が保険外交員になって間もない頃、自動車保険を販売できる資格を取得したとの事だったので、私の方から「じゃあ入ろうか?」と言うと、「イヤイヤいいよ!気をつかう関係になったら嫌だし」と断られてしまいました。

今思うと、彼女なりに保険業界の闇深さを理解していたからなのかも知れません。

保険業界のタブーや闇を調べてみると、びっくりするぐらい恐ろしい話がゴロゴロと見つかるものです。もう一つ印象深かったのは、なかなか売り上げがない新人ほど家族や親戚や知り合いに売るのですが、それにも限度があって半年ぐらいで落ち着いてしまうので、一年も持たずに保険業界を離れていってしまう人が凄く多いのだそうです。

しかもそれを前提として雇っているところもあり、そこで契約した保険の一部はその後も継続されていくというわけです。

保険外交員に美人の女性が多いのも、まさに男性の下心に付け込んで話を聞いてもらいやすいからであり、保険の必要性を感じていない人に近づく為には有効なスキルです。

これに関しては少し似たような実体験が私にもあります。私が初めて就職した会社は大きな工場で巨大な寮に住む事になったのですが、寮に入って二か月ぐらいは日替わりで様々な保険会社の綺麗な女性達が笑顔で出迎えてくれました。

しかも寮の玄関先にテーブルと椅子を並べて座っており、玄関前の階段を登っていくと目の前にミニスカートを履いた女性の足が現れるわけです。女子禁制の男性だらけの寮に、そのような女性が並んでいるわけですから、実際に何人もの同僚が勧誘を受けていました。

私は話を聞くような事は無かったのですが、同僚を通して「3人決まったら合コンをしてくれるんだよ!頼むよ!」とお願いされたものです。

中でも某有名保険会社がいる事が圧倒的に多く、それも今思うと幹部同士が繋がっていたのか、寮長に色仕掛けをした結果なのか、何かしらの要因があったのだと想像に難くありません。

この私の体験は大分昔の話なので、現在でも行われているのかどうか分かりませんが、本当にお客さんの事を想って保険を勧めるようなケースというのは、あまり多くないのではないでしょうか。

自分なりに調べて保険の必要性を感じて話を聞くのであれば良いとは思いますし、自動車保険や火災保険のように必要最低限の保険が必要なものもありますが、自分で調べるといった事を怠ると相手の手のひらの上で踊らされてしまいます

自分で調べるにしても特定の保険会社の情報だけだと偏ってしまいますし、書籍だって特定の保険会社の研究員が書いているようなケースが多いので、あえてタブーや反対意見も調べてみる事で様々な選択肢が見えてくるようになります。

家電量販店のタブー

家電業界はネット通販の影響もあって落ち込んでいるのですが、だからこそ様々な戦略を駆使して利益を上げています。

家電量販店のタブーで面白かったのは、大手家電量販店のオリジナル仕様の商品が全然ダメだという暴露でした。

大手家電量販店だと一般的に売られている家電メーカーの製品でも、そこの家電量販店だけにしか売られていないオリジナルモデルがあったりするのですが、それこそが最も利益が出る値付けになっているので、その他のモデルよりもお得なように見せかける事が多いのだそうです。

大手テレビショッピングなどでも、「家電メーカーと直接交渉してお得なオリジナルモデルを特別に用意しました!」と紹介しているものですが、そのような商品の多くは売れ残った部材を中心に組み立てられるので、旧世代の品質しかなかったり、まるで人気が出なかった不必要な機能が盛りだくさんで、使い勝手が悪い事が多いのだそうです。

これは当ブログで以前に紹介した食品スーパーなどのプライベートブランドの話とも似ているのですが、

参考プライベートブランドは節約に有効!?

プライベートブランドが充実している大手スーパーほど、正規の商品の値付けが高く設定されているので、他のスーパーで割引されている正規の物を購入した方が、安くなるケースが珍しくないような事です。

そこの家電量販店でしか買えないオリジナル機能という付加価値があれば、他のお店やネットショップとの価格競争に巻き込まれにくいので都合が良くなります。

たまたま自分が求めていた機能が搭載されて、お得な価格になっているオリジナルモデルであれば悪い選択肢ではありませんが、評価の低い機能や使い勝手の悪い機能を満載にして割安感を演出しているケースがあるので、気をつける必要があります。

必要のない機能のせいでボタンが増えて扱いにくくなったり、それらの機能が故障してしまうリスクも高まります。おまけに付いてくるような物も需要が無くて売れ残っている物が大半なように、やたらとお得感をアピールしている家電というのは、消費者よりもお店側にお得な事が珍しくありません。

現役で家電量販店に勤めている人や、元家電量販店勤務のような人達がタブーを暴露しているようなケースは多いので、高額な家電製品を買う時ほど参考にする価値があると思います。

オーディオ業界のタブー

オーディオ業界のタブーというのは、当ブログでも何度も紹介している格安で作れる純セレブスピーカーと向き合っていく過程で知る事になったのですが、純セレブスピーカーはスピーカーの入れ物がダンボールであり、そのおかげで澄んだ音が鳴り響いてくれます。

何故にダンボールだと良い音がするのかは、まだはっきりと解明されているわけではないのですが、ある人がネットで暴露していた情報によると、某オーディオメーカーがスピーカーの筐体(箱)の素材を調べている時に、最も結果が良かったのがダンボールという事が分かったのですが、それだと高値で販売する事が出来ないので、お蔵入りになったという話です。

他にもオーディオ業界では、スピーカーにつなぐケーブルによっても音質が随分と変わると言われており、物によっては1メートルで何十万円もするような世界なのですが、ここにも売る側にとって都合の良い情報があり、エージングという言葉が用いられます。

エージングとは「時を経る」という意味であり、しばらく使い続けていくうちに馴染んでいくといった事なのですが、これを言い訳に大した事がないケーブルを高値で売る販売者がいるのだそうです。

これも実際にケーブルを販売している業者が暴露していた情報なのですが、音質のように耳の体感だけで判断するような事というのは、ちょっとした考え方で印象が変わってしまうだけに、都合よく用いられていると警報を鳴らしていました。

あまり詳しくない分野の事や、経験が乏しくて自分の基準だけで判断が難しいような事ほど、馴染むまでに時間が掛かるような事を言われてしまうと、「そういうものなのか・・・」と納得してしまうものですが、様々な業界でも同じような都合の良い言い訳がされているかも知れません。

包丁のような物だって重たくて握りにくいような物でも、使い続けていくうちに慣れて使いやすくなるものですが、これはあくまでも人間側の適当であり、包丁が使いやすいように馴染んでくれたからではありません。

よほど長く使っていれば、持ち手が削れて手にフィットするようになったり、何度も刃を砥いで削れて軽くなるかも知れませんが、もっと単純に軽くて握りやすい包丁を選んでおいた方が、ずっと使いやすいはずです。

もちろん洋服や靴のように馴染む事で着心地や履き心地が良くなる物もありますが、そもそもサイズが合っていないような物でも、馴染むといった言い訳で誤魔化されてしまうケースがあるかも知れません。

詳しくない分野の物を選ぶ時ほど、こういった耳障りの良い表現に誤魔化されてしまうので気をつける必要があります。

まとめ タブーを理解した上で選ぼう!

どんな業界にも本音と建前がありますし、利益を出す為には仕方がない面もありますが、消費者からすると喜ばしい事ではないので、節約家のみんさんほど気をつけてほしいと思います。

誰でも自分の仕事に関する事や興味のある分野の事であれば、酸いも甘いも分かった上で判断できるものですが、そうではない分野の事となると、どうしても他人の意見を鵜吞みにしやすくなってしまうものです。

信頼に値する人物の意見であれば良いのですが、中にはお客さんの事よりも自分の利益を優先する人もいるので、高額な買い物をする時ほど、事前にその業界のタブーを調べてみる価値があるのではないでしょうか。

それが分かった上で納得できるラインを選ぶようになると、購入後に後悔する事も少なくなるはずです。

購入者のレビューを読んだり、専門家の意見を参考にする人は珍しくないと思いますが、あえて「タブー」や「裏話」や「闇」といった検索ワードで調べてみる事で、今まで知り得なかった情報にたどり着きやすくなるものですよ。

そのような事を分かった上で選ぶのであれば、選択基準も変わってくるはずです。短期間で使い切るような物であれば、あえて安い物や中古品を選んだ方が良いかもしれませんし、長く使う予定の物なら価格よりも品質重視といった選び方ができるものです。

その重視するべき品質というのも、あまり詳しくない分野の事となると判断が難しいので、あえてタブーやリスクといったマイナス意見を調べてみる事で、注意するべきポイントが見えてくるものです。

「家は3回建てないと満足しない」という言葉があるように、人生の中でそうそう経験できない高額な買い物をする時ほど、自分の基準だけでは上手く判断できないものなので、あえて失敗談やタブーといった意見を調べてみることで、新たな基準が構築されやすくなります。

私も含めて節約家というのは、ついつい価格ばかりに囚われてしまうものですが、詳しくない分野の物や高額な物ほど価格だけで判断しないで、しっかりと求めている役割や機能を確認し、リスクを理解した上で判断しましょう。

お金に余裕がある人や稼ぐ能力が高い人であれば、こんな事に時間をかけるよりさっさと購入して失敗しても買い替えれば良いのかも知れませんが、私も含めて多くの一般人はそうではないと思うので、あえてその業界のタブーを調べてみる価値があると思いますよ。

スマホで簡単に調べられる時代だからこそ、賢い消費者にもなりやすいので、私が今回紹介した様々な業界のタブーを調べた時のように、自分で調べて節約につなげてほしいと思います。

The post 詳しくない分野の物を購入する時はタブーを調べてみよう! first appeared on 節約はレジャー!.

]]>
https://pocyaco.com/taboo-2-11011/feed 0
ブランド離れは日本人が貧乏になったからではないと思う https://pocyaco.com/brand-11002 https://pocyaco.com/brand-11002#respond Mon, 27 Jan 2020 10:03:12 +0000 https://pocyaco.com/?p=11002 日本人のブランド離れ 新型肺炎の影響で来日する中国人観光客が減り、大手百貨店が大打撃を受けているというニュースを見かけました。 現在の日本で高級ブランド品を扱うお店のメイン顧客は中国人であり、所得やGDPが伸び悩む日本人 […]

The post ブランド離れは日本人が貧乏になったからではないと思う first appeared on 節約はレジャー!.

]]>
日本人のブランド離れ

新型肺炎の影響で来日する中国人観光客が減り、大手百貨店が大打撃を受けているというニュースを見かけました。

現在の日本で高級ブランド品を扱うお店のメイン顧客は中国人であり、所得やGDPが伸び悩む日本人にはブランド品を購入する余裕がないといった事が紹介されていたのですが、私は日本人がブランド品を買わなくなったのは、単純に貧乏になったからではなく、賢くなったからなのだと思えてしまいます。

貧乏だから買えないのではなく、お金に余裕があっても買わない層が増えているのではないでしょうか。

成功したお金持ちほど品質の高い高級ブランド品を購入して長く使うといった意見もあるのですが、このような意見をアピールしている人達というのは、大抵はブランド品を売りたい側であり、本当のお金持ちたちがこぞってブランド品を選んでいるとは思えません。

参考お金持ちは100均を利用しない!?

そもそもお金持ちであることをアピールする必要がありませんし、そんな事が知れ渡ってしまうとリスクの方が高まってしまいます

一部の成金だと金持ちアピールをして注目を集める事もありますが、それは宣伝効果といった目的があるからであり、普段からお金持ちオーラを醸し出していると何かとリスクが高まってしまうので、わざわざそんな事をしないのではないでしょうか。

高価なブランド品ほど良質な素材を用いていたり、丁寧に作られて品質が高い傾向があるのは間違いないとは思いますが、そこに価格差ほどの価値を感じる人が少なくなったからこそ、ブランド離れが起きているような気がします。

安物の品質の向上もありますが、品質の差というよりもブランドイメージに価値を左右されない賢い日本人が増えているのではないでしょうか。

ブランドイメージという名の付加価値

誰でも自分の仕事に関する分野や興味のある趣味のような事であれば、しっかりと自分の基準に当てはめて選ぶ事ができるものですが、詳しくない分野の事なるとブランドイメージといった要素に左右されてしまいます。

水道水が危険な外国に行くと、その国の知らない飲料メーカーのものより、コカ・コーラのような有名なメーカーの飲料の方が安心感があるように、自分で判断するのが難しいような時こそ、ブランドイメージによって影響を受けます。

だからこそ大手企業ほど良いブランドイメージを構築する為に、莫大な広告費を投じるわけですが、ネットの普及もあって専門家の意見や購入者の意見を簡単に調べられるようになった事もあり、ブランドイメージに左右される人が減ってきています。

家電選びといったものでも、年配の人なら松下電器に良いイメージがある人が多いので、「Panasonicを選んでおけば間違いない!」といった感じで選ぶ人がいますし、もう少し下の年代になると「ソニーは革新的で性能が高い!」のようなイメージがあるものですが、ネットに慣れている世代になると、特定のメーカーのブランドイメージだけで判断するような傾向は薄れてきています。

加湿器の国内販売で圧倒的なシェアを誇るメーカーはダイニチ工業であり、加湿器を購入した事がない人からすると、ほとんどブランドイメージがない企業ではありますが、確かな性能によって多くの人から選ばれています。

おそらく日本でもブランド品が良く売れていた時代だと、ブランドイメージの薄いダイニチ工業の加湿器より、National(松下電器)の方が売れやすかったのではないでしょうか。

日本の消費者の目が肥えてきたり、ネットの普及で詳しくない分野でも自分で調べられる環境が整った事もあり、ブランドイメージだけに左右されてしまう人が減っているからこそ、ブランド離れが起きているのだと感じます。

単純に日本経済が落ち込んでいるからとか、日本人が貧乏になったから買えなくなったという事ではありません。

もちろんお金に余裕がないからこそ、賢く選ぶ人が増えているとも考えられるのですが、おそらくお金に余裕があっても無駄に高いだけのブランド品を選ばない賢い日本人が増えているのではないでしょうか。

物より思い出の時代の到来

私自身は節約家という事もあり、昔よりも所有欲がどんどん薄れてきているのですが、最近の若者は益々その傾向が強いように思えます。

昔は好きな漫画やCDやDVDといった形ある物を大切にしていたのですが、あくまでも重要なのは中身なのであり、形にこだわる必要がないので、ある時を境にCDの音源は全てパソコンに移して処分してしまいました。

本だと全てが電子書籍化されているわけでもないですし、自分でパソコンに移すとなる大変なので、いくつか手元に残っていますが、新しく購入する本は電子書籍ばかりですし、その前に図書館や古本屋を利用する事も多いので、滅多に紙の書籍を購入する事が無くなりました。

昔からビデオやDVDを購入する事がなく、レンタルばかりだったのですが、それも最近はネット経由で格安で済ませられます。

これらが当たり前の若い世代にとっては、わざわざ形ある物で所有する意味がありません。

ブランド品といったものも最近はレンタルができますし、フリマアプリで個人売買が簡単になった事もあり、所有し続けたい人が減っています。

物よりも思い出や体感を重視する人が増えているからこそ、ブランド品を買う日本人が減っているのではないでしょうか。

このような時代だからこそ、身につけている物によって相手を判断する要素も減ってきており、ブランドイメージによる付加価値そのものの価値も減って、そこにお金を使う人も減っているのだと思います。

ブランドのメッカであるヨーロッパの一般の人達は、そもそもブランド品など買わない人ばかりですし、高級ブランド店は一部の上流階級の人達と、新興国の成金を相手に商売しています。

20世紀後半の日本人の多くが、現在の中国人のようにその層に当てはまっていたわけですが、日本人がブランド品を買わなくなったのは貧乏になったからではなく、精神的にも成熟してきたからなのではないでしょうか。

見栄を張る為だけの役割が必要なくなったからこそ、そこにお金を使う人が少なくなっているだけだと思います。

まとめ 爆発的な選択肢の増加

ブランド離れと同じように若い世代の車離れが叫ばれていますが、私のような北海道の地方都市に住んでいる若い世代だと、車は必需品なので決して車離れは起こっていません。ただ昔よりも車にお金を掛ける人は確実に減っています

この理由も単純で昔はお金を掛ける対象が少なかっただけであり、地方の若者ほど娯楽の選択肢が少なかっただけに、車に集中していただけです。

昔は三ナンバーの大きな車に乗っていたり、スポーツカーに乗っているだけで女性にモテるような事もあったので、期待している効果が得られやすかったので、お金を掛ける価値もあったのですが、現在は選択肢が爆発的に増えて個人の趣味趣向もどんどん細分化されているので、高級ブランド品に期待する効果(品質の差や羨ましがられる事など)も昔ほど得られなくなってしまいました。

もちろん期待する効果も人それぞれ違うので、自己満足の為に購入するのであれば問題ないのですが、使い勝手の良い良質なバッグを求めている人であれば、軽くて丈夫な素材を使った無印良品のバッグの方が期待している効果が得られやすいかも知れません。

高品質なブランド品が必ずしも悪いとは言いませんが、その物に期待する機能や役割をきちんと判断できる人であれば、ブランドイメージを構築する為に投入されている莫大な広告費分の上乗せ価格は関係ないので、わざわざ選ぶ理由がありません。

半額ぐらいでも同程度の品質がある物を見つけられるかも知れませんし、逆にブランドイメージだけが欲しいなら中古やレンタルでも十分かも知れません。

100円ショップの商品に代表されるように、あらゆる安物の品質もどんどん良くなっているので、昔ほど価格差と品質の差が少なくなっています。

数世代前のiPhoneより、ただ同然で手に入る格安スマホの方が性能が高いように、最新のiPhoneを所有する事といった見栄の為にお金を掛ける人が減っています。

もちろん最新のiPhoneならではの高機能に惹かれて選ぶのは良いのですが、何となくブランドイメージだけで松下電器を選ぶ年配の人のような選び方でiPhoneを選ぶ人は、若い世代を中心にどんどん少なくなっているのだと思います。

といっても日本人のiPhone利用率は世界的にかなり高いので、まだまだブランドイメージに左右される層が多いのかも知れませんが、昔ほど影響される人が少なくなっているのではないでしょうか。

日本人のブランド離れというのは、単純に貧乏になったからのような理由ではなく、選択肢の増加が主な理由であり、自分の基準で判断できる賢い消費者が増えているからなのだと思います。

節約というものでも自分の環境に当てはめて考える事なく、プロのアドバイスだけに従ってしまうと苦しくなってしまうように、それぞれが自分の頭を使って考える事が大事なのではないでしょうか。

ブランドイメージに頼る必要がないにしても、周りの人を不快にしてしまうような不潔さだったり、いかにも偽物だと分かるような物だと、評価を下げられてしまうので気をつける必要があります。

この辺の線引きにも正しい基準などありませんが、安さだけに囚われて残念な印象になってしまっている節約家がいるように、上手くバランスを取る必要があります。それほどお金を掛けずとも出来る選択肢もありますし、逆にお金を掛けるにしても期待している役割が明確であれば、必要以上に掛けてしまう事も無くなります

選択肢が多い時代だからこそ最適な物を見つけやすい時代でもあるので、しっかりと自分の基準で選べるようになりましょう。

もちろん他人の意見や専門家の意見を参考にするのは構わないのですが、そこに自分の基準を入れて考えられないと、いつまで経っても期待している役割が満たされないので気をつけてほしいと思います。

安さだけに囚われてしまうと、求めていた役割が満たされずに安物買いの銭失いになってしまいますし、高級品を売りたい側の都合の良いアピールに惑わされてしまうと、価格ほどのメリットが得られなくなってしまいますよ。

The post ブランド離れは日本人が貧乏になったからではないと思う first appeared on 節約はレジャー!.

]]>
https://pocyaco.com/brand-11002/feed 0
汗水垂らして働いたお金で買っていい物、ダメな物 https://pocyaco.com/sweat-10843 https://pocyaco.com/sweat-10843#respond Thu, 09 Jan 2020 04:59:48 +0000 https://pocyaco.com/?p=10843 汗水垂らして働いたお金の使い道 しばしば成功者と呼ばれるような人が書いたの本の中に、 「成功したければ汗水垂らして働くのではなく、頭を働かせて周り(人やお金)を動かせ!」 のような事が紹介されているのですが、自分の身体や […]

The post 汗水垂らして働いたお金で買っていい物、ダメな物 first appeared on 節約はレジャー!.

]]>
汗水垂らして働いたお金の使い道

しばしば成功者と呼ばれるような人が書いたの本の中に、

「成功したければ汗水垂らして働くのではなく、頭を働かせて周り(人やお金)を動かせ!」

のような事が紹介されているのですが、自分の身体や体力には限りがあり、汗水垂らして働く時間を増やすにも限界があるので、そのサイクルから抜け出さない限り成功は無理だよといった感じの事が書かれています。

中には一生懸命働いて汗水を垂らしている人をバカにするような主張をする人もいるので、個人的にはあまり好きな考え方ではないのですが、世の中にはそのような頭の良い人達が一定数いる事も確かです。

いわゆる成功者や富裕層と呼ばれるような人達に多いのですが、そのような汗水垂らして働く必要がない人達に向けて作られた高額な商品を、一生懸命汗水垂らして働いてお金を稼いでいる一般人が購入してしまうと辛くなってしまいます。

ざっくりいうと贅沢品という事になるのですが、富裕層の人達が贅沢だと感じるポイントと多くの一般人が贅沢だと感じるポイントが違うので、無理に背伸びして真似てしまうと期待していた結果につながりません。

汗水垂らして働いて稼いだお金で買ってはいけない物があるものです。

贅沢だと感じるポイント

何をもって贅沢だと感じるポイントも人それぞれ違いますが、この基準を自分で決める事なく周りの人からの評価や世間一般の常識といった基準に当てはめてしまうと、せっかく贅沢をしても満足する結果になりにくくなってしまいます。

私の例でいうと、牛丼の吉野家でお肉の量が多い「アタマの大盛り」を注文すると、もの凄く贅沢をした気持ちになります。

普通の牛丼より120円ぐらい高いだけなので、金銭的に難しいというわけではないのですが、よほどの事がないと注文しません。おそらく2年に一度ぐらいの贅沢です。

そもそも吉野家に行くのが2~3ヶ月に一度ぐらいのペースなので、10回に一度ぐらいしかアタマの大盛りを注文しません。

この私の贅沢を感じる基準が正しいと言いたいわけではなく、自分の基準で判断する事が大切だという事です。「超特盛り」の牛丼を注文するのが贅沢だと感じる人もいるかも知れませんし、高級店で黒毛和牛の牛丼を注文するのが贅沢だと感じる人もいるかと思います。

ただ富裕層(成金)と呼ばれる人の中には、自分にとって美味しくて贅沢な事だという基準ではなく、価格の高さや希少性に贅沢の基準に当てはめてしまっている人がいるので、高価であればあるほど喜んで選択する人がいます。

売る側もそれが分かっているので、いわゆる富裕層向けの商品というのは、料理なら美味しさよりも希少性や豪華そうな盛り付けといった要素に力をいれ、価格を吊り上げていきます。

美味しい料理を食べたい人が、高価だから美味しいのだろうとそのような料理を選択してしまうと、力を入れている(予算をかけている)ポイントが違うので満足する結果につながりません。

価格というのは多くの人(経済観念がない子供以外)に通ずる基準でもあるので、自慢のしやすさという点において分かりやすい基準になります。見栄を張りたい成金のような人ほど高価な物を好むのは、自分の満足する気持ちよりも周りからの評価を期待しているからです。

車に全く興味が無くて違いが分からない人に対してでも、一千万円の車だと伝えると、それなりに凄いと反応してもらえるような事です。

これで面白いなと感じたのが、昔読んだ本の中に清水の舞台から飛び降りる覚悟で中古のフェラーリを購入した男性の奥さんが、知り合いにその価格(確か1200万)を伝えると、

「うわー、さぞ乗り心地が良い車なんでしょうね~」

という反応が返ってきました。スーパーカーであるフェラーリは、乗り心地という点では大衆車よりも硬くて悪いので、フェラーリの存在を知らない人にとっては、全く意味合いが伝わらないというエピソードが紹介されていました。

その奥さんの知り合いにとっては「良い車=乗り心地がいい」という基準があり、高価な高級車ほどそういうものなのだと思っていたわけです。

車好きの人からすると、フェラーリを所有しているだけで羨望の眼差しを向けてしまいますが、人それぞれ基準が違うので期待していた反応が得られるとは限りません。

そのフェラーリの事を知らなかった人の基準が間違っているわけでもないですし、良い車の条件を乗り心地や快適性に求める人もいれば、見た目の良さや運転する楽しさに求める人もいます。

こんな事は当たり前の事ですが、自分の基準ではなく世間の基準に合わせて選んでしまうと、せっかく贅沢をしても自分が求めていた結果につながりません。

汗水垂らして働いたお金で買ってはいけない物というのは、この自分の基準で選んでいない贅沢品の事です。

価格だけの基準は危険

富裕層(主に成金)と呼ばれるような人達の中には、自分の基準ではなく周りの人からの羨望の眼差しを求めて選択する人がおり、そのような人向けに作られた物は高価であればあるほど喜ばれるので、機能としては並以下になってしまう事もあります。

高級腕時計などが分かりやすいのですが、高価な腕時計ほど昔ながらのゼンマイ仕掛け(機械式ムーブメント)で作られており、普及している電池式の腕時計よりも時刻がズレやすい傾向があります。

正確な時間を知りたいという目的の人にとっては何も良い事がありませんし、正確さだけでいえば自動で時刻を補正するスマホの時計の方が、ずっと目的を果たしてくれます。

ただ高価である事に価値を感じる人にとっては全く魅力的ではないので、売り手側も宝石や希少性の高い金属などを用い、どんどん価格を吊り上げていきます。

高級ブランドの洋服などもそうなのですが、高価だからといって洋服の機能と優れているとは限りませんし、モデル体型でもない多くの一般人の体型に似合うとも限りません。

富裕層向けに作られた商品というのは、その物の品質や機能に大して価格が決められるのではなく、ブランドイメージといった付加価値を高める為に膨大な予算がつぎ込まれているので、品質と価格差が大きくなってしまいます

もちろんそのブランドイメージに価値を感じるのであれば、汗水垂らして働いたお金で購入しても悪くないのですが、高価だから最高の物が手に入るのかというと、全く別の問題だという事です。

これは高級羊羹の代名詞でもある「虎屋の羊羹」で考えると分かりやすいのですが、虎屋の羊羹や虎屋である事が何よりも価値があり、羊羹の良しあしで選んでいる人は多くありません。

謝罪に行く場に持参するお土産としては、相手が高価な物だと認識している事が大事なので、虎屋よりも高価な羊羹や美味しい羊羹をもっていっても効果が薄まってしまいます。

誰もが知っている有名なブランドの価値というのは、その物の品質よりも周りの人からの評価側に価値があるのであり、その為に高価な額を支払う価値があるのか考える必要があります。

単純に美味しい羊羹を食べたいのであれば他にもいくらでも選択肢がありますし、別料金の木箱を購入する必要もありません。

見栄の為だけに高価な物ばかり選んでしまうと、汗水垂らして働いたお金が直ぐに無くなってしまいます。

もちろん見栄を張る事が悪いのではなく、職種によってはある程度の見栄えも求められますし、オシャレが好きな人が高級ブランドの洋服を購入するのが悪いわけではないのですが、あらゆる物を見栄だけの基準で選んで良いのはお金持ちだけです。

汗水垂らして働いたお金は限りがあるだけに、しっかりと自分の基準で判断できないと、付加価値(良いイメージ)を上げる為だけに高価になっている割高な物を選びやすくなってしまいます。

付加価値による価格差

岡山県のある繊維メーカーはデニム生地の評価が高く、世界的なブランドを相手に取引をしているのですが、そこのデニム生地は安価な価格でジーンズを販売しているユニクロにも採用されています。

そこの会社のデニム生地の卸値は一律であり、全く同じ仕入れ価格のデニム生地が採用されたジーンズがユニクロは3980円で売られている一方で、有名ブランドのロゴがつくと何万円にも跳ね上がります。

大量注文による値引きや運搬費の縮小などは考えられますが、一着当たりの原価にすると100円も変わらないはずです。

もちろんメーカーが変わればデザインや縫製の違いがありますが、そこの違いだけで価格が十倍以上も変わってしまうのが付加価値(ブランドイメージ)の凄いところです。

その付加価値を保つ為に莫大な広告費が投入され、豪華な販売所やパッケージなどを採用し、どんどん価格が吊り上がっていきます。

この付加価値に価値を感じる人にとっては、十倍以上の価格を支払う価値があるのですが、見栄をはりたい成金のように価格だけで選んでしまうと、まさに売りたい側の思うツボになってしまいます。

自分の体型に合ったジーンズを探した結果、たまたま高価な有名ブランドのジーンズだったというのであれば悪くないのですが、価格や知名度だけで判断してしまうと、まるでフィットしていないジーンズの為に大枚をはたく事になってしまいます。

体型によっては格安なユニクロのジーンズの方がフィットして似合うかも知れませんし、1万円ぐらいの国産のジーンズメーカーの方が合うかも知れません。

自分で判断しないで周りの人からの評価ばかりを気にしてしまうと、この付加価値によって判断基準を歪まされる事になり、せっかく汗水垂らして働いて稼いだお金を吊り上げられた価格に使う事になってしまいます。

まとめ 富裕層(成金)の金銭価格

汗水垂らしてお金を稼ぐ必要がない富裕層の金銭価格というのは、一般人とはまるで違うので価値を感じるポイントも違ってきます。

特別扱いされる事に価値を感じたり、希少性があって高額になればなるほど価値を感じます。

その物に対する役割や品質というよりも、自分のアイデンティティーを保つ要素に高額な支払いをする事を厭わないので、汗水垂らして働いてお金を稼ぐ一般人とは価値観がまるで違います。

そのような富裕層向けに作られた物を一般人が背伸びして購入してしまうと、期待していた役割とのズレが生じで後悔してしまいます。

自分のお金でどんな物を買っても自由ではありますが、いわゆる富裕層向けに作られた商品の多くは、高価である理由が一般人が求める要素とまるで違うので、せっかく大枚をはたいて買っても心が満たされない可能性が高くなります。

数年前に18Kのアップルウォッチが100万円以上で販売されて話題になったのですが、ロレックスのような高級腕時計だと資産価値があるので売却する事もできますが、デジタルデバイスのアップルウォッチだとモデルチェンジする度に性能が貧弱になっていくので、まるで価値がありません。

これの価値など購入して間もない短い期間に自慢が出来るだけであり、その為だけに価値を感じる一部の富裕層だけが購入します。

流石に一般人が18kのアップルウォッチを購入するとは思いませんが、もう少し範囲を狭めていくと、見栄の為に高額な物を選んでしまったケースがあるのではないでしょうか。

私自身も節約家になる前は高価なブランド財布を所有していましたし、定期的にメンテナンス費用が掛かる機械式の腕時計も所有していました。

それらを購入した時はそれなりに満足してはいたのですが、期待していたほど周りから評価されたわけでもないですし、機能として優れているわけでもありませんでした。

時計や財布だけ高級でもその他の要素から金持ちではない事が一目瞭然なので、それでモテるような事も全くありませんでした。

汗水垂らして働いて稼いだお金を見栄の為だけに使ってしまうと、お金はいくらあっても足りません。節約家は汗水垂らさずにお金を稼げる富裕層を相手にしている商品とは、一定の距離を保たないと危険です。

なんだか富裕層の事を悪くいってしまいましたが、あくまでも見栄っ張りの成金のような一部の層の事なので、全ての富裕層が散財しているわけでもありません。

むしろ堅実な富裕層の方が圧倒的に割合は多いです。そうでなければお金は守れませんし、わざわざメディアに登場して金持ちアピールなどするとリスクが増すだけなので、表舞台に出て自慢などしないものです。

参考お金持ちは100均を利用しないはウソ!?

何年か前に読んだある雑誌で興味深い調査結果が公表されていたのですが、何とユニクロの洋服を着用している比率が、一般人よりも富裕層の方が高いという結果になっていました。

洋服に求める役割や品質を的確に判断できる人ほどコスパの良いユニクロを選ぶ傾向があり、堅実な方法で豊かになった人ほどユニクロ好きだという結論になっていました。

有名ブランドの洋服のような付加価値によって極端に吊り上げられた価格というのは、汗水垂らして働いたお金で買うべきものではありません。

周りの人からの評価を期待して選ぶのが悪いとは言いませんが、価格差なりの評価があるかというと微妙ですし、働き始めたばかりの若者が高級ブランドのアイテムをもっていても似合わないように、中途半端な背伸びは評価を落としてしまう事もあります。

運転手付きの高級車の後部座席から降りてくる人が似合うようなハイブランドのファッションは、自ら車を運転する人や電車通勤の人に似合うわけでもありません。

どんなファッションをするのも自由ではありますが、少なくとも周りの人からの評価を上げたいのであれば、自分のライフスタイルの中でバランスを取る必要があります。富裕層は周りの人もそのような人ばかりなので良いのかも知れませんが、中途半端に背伸びをしてしまうと期待していた成果につながりません。

汗水垂らして働いたお金で買ってはいけない物というのは、ざっくりいうと贅沢品という事になるのですが、その物に大して贅沢だと感じるポイントがズレていると、せっかく大枚をはたいても満足できない結果になってしまうので気をつけてほしいと思います。

贅沢をする事が悪いとは言いませんが、しっかりと自分の基準で選ばないとせっかくの贅沢も堪能できません。

美味しい魚を食べたいからと高級魚を購入しても好みの味とは限りませんし、お刺身を分厚くカットしたからといって美味しくなるとも限りません。落ち着かない高級レストランに入って緊張してしまうと味が分からなくなってしまうかも知れません。

あくまでも自分の基準(好み)を満たす事が大切なので、そこを人任せ(世間一般の基準など)にしてしまうと、せっかく大枚をはたいて贅沢をしても満足できません。

汗水垂らさずに大金を稼げてしまう富裕層向けに作られた物というのは、汗水垂らして働いた人にとって相性が悪い事が多いので、中途半端に背伸びして選ぶのではなく、しっかりと自分の基準で選んでほしいと思います。

もちろん何でもかんでも安ければ良いという事ではないので、そこは間違えないでください。自分が求めている役割がしっかりと満たされている物を安く購入するのが上手な節約なのであり、価格の安さだけが判断基準になってしまうと、価格の高さにしか価値を感じない成金のような残念な印象と大差がないので、気をつけてほしいと思います。

The post 汗水垂らして働いたお金で買っていい物、ダメな物 first appeared on 節約はレジャー!.

]]>
https://pocyaco.com/sweat-10843/feed 0
財布の紐をかたくするコツ!緩めてくる存在を知ろう https://pocyaco.com/wallet-2-10795 https://pocyaco.com/wallet-2-10795#comments Fri, 27 Dec 2019 06:57:05 +0000 https://pocyaco.com/?p=10795 財布の紐をかたくするコツ! 昔の日本で使われていた財布というのは、現在のようにチャックやボタンではなく紐で結んでいたので、あまりお金を使わない人の事を「財布に紐が堅い」と表現していました。 紐をグルグル巻きにして堅く結ん […]

The post 財布の紐をかたくするコツ!緩めてくる存在を知ろう first appeared on 節約はレジャー!.

]]>
財布の紐をかたくするコツ!

昔の日本で使われていた財布というのは、現在のようにチャックやボタンではなく紐で結んでいたので、あまりお金を使わない人の事を「財布に紐が堅い」と表現していました。

紐をグルグル巻きにして堅く結んでいる財布ほどお金を取り出すのに手間取ってしまうので、その間に購入する気が失せてしまったり、考える時間が出来てしまうので、感情的になって無駄遣いをするような機会を減らす事ができます。

現在の財布は物理的に手間取るような財布があるわけではありませんが、ポケットの中から財布を取り出すより、バッグの中から取り出す方が手間になるので、財布の紐をかたくする方法の一つだとも言えます。

節約テクニックの一つとして、少額ずつATMから引き出すようなものがありますが、これも財布の紐をかたくする方法の一つです。

他にも家計の財布の紐を奥さんが握っているような事も、直ぐに散財してしまう旦那さんにとっては有効なテクニックです。

現在のネットショッピングのようなものだと、あえて会員登録をしないのも財布の紐をかたくする方法と言えます。amazonのようにワンクリックで購入できるシステムは便利ではありますが、考える時間がないだけに途中で「やっぱり止めた」という事が無くなってしまいます。

cookieの設定なども同様です。IDやパスワードを記録しておくと簡単に再ログインできたり、名前や住所の入力の手間がなくなりますが、それだけに衝動買いしやすくなってしまいます。

これらのように物理的な手間を増やして財布の紐をかたくする方法は色々とありますが、どれも手間が増えて時間のロスが発生してしまうだけに、あまり現実的ではありません。

感情的になって衝動遣いをしてしまう人にとっては有効な方法ではあるのですが、そもそも感情のコントロールが出来ている人にとっては、ただただ手間が増えるだけのデメリットばかりになってしまいます。

この感情のコントロール能力(冷静に判断する)を磨く事こそが、財布の紐をかたくする(無駄遣いを失くす)上で一番重要なポイントです。

そしてこの冷静に感情をコントロールする為に有効なのが、財布の紐を緩めようとしてくる側の事を知っておく事です。

財布の紐を緩める戦略

物を売りたい側というのは様々な戦略を仕掛けてくるのですが、これは現在の言葉でいうと「マーケティング戦略」です。

消費者心理を分析して効率的に売り上げを伸ばす様々な方法があり、巧みに財布の紐を緩めさせようとしてきます。

分かりやすいのは「今だけの特別価格!」のような事です。じっくりと考えられると離れてしまう層がいるので即断を迫ってきます。

テレビショッピングなどが分かりやすいでしょうか。「今から30分以内の申し込みだけの特別価格です」とアピールされると、他のショップの価格と比較をされたり、ライバル商品との比較をされずに済みます。

他にもあえて割引前の価格を出してきてお得さをアピールしたり、おまけの商品をつけてくるような事もあります。

少し冷静になって判断すれば、テレビショッピングで販売されているような物というのは、定価でしか販売されていない物など滅多にありません。

電化製品をメーカー希望小売価格のまま購入するのは、アップル信者のような特定のメーカーのファンの新発売時だけであり、多く人は割引された価格で購入しています。

テレビショッピングで今だけの特別価格で2万円引きとアピールされていても、実売価格と大差がないどころか、近所の家電量販店やネットショッピングの方が安い事は珍しくありません

そもそも多くの家電製品は割引されるのが前提で値付けされているので、わざわざ高価な価格設定にしておき、割引後のお得感を演出しています。これもマーケティング手法の一つです。

私自身も10年ぐらい前に失敗した事があるのですが、ある靴屋さんのチラシで9800円の革靴が特別セールで1980円で売られており、10足限定とあったので開店時間に合わせて行って直ぐに購入したのですが、その革靴は一ヶ月もしないでヨレヨレになってしまいました。

普通に1万円ぐらいで販売されている革靴というのは、傷みやすいつま先や踵周辺の革が強化されており、しっかりとメンテナンスをすれば長く愛用できるものなのですが、安い革靴はそのような工程を除かれているので、直ぐにヨレヨレになって皺だらけになってしまいます。

その10足限定の特別セールの革靴は、普段から2000円程度で売られている低品質な革靴と大差がなく、まさにマーケティング手法によって財布の紐を緩めさせられてしまいました。

節約家になった現在の私ならしっかりと試し履きをしてフィット感や品質をチェックしてから購入するのですが、10足限定とせかされてしまっていたので、サイズだけを確認して即買いしてしまったわけです。

マーケティングというとカッコ良い響きに聞こえるかも知れませんが、消費者の目をくらませて感情を揺さぶり、即断即決を促すようような手法は珍しくありません。

クチコミの情報本当に優れている物であれば、勝手に口コミで広がっていきますし、割引せずとも価値を感じて購入してくれる人がいるものですが、わざわざ声を大にして割引している事をアピールしている物というのは、声を大にする費用(広告費)が含まれている分、実売価格よりも高くなっている事が珍しくありません

ポイント還元も財布の紐を緩める要因

ネットショッピングは便利なものですが、送料が含まれる分、その辺のお店よりも価格が高い事は珍しくありませんし、価格が安い日用品などはドラッグストアや激安スーパーの方がずっと安く売られているものです。

ポイント還元などもマーケティング手法の一部であり、同じような価格ならポイント還元が多いお店を選んだ方がお得ではありますが、ポイントが貯まるからと他のお店と比較しなくなったり、貯まったポイントが使えるからと割高な物を選んでしまうと、売りたい側の思うツボになってしまいます。

参考ポイントカードの仕組みを知ろう!

現在の私は楽天とamazonのポイントぐらいしか貯めていないのですが、楽天ポイントは楽天市場で使う事は滅多になく、リアル店舗で使っています。

そもそも楽天で買い物をする事が多くなく、様々な支払いに楽天カードを使っているので勝手にポイントが貯まっていくのですが、ドラッグストアやガソリンスタンドで期間限定ポイントも使えるので、日用品の購入時に消費しています。

参考楽天ポイント上手に消費するコツ

たまに楽天市場で買い物をする事もありますが、ポイントで購入するよりも楽天カードを使用した方がポイントが貯まり、5の付く日は楽天カードで購入するとポイント5倍のようなキャンペーンに合わせています。

amazonは電子書籍のkindleにしかない本があるのでたまに利用しているのですが、購入する度に全てのポイントを消費しています。

ある程度の価格になる家電製品などは、リアル店舗よりもネットショッピングの方が安い事も多いので、ポイント還元率も含めて最安値を見つける事が節約につながりますが、それほど価格が高くない日用品(消耗品)のような物までネットショッピングに頼っていると、意外と近所のお店のお得な価格を見逃してしまいます。

忙しい人にとっては探す手間が省けて便利ではありますが、そのような人ほど比較検討する事もないので財布の紐が緩くなっています。割高な物を購入した結果、副業をしたり残業を増やして忙しくなっているのであれば、結果的に時間のロスになっています。

これはキャッシュレス決済も同じです。会計がスムーズになって便利なものですが、還元率が高い○○payが使えるからという理由で選んでしまうと、定価で販売しているコンビニばかりを頼るような事になってしまいます。

還元率の高さにつられて、それほど必要ではない物まで購入してしまったり、必要以上の機能が搭載されている高価な上級モデルを選んでしまうと、結果的に何もお得になっていません。

そもそも支払い時の手間を減らせるキャッシュレス決済というのは、財布の紐が緩む事(単価が上がる)が証明されているので、国によっては経済政策として取り入れられているほどです。

参考キャッシュレス決済は節約に効果的?

売りたい側はあらゆる手段を使ってかたい財布の紐を緩めようとしてくるので、その事実をしっかりと頭に入れて冷静な判断を心掛けるようにしてください。これこそが本質的に財布の紐をかたくするコツです。

まとめ 財布の紐とは心の紐

財布の紐について調べていると、「財布の紐を頸に懸けるよりは心に掛けよ」という言葉が見つかりました。この意味は、

金銭を盗まれないように注意するよりは、むだ遣いをしないように気を付けよ

とあり、物理的に財布の紐をかたくする事よりも、心構えの方が大切だという事のようでした。

無駄使いしないように少額ずつATMから引き出したり、クレジットカードの使用をやめるような方法というのは、本質から少しズレています。

有り金を全て使ってしまうような人だと、クレジットカードのキャッシング枠を全て使ってしまったり、リボ払いのような金利の高い支払い方法を選んでしまうので、物理的に財布の紐をかたくするような方法が有効かも知れませんが、しっかりとした心構えがある人にとっては無駄使いにつながるわけではないので、支払い時の手間や紛失時のリスクを軽減できる便利な支払い方法になってくれます。

もちろんポイント還元なども受けられますし、上手に付き合えば節約の強い味方になってくれるので、私自身も現金払いは多くありません。

ただ売りたい側というのは、様々な誘惑をしてきて財布の紐を緩めようとしてくるので気をつける必要があります。誰にとっての上手い話しなのかしっかりと見極め、軽く受け流せるようになりましょう。

私が利用している楽天カードでも、度々「リボ払いにすると3000ポイントプレゼント」や「初めてのキャッシング利用で2000ポイントプレゼント」のようなメールが届くのですが、このような事を真に受けてしまうと相手側の思うツボになってしまいます。

財布の紐をかたくする方法の本質が心の紐をかたくする事のように、日頃から冷静に判断するように心掛ける事が何よりも大切です。

その為には売りたい側の都合を知る事が有効だという事です。ある程度の仕組みやパターンを知っておくと、簡単に感情を揺さぶられるような事はなくなります。

参考衝動買いを抑えるポイント!

洋服を購入する時に試着室の鏡の前で確かめるように、しっかりと自分の基準で判断する事が大切です。自分の基準ではなく「凄くお似合いですよ~」と褒めてくる店員の判断に任せてしまうと、売りたい側の思うツボになってしまうのはイメージできるのではないでしょうか。

職人の手仕事による一点物のようなものでない限り、いくらでも変わりのものが見つかりますし、数量限定や今だけの特別価格などに惑わされないでください。大抵は直ぐに同じような価格で売られるものです。

本当に良い物なら増産しますし、ライバルメーカーも黙っていません。どんどん品質は良くなっていくものなので、黙っていても価格が下がって手に入れやすくなります。

100円ショップで売られているような物の多くは、過去にもっと高く売られていたものばかりです。

参考安物買いの銭失いにならないケースとは?

必要になった時に必要な物を選ぶのであれば、その時々にベストな物を選ぶ事ができますが、季節外れの洋服がセールになっているからと安易に購入してしまうと、翌年には流行遅れになっていたり、より適している物を見過ごす事になってしまいます。

もちろん自分が求めている物がセール対象になっているのであればお得になりますが、セールや価格ありきで判断してしまうと、自分が求めている機能とのズレが生じて安物買いの銭失いになってしまうので気をつけてください

財布の紐をかたくするコツというのは、心の財布の紐をかたく結び、しっかりと自分の基準で判断する事です。これが出来るようになると、自然と無駄な買い物が減って節約になるものですよ。

おまけ 判断が難しい場合

最後におまけで自分の経験や基準だけで判断が難しい場合のケースについて紹介します。それは、

相手の目をしっかりと見つめるという方法です。

表情が分からない⇒の女性の目を見ても、どこか不安げな状態が伝ってくるのではないでしょうか。

見つめるというよりは心の中を覗き込むような感じで、相手の目の中心をギュッと凝視すると、相手側に後ろめたい気持ちがあると目が泳ぐことが珍しくありません

ウソをついている子供というのは、目を合わせずにバレバレの態度を示すものですが、ある程度の心のコントロールができる大人でも、ギュッと見つめると何かしらの態度を示すものです。

逆に本気でこちらの事を想って勧めてくれている人の目というのは、キラキラと輝いた目で堂々としています。

この判断も経験がないと少し難しいのですが、相手がサイコパスのような根っからの悪人(罪悪感が一切ない人)でもない限り、目の動きというのは心の状態をうつすものなので、想像以上に参考になるものですよ。

慣れてくると緊張していて目を合わせられないのか、後ろめたい気持ちがあって目を逸らせているのかも分かるようになるので、上手い話を持ち掛けてくる人がいれば、ギュッと目の間を凝視して心の中を覗いてみてください。

もちろん相手側に悪意が感じられない場合は、ずっと目を見つめる事は失礼にあたるので、目が合った時に軽く微笑みを返して相手の話に頷いてあげてください。

ネットショッピングだと使えないテクニックではありますが、お目当ての商品のレビューを参考にしたり、レビューがない場合でも他のショップのレビューを確認したり、同じショップの他の商品のレビューを読む事でお店側の対応などが分かる事があります。

財布の紐をかたくするコツとは意味合いが違うかも知れませんが、「目は口程に物を言う」という言葉があるように、想像以上に様々な情報を含んでいるものなので、判断が難しい時ほど参考にしてみてください。

恋愛や人間関係でも下心のある人の目というのは、後ろめたい気持ちがあると揺らぐものです。営業スマイルが上手な人でも目の状態は隠し切れないものなので、人生を生き抜いていくためにも重要なテクニックですよ。

昔の人はこの辺の感覚に敏感だったので、偉い人は目元を簾のようなもので隠していました。現代でも人前でサングラスをかけるのが失礼にあたるのは、目からの情報を隠してしまうからです。

この事を理解していない人ほど、平気で人前でも目元を隠すファッションをしてしまうのですが、自分が気づいていないだけで相手側を不安な気持ちにしてしまっています。

アニメでも優しそうな人ほど目を細めて笑顔でいるものですが、本性を表す時に目を見開くシーンがあるように、誰もが目から受け取る情報の違いを判断する基準を持ち合わせています。ただスキルに差があるだけです。

目を合わせるような習慣は中々変えられるものではありませんが、この事実を知っておくだけでも少しずつ上手になっていくので、ぜひ覚えておいてください。

鏡の前の自分の目を見つめて練習するのも良いかと思います。その時の気持ちと表情や目が想像以上にリンクしている事が分かると思うので、初めは照れくさいかも知れませんが、練習する価値があるものですよ。

私自身も数年前にこの練習をしてから随分と人間関係が良くなりました。作り笑顔をしても目が笑っていないとダメな事が分かるので、本気で相手の事を想って接するようになり、その事が相手にも伝わってより良い人間関係を構築しやすくなりました。

もちろん自分の事だけでなく、相手の表情や目の動きを察知する能力も磨かれていくので、ぜひ試してみてください。

The post 財布の紐をかたくするコツ!緩めてくる存在を知ろう first appeared on 節約はレジャー!.

]]>
https://pocyaco.com/wallet-2-10795/feed 1
某雑誌の家事を楽にする方法の違和感!手間が増えるのはどうなの? https://pocyaco.com/efficiency-10645 https://pocyaco.com/efficiency-10645#respond Fri, 13 Dec 2019 06:42:25 +0000 https://pocyaco.com/?p=10645 家事を楽にする方法は要注意! 私は電子雑誌の読み放題を契約している事もあり、様々なジャンルの雑誌を読む事があるのですが、ある主婦向けの生活雑誌で紹介されていた「家事を楽にする方法」の特集を見た時に、物凄く違和感を覚えまし […]

The post 某雑誌の家事を楽にする方法の違和感!手間が増えるのはどうなの? first appeared on 節約はレジャー!.

]]>
家事を楽にする方法は要注意!

私は電子雑誌の読み放題を契約している事もあり、様々なジャンルの雑誌を読む事があるのですが、ある主婦向けの生活雑誌で紹介されていた「家事を楽にする方法」の特集を見た時に、物凄く違和感を覚えました。

いくつか代表的なものをあげると、

  • ハンドドリップよりもコーヒーメーカー
  • 洗濯洗剤の使い分け
  • ゴミ箱は各部屋に
  • よく使うツールも各部屋に
  • 掃除グッズも汚れに合わせて専用品

といった感じで、どれも手間を増やしてしまう可能性が高いものばかりだと感じました。

メンテナンスのしにくい古い家電を最新の家電へ買い替えるのであれば、今までよりも楽になる可能性は高いですが、新たに取り入れる物が増えてしまうと、その分のお金がかかるだけでなく、管理する手間や保管スペースが必要になってしまいます

特定の家事の作業効率を上げる方法の為に余計な手間が増えてしまうと、結果的に楽になっていないケースもあるのではないでしょうか。

本当に楽になっている?

私は昔プレゼントされたコーヒーメーカーを使用していた事があるのですが、洗うのが大変でむしろ手間が増えてしまいました。

ハンドドリップで少しずつコーヒーを抽出する時間は楽になるかも知れませんが、余計な洗い物が増えてしまうので使うのに億劫になってしまいました。

どちらでもコーヒーカップは洗う必要があるので、コーヒードリッパーをついでに洗うのは大した手間ではありませんが、コーヒーメーカーだとお湯を貯めて置くタンクやフィルターも洗わなければなりませんし、専用のサーバーとなると蓋が独特な形状をしているので洗うのが大変でした。

蓋を振って水分を飛ばしておかないと一晩経っても乾いていないので、本当に手間ばかりが増えて大変でした。コーヒーメーカーも一日に何度もコーヒーをおとす人にとっては便利な物かも知れませんが、1~2回程度であれば手間が増えて家事が楽になりません。

洗濯洗剤を使い分けるのも、それだけ洗濯の回数が増える事を意味します。白物と柄物に分けて洗濯するだけで倍の回数になるように、そこに生地の素材に分けて洗剤まで変えるとなると、どんどん回数が増えてしまいます。

むしろ洗濯洗剤を使い分けなくても済む洋服選びをした方が、ずっと日々の洗濯が楽になります。

参考洗濯洗剤を節約するポイント!

手洗いが必要なデリケートな素材を避けたり、色落ちしそうな素材を避けたり、色移りしそうな白物を避けたりする事で、たった一度の洗濯で済んで家事も楽になるかも知れません。

ゴミ箱を各部屋に置くのも微妙です。家の広さや部屋の大きさにもよりますが、ゴミの日の度に各部屋をチェックする事になると手間が増えてしまいますし、僅かなゴミしか出ない部屋のゴミ箱ほどゴミ袋を変えるような事も少ないので、長期間汚れが染み付いた状態になってしまうかも知れません。

それほど長くいない部屋にゴミ箱がなければ、その部屋から出る時にゴミも運ぶようになるので大した手間ではありません。

頻繁に使うツールを各部屋に置いておくと、それを管理するための小物入れなども必要になってしまいます。ハサミを適当に置いておくと危ないですし、ボールペンなどはインクが乾いて使えなくなってしまうかも知れません。

移動が大変な豪邸に住んでいるのでもない限り、どれも一つあれば事足りるものですし、短期間で使い切る事になるので無駄にもなりません。

どんな物でも自然に劣化していくので、たまにしか使わないような物まで各部屋に用意しておくと、ほとんど使わずに寿命を迎えてしまいます。お金が掛かるだけでなく管理する手間も増えてしまいます。

掃除グッズも汚れに合わせて用意していくと、どんどん物が増えてしまいます。トイレやお風呂用の洗剤を用意している家庭は多いと思いますが、基本的に洗剤の成分というのは界面活性剤で大差がなく、食器用の台所洗剤のような中性の洗剤だけで大抵の汚れを落とす事が出来てしまうものです。

参考台所洗剤の使い道は意外と豊富!

価格の安い食器洗い用のスポンジでもお風呂掃除はできますし、むしろ薄くて乾燥しやすくて向いているとすら感じています。

頑固な汚れになってしまうと専用洗剤やグッズの方が効率が良いのですが、こまめに掃除をしている家庭であれば専用品でなくても事足りるものです。

私は基本的に台所洗剤だけでお風呂もトイレも掃除してしまいますし、頑固な汚れが出た場合は重曹やクエン酸を組み合わせて活用しています。

これは料理の調味料で例えると分かりやすいのですが、特定の料理専用の調味ソースのようなものがたくさんあり、「回鍋肉専用の調味ソース」や「レバニラ炒めの素」のような専用品に頼っていると、どんどん保管スペースが奪われてしまいます。

一方で中華だしの素のようなものがあれば、大抵の中華に対応できますし、管理も楽になるので賞味期限切れなどのリスクも少なくなり、もちろん節約にもなります。

「ホットケーキミックス」や「お好み焼き粉」など、小麦粉と調味料を組み合わせるだけでつくれるものですが、全て専用品を用意するとなるとお金だけでなく管理する手間も増えてしまい、劣化したり賞味期限切れになってしまうものです。

たまにしか作らない料理であれば、そのような専用品に頼るのは悪くないと思いますが、頻繁に作るようなものまで頼りっぱなしだと、高くつくだけでなく管理する手間やスペースが増えてしまいます。

これらのように「家事を楽にする方法」といっても、その作業そのものが楽になったとしても、管理する手間が増えてしまうと結果的に家事が楽になっていない事があるものです

逆にこの「管理する手間を減らす方法」から考えると、新たな視点が見えてきます。こちらの方が家事を楽にする事につがなりやすいのではないでしょうか。

管理する手間を減らそう

メンテナンスが簡単になった最新家電に買い替えると家事も楽になるように、管理する手間は重要なポイントです。

私自身も長年愛用していた電気シェーバーを最新モデルに買い替えると、掃除のしやすさや乾燥のしやすさが格段に向上していて感動しました。

参考電気シェーバーの匂いを取る方法

このような事もあるので、最新の便利グッズといった物も悪いわけではないのですが、ただ安易に便利そうだからと鵜吞みにしてしまうと、思わぬ落とし穴にハマってしまう事があります。

電気シェーバーの例だと高価な上級モデルには自動洗浄機が付属しており、毎日の水洗いから解放されて楽になるのですが、ただその自動洗浄機側の汚れが問題になるので、わざわざそれ専用の洗剤が必要になってしまうような事です。

髭が濃くて高機能な電気シェーバーが必要な男性にとっては、それらの手間が増えてでも購入する価値があると思いますが、安易に便利そうだからと選んでしまうと、余計な手間や費用が増えてしまう事があります。

サイクロン式の掃除機が出始めた頃は、紙パックの交換費用や手間がなくなって便利だとアピールされていたものですが、実際には多くのサイクロン式の掃除機はフィルターが詰まって吸引力が落ちてしまうので、かなり面倒なメンテナンスをする必要がありました。

むしろ昔ながら紙パックを交換するだけの掃除機の方が、ずっと楽だったという経験がある人も多いのではないでしょうか。

これもサイクロン掃除機の進化でどんどん楽になっていきましたが、まだまだフィルターの掃除が楽なサイクロン掃除機はかなり高価なので、紙パック代の元を取るほどの魅力があるかというと微妙です。

コードレス式の掃除機も徐々にバッテリーが弱って使用時間が短くなってしまいますし、電池交換だけで万単位のお金が掛かる事もあります。

軽くて持ち運びのしやすいハンディータイプの掃除機は、掃除機をかける作業は楽になってくれるかも知れませんが、メンテナンスや寿命の短さで考えると、それほど良い選択肢ではないかも知れません。

もちろん住宅環境によっては向いている事もあると思います。地価の高い都会だと狭い土地に細長い三階建てや四階建ての住宅があるものですが、そのような家庭であれば持ち運びのしやすさと相性が良いと思います。

一方で地価の安い地方であればコード付きやキャスタータイプの掃除機の方が、価格も安くて吸引力も優れているかも知れません。

頑固な油汚れが多いコンロの汚れを落とす為に、専用の洗剤や強力なスチームが出るグッズを購入する人もいますが、そもそも掃除が簡単なコンロに替えてしまった方がずっと楽になるかも知れません。

平面のIHコンロは掃除が楽ですし、ガスコンロでも魚焼きグリルがないシンプルなタイプの方が、余計なスペース(高さ)が減って使いやすくなるかも知れません。

IHコンロにも海苔を炙る為の機能が付いていたりしますが、頻繁に使わない人にとっては余計な機能ですし、たまに炙る事があってもフライパンを置いて上で炙れば事足りてしまいます。

良かれと思った機能のせいで掃除の手間が増えるようなケースが凄く多いので、不要な機能はそぎ落としていった方が価格が安くなるだけでなく、日々の家事も楽になってくれます。

私自身の例でいうと、昔はコード有のサイクロン掃除機を使用していたのですが、数回使うだけで吸引力が落ちてきてしまい、その度にフィルターを分解して掃除する必要があって面倒だったので、掃除機を使わないライフスタイルを目指した事で掃除機そのものを手放す事ができました。

参考掃除機が必要ないライフスタイル

絨毯やマット類がなければお掃除ワイパーだけで事足ります。椅子や座布団などのホコリはコロコロクリーナーで対処していますし、アパート暮らしだと騒音の問題もあるので、使う時間も気をつけなければなりません。

一方でお掃除ワイパーであれば汚れが気になったタイミングでサッと掃除できるので、余計な事を考えずに済むようになりました。

コンロは一口のガスコンロを利用しています。単純に節約の為だけなら中華料理屋が使っていそうなシンプルなガスコンロの方が安く売られていたのですが、着火にライターが必要だったり、メンテナンスが大変そうだったので、倍ぐらいの価格の汚れが付きにくいコーティングが施されている一口コンロを選びました。

これは男の一人暮らしだからこそできる選択肢なのかも知れませんが、それぞれ家庭の状況に合わせてしっかりと選ぶ事で、ろくに使いもしない機能の為に掃除する手間が増えたり、スペースが奪われるような事もなくなるのではないでしょうか。

大きなオーブンほど温まるのに時間が掛かったり、掃除する手間も増えてしまいます。たった一枚のパンを焼くだけであれば、シンプルなオーブントースターの方が早く焼けて掃除も楽なものです。

お風呂場のグッズを抗菌加工が施されている物に買い替えるのも楽になる方法ですが、家庭によってはグッズそのものを失くす事もできるかも知れません。

お風呂のお湯を冷まさないようにする蓋だって、家族が入るタイミングを縮めるだけで不要になるかも知れませんし、椅子だって立って身体を洗えば不要になります。

この辺は家族の理解も必要なので誰もが取り入れられる方法ではありませんが、一人暮らしなら自分次第ですし、管理する手間そのものを失くしてしまう選択肢が意外と見つかるものです。家事を楽にする便利グッズが悪いとは言いませんが、そもそも不要な家事かも知れないので、しっかりと本質を見極めてほしいと思います。

まとめ 家事の手間が増えると元も子もない

世の中には様々な便利グッズが売られていますが、安易にそれらに頼ってしまったせいで、むしろ手間が増えてしまっているケースがあるものです。

家電製品でもろくに使いもしない機能のせいでボタンが増えて使いにくくなったり、その使いもしない機能が故障したせいで使えなくなる事もあります。

スマホのようなものでもWi-Fiを常に探す設定にしていると電池の消耗が激しくなりますし、BluetoothやGPSなどの機能も入れっぱなしにしていると電池の消耗につながります。

参考スマホのバッテリーを節約する方法

不要なアプリのせいでストレージが奪われて遅くなったり、アップデートの度に通信費が掛かったり、個人情報の漏洩につながってしまう事もあります。

「家事が楽になる方法」というのも同じで、よほど頻繁に行う家事が楽になるものでないと、結果的に手間が増えて楽にならない事があるので気をつけてください。

家族が多くて洗い物も多い家庭であれば食洗器と相性が良いとは思いますが、大して食器が多くない家庭が食洗器を導入してしまうと、食洗器のメンテナンスといった新たな手間の方が負担になったり、スペースが奪われて料理がしずらくなってしまうかも知れません。

だったら洗いやすい食器に買い替えたり、料理の盛り付けを工夫(ワンプレートや丼もの等)して洗い物そのものを減らした方が楽になるかも知れません。

コーヒーメーカーのような物も一日に何度も使う家庭であれば、メンテナンスが楽なコーヒーメーカーに買い替える事で楽になるとは思いますが、一日に一度ぐらいしか使わない家庭であればドリッパーの方が管理が楽でスペースも奪われません。

一杯分のコーヒーをハンドドリップで淹れるだけなら、カップの上に直接置いて使えるので、現在の私はハンドドリッパーしか所有していません。

また眠気覚ましの為のカフェイン摂取という目的だけであれば、インスタントコーヒーの方が相性が良いかも知れませんし、たまにしかコーヒーを飲まないなら使い切りのスティックタイプの方が、劣化しなくて良いかも知れません。

参考インスタントコーヒーを美味しく淹れる方法

休日にだけドリップコーヒーを楽しみたいのであれば、ホテルなどにある使い切りのドリップバッグを選んだ方が開封後の酸化がない分、美味しいものです。

この休日のコーヒーの為だけにコーヒーメーカーを取り入れてしまうと、掃除の手間が増えるだけでなくコーヒー豆の劣化の問題も抱える事になるので、メリットよりもデメリットが上回ってしまいます。

これらのように安易に家事が楽になりそうだからと選んでしまうと、根本的な問題と向き合う機会が失われてしまうので、その前に家事の負担そのものを軽減できる方法がないか考えてみてほしいと思います。

高機能で短時間で済む洗濯機や乾燥機が悪いとは言いませんが、速乾タイプの肌着や下着を選ぶだけで随分と楽になるかも知れませんし、手荒いコースで優しく洗って干し方も工夫しなければならない、デリケートな素材の洋服を減らす事でも解決するかも知れません。

参考カシミヤのセーターのリスク!

高機能なアイロンのおかげで待ち時間が減って楽になる事もありますが、そもそもアイロンをかけなくても良い洋服選びをした方が楽になりますし、ワイシャツが必須な職場だったとしても、クールビズが許される季節だけでもポロシャツで軽減できるものです。

お風呂上りに手で身体の水分を切るだけで、バスタオルから普通のタオルで十分になるかも知れませんし、髪を短くする事も有効かも知れません。髪が短くなるとシャンプーやリンス代を節約できるだけでなく、石鹸カスも減ってお風呂場の掃除も楽になりますし、短髪ならドライヤーだって不要になるかも知れません。

参考バスタオルは本当に必要?

長い髪に誇りを持っている女性であれば、それらの手間を抱えてでも維持するメリットがありますが、それほどこだわりがない人であれば、手間が少なくなる方法も考えてみてください。

雑誌やテレビなどで紹介される「家事が楽になる方法」の中には、特定の商品を売りたいだけという事も多いので、安易に騙されないように気をつけてほしいと思います。

速乾タイプの強力なドライヤーを購入してしまったばっかりに、本質から遠ざかってしまう事になるかも知れません。余計な手間が増えてしまうと楽になるどころか苦しくなってしまいますし、お金やスペースまで奪われてしまいます。

もちろん生活スタイルにフィットしているものであれば、実際に家事が楽になる事もありますが、

「へー、なんか便利そう」

といった感じで安易に選んでしまうと、それほど不便に感じていない箇所の手間まで増えてしまうので、しっかりと自分の生活と照らし合わせてから判断してほしいと思います。

家計のお金の流れを管理してくれる家計簿アプリなども、そもそも無駄使いをしていない人にとっては入力する手間が増えるだけの不要なものです。アプリで管理をするよりお金の流れをシンプルにした方が、よっぽど楽になるような事も多いので、根本的な問題と向き合ってほしいと思います。

参考家計簿で得する人、損する人

最近だと様々な還元がある○○Payが流行っていますが、それらを駆使して還元率が高いお店を探し回るようになると、余計な手間が増えるだけでなく、普通に現金で買った方が安いお店を見逃してしまうような事にもなってしまいます

よく利用しているお店と相性が良い○○Payを取り入れるぐらいであれば、それほど手間も掛けずに節約する事ができますが、

「あそこのお店は今○○Payの還元率が高い!」

といった基準で選んでしまうと、大して必要のないモノまで購入してしまいます。クーポンで割引されるからと好きでもない物を食べても美味しくないように、お得な気分が味わえるだけで実際には得していない事が多いです。

私がよく利用する大手の激安スーパーは現段階でキャッシュレス決済に対応していないので、未だに現金払いばかりです。コンビニなどはそもそも利用する事が少ないので、私の生活にとってはほとんどメリットがありません。

あらゆるpayのアプリを入れてしまったばっかりにスマホが重くなったり、バッテリーの消耗が激しくなったり、それでいながらお得にもなっていない人は意外と多いのかも知れません。

「家事が楽になる方法」というのも、楽になっているようで手間が増えてしまっているケースが多いので、節約家のみなさんはしっかりと本質と向き合い、自分の生活と相性の良い方法だけを取り入れるようにしてください。もちろん相性が良ければ家事が楽になる事もあるので、全てを否定しているわけではありませんよ。

The post 某雑誌の家事を楽にする方法の違和感!手間が増えるのはどうなの? first appeared on 節約はレジャー!.

]]>
https://pocyaco.com/efficiency-10645/feed 0